趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★ロードレーサーのツーリング小物を考える その10

自転車

「ボトルケージ(ゲージではない)」(初出:2015/08/06)

ちゃろー(・∀・)
今回は本当に小物の話。
小物とはいえ、侮るなかれ。
実はAction CAMより重要なアイテムです。
何しろ命に関わりますからね。補給の要、水及び水的なそれに準ずる液体に関わるアイテムなんですから。

愛車にはボトルケージを取り付ける台座が2カ所あります。
まあ、最近の一般的なロードレーサーはみんなそうでしょうね。
私の高校時代のバイクには、ボトルケージの台座とかありませんでしたケド。
ランドナーにオーダーして取り付けてもらった記憶が……
「そんなところに熱入れるとフレーム強度下がるから止めときな」なんて言われた記憶が……
「やかましい、お前は言われたとおりに作業していればいいんだ」と一喝した記憶が……あ、これはないッス。(・∀・)

まあ過去はどうあれ、現代ではライフライン? として必須のアイテム。あのMTBの18年前のTREK Y3でさえダウンチューブ(というのか?)の下側に一つ、台座を確保しているくらいですからね。使いにくいッスけどないより絶対あったほうがいいわけです。

話は戻ってまずはボトルケージ。
2つついているんだから、両方使わないと損、と考えた私は、当然のごとく納車されたその日にボトルケージを装着しました。
一つは普通のボトルケージ。
もう一つはペットボトルと一般のサイクルボトルの両方をホールドしちゃうよ、というマルチタイプのボトルケージです。

ボトルケージと言っても今はいろんなものがありますよね。
ステンレス、アルミ、プラ、カーボン、ナイロンベルト(これは異色ですが)等々。
私が最初に選んだのは、ミノウラのアルミパイプで作られた、極々オーソドックスなもの。
「ボトルケージ」という言葉でまず連想されるClassicなアレです。
ミノウラのアルミボトルケージ、いいッスよ。とってもいい。
何がいいってその佇まい。
既に書いた通り、Classicな佇まいが○です。
クロモリ・ホリゾンタルなフレームにはこういうシンプルでたおやかなデザインがマッチしますね。
ええ、私の愛車はクロモリでもホリゾンタルでもないのですが。
まあ、デザインは好みもあるのでおいといて、誰しもが客観視できるメリットもちゃんとあるんです。

1)カラバリが豊富
2)軽量である

私にとっては特に(1)が重要でした。
愛車のカラーリングに合わせたかったんです。
具体的にはオレンジです。
オレンジとなると選択肢が限られてるので、ミノウラのカラバリはありがたい限りです。

そういうわけで、一つはオレンジ。もう一つも見た目の統一感を出す為に同じミノウラのアルミシリーズからフレームカラーに合わせた白か黒にしようと思っていたのですが、ここでフト、過去の苦い経験が頭をよぎりました。
それはBROMPTONのハンドルにマウントしたボトルケージ(BROMPTONにはボトル台座を取り付ける場所が存在しない&折り畳みの際に邪魔にならないとなると、取り付けるのはソコしかないのです)に、コンビニで買ったペットボトルを入れての移動中、ちょっとした段差を乗り越えた時にスッポーンとペットボトルがぶっ飛んでいったんですヨ。
ええ、よーく覚えています。あれは「いろはす」でした。
地面に落ちた「いろはす」はぶつかりどころが悪かったのでしょう。ベチャっという音を立てて、破れてしまっておりました。
そうです。
普通のボトルケージの中ではサイズが合わなかった「いろはす」は、段差でダンサブルになり、勢い余って投身自殺。辺りには内蔵……じゃなくて内容物(水ですが)を飛散させて、悲惨な状況になっておりました、という、思い出してもトラウマに鳴ってしまうようなスプラッタな記憶です。

なので私は考えました。
「一つはペットボトル対応にしよう」
と。


そう思った私は、さっそくペットボトル専用品を買ったんです。
色はなし。というかシンプルにシルバーのものにしました。ええ、マテリアルはアルミパイプです。
「これで良し」
そう思った私はしかし、すぐに「これではダメだ」という事に気付きました。
何がダメって、
「ペットボトル専用ケージには、普通のサイクルボトルが入らない」
ということに。
ええ、アタリマエっすよね。気付かないとかアホですよね。
だってアホなんですもん!(・∀・)
なぜまずいかというと、通常は2つともサイクルボトルとしての大きさを求めるからです。
なぜなら、

ケージ1)サイクルボトルを入れる
ケージ2)ボトル型工具ケースを入れる

そうなんです。
私は工具を袋にまとめるなりしてサドルバッグとかに入れるんじゃなくて、普段はボトルケージを利用して携行しようと企んでいたのです。
「しまったあ」
です。
ここで究極の選択です。

選択1)ボトル型工具ケースをやめて、サドルバッグに入れて運搬する
選択2)ボトルケージを両対応のものに買い直す

8秒くらい悩んだでしょうか。
私の選択は「2」でした。
だっていったんボトルケースにいれた工具を出して別の袋にパッキングするとか、面倒じゃないスか?
ボトルケージ買い替える方が色々めんどうがないッスよね?

というわけで選んだのがTOPEAKの可変型ボトルケージです。


「モジュラー ケージ 2」という商品です。「モジュラー ケージ 1」がどういう製品なのかはしりませんが、取りあえず買ったのは「2」です。
プラとアルミ、可変機構部にネジとかボタンとかが組み込まれていてやや重い(ミノウラのケージの2倍強)のが難点ですが、見た目などは悪くありません。
使い勝手もなかなかで、サイズ変更は底の裏側(要するに一番下)についているボタンを押してカバー部分を押したり引いたりして拘束する直径を変化させられます。
500mlのペットボトルだと一番狭くしておけば取りあえずオッケーで、普通のサイクルボトルは一番外側で基本オッケー、という感じです。操作は一瞬です。
似たようなロジックのもので、可変操作がネジを回して緩めたり閉めたりするものがありますが、あんな面倒なことやってられません。値段が5倍違っても買いませんよね。
でも実際は値段もさほど変わりません。迷う必要はないでしょう。
そんなわけでこれはなかなかスグレモノなので、個人的にはおすすめです。
というか両方これにしてもいいかもしれないな、と最近思ってます。

ボトルケージって最近はカッコいいデザインのものがおおくて私も心惹かれるんですが、どうにもあの手のカタチのモノは見ていて不安なんです。

不安その1)左出しとか右出しとかのサイド出しのタイプは、段差越えの振動などでボトルが道路に放り出されて大惨事になるのではないか?
不安その2)例外はあるが、この手のデザインのものはケージの底がL字型の引っ掛けタイプになっていて、強度が不安。折れたら底が抜けて大惨事になるのではないか?

なのでClassicな上出し、フルボトム系、抱きしめ型が好きな私。