趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★OLYMPUS PENPAL PP-1 ショートレビュー

カメラ

(初出:2012/03/07)

★もしくは鋼の錬金術師ははたしてナイスガイなのか?

OLYMPUS PENPAL PP-1をPEN E-P3に取り付けて腕組みをしている私を見て、エルネスティーネが言いました。
「エドはカタギでナイスガイ! ですね?」

ええ。
大丈夫です。
何しろ私は作者ですから、このくらいならへいちゃらです。
「江戸のカタキを長崎で」
という意味に違いありません。(。・ω・。)

そうです。
OLYMPUS O-MD E-M5(いい加減ややこしいッスよ、オリンパスさん)の発売が春か未来である事に絶望した私は、手元のE-P3をじっと見つめておりました。
「Eye-Fiカードさえちゃんと使えれば、E-M5がやってきてもお前を手放したりはしないものを」
手の中のE-P3を撫でてやりつつ、私はそんな三行半を愛機(愛機?)に突きつけていたわけです。

そんな時です。
人よりも頭の回転が1.8倍ほど速い(と私は思っている。他人に言わせるとボーッとしていて回転していないようにしか見えない……)私は、その時シナプスがピカピカピカっと光るのを感じました。
こういう時はたいがいすばらしい考え、要するに天啓に浴した! なんていう気になってしまうのが私のおろかなところで。
ええ、おろかでチキンでスカポンタンであることは自覚しています。
自覚しているはずなのに、ひらめきに身を委ねてしまうわけです。
等身大ケロロ軍曹とか!
Fellowesのシュレッダーとか!!
デアゴスティーニの2000GTとか!!! に。

で、PENPALです。
直訳すると文通友だち。
何でやねーん! と愛用のハリセンに手をかけそうになる名称ですが、まあ、意味はわからないでもありません。
OLYMPUSのPENのPAL、つまり友だち。
なんで友だちなのかというと、PENの良き周辺機器、アクセサリとしての「友だち」とこのPENPAL同士でファイル(写真)のやりとりができるから、それを使って友だちの輪を広げようよ、ってな思惑? を孕んだダブルミーニングな「PAL」ということなのでしょう。
あと、これを使ってクラウド、つまりネットワークサービスに写真をアップロードできるので、twitterやfacebook、あるいは私のようにflickrに掲載して「友だち」に見せる事ができる、というトリプルミーニングなPALなのかもしれません。

ですが!
友だちとこれ使って写真のやりとりをするとか……。
ないない。(・д・)
PEN持っている人で、PENPAL PP-1まで持ってて、かつその人が友だち???
つか、オフ会用ですね、PENの!
ただし、カメラ女子はPENPALまで買わないと思う。
少なくとも経済観念が発達した賢明な女子は絶対買わないと思います。

クラウドについても、iPhoneに対応してない時点でEye-Fiに大きく、それも相当大きく水をあけられているわけで。
しかも向こうは無線LAN、WiFiが使えるわけで。

つまり。
要するに。
簡単に言えば。
Eye-Fiがマモトに使えないポンコツE-P3を何とか手元に残す為の苦しい言い訳にしか使い途がないわけです。
ええ、私の場合だけでしょうけど!!(・д・)

で。
冒頭に書いたように、私は
「OLYMPUS PENPAL PP-1をPEN E-P3に取り付けて腕組みをしている」
わけですよ。

「どう?」
って聞かれたら、
「どうって聞かれても……」
と口ごもるしかない。
「最高ですか?」
って聞かれたら、
「再考して欲しいです」
と答えるしかない。
「幸せですか?」
と尋ねられたら、
私は無言のまま、ハリセンでその人の側頭部をハタくでしょう。

例によってWebサイトの仕様をナナメ読みし、マニュアルは「読んだら負け」だと思っているのでパッケージを開梱したら、即E-P3のアクセサリシュー(というか、AP2)に差し込んでE-P3の「スイッチオン!」
メニューでAP2関連メニュー展開する設定をオンにしたうえで、PENPAL 項目を一通り眺めて、手持ちのEVO WiMAXとpairing。
(iPhoneやiPadが接続相手としてダメなことは仕様チェックの時にわかってました)
そして数分後。

「ふっ」

《夢破れてサンガリア珈琲》

字余り。