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☆MVNO Biglobeモバイルの使い心地

PC IT系

 

私はケータイの契約会社をdocomやau、そしてSoftbankといったいわゆる「キャリア系」からいわゆるMVNOにエクソダスしてしばらく経ちます。
一時はメインをキャリア系、サブのケータイをいわゆる「格安SIM」と呼ばれるMVNO契約にして運用していた時期があるのですが、ほとんど通話もしないし、そもそもヘヴィなスマートフォンユーザーではないのでデータの容量をさほど気にすることもなし、ということで同居人の同意をえて家族揃ってキャリアを解約して、今ではMVNOのみとなっています。

サブ機の時代にはいろいろなMVNOと契約しておりましたが、同居人の脱キャリアを機に複数あったMVNOもBiglobeモバイルのみに統一しました。

Biglobeモバイルを選ぶにあたっては、当然ながらそれなりの理由があります(ありました)。

1)値段
2)必要とするデータ容量
3)1契約で複数(最低3つ。必要数は4つ)のSIMが使えること
4)1契約で複数の通話SIMが使え、通話SIMごとに個別にプロフィール管理ができること
5)MVNO対応

とまあ、私側にはざっとこういう「条件」があり、当時はこれらの条件をすべてを満たしていたのがBiglobeモバイルのみだったように記憶しています(私が調べた限り)。

契約しているのはタイプD(docomo回線)の6ギガプランです。
これで4枚のSIMすべてを賄います。
4枚のうち2枚は通話SIM。私と同居人で、あとの2枚はデータ専用で、それぞれが使うタブレットに挿しています。

6ギガは使い切らず、余った分は翌月まで繰り越せることもあって、毎月1日には使用可能なデータが12ギガになっています。

6ギガプランの下が3ギガプランなのですが、さすがに二人で使っているとなるとこちらでは足が出ます。
Biglobeによると6ギガプランが一番人気なのだとか。

キャリアからMVNOに乗り換える一番のメリットは、それはもう料金です。
我が家の場合、二人分の通話料や留守電サービスなどサービス諸々全部込み込み、つまりBiglobeに払っている通信量は、平均するとだいたい4000~4500円/月といったところ。
二人分でこれです。
キャリアを使っていた頃と比べると、ざっと半額になりました。

というわけで実に経済的なキャリアからのエクソダス(というか、乗り換え)だったのですが、一点だけ不満があるんです。

それは「ラッシュアワー」の帯域制限です。
BiglobeモバイルのようなMVNOはdocomoやauなどのキャリア会社から回線の一部を間借りして、それをさらにエンドユーザーに貸し出しているような仕組みです。
単純にそれだけだと別に契約だけの問題と思いがちですが、実はあまり知られていない暗黒面があるんです。
帯域制限がそれです。
おおっぴらにはされていませんが、まあある程度詳しい方なら誰でも知っているような常識でもあり常識でもなし、というような表現になるものの、知っておいて損はない事実です。

この時間帯による帯域制限、調べても明確なものはわかりません。
公表してませんからね。
ある意味でユーザーにとってのブラックボックスです。

BiglobeのタイプDの場合、私が体感するのは朝のラッシュ時。
具体的には7時から9時までの間に我慢ならないほどデータ通信が遅い、つながらないといったストレスを感じます。
この時間帯はデータの転送速度が遅すぎて、サイトによってはタイムアウトしてつながらない事も多いのです。

問題をややこしくしているのは、これも毎日必ず同じようにダメになるわけではないということです。
たぶんその時の親(キャリア側)の込み具合によって左右されるのだろうな、とぼんやり推理できる程度です。

で、実際問題どれくらいおそいのか、ですが、ある日の通勤時間帯に思いついてスピードテストなど走らせみました。

結果が扉のスクリーンショットです。
これよりも遅いときもあります。
まあ、ひどいもんですよね。
下請けの悲哀的なヒエラルキーを感じる瞬間です。
なんというか、「貧乏人はこのくらいの速度で充分だろ?」と言われているような?
なお、スクリーンショットではモバイルデータ通信のアンテナ強度を表すデジットが万全ではありませんが、これが原因ではありません。テストをした時はいわゆる「バリバリ」の状態でしたが、スクリーンショットを撮った位置ではこういう感じだっただけです。

このあたりの帯域制限はMVNOにも依るのではないかとおもわれます。
というのも、以前使っていた他のMVNOは同じ時間帯でもBiglobeほどひどくなかったからです。
舌打ちをしたくなるほどイラっとしだしたのはBiglobeモバイルにかえてからですね。
楽天モバイルも結構帯域制限食らっていたほうですが、つながらないなんてことはありませんでした。

これを持ってBiglobeはダメダメだという気はありません。
帯域制限なんて地域などによってもまちまちでしょうし、BiglobeモバイルよりひどいMVNOもあるかもしれませんしね。

でもMVNOの実態の一例ではありますので、ご参考までに。

あ。
書き忘れました。
たいしてスマートフォンを使ってもいないライトユーザーなのに、なぜデータ転送が遅いのが気になるのか?
いや、ライトユーザーでも使いますからね。
ニュースサイトをチェックするだけで重いんです。全然開かない。
あと、思い立ってアマゾンでKindle本を飼ったりすることもあるんですよ、通勤途中で。メールやブログなんかのコメントでリコメンドされたりして衝動的に。
で、通勤途中で読もうかな、なんて思ってダウンロードを始めても、いつまで経っても終わらないという状況に陥る、と。
Biglobeモバイルだと1時間経っても終わらないとかザラですからね。というか途中でエラーがでて何度もリトライして、そしてダメになって、気づいたら1時間過ぎてた、みたいな感じです。

これがキャリア時代だったらコミックス1冊くらいなら、ラッシュアワーであっても、ものの30秒から1分程度で完了していたんですよ。

とまあ、それ以外は満足してます、Biglobeモバイルさん。