趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★Lenovo ThinkPad X220t 備忘録集

PC IT系

(初出:2011/07/30)

★その1
VAIO Zと比べると、その圧倒的な剛性感にたじろぐ。
Zはたわんでいなすスタイルだったと思うけど、X220は「曲がってなるものか」系のつくり。
でも、でかいし重いなあ。

★その2
セッティング途中。
通勤電車で使ってみて思う。
「大正解」
なんでもっと早くコレにしなかったんだろう。
というか、ASUSのTF101を使ったからこそ、これを思いついたんだけど。

★その3
セットアップの仕上げはこれ。
シール剥がし。
ThinkPadのパームレストはざらっとしているので剥がしやすい。

★その4(もしくはVAIO Zから乗り換えて失ったもの)

◆Displayの解像度
わかっていたけど、使うとやっぱり狭く感じる。
もっとも、テキストエディタ用としては問題ない。

◆タイピングの快適さ
ThinkPad=キーボードが素晴らしい、タイピング重視ならThinkPad、という「神話」というか「都市伝説」的なものがあるけれど、私としてはVAIO Zから移行して失ったものが、このキータイプの快適さ。
いえ、間違いではなくてVAIO Zの方が私は快適でした。
キータッチはかなり違うのですが、これはこれで快適です。
問題はトラックポイントの存在。
この赤いポッチに指が引っかかるんです。
場所が場所なのでしょっちゅう引っかかるわけではありませんが、どうかした時に指にこれが引っかかると舌打ちが出ます。
私はこう見えて? 過去(全てIBM時代)に数多くのThinkPadを使ってきたんですが、毎回このポッチにはイライラさせられています。
とは言えこれも「わかっていた事」なので、諦めています。
赤いゴムカバーを取っ払えばマシになるのですが、かっこわるいのとゴミの侵入口になってしまうのでそのまま使っています。
ええ、私はトラックパッドが付いているThinkPadでは、トラックポイントなんて使いません。
トラックパッドだけです。
トラックポイントは使っているとイライラが増してきて集中できなくなるので。(好みの問題です)

◆大きさ、重さ、見てくれ
これは数値は知っていたので覚悟はしていました。
が。
はっきり言ってこれが一番問題かもしれません。
予想以上に差がありますね、500gって……。
まあ、引き替えに頑丈さを手に入れたと思って納得するしかないわけですが。
「見てくれ」=デザインは好みが100%なのであまり感想に意味は無いと思いますが、相変わらずダサい。
特にバッテリの容量を上げるとデデーンと飛び出すわけですが、VAIOと違っておよそやる気を感じないカタチになっています。デザイン以前の問題ですね。
正直、人前に出すのははばかれる程ブサイクなPCですが、それは私の自意識過剰ってヤツでしょう。基本的に真っ黒なので目立たないのが救いです。

★その5
CTOモデルをチョイスした理由の一つが、ASCII(英語)キーボードが選べること。
執筆用ノートはOADG系JISキーボードだといらないキーが多くてスペースキーが狭いなどの理由でやや不便。
毎日複数のキーボードを使っているので配列などはどうでもよくて、日本語でASCIIなキーボードがあればそれでもいいんです。
変換とかカナとか、半角とか、無変換とか、そんなキーいらんっちゅうねーん!

で。
やっぱりセットアップ後は、このオバカOS(Windows 7)は日本語キーボードとしてしか認識してませんでした。
実のところ私はキートップなど見ませんから、執筆作業には全く影響はないのですが、やっぱりキートップと入力される文字がずれてたり違ってたりするのは気持ち悪いのでUSキーボードに戻そうとするんですが……
あれあれ?
HIDキーボードってだけで明示的に英語101とか選べなくなってますね。
削除>再起動で再読み込みさせても延々日本語キーボードになるだけ。

セットアップの最後の最後でひっかかっちゃいました。
1時間ほど悪戦苦闘した末、あきらめてレジストリを変更して無理矢理英語キーボードをマッピングさせました。
イケてないな、Windows。
というか、VAIOあたりだと英語キーボードを選ぶと「英語キーボードにする方法。最初は日本語キーボードとしてマイクロソフトのアホが認識しちゃってますけど、こうやってなおしてね」的なスリーブが入っているんですが(最近はしりませんが、私のVAIO Zには入っていた)、さすがレノボ。
まともな冊子などございませんね。
これ、レジストリのいじり方とか知らなかったらどうするのかなあ。
レノボに電話?
だよね、
でも、土日祝と年末年始は休みなんだよね、サポート。
普通のサラリーマンじゃ電話もできないよね。

★その6(VAIO Zから乗り換えて得たもの)

◆ヒンジの剛性
X220とX220 Tabletの一番大きな構造上の違いは、kのヒンジだと思います。
見るからにしっかりしているX220とは違い、Webで見ているだけだと「大丈夫かいな?」と多少の不安を抱かずにはいられませんでした。

話は少し脱線しますが、Tablet型に変形するノートPCも、私はXP時代から通算4台ほど使ってきました。
そしてどれもこれもヒンジ部分の剛性は今ひとつでした。
とはいえ、ThinkPad系のタッチパネルPCは初めて。
なので期待半分不安半分で開梱作業に臨みました。

X220Tabletは一軸式。回転はヒンジ部分そのもの(というか、取り付け台座?)を回転させる方式なので、この部分に応力が集中しますし、どうかな? と様子見をしているところです。
基本的にはちょっと触れるだけでぐらぐらするようなこともなく、さりとてぐらぐらさせない為にストッパーを操作しなければならないようなめんどくささもなく、いい感じで稼働中です。
毎日使っていてどれくらいヘタるかは不明ですが、現状では充分な満足感があります。

◆堅牢製
実際問題としてはそれなりの期間使ってみないとわかりませんが、現時点の感想としては、VAIO Zのような疲労骨折はしないだろうなと思わせるしっかり感があります。
要するに持ちあげてみれば「ああ、頑丈そうだな」ってわかるくらいの差があるという感じです。
これでダメならどれを買ってもダメでしょう。
そんな堅牢感があります

◆IPS液晶
解像度は不満ですが、X220はカスタマイズで、X220 TabletはデフォルトでIPS方式の液晶パネルになります。
さらに、基本的にノングレア。
ノングレアタイプだけでも昨今珍しいのに加え、IPSパネルを採用しているノートPCってあまりないはずです。
VAIO Zは微妙な表面処理で、基本グレアながらも、グレアすぎずにノングレアっぽいかも? みたいなものでしたが、基本的にグレア系です。
それに比べるとあからさまに反射耐性が高くなりました。
場所によって、特に暗めのカフェなどでは照明の反射がハンパではありませんでした。
反射を回避する為に座る場所を変えたりディスプレイの開度をいろいろ変えたりすることもしばしばです。
勿論ノングレアは無反射ではなく、それなりに反射はします。
しかしそれでも見やすさはかなり違います。
それと引き替えに鮮やかくっきり感はスポイルされるわけですが。
私は鮮やかくっきりでノングレアがいいんですけど……。
ま、どちらにしろテキストエディタを使う分には鮮やかである必要性はありませんから、目的には合っている液晶だと思います。
IPSはもうご存じの通り、見る角度が浅くなっても色転びが少なくストレスがないという方式です。
その分動画再生やゲームなどの表示速度を求められるコンテンツ用としては苦しい方式なのですが、そんなコンテンツは私の場合まったく必要がありませんので、問題ナッシングです。
まあ、どちらにしろ170度付近から見ませんよね? TNでも実用的には問題はないんです。
ですからここはまあ「高級パネル使ってるよね」的な自己満足感というヤツでしょうか。
ただ、タブレットスタイルにして使う場合、平らにおいて眺めたりすることもあります。ですから視野角が広いに越した事は無いでしょう。

ラッキーな事に私の個体は液晶のドット不良は無し。
色も特に問題はなく、バックライトの光量も充分で、これならピーカン時の電車の中でも文字が見えなくて辛いという事もなさそうです。

◆バッテリ持続時間
フェアな比較ではないのですが、VAIO Zの1.5倍ほどもちます。
VAIO Z程度の稼働時間で何の問題も無かったのですが、長いに越したことはないでしょう。

◆ジェスチャ対応トラックパッド
二本指スクロールなどに対応しています。
さらにMacのようにトラックパッド自体がクリックボタンになっていて、独立したボタンを必要としないようになってます。

が。
これは得た物ばかりではありません。
機能としては得ましたが、使用感がどうしようもないのです。
スクロールの動きが最低です。
比較するモノを知らない人は何も感じず、あれで普通。
今まで隅をなぞることでスクロールしていたのが、パッド中央部分でスクロールできるようになった事自体がと単純に便利だと思うかもしれません。
しかし、MacBook系を一度使って欲しいと思います。
もしくはMagic Track Pad。
その使い心地は天国と地獄です。
Macユーザーがこれを使うと床にたたきつけたくなるほど動きが唐突でぎこちないです。
ええ、Macユーザーでもある私はまさに「これ、壊れてるんじゃないだろうな?」と思ったくらいです。
ですから精密な動きなどは望むべくもありません。普通のスクロールをしようと思っても、ちょっと動きを大きくするといきなり最後までいっちゃったり、制御に神経をはらわないといけないのは本末転倒です。
慣れが解決するかな、と思って格闘中ですが、そもそもこれはハードウェアの問題ではなくて、Windows 7というOSの問題のようにも思います。もしくはドライバか……。
ともあれ、その辺は不明ですし、突き止めようという気にもなりません。
液晶の上下幅が狭い事のネガがここでも出ている感じです。(スクロールする機会が増える為)

★その7
案の定、PENのポインティングがズレまくる。
XP時代から全く改善されていない。
キャリブレーションした直後にずれている。
仕様だそうな。
はいはい、仕様仕様。


Warning: Trying to access array offset on value of type null in /home/kuukausi/mono-ludens.com/public_html/wp-content/plugins/amazonjs/amazonjs.php on line 637