趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★地味な計量化 ランプ編

自転車

「ヘッドランプをCATEYEのVOLT300から同社のVOLT800にリプレイスしました」
という投稿をしました。
今回はそれにまつわる「地味な計量化」アゲイン。(初出:2017/08)

VOLT300とVOLT800は同じ会社なので同じアタッチメントが使えます。
というか、同じアタッチメントが同梱されています。
つまり私の場合はVOLT300を取り付けていたアタッチメントにそのままVOLT800を差し替えればオッケーという事になります。
こういうのは実に楽ちんでいいですね。
なんというか、面倒な事が大嫌いな私としては、この先ももうCATEYEの同じアタッチメント方式のランプしか買えない体になりそうです。

という話はさておき、VOLT800導入を機に、念のためにランプの照射角度を再設定することにしました。
自転車の前照灯は「10m先を照らす」的な設定をするそうなのですが、私の場合は
「対抗する自動車のドライバーを直射しない角度」というのを基準にしています。
もっとも対向車がRANGE ROVERとELISEではドライバーの位置が違うのでどのクルマに合わせるのかという問題はありますが、まあ、ELISEは無視しようかな、と。
でも、たぶん普通のサイクリストより下向きじゃないかと思います。

ライトの装着方法ですが、私はRECマウントというものを使っています。ハンドルからつき出したブラケットで、上にGARMINのサイコン。下にCATEYEのヘッドランプを吊り下げる方式のタイプを使用しております。
写真のように両面を有効活用している、という感じですね。

今回は照射角度の調整なので、バイクは水平にしてチェックします。
なので普段バイク弄りに使っているメンテナンス台(MINOURA RS-5000)ではなく、水平出しができるローラー台に固定して作業することにしました。

まずは現状チェック。
アタッチメントに取り付けたVOLT800を点灯してランプを壁に照射してみると、基準点(壁にある目安)より少し下向きになっておりました。
日中にヘッドランプを点灯する事のコンセプトは「迷惑にならない範囲で目立つ」事ですから、あまり下過ぎても意味はありません。

シーズンイン前にワイヤーを交換と同時に各部の再調整をしたのですが、その後2ヶ月近くたつものの一度も再調整してませんでした。なので振動その他により少し緩んで下がったのでしょう。
と思った私は、角度の調整の為にボルトを緩めるべく、ヘキサゴンレンチをボルトの頭に差し込んだわけです。
すると。
「んん?」
なんか緩くない?

キッチリ締め付けていたはずですが、どうやら緩んでいたようです。なのでランプが少し下向きになっていたのでしょう。
改めて角度調整をすると、固定のために今度は締め付けます。
が。
「んんん?」
締まらない……。
いや、締まるんですが、きつくなってこないんです。
いわゆる「バカになっている」状態です。
ナメたつもりはないのですが……。
トルクレンチで締めてますし締め付け過ぎという事もないはずなのですが……。

ということで、つぶさにチェックするとやっぱりというか当然というか予想通りというか感じたままというか、GPブラケット側にあるネジ山がバカになっていました。
これではもうネジは当然ながら固定されません。

もともとRECマウントのパーツって、どうも柔らかい感じがしていたんですよね。
なので締め付けるボルトにはグリスを塗った上で、やや弱め? と思える値をトルクレンチに入力して締めていたわけですが、それでも強かったと言うことなのでしょう。

さて、どうしようか、と思案数分。
選択肢は2つ。
・ブラケット(GPMount)を交換する
・RECMountの使用をやめる(別の方式にする)
雨さえ降らなければ、毎週末はバイクに乗るわけで、どちらにしろ早めに手を打たないといけません。
ということで両方の選択肢を採用。
つまり、どちらでも行けるようにしました。
具体的には「RECMount以外の装着方法」を手配。
できれば採用したくないのですが、バックアップとしても有用だろうと自分を納得させて念のためにポチったのですが、これについては機会があれば別途紹介したいと思います。

まずはネジ山をナメたGPMountの交換です。
実はこのGP規格のMountは予備を持っています。TREKのMTBを使っていた時に、同じくRECmountの同じ機能のモノを取り付けていたのです。
つき出し部分が短いため、EDGE1000では使えませんので、ロードレーサーを購入した際に別途購入した為浮いたパーツです。
そこからGPMountを引っぺがしてロードレーサーのRECMountに取り付ければ一丁上がりってわけです。

というわけで、その古いRECMountを取りだしてさっそく外してみると、これが今使っているヤツとかなり違うんです。


見た目も、GPMount側のボルトの取り付け方法も、大きさも。
ついでに言うと材質も違う。
当然ながら重さもかなり違います。

大雑把に言うと、ロードレーサーに装着しているRECMountは総アルミ製で高級感があります。値段も高い。
MTBに取り付けていたRECmountは主要部分のみアルミ。ベースのアームなどは基本的に樹脂です。
で、GPMount部分もベースが樹脂。
ロードレーサーのGPMountはmount側にねじ山が切ってあって、今回そこがバカになったわけですが、MTBについていたmountは樹脂なので当然ねじ山などありません。なのでここはボルトナット形式で締め付けるようになっています。
驚いたのは重量。
二倍以上違います。
というか、MTBのMountに換えるだけで17gという、けっこうな軽量化になります。
さらに言えば、GPMountに取り付けているアタッチメントベースが非常にシンプルで、MTBのヤツを使う方が何倍もすっきりして見えるじゃありませんか。

そういうわけで取り替えてみました。
ボルトナット方式は袋ナットを固定しないといけないのである意味面倒ですが、ネジがバカになってもMountごと交換するひつようはなく、ボルトあるいはナットを交換すれば良いだけなので非常に安上がりです。
軽いし、カッコいいし、安上がり。
うーん、いい事ずくめ……でございますな。

というわけで重量の収支。
・私の場合(GP Mount、テールランプ、ボトルケージ、シートポスト交換・カット含む):稼いだ数値=75g -20g(VOLT800)=55gの軽量化