(初出:2011/07/01)
帰国して、撮影した数千ショットにも上るSD1のファイルをボチボチとチェックしているわけですが……。
夕べ、これを見つけた時は思わずショウキセン(正喜撰。上喜撰とも言う)をぶちまけましたよ。
返せ、私の牛ショット! ヽ(`Д´)ノ
あんまりびっくりしたので今日はプフィングシュティックの話はまた今度。
扉の写真の裏にある、感動のストーリーを原稿用紙一枚程度にまとめると、
1)プフィングシュテックの紹介エントリを書くのに、適当な扉写真を適当に探していた。
2)E-PL2やXZ-1など、他のカメラには使えそうな人物無し、手ぶれなし、あーんどピンぼけ無しショットがなかったので、面倒なんだけどSPPを立ち上げて武藤さんのファイルを漁っていた。
3)SPPのサムネイル一覧画面(Adobe Bridge CS5みたいに3ペインで拡大画面設置してくれないかなあ)を眺めていた。
4)牛ショットがあった(うっしっし、などというオヤジギャグは絶対使わない私であった)
ここまでよろしいか?
つまり「サムネイルはまともに表示されている」
そこがポイント。
次に少しさかのぼりますが、使いやすい……というか私の標準画像ビュアであるAdobe Bridge CS5を使わず、なぜ私はスカタンなSPP5.0のサムネイル表示でファイルを選んでいたのでしょう?
jpeg+RAW撮りですから、Bridgeでもjpegを一覧表示できます。そこからチョイスする方がよほど(一〇倍以上)速いんですが……
答)武藤さん(SD1)のjpegファイルは壊れている物、最初から作成すらされていない場合が多く、また壊れたjpegファイルはスイス現地でポイしたものが多く、歯抜け表示しかされないから
そういうわけで「しかたなく」合否判定にすらSPP5.0を使わされている私ですが、そこに表示されていた牛ショットを見て
「あ、これは個人的にプリントしてみようっと」
牛好き(味がね。同じ意味で豚も好き)な私は牛の写真を開きました。
ダブルクリックというヤツです。
で、ショウキセンをごくり……ブボファッ!
思わず出た叫び。
「えええええ?」
念のために書いておきますが、牛の顔が白飛びしているとか、そんな事ではありませんよ。
白飛びとかダイナミックレンジが狭いとか、そう言う事は私としてはどうでもいいんです。大して困りませんから。
さらに言えばもはやjpegが壊れているとか、RAWファイルが壊れているくらいでは驚きません。
お釈迦率数%を誇る武藤さんですから!
でも、これは初めてでした。
jpegのチェックはけっこうしていますが、まだRAWをいちいち開いてチェックしたりはしていません。未チェックがほとんどです。
だからこれ一枚ではなくて、こういう壊れ方も武藤さんがたくさん隠し持っているダークサイド的引き出しの一つなのかもしれませんが……。
そう。
「違う写真の画像が、多重露出(しかもずれて)よろしくRAW画像として生成されている」
ンです。
認めたくない。
認めたくはないもものの、少なくとも私の個体が不良なのは確かでしょう。
でも、ひょっとしたら販売された全世界60台(天ヶ瀬推定)全ての武藤さんがこういう「黒い引き出し」を隠し持っているとしたら……。
プロは絶対つかえませんね、このカメラ。仕事では。
私みたいな家族だけで楽しめばいいという旅行スナップみたいな使い方しかしないアマチュアはヽ(`Д´)ノって顔文字を表示していれば済みますが、プロがこれだと……。
AppleのQuickTake100やCASIOのQV-10以来、今までいろんなデジカメを使ってきたけれど、武藤さん(SD1)ほど面白いデジカメに出会った事は無い。
いやあ、SIGMAさん、SD1を買ってからこっち、私は毎日楽しませて貰ってますよ。
ヽ(`Д´)ノ
※追記
その後の調査によると、牛さん写真に重なったファイルは下の画像ではないかと思われます。
ちなみにこのファイル、直前のショットではなくて、三コマほど前の画像です。
バッファに残っている画像が定着?したってことなのでしょうかね。