今回のハワイイ行きで特筆すべき経験をしたので一応
どこかから要らぬ圧力でもかかるんじゃないかと、書くのをちょっとだけためらったんですけど書きます。
実は、復路でスーツケースがTSA検査されてまして、荷物が一つ(1バッグ)なくなっておりました。
帰宅してスーツケースを開けるまでわからなかったんですがね。
TSAで開封されていたのはすぐわかりました。
パカっとスーツケースを割る? と、そこに「開けたぜ。文句言うなよ」的なスリップが一枚入っていたからです。
幸い、荷物がぐちゃぐちゃになってはいなかったのですが、ちょっとした小物を入れていたナイロンの小袋が一つなくなっていました。
間違いなく梱包した記憶があるので、勘違いということはありません。
開封された理由はさっぱりわかりませんが、ランダムに開けられることがあるらしいので運悪くそれに当たったのでしょうね。
TSAロック付きのスーツケースだったので簡単に開けられる、というのも選ばれる理由かもしれません。
苦情を言っても疲れるだけでいいことはないでしょうし、これ以上ストレスを感じたくないので泣き寝入りを決め込む予定です。
最近はさっぱり見なくなりましたが、ここはやはりスーツケースバンドでぎゅうぎゅうに縛って「めんどくさそうだからいいや」的に思われる方がいいのかも、と考え中。
ちなみに抜き取られたバッグの中身は、簡単な自転車用の工具(アーレンキーセットなど)、
予備のヘッドライト(CATEYE)のハンドルに取り付けるブラケット×2
同じくハンドルに取り付けるスマートフォンホルダー
そしてこれが一番痛い、ベルクート スペシャリスト VL-1000のバッテリ式空気入れのジョイント(ヒラメ付き)。
本体はリチウムイオンバッテリなので機内持ち込み荷物に入れてたんですが、ジョイントはムダな重りなのでトランクに入れたんですよね……。
これで空気入れ自体が無用の長物(強いて言えば残念なLED懐中電灯として使えるかもしれないですが)になったと考えると、損害はざっと2万円くらいでしょうか。
※2018年10月19日追記
販売店に「ゴムチューブだけ欲しいんだけど」と問い合わせたところ、予想通り「パーツ単位での販売はムリ。使いたかったら一式書い直せ」との事でした。残念です。(´・ω・`)
TSA職員にはスーツケース開けて中身を取り出してオークションで小遣い稼ぎをする泥棒も多いそうですが、私の荷物は換金できないとおもうんだけどなあ……。
なので、これは「盗られた」ではなく「戻し忘れた」パターンなのでしょう。
そして「あ、しまった」的な感じで、あとはゴミ箱行きという末路をたどるのでしょうな。
恨むよ、TSA。
なお、扉のスリップに書かれている文章を超訳すると
「お前の荷物をチェックした。言っておくがこっちにはお前のスーツケースを破壊してでも中身を覗く法的権利がある。参ったか? 検査をした結果として中の荷物が壊れようがこっちは一切文句は受け付けない。泣き寝入りってやつだだな。だがこれが権力ってやつだ。恐れ入ったか?」
という感じ?
文句は受け付けないのに連絡先が書いてあるのがちょっと笑えるというかなんというか。
まあ、中身を物色されているのに気づいて「すわ、泥棒か!」と思われないためにご丁寧に? こういうスリップを入れているんだと思いますが、そもそもそこが盗みを働いているというのが度し難いというか、まさに「これが権力ってやつか」とイラっとする瞬間というか。
私は心が狭いので「まあ、海外旅行、特にアメリカなんだからこういうこともあるよね」なんて応用に受け入れられる心の広さや余裕がない人間なので、こう叫んでしまうわけです。
「だから海外旅行なんて大嫌いなんだよ!」