趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★Eye-Fi Pro X3をエヴァンじぇる

カメラ

(初出:2010/07/03)


(GXR/P10)

最近ことあるごとにEye-Fi(ただし新型のみ)を勧めまくっているわけですが、もちろん気に入ったから、です。
ただ、いいことだらけというわけでもないんですよ、これが。


私と同居人の二人は、この春から思い立って「1日1枚プリントアウト運動」を続けているんですが、Eye-Fi導入前はこんな手順。

ケース1)帰宅 → SDカードを抜く → プリンタのスロットにカードを挿す → メニューからプリントする写真をチョイスしてプリント

ケース2)帰宅 → iPhoneを取り出す → 無線プリントアプリを起動 → プリントする写真をチョイスしてプリント

ケース3)帰宅 → 携帯電話を取り出す プリントする写真をチョイスすして、赤外線通信 → 自動的にプリントアウト

これはすべて無線LAN対応のEPSON EP-901Fを導入してから可能になった、PCレスプリント機能のおかげ(EPSONはもちろんCanonの他機種でもたぶん可能なものがあると思われます)。
毎日1枚プリントして、たまってくると見返すだけで結構面白いんです。
人に見せる必要がなく、自分で楽しむだけという気楽なモードなので、何もなかったときは最悪夕飯でもいいし、鏡の前で自分のその日の顔をとってもいい。
そういう気楽さのおかげで1日も欠かさず今のところ続いています。

でも、慣れてくると人間はもっと楽をしたくなるもので……

1)SDカードを挿抜するのがめんどくさい
2)iPhone(私のはまだ3GS)のカメラの写真はあんまり好みじゃない
という感じ。

同居人はiPhoneじゃなくて、普通の携帯電話なので私とは別に

3)(今持っている)ケータイのカメラ機能はorzなのがよくわかった

という感じで、結局二人ともコンパクトカメラで撮影>プリントという手順を取ることになるんですが、1)の「SDカードを挿抜するのが面倒」というところに気分が集約されてくるわけです。

そこで

「そうだ、Eye-Fiにしてみよう」

という流れに。
導入後は、

・帰宅 → カメラのスイッチを入れる → パソコンのフォルダから該当写真をチョイスして、プリンとアプリにドラッグ&ドロップしてプリント

という極めて簡単な手順になりました。

いや、劇的に楽ちんなんですよ。
特に我が家はパソコンの電源を落とすという習慣がない環境に厳しい家庭なので、立ち上げる手間がないことがこのワークフロー? を生み出しているわけです。
いや、マジで楽ちんです。

ただ、いろんなカメラにEye-Fiを入れて試しているとあることに気づきました。
基本的に手持ちのカメラでEye-Fiが使えないものはありませんでしたが、転送速度がやけにまちまちなんです。
そこでいろいろとチェックしてわかったのは……。

「WiFiの電波を通しやすいカメラと通しにくいカメラがある」という事です。

アタリマエの結論でしたね、はい。
手持ちで最悪なのはPENTAXのK-7。
ついでPENTAXのOptio I-10、その次がPoserShot S90。

WiFiルータのある部屋から1部屋離れるだけで、エラー訂正に時間がかかるのか、その差は広がるばかり。K-7なんて転送エラーで止まることもありました。
もちろんルータのある部屋だと問題なし。
ちなみにルータは現行のTimeCapsule 2TBモデルです。

これがわかってからは、帰宅後、カメラの電源を入れてルータの近くにおいてからシャワーを浴びに行くというワークフロー? に変更。
これだと転送速度も十分早くて、数十枚撮っていてもシャワーを浴びたあとにバスローヴにそでを通し、冷蔵庫の水をカップに注ぎ、それを飲みつつ髪の毛をタオルでわしゃわしゃやりつつパソコンの画面を見るころには全部フォルダにアップされています。
私は同時にクラウドのフォト蔵にアップする設定(同居人はmobileme)にしていますので、そちらもほぼ終わっています。

あとはブラウザであるBridge CS5で写真を眺めながら「今日の1枚」を決めたら、それをそのままプリントツールにドラッグ&ドロップするのみで終了ですから、風呂から上がって着替える前、いやさ水を飲む前に画像のバックアップまで全部終わっているという感じで快適です。

以前はプリントこそSDカード挿してぱぱっとできていましたが、PCへの取り込み作業が結構億劫で、一週間に一度まとめて、という感じでした。しかし今ではカメラの電源を入れておくだけでパソコンへの取り込みまで終了してしまうのですよ。
はっきり言いましょう。

「もう普通のSDカードには戻れない」

おすすめです。

あ、ネガをもう一つ言っておかないといけません。
それは
「バッテリのもちが悪くなる」
事です。

ま当然ですね。
バックアップが終わったら自動off機能でカメラはオフになりますからそれほどロスはないかと思いますが、常にwifi電波を出しているので、カメラの電源をオンにしている限り、そちらの電力分余分に使っている計算になります。
なので、予備バッテリは必須、と考えた方がいいでしょうね。

という事で、暇があったら次回は「お外でのEye-Fiの便利さ」についてエヴァンジェってみたいとおもいます。
ジオタグがついて、クラウドにアップもしてくれるんですよ、外で!