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★ホイールを、Campagnolo ZONDAからFulcrum Racing Zero Carbon Clincherに換えた理由

自転車

長文注意(初出:2016/12/14)

今年のシーズンインに際してホイールを標準のものからカンパニョロのZONDAへステップアップしたわけですが、その時はまさか半年後にさらなるステップアップという暴挙に出るとはこれっぽっちも考えていませんでした。
何しろ標準ホイールからZONDAに乗り換えても「さっぱり違いがわからない」ライダーでしたからね。
もちろん恩恵がなかったわけではなくて、物理的に225gほど軽量化できた事実は、精神的に大きなメリットになりました。
「回転系が225gも軽くなったんだから、楽になっているはず」という思い込みが前向きなエナジーに変換され、去年より頑張れるようになった気がしております。
「225gでいったい何が変わるんだ?」 と鼻で笑う人は笑えばいいんです。
私の場合はネットに溢れているZONDA効果? は体感出来ませんでしたが、物理の法則は信じてますから、225g分軽くなった事実は、そんな物理法則信奉者にとってはネットにはびこる「オカルト現象(ZONDA効果)」よりも確かなものなのです。
さらに言えば、私がホイールをZONDAに換えたのは「乗り心地が固い」という愛車のネガを緩和したかった、というのがそもそもの理由でした。
とはいえタイヤを23Cから25cへ換えるだけで、つまり1サイズ太目のものに交換するだけで乗り心地自体は改善したのではないかとは思います。でもまあ「毒クラゲは触らないで」と申します。
もとい、「毒を喰らわば皿まで」と申しますし、他にもコンフォートを狙ってパーツを交換し始めた勢いで、タイヤを換えるならこの際ホイールも、という事で交換したのでありました。
なお、ネットにはびこる「ZONDA神話」についてですが、ファーストインプレッションで全否定したわけですが、半年経ってシーズンを終えた現在の感想も個人的には「ほぼ全否定」のままです。
「ほぼ」といういい方が微妙ですが、一つだけ明らかに効果を実感した項目がある為です。
それは「コースティングによる速度低下が少なくなった」というものです。
コースティング、つまりペダルを踏まずに「空走」している時に「あれ、前より伸びているな」と感じる事が多かったのです。同じようなコースを走ってますので、変化がわかるわけですね。最初は風向きとかその時の体調などの身体状態による「気のせい」と思っていたのですが、どうやら間違いないようです。
もちろん下りで空走していてもどんどんスピードが乗るだけなので変化とかわかりようもありません。平地でのお話です。
要するに標準のホイールとタイヤの組み合わせと比べても、トータルの走行抵抗が少ないという事は間違いないようです。
もっとも、走行抵抗にしても、ZONDAのハブはよく回るから、走行抵抗が少なくなってアタリマエと、単純に評価できないと思っております。
なぜなら
1)タイヤの銘柄が違う
2)タイヤの幅が違う
3)ホイールのリムハイト(リムの高さ)が違う
など、ハブ以外にも要因が考えられるからです。
まあ、リムハイトはホイールの性能の一つと考えると、タイヤのせいかホイールのせいかがわからない、といった方がいいかもしれませんね。
どちらにしろ、タイヤとホイールを変えた事により、「ZONDA神話」は眉唾だとしても乗り心地と気持程度の抵抗の少なさを得たのは間違いないところです。

それから半年。
それなりに満足していたCampagnolo ZONDAとContinental Grand Prix 4000SⅡの組み合わせなのに、なぜまたホイールを換えようなんて思ったのでしょう。
実は、これはZONDAに換えた頃から考えていた事なのです。
原因はここでもアレです、アレ。「ネットにはびこるZONDA神話」です。
確かにネットで検索すると、数多のZONDA礼賛ブログにヒットします。
曰く「ZONDAに換えたら、長年悩んでいた肩凝りがすっかり良くなりました」
曰く「ZONDAに換えたら彼女ができました」
曰く「ZONDAに換えたらうっすらと髪の毛が生えてきました」
曰く「ZONDAに換えたら宝くじ一等が当たりました」
曰く「ZONDAに換えたらEDが治りました。今では毎日抜かず3発です」
などなど(一部誇張しております)。
宝くじだけは羨ましいですが、それ以外はまあどうでもいいです。というかZONDAに換えたのに、なぜ私は宝くじが当たらないのか? その理由をあれこれ考えたわけですよ。
そして一つの結論を導き出しました。
「中途半端なグレードアップがよくなかったのだ」と。
つまり、MAVICのアクシウムとアクシオンというホイール/タイヤの組み合わせから、ZONDA/GP4000Ⅱという組み合わせに換えたのは「順当で真っ当でよいステップアップ」ではあるのです。
でもそれは鈍感な私にとってはステップアップ感が得られない「中途半端なグレードアップ」だったのです。
普通の、いや、普通とは認めたくないので「センシティブ・敏感」という言葉を使いましょう。そう、敏感な人にはこのグレードアップでも「大違い」だと感じられたものが、私(たぶん普通の感覚の保持者)では感じられなかったのです。
ではどうするか?
簡単です。それは「一気に上がる」事です。
具体的には「一番いいやつ」に行っちゃえばいいんです。
まあ、全然具体的ではないですね。
要するにミドルクラスにステップアップなんてチンタラするんじゃなくて、一気にハイエンドクラスのホイールに換えれば、いくら鈍感な……じゃなくて普通の感覚の……私でもその差に感動し、少しでも楽ちんに走れるようになるに違いない、という私らしい前向きな考えに至ったと言うわけでございます。
なので「今シーズンが終わったら、『よく走りました』という理由で自分へのプレゼントとしてハイエンドホイールに履き替えよう。そうしよう」とだいたい決めていたという事です。

なので、今回はじっくりとほぼ半年間、「さあ、どのホイールに換えようかナ」という買い物気分を楽しめました。
前回はCampagnoloのZONDAかシマノのアルテグラ(WH-6800)かという二者択一でしばらく悩みましたが、ハイエンドクラスに目を向けると、実は選択肢は予想以上に多くて、じっくりと半年掛けて選べてよかったなあ、とつくづく思います。ZONDAを買った直後に「やっぱすぐにハイエンドホイールに換えよう」なんて決めてたら、たぶん、いや間違いなくあんまり深く考えずにアレを買って、そしてすぐに後悔していたと思います。
何しろハイエンドクラスのホイールはZONDAのようなミドルクラスと比べると3倍から5倍くらいの値段がしますから、そりゃあ後悔も大きいと思われますねぇ(1ZONDA=5万円と換算して15万円から25万円くらい。実際はもっともっと高いモノもあるが、それはハイエンドではなくデッドエンドという)。

というわけで、私が「コイツに決めた」と思ったホイールの変遷? を書いておきます。

Campagnolo シャマルMILLE
選定理由:同じCampagnoloのアルミクリンチャー最高峰だから

Campagnolo シャマルUltra
変更理由:MILLEだと専用ブレーキブロック(パッド)とかめんどくさい。普通のブロックが使えるULTRAでいいんじゃね? 重さも一緒だし。

MAVIC KSYRIUM PRO SL
変更理由:Campagnoloのリアホイールって、スポークのデザイン(組み方)が、なんかダサいんだよね。というか(MEGA)G3組みってくどくてかっこ悪いなあ、と思うようになった。つまりここへ来て私はホイールのデザインに目を向け始めた(悪い傾向だ……)。んで、個人的にデザインが一番いいと思っているのはMAVIC。それにやっぱりホイールといえばMAVICでしょ、の世代(高校時代、自転車小僧だった私にとって、MAVICの黄色いロゴマークがついたホイールは憧れだった)なので、MAVICといえば、KSYRIUMじゃん? で、割と軽い気持で選定。

MAVIC KSYRIUM PRO EXALITH SL
変更理由:MAVICといえば、やっぱりエグザリット(EXALITH)じゃね? ということで「専用ブレーキブロックを使うCampagnolo MILLEがウザイ」と言ってULTRAに換えた事をすっかり忘れ……いや、覚えているけど棚に上げ、むしろ「エグザリットはどれだけブレーキが効くのだろう」とブレーキの効きに対する妄想に囚われてチョイス。まあ、ポルシェの何がいいって、加速やコーナリングよりのブレーキフィーリングが一番官能的だな、と思う私ですから、実はブレーキフィーリングには目がない(・∀・)

EASTON EA90 SLX
変更理由:冷静に考えると、やっぱりエグザリット系のホイールは専用ブロックが面倒だしそもそも高い(普通のブロックの約8倍の値段!)。ここは一つ冷静に冷静に、という事でエグザリット系は止めて、じゃあKSYRIUM Pro SLかというと、元に戻るのはなんか「負けた気がする」という意味不明のアレのせいで……ではなくて、実はこの辺りから「リム幅」を気にし出しました。ZONDAも15Cというリム幅(内径。15Cは15mm。なぜCかという疑問はここでは
なしで。説明がめんどくさいので。興味がある人はETRTO/表記あたりで検索)で、実はこれは23Cタイヤがジャストフィット。私は15CのZONDAに25cのタイヤを填めているわけで、これはクルマで言うところのオーバーサイズてやつです(装着可能の上限幅的な意味)。空気抵抗が「敵」である自転車において、リム幅とタイヤ幅とのギャップにより生じる乱気流は気になるところ。カーブでの剛性やグリップなども論理的に考えるとジャストフィットなタイヤとリム幅の関係にすべき……などという知識を身につけ、「25cのタイヤを履くなら17Cのホイールをチョイスしなければ、となり、15CばかりのラインナップだったMAVICのセンは消えました。
で、17Cを「譲れない条件」として再検索をはじめたのですが、ここで「見た目」重視的な選び方が顔をもたげてきまして、さらにそれが変遷、つまり「見た目重視」→「個性的なデザイン」という感じで、偶然見つけたホイールがこれ。
何が個性的って、ハブです、ハブ。独特なハブのデザインに心臓を鷲づかみにされちゃった感じ。
EASTONはEASTなんて単語が入っているわりに、実はアメリカのメーカー。ここでイタリアあたりの有名ブランドの自転車に乗っている人はアメリカメーカーに対して拒絶反応を起こすようですが、私のバイクはスペインですし、そもそも「コンポは全部ZEUSで統一だぜ」みたいな統一系? 指向はないので全然オッケー。ということで。

Bontrager Paradigm Elite TLR
変更理由:EASTONでアメリカものに興味が出てきた私。アメリカといえば、ボントレガー!(・∀・) ってんで、Bontragerをチェックすると、ありました。最新のparadigm Elite TLR。Bontragerでは最新で最軽量。Bontragerなら品質管理には問題無しってことで、チェックするとなんとこのホイール、リム内径は17Cどころか19.5! それは来たるタイヤの幅広化を予見したリム幅にしてあるということらしい。現在は25cがレースの主流になりつつありますが、早晩28Cに遷移するであろうというのがBontrager(というか、TREK?)の予想。現にTREKの最新のロードモデルは28C。ディスクロードに至っては32C。そりゃあ、19.5mmが必要ですよねーという感じで俄然19.5mmの将来性に首ったけに? 全体的な見た目は派手派手な欧州勢とは違い、シックというか羊の皮を被った狼風というか、要するに地味派手みたいな? 「クールじゃん。ついでにBontragerって発音変だけど、ロゴはけっこう好きい!」 という感じ。

SHIMANO DURA ACE WH-9000-C24 CL
変更理由:「ぼんとれがー!」って、EASTONと違ってやっぱりTREK以外だとなんとなく浮いちゃうんじゃね? というか、BontragerってTREKだからね。という感じで数日後には「Bontragerはないわー」という流れに。でも「ぼんとれがー!」と出会って、「地味系ホイール」がマイブームになっていた私が次にチェックしたのがこのホイール。理由は「同居人用のホイールをチェックしていていいホイールだなあ、と思った」からです。同居人のホイール選びは実は「カーボンホイール」から選ぶという切り口で探していって、結局「Campagnolo BORA ONE 35」と争ったあげく、これに辿り付いた感じです。何しろ日本のメーカーにオカネを落としてあげたいという気持はありますからね。あと、軽いは正義です。それにデザインというか見栄え的にも私のバイクは派手なホイールよりこういうシックなホイールが似合うと思いました。あと「お揃いもいいかも」という感じです。

Fulcrum Racing Zero Competizione C17
変更理由:よくよく考えたらWH-9000-C24 CLって15Cじゃん。今回のテーマは17Cなので。ってことで、なんとなく振り出しに。webでホイールを色々見ていると、目に止まったのがCampagnoloのMEGA G3組のホイール。なんて言っても目立ちますからね。ぱっと見てCampagnoloとわかるあのデザインはなんだかんだいって秀逸です。メルセデスのスリーポインティッドスター的な意味で。まあ、個人的にはお腹いっぱいなんですけど。で、そのMEGA G3を見ていて閃いたんです。「Campagnoloが嫌ならFulcrumがあるじゃないか!」FulcrumもCampagnoloに似たスポーク組なのですが、Campagnoloほど徹底していないというか、普通よりで、地味目というか合わせやすいデザインにアレンジしています。なんというか、Campagnoloのはカッコいいけど、それはフィギュアスケートのコスチューム的なもので、「それを着て外を歩けないでしょ?」みたいな感じ。Fulcrumのはそれをちょっとしたおしゃれ着レベルまで噛み砕いたものと言えばいいでしょうか。そんな感じで「Fulcrumのなら悪くない。むしろCampagnoloのいいとこ取りじゃん」と、一気にFulcrumのホイール組みのファンに。(・∀・) Fulcrumといえば定番? のRacing Zeroも考えたんですが、ちょっと面白くないので、基本同じながら、ハブにカネをかけた上位モデルのCompetizione C17をチョイス。C17は17Cっすね。ややこしい。

Campagnolo BORA ONE 35 クリンチャー
変更理由:Competizioneにほぼ決まって、何度もポチる寸前まで行ったのですが、実はそのタイミングだと、買いたいところに在庫がないという状況が続いておりました。定価を払えば代えるんですが、定価はちょっと高すぎるしなあ、と迷っているうちに、だんだんCompetizioneのデザインがガキっぽく見えてきたんですよ。いやデザインじゃなくて、色ですかね。実はCompetizione、たくさんあるスポークのうち、一本だけが赤いんですよ。イタリアっぽいお洒落のつもりなんでしょうが、当初からこれ、私はイマイチだと思っていたんです。で、買えない日々が続くと私の心はだんだんとやさぐれてきて「上等だ、こらぁ! そんなガキっぽい色のホイール、こっちから願い下げだぜ」という風に勝手にキレて? 次なるキーワードとして目を向けたのが「リムハイト」でございました。「リムハイトが高い方が空力がいい」というアレです。向かい風で少しでも楽になるににはリムハイトを高くすべし。でも50mmとかになってくると横風が心配。だって普通のリムでも持って行かれそうになってびびることがあるんだもん。あと、リムハイトが高くなると重量が増える、というわけで、35mmという微妙に中途半端ながら、これくらいならまあ軽いし、そこそこハイトの恩恵があるんじゃね? と思われる35mmあたりを物色していて見つけたのが結局Campagnoloかよ! のこれ。いや、なんというかね、カーボンクリンチャーとしてのデキがかなりいいという「いい評判しか聞かない」系のホイールなんですよね。BORAにはONEとULTRAがあるんですが(ハブが違う)、ULTRAははっきり言って予算オーバー。私に言わせるとハイエンドじゃなくて「デッドエンド」系ホイールなので、ONEに決定。当初はカーボンホイールなんてちょっと怖いなあ、とアルミクリンチャーから選ぶと決めていたんですが、同居人のホイールをカーボンホイールから選ぶ、という選定期間を経て、つまりは最新のカーボンクリンチャーホイールについて色々調べていくうちにカーボンクリンチャーホイールに対する偏見がなくなりました。エグザリット系と一緒でカーボンホイールの場合、専用のブレーキブロックが必要なのですが、実はエグザリット用よりも安い(半額くらい)のです。それくらいなら、そもそも大して走行距離を稼ぐわけでもないので2年に一回くらいの交換なら全然オッケーかな、という感じに。(DURA ACEなどのようなハイブリッド、つまりカーボンとアルミで出来ていて、ブレーキ面はアルミだと普通のブロックが使える)スポーク組みのデザイン? まあ、性能の前には目をつむろう、と。そもそも今、ZONDAを履いているじゃないか、と。あと、ZONDAと違ってBORAはリムのカラーが選べるのも○。赤白という派手なCampagnoloカラーじゃなくて、白とグレーというシックなロゴをチョイス。

Fulcrum Racing Zero Carbon Clincher
変更理由:BORA ONEもポチろうと思ったら在庫がなかった。あと、やっぱり MEGA G3組みが気に入らない。加えて35mmのリムハイトはやっぱりちょっと(横風の突風とかだと)怖い気がする。トドメは「あまり軽くならない」という感じで断念。すると「カーボンホイールで、かつリムハイトが高くなくていいなら、アレがあるじゃないか!」という事で思い出したのがこのホイール。

そういうわけでFulcrum Racing Zero Carbon Clincher(以下、RZCC)に決めたのが10月頭。つまり同居人のDURA ACEを発注した後くらいです。
で、そこからが長かった。
理由は「在庫がない」からです。
私がチェックしに行って在庫があったためしがない。(・∀・)
本来なら、10月下旬に参加した「2016Cyclingしまなみ」がRZCCのシェイクダウンになるはずだったんですが、結局届いたのは夕べでした。
しかし、RZCCに決めたあとはまったく揺らぎませんでしたね、不思議な事に。
「こうなったらとことん待つ。何しろ私のシーズンインは来年5月だから(花粉症なので春は外を走れない)」
というわけで、「ものがない」という経験を何度かした為、精神が鍛えられておりました。もともと長期戦覚悟でしたので、他のホイールに選び直すという事は全く考えませんでした。
それくらい(机上の論理的には?)私の要求を全部満たしたホイールだったということでしょう(ただ考えるのが面倒くさくなっていた、という理由かもしれませんが)。
そして運命のブラックフライデー。あの日、あの時は、なんというかまさに奇跡の出会いというか、運命の一瞬というか、まさにそんな感じでした。だって私がポチった数十分後には在庫無しになってたんですから。どんだけ人気なんだか……。
普段はいつ覗いても在庫がないショップ(予定日は書いてあるがその日に入っていたためしがない)だったのに、DMが来ていたので「まさかあるわけないよね」と思って覗いたら「在庫有り」ですと! なんというかもう、文字通り「あわてて」ポチりましたっけ。注文に間違いがないかじっくりチェックする間もなく。(´д`)

そんなこんなでやってきたFulcrum Racing Zero Carbon Clincher。略してFulcrum RZCC。
機能は開封のみでございましたが、今日あたりに入替作業を行おうかと思っております。
写真は梱包物。
なんとこのクラスのホイールになると、ホイールケース(カバー)がついているんですな、びっくりです。
Fulcrumのイメージカラーの真っ赤なホイールカラーが泣かせます。またこのホイールカバー、小技が聞いていて、内部にポケットがあるんですよ。クイックレバーを入れておけってことなんでしょうね。
我が家で呼びホイールを入れておくのに使っているホイールカバーなんてそんな気の利いたものありませんから驚きました。あと、生地も全く違ってFulcrumの赤いヤツは3倍速い……じゃなくて3倍しっかりした生地でできておりました。
付属品はクイックレバーと、10速のスプロケットを使う際につかうスペーサー。使い途がさっぱりわからなかった黒いパーツは、説明書を見て納得。きしめん状のアルミスポークに貼り付ける磁石(と取り付けパーツ)です。スポーク形状がきしめん状に平たいので、サイクルコンピュータのセンサに附属しているマグネットが取り付けられないので、それを考慮したメーカーの良心というか気遣いですね。ちょっと感動しました。私には不必要なものですが。それから忘れてはいけない専用のブレーキブロック。予想通りこれはCampagnolo製でした。あ、Fulcrumって、Campagnoloの子会社です。なのでホイール組みとかラインナップは被っているようで、実はうまく棲み分けているような感じが見受けられます。

RZCCをチョイスした理由の一つである重量(軽さ)ですが、まだ実測はしていないものの、ZONDAと比べると200gほどの軽量化になりそうです。
標準→ZONDAで225g、今回もまた200g程度なのでホイール回りでざっと400gの軽量化を果たしたかっこうです。
RZCCに載せ替えると、ついに我が愛車はペダル込みの重量が完璧に7kg台に突入です。

それから少し前の投稿でDURA ACEのリアブレーキを買った話を書きましたが、実はアレ、このホイールのために購入したものです。
カーボンホイールを導入するので、この際だからリアブレーキもしっかりしたものに換えておこうと考えたんです。もちろん、実際の性能というよりは、主に精神衛生上の問題ですが、信頼性が105より高いであろう事はまちがいないですし、カーボンホイールに依るブレーキ性能低下(一般にはアルミホイールの方がかなり利きがいい。特に雨)を少しでも押さえられたら、という目論見でございました。

以上、長々とお付き合いいただきありがとうございました。
天気がよければ週末にシェイクダウンしてファーストインプレッションを挙げる予定です。
が、今回もまたZONDAの時のように「違いがさっぱりわからない」という結果になりそうな予感がしてて、ちょっとビクビクしております。(・∀・)