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★Xマウントボディの決定版!……なのだろうか?【FUJIFILM X-E3】その6

カメラ

今回は「セクハラ」シリーズです。(・∀・)

でも、「過度な期待はしないでください(棒)」。

まずは中間評価の結果発表。
な、なんと大方の予想(?)を裏切って「得たもの」と「失ったもの」とを相殺するとプラス側に振れて評価は110点。
こんなはずじゃなかった……。orz

とまあ、個人的な思惑が外れた事はおいといて、簡単にまとめると。
「FUJIFILM X-E3は期待大のカメラ」
という感じでしょうか。


そう、あくまでもX-E3というカメラの評価ではなくて、X-E2と一部X-T10と比較して「期待できるかどうか」という指数を100を基準に評価しただけのお話でした。
言ってみれば、内申書と簡単な筆記試験、そして面接の試験にパスした段階。
実際のキャンパスライフはこれからなのだから(意味不明)。

ということでX-E3がウチの生徒、もしくは学生としてふさわしいかはどうかは実際に使ってみないとなんとも言えないでしょう、というお話でございました。
ああ、我ながら長い前振りでございました。

さて、ここからは一部比較も含めることになりますが、X-E3の内申書と上っ面の「アレも聞いちゃダメ、これもプライバシーに心外になるから聞いちゃダメ、セクハラになるから聞いちゃダメ」的な昨今の「何も聞けない面接試験」じゃなくて、直接本人とホンネで語り合う時間でございます。

なので。
まずはセクハラから(なんでやねん)。
めくってみましょう、一番下。
スピーカーはまあ特に問題無いとして。

コソっと書かれている生産国とかも今さらどうでもよくて

問題はフタです蓋、バッテリ&メディアルームの蓋です。スカートではありませんぞ?

で、ここは相変わらず改善が見られませんね、FUJIFILM。
私が知る限り、メジャーなメーカーの現行のメインのシステムラインのカメラでFUJIFILMの出来は最低じゃないかと考えています。
バッテリはいいんです。いえ、いいってほどじゃないです。エレガントさの欠片もありませんが、まあ庶民の私は普通に折り合えます。
問題はSDカードスロットの方です。
ヒンジ側の一番奥まったところにあってアクセス性が悪い。具体的には挿入はなんとかオッケーですがとりだしにくいことこの上ないんです。
もちろんプッシュイジェクト方式なので押下すれば飛び出しますが、その飛び出し方が実に絶妙につまみにくいレベル。
これはもうFUJIFILM伝統というかX-Pro2であってもX-T10であっても同じ。X-E1からX-E3まで変わりません。
こうなるとわざとチューニングしているじゃね? と勘ぐりたくなってくるほど。
つまんでとりだしにくいのでどうするかというと、イジェクトを強めにします。グイっと押して弾くようにするアレです。
ええ、飛んでいきますね、SDカード。(・∀・)
決して人に向けて飛ばしてはいけません。
でもね、こうやって発射しないと取り出しにくいSDカードとかもあるんですよ。

ここ、マジでなんとか改善してもらえませんかね?
多少剛性に不安は出ますが所詮プラスチックのペラっとした板ですから長編ヒンジじゃなくて短編ヒンジにするだけでアクセスしやすくなるんですけど。
もしくはもうほんの少しスロットを蓋側にズラして指でのツマミシロを稼いでくれるとか。
理想は
「バッテリは底面。SDカードスロットは側面」という配置ですが、まあ小型軽量を追求するとムリっぽいですよね。
ということでFUJIFILMの伝統の「イライラスロット」はX-E3でも健在です。(・∀・)
バッテリについてはWP-126Sという新型になりましたが、従来のWP-126も問題無く使えます。
なのでX-E2やX-T10とバッテリ(とバッテリチャージャー)の共用ができるので個人的には「マジありがたい」仕様とおなっております。この点はFUJIFILMの「不変」振りがプラスに働いた部分ですね。

あ、三脚穴がメディアスロットに近くて三脚使うとバッテリもSDカードもかえられませんね、はい。

でもそう言うカメラの方が多いので諦めましょうよ。私は諦めてますし。

さて、めくるのはそろそろ飽きたので、捕まる(誰に?)前に今度は覗いて楽しみましょうか。
EVFを!(・∀・)

X-E3単体で使っている時はそうでもないのですが、X-E2と二台をとっかえひっかえ撮っていると両者のEVFがかなり違う事に気付きます。
まあ、私でも気付きますからそうとう違います。
X-E2との比較になってしまって恐縮ですが、プラス点とマイナス点があります。
プラス点はX-E3の方が自然(あくまでも相対評価です)な見え方になっている点。マイナス点はX-E2より小さくなっている点でしょうか。
言い換えると「質」が上がった分、「量(大きさ)が減った」というところ。
そこでスペックを比較したところ、解像度は同じ。どちらも液晶じゃなくて有機ELなのも同じ。ただ、倍率以前に有機ELの物理サイズが違っていました。
もちろんX-E2の方が小さいです。
さらに調べてみるとX-T20と同じものをつけているようですね。
コストダウンもあるでしょうが、小型軽量化にも一役買っているのかもしれません。
X-E3からX-E2に持ち替えると画面が広々としていてホッとしますが、見え味が古くさくて長時間見ているのは嫌かな、という気になります。もっと言っちゃうと同じ解像度に見えません。もちろんX-E2の方が解像度が低く感じます。
見え味についてもう少し詳しく言いますと、X-E2は基本的に色がべったりした感じで平面的。X-E3はコントラストがキッチリでていて色あいも感覚を刺すような感じは控えめ、相対的にすっきりしたEVFだと思います。
欲を言えば、X-E3の見え味でX-E2のサイズであれば!(・∀・)

さて、いつまでも覗いていると捕まる(誰に?)ので、そろそろ触ってみたいと思います。あの膨らみを。(・∀・)
もちろんグリップのことですとも。

X-E3は微妙に小型化しましたが、実際に触ってみると大きいX-E2よりもむしろしっかりとグリップできる事に気付きます。
理由はたぶん2つ。

一つはグリップの形状が変わったこと。少し出っ張ってよりホールドしやすくなったように思います。
小型軽量と言っても「そこそこ」ですからホールドしにくいとかそんな事はありません。良い感じで構えられてハンドリングは良好です。
もちろんF2 Rシリーズ(とその仲間達)のような比較的小型で軽いレンズを装着した場合、です。「マジですから」シリーズのレンズだとボディ側の小型軽量がアダになってバランスは悪化。当然ホールド性は急激に低下するに違いありません。
まあ、でっかいレンズはでっかい(そして重い)ボディに付けとけ、という話ですね。
個人的にはXマウント系でそういうレンズはもうコリゴリなのでX-E3のグリップでまったく問題がないどころか、かなりいい、と言ってもいいほどです。
でも、私のお気に入りのミルクス(MILCS=Mirrorless Interchangeable Lens Camera System)、Panasonic GX7 MarkⅡの方がX-E3より小型ですが、ホールド感は上……、まあチャラ男仕様のX-E3とほのぼの系体育会(なじゃそれ?)所属のGX7 MarkⅡとを比較すんなよって話でしょうか。

もう一つの理由は「十字ボタンがなくなって、親指の置き場所に気を遣わなくてよくなった」事ではないでしょうか。

マジで一頭地でどんだけデカイ顔してたんだよ、十字ボタン、という感じ。

X-E2に持ち替えると必要以上に気を遣っている自分がいて笑っちゃいます。

 

続く