趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★ONKYO W800BT 途中報告 ii

オーディオ系

★フィッティングについて(初出:2017/03)

フィッティング、すなわち装着感ですね。
イヤホン、ヘッドフォン問わず、装着感って大事ですよね。
で、ファーストインプレの時にW800BT、イマイチだという事を書きました。
途中経過ではありますが、やっぱりイマイチです。
W800BTにはよくある柔らかいシリコンのチップが使われています。
S/M/Lと3種類の大きさのイヤーチップが同梱されています。
買った状態はMサイズが装着されています。
初日と二日目はそのMサイズを使ったのですが、私との相性はマジで全然ダメ。
装着力がないので落ちそうになります。Stabilizerとか付いてますケド、屁の突っ張りにもなりません。そもそもちゃんと耳の穴に装着出来ないんです。
わかってたんですけどね、あの柔らかいシリコンのチップは私との相性が最悪なんです。
耳の穴に入らないんですよ。
私の耳の穴、たぶんかなり小さいんです。
なので三日目にはチップをSサイズに換えて試しました。
結果として多少マシに鳴りましたが、装着感の悪さは相変わらずで、頻繁に押し込まないと装着したまま何か喋ったら落ちそうになるレベルの装着力しかない感じです。

で、三日目の往路でキレました、私。
「ンなもん、使ってられるか!」ヽ(*`Д´)ノ
でございますよ。
そもそもこのシリコンチップ、遮音性が低い。外の音がガンガン入ってくるので微妙な音や繊細な音が聞こえない。聞こえるようにすると大きすぎて耳が痛い。
フィッティングが悪いと基本的に低音がスカスカになりますので音の評価がよくなるわけがありません。
通勤の往路でキレた私は、めんどくささを堪えつつ、帰路に京都のヨドバシカメラへ立ち寄りました。
ええ、交換用のチップを買う為です。
やっぱりフォームタイプのイヤーチップじゃないとどうしようもないようです。

スペアのフォームタイプのチップは手持ちでいくつもあるのですが、私の使っているイヤーチップは手持ちのSHURE、WestoneそしてETYMOTIC RESEARCH用のもの。これらは非常に「軸」が細いんです。
ご覧のようにW800BTの「軸」はかなり太くて全く互換性はありません。
さらにご覧のように軸が「○」じゃなくて楕円径というヘンタイ仕様。
というか、手持ちのチップが使えないことはW800BTを開梱してすぐにチェックしてわかってましたしね。
「ないものはしかたない」と諦めて、標準のシリコンチップで使いはじめたわけで。

なお、W800BT用のフォームタイプのチップはONKYOからは出ておりません。
要するに自分で合うものを探して調達しなければならないわけです。
私にとって幸運だったのは、以前と違ってイヤホンやヘッドフォンの市場が広がっている事でした。
純正ではないサードパーティ製の交換用イヤーチップが商売として成り立つ時代になっていたようで、お目当てのものは見つかりました。
コンプライというメーカー? のものです。
買ったのはT500L/3Pという、3ペア、つまり6個入りのパッケージ。
このメーカーでは、型番が軸の太さを表している? ようで、100は細め、つまりWestoneとか用でしょうかね。なので一番太いと思われる500番台からチョイス。
購入して、さっそく本日から使いはじめました。
が。
購入したものを、今朝出がけに開梱してみてびっくり。
「これ、ちょっとでかくね?」
Mを買ったつもりだったのですが、なぜかLサイズでした。orz
Sで良かったんですよ、私の場合。
まあ、フォームなのでクリクリっとつまんで丸めたらいくらでも細くなるのであまり問題にはならないのが救いでございます。
装着はOKでした。楕円の「軸」にも合いました。チップ側の「芯」は柔らかくて柔軟性があるので楕円でも装着可でございました。
そして本日、シリコンチップSからフォームチップLに付け替えて装着して通勤に使ってみました。
結果は「とってもいい!」(・∀・)
なんというか、もう全く別のイヤホンです。
キッチリ遮音されているのでボリュームも普段より1段以上低くてOK。
耳の穴も痛くならないし、ちゃんと装着できているので、スタビライザも役に立ってます。
喋っても首を振っても外れる気配は皆無。
肝心の音は……低音がガンガン来ます。まあ、ガンガンと言っても重低音がズドンズドンではありませんので念のため。
昨日まではW800BTの音の評価は10点満点の「4」くらいでしたが、チップをフォームタイプに変えたとたん、「7」にアップですよ。(・∀・)
なお、10点満点の基準はWestone 4Rでございます。
ようやくフィッティングに正解を得られたので、このまましばらく使い続けられそうです。