趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★ロードレーサーのツーリング小物を考える その7

自転車

(またしても)「ペダル」(初出:2015/08/04)

ちゃろー(・∀・)
どんだけペダル好きやねん、な私です。

コレまでわずか2週間の間に
PD-A530 → Urban Step-in A Ezy Superior → XTR
と変遷を重ねてきたわけですが、ここに来てまさかの4つめです。

なんかもう、アレだし、XTRでいいや。
これでしばらく生きていこう、と心に決めたはずの私ですが、なんというかこう、他はどうでもいいんだけど、どうにも納得出来ない自分がいたわけです。
自分を欺いて、いや自分に背を向けてこの先死ぬまで生きていくのか?
そう自問する日々が続きました。
何が不満なのかって?
いや、XTRのペダルとしての耐久性や回転性能については特に不満はありませんよ?
デザインははっきり言ってダサイと思いますけど、フツーと言えば普通ですし。
何より両面SPDは使いやすいんですヨ。

でもね。
肌に合わないんですよ、SPDの感触が。
MKSの方が感触はマシでした。ただしなんかスペーサとか入れないと填まらないくらい私の靴との相性が悪かったのが不幸でしたけど。

要するに「脱、SPD」なんですよ。
そこで色々おすすめいただいたTIMEかLOOKの四文字系にしようと物色していたら、運命の出会いがあった、と言う感じ?

運命なら受け入れざるを得ないじゃないですか?
例えそれが「CrankBrothers」なんていう「ちょっと君、フザけてんの?」系な名前の会社のペダルだったとしても。
そして例えそれが「candy」なんていう「ちょっとアンタ、マジメにやってる?」系のスィート入った商品名だったとしても。

CrankBrothers Candy 2
(訳:始まりの兄弟。飴玉2個)

これを見つけた私はまさに一目惚れです。
ただし、見た目に惚れただけで即ポチるほど私の性欲は旺盛ではありません。
きちんと血液検査をしてからでないと怖くて繋がれませんよね?
ということで、ネットで評判やインプレなどを漁るわけです。
で、確信しました。
「よくわからない!」(・∀・)

よくわからなければわかるしかないだろう、ということでポチったのがCandyシリーズでも「2」という製品。
Candyには現行、1,2,3,11という4種類が展開されてます。基本設計が同じで、マテリアルの違いで値段がかわるというもの。数字が大きくなるほど高くなる寸法です。
この中で11だけは別格で、5万円とかのちょっと「あたまおかしいんじゃないの?」系アイテムなので、あたまがおかしくない私はあっさりオミット。
で、なんで2にしたかというと、色です色。
ORBEAカラーであるオレンジ色がチョイスできるのは2だけだったんですよ。フレーム色とのコーディネイト優先でモデルを選びました。


軽いのが欲しいのなら1なんですがね。

で、さっそく着けてみました。
最初は右と左がわからなかったのですが、ネジの付け根の広がった部分にスジがあるのが左。ないのが右だそうで。


RとかLとか入れるんじゃなくてこういう風にするのはヨーロッパ的ですな。わかる人にはわかる的な閉鎖的コミュニティの発露?

色味はオッケー。自己満足度充分です。
問題は「よくわからない」バインディングシステムの「具合」ですが……。

「いい!(・∀・)」

SPDはなんというか、「ゴリッ」というか「ゴチッ」という装着の感じなんですよね。外す時も「ガニッ」というか「ギチャッ」という感じで、濁音系なんです。
Candyは装着時は「パチッ」で、外す時は「ヌルッ」です。
これなら長く付き合える!
という事で私のペダル探しの長い旅はいま終わりを迎えた感じです。
さようならSPD、こんにちはブラザー。

因みにクリートですが、外す角度を2種類選べます。
写真ではわかりにくいかも知れませんが、穴をはさんで上下にポッチがあるのとないのと2種類入ってまして、穴の空いた方を左足につけるか右足に着けるかで「はずしやすさ」を選べるというもの。


ペダル側に調整システムがいっさいないのがCandyの(というよりCrankBrothersの?)特徴で、クリートで行うわけです。
初めてなので、一応ハズしやすい方にしておきました。

あとはそうですね、クリート自体がSPDより薄いので、外歩きの際に路面と接触して金属音を発する事が相対的に少ないのも利点の一つでしょうか。

まだちょっとしか走っていませんが、ペダルに関してはもうわだかまりがないというか、今のところ満足です。
あとは耐久性ですが、耐久性を云々するようなライダーではないので問題とは感じておりません。

ああ、シマノとミカシマよ、安らかに眠れ。