趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★萌えるシャッター音 萎えるシャッターボタン HOYA PENTAX K-5

カメラ

(初出:2010/12/03)


(GF1/LEICA DG45)

レリーズ時の音は秀逸。
PENTAXブランドのデジタル一眼レフで過去最高です。
もちろん私的評価では、ですが。


シャッター音はクシュンって感じ? 最初のクは小さなクで。
アルファベットで表示すると、xuSyun?

具体的というかわかりやすい例え(は?)をするなら、うん○もおな○もしなさそうな美少女がするしゃみはきっとこんな音かしら?みたいな?
命名。妄想美少女くさめ音。
長い。
萌えシャッター音!
これだ!

K-7と比べてもよりソフィティケートされ、美少女度アップ。
K-5に比べると、K-7の場合は同じ美少女でも鼻毛がちょっと見えてしまっていた感じです。
鼻毛がなくなったK-5は成熟の境地に? つか、美「少女」なのに成熟? うーむ……

まあ、いろいろ欺瞞を孕みながらも音はとっても気に入ったという事がわかっていただければ幸い住むと人の言う、でございますよ。

ニコン命のマッケンジーなどはあのバババババシャッア! って言うあたりに響き渡る傍若無人で耳障りな連写音の方が「燃え」るんでしょうけど、私は絶対こっちがいい。
これくらいの音だと、レストランなんかで料理を撮っても、目立たないし、そこそこ賑やかなところならたぶん隣のテーブルにいても全然気にならない音だと思います。

マイクロ4/3のカメラより目立たない気がします。音自体の大小じゃなくて、質を含めた目立たなさ、という点で、ね。

しかし。
しかしですよ。
シャッター音はいいんですが、シャッターボタンのタッチがおかしい。
笑っちゃうほどおかしいんです。
こんなシャッターボタンは史上(何の?)初です。

どう「笑っちゃう」かというと

1)シャッターボタンを押す
2)シャッター作動
3)……シャッターボタンが戻る

こういうシークエンスなんですよっ!
え? 「何がおかしいのかわからない」ですって?

ええええええ?
おかしいでしょ?
おかしいよね?
絶対におかしいって!

普通はこうです。

1)シャッターボタンを押す
2)シャッター作動
3)シャッターボタンが戻る

全然違うでしょ?
K-5のシャッターシークエンスには、通常の一眼レフには存在しない「……」があるん ですよ。
普通ないですよ「……」とか。

え? 意味がわからない?

おかしいなあ。
うーん。
文字で表現すると「……」以外に思いつかないのですが……って、ホラ、よく使うでしょ?
ラノベとか一ページに百個くらい出現しているそうじゃないですか? 私、実はラノベをまだ読んだ事がないのでよく知りませんが。
あ、平安時代のラノベなら源氏物語とか読んだ事ありますけどあれには……はなかったッスね

えっと。
わかりにくく書くとですね。

1)シャッターボタンを押す
2)シャッター作動

ここまではいいですよね?

3)シャッターボタンがすぐに戻ってこなくて、少ししてポコっと戻る

って感じです。

「何でやねーん!」

突っ込まざるを得ません。
これってK-7から一番変わった部分かもしれません。
って、個体不良?
つか初期不良品?
ああ、またかよ。めんどくさいなあ。(´д`)
販売店かサービスセンターに結局行かないといけないのかなあ。

ちなみに100%再現するわけではありませんが、100%再現させる事はできます(意味不明なようですが意味不明ではありません)。
要するに、私の押し方だと……がありますけど、他の人がシャッターを押しても再現しないかもしれないのです。
なんというか、再現させるにはコツがあるんです。
って、コツがいるのかよっ! と突っ込むなかれ。
私が通常シャッター押して放す動作をK-5でやると、K-5だけで「……」が発生するんですって。今までそんなカメラ一台もありませんでしたから、私の押し方が間違っているとは思いにくいんです。

とはいえサービスセンターに持って行って
「アンタね、シャッターまともに押しなよ。そしたら再現しないからさ。ったくバカじゃないの?」
って言われたら凹みますよねえ。

嗚呼。
めんどくさいなあ、HOYA PENTAXのカメラ。
量販店で他のK-5触ってこようかなあ。
って、量販店まで行くのがめんどくせー。

「……」には触れずに、シャッターボタンの感触についてちょっと一言。
シャッターボタン半押しでAF作動がデフォルトですが、そのいわゆる「半押し」までがK-7に比べてかなり浅く、行ってみればフェザータッチ半押しになったと思います。
手元にK-7がないので絶対、とは言えませんが、感覚的には全然違う雰囲気です。
好みか?と言われると「めっちゃ好み」です。
触れたシャッターボタンに力を加えようかな、と思った程度押下すればAFが作動します。

もっとも、AFボタンを押してAF作動し、シャッターボタンではAF作動をしない(OFF)設定で使っている人も多いんじゃないかと思います。
たぶんベテランの多くはそう言う風に使っているかもしれませんね。
いわゆる「親指AF」と言われる手法で、慣れるとかなり便利です。
私も長らくこの「親指AF」派でしたが、メインカメラをμ4/3陣営に変えてからはすっかりシャッターボタン半押し派に転びました。

K-5を手に入れて久しぶりに親指AFモードにして使ってみましたが、もうムリかもしれません。
K-5ほどコンパクトだと、親指をAFボタンの上に置くと、その分だけファインダから顔が少し浮いちゃうんです。
なぜなら私は左目でファインダを覗くから。
だからどうしてもあの位置だと親指が顔に干渉しちゃうんですよ。

「だったら右目で覗けばいいだろ? それくらい訓練しろよ」

と言われると、ごもっともとしか返しようがないのですが、私はずっと利き目である左目でやってきた人間で、今更矯正とかやりたくないんです。
実はかつてかなり努力した事があるんですが、右目でフォーカシングすると気分が悪くなるんです。
それでも血反吐を吐きながら? 訓練しましたが、仕舞いには熱が出てきてどうしようもなくなったという美しい思い出があるので、もう二度とごめん被りたいのです。

私はライカだって左目で覗きます。
右目で覗く必要があるくらいなら、そんなカメラ、使うのやめます。
つまりそれくらい「ビバ!左目」な訳なんです。

で、メガネっ子ですから(コンタクトレンズ使うくらいなら死んだ方がましというコンタクトレンズ恐怖症です)アイポイントの問題もあって、顔が浮くとファインダの四隅が大きく蹴られてしまうんです。
ただでさえアイポイントが短くて目が根っこには四隅が蹴られやすいHOYAのファインダですから、そうなるとストレスがたまります。
また、顔で固定して手ぶれを押さえるように構える際にも、親指AFだと浮いて支えが不安定になりかねません。AFした後で持ち替えて構えればいいのでしょうが、そうやる事自体がストレスです。動きますしね。また構図調整したりするともう一度ピント合わせたくなったりで、何をやってるんだか、みたいな事が多いんです(私の場合)。

なので、もうシャッターボタン半押しAFが潔くて楽になってしまいました。
置きピン撮りとか滅多にしませんし、いろいろやってて置きピン必要頻度が多いならUSERモードの一つをそれに割り振ろうかと考えています。

というところで原稿用紙八枚以上も使ってました。その実たいした事も書いてなくて、ドーモすみません。