やっはろー(‘◇’)ゞ
新年早々、トナラーにあいました
扉の画像が証拠です。
 我々は車から降りてすぐだったので事の一部始終を目撃していたのですが、神社の空いている広大な駐車場で、なぜか一目散にこっちに来たかと思ったら、スッと隣にお停めあそばされました。ちなみに参拝とか何か用を足すのにまったくもって便利な場所ではありません。
いや、これはまあ、許そう。(^^;
それはさておき「我が家にとってDELICA MINIは介護用車である」ということをつい忘れてしまうのはクルマ好きなんだから仕方ないよね、と言いつつ「プチなカスタマイズ」という楽しみの沼から足を洗う気がない今日この事です。
とはいえ決して本来の目的を忘れているわけではありません。
 そういうわけで今回はその証拠……というわけでもないのですが「本来の目的用オプション(プチなカスタマイズ)」について。
◎手すり
これはMacan GTSにも装着していました。
 目的は高齢の親たちの乗降のアシストと乗車中の安全に少しでも寄与できればと思って用意したグッズです。
ヘッドレストが2本パイプ方式ですっぽ抜けるタイプのシート用の汎用品なのでMacan GTSに付けていたモノをキャリーオーバーすることも考えましたが、私と同居人の親をどちらも介護・介助している関係上、少ないながらも2台が同時出動する可能性がありますのでMacan GTSのものはそのまま残して新たに購入しました。
 三菱のディーラーオプションと違って「どちくしょー!」コールが発動するほど高価なものでもありませんし、ケチる必要はないですものね。
モノはMacan GTSに取り付けたものと全く同じものです。
 私が購入した時は@1750円。2つで3500円でした。
DELICA MINIは付属のカラー(アジャスター)は不要で本体の穴にヘッドレストのステー(パイプ)がそのままぴったりはまります。
ちなみにこれはレジ袋ハンガーとして、また長傘の柄をひっかけたりするのにも使えます。
 見た目はカッコイイわけじゃありません(というかかなりダサい)が、親だけでなく自分の為にも有効活用できるものだと理解して受け入れるべきモノだと自分に言い聞かせております。
◎折り畳みステップ
これもMacan GTSで使っていたものと同じ。
 近所のホームセンターで1000円ほどで購入しました。
 この手のステップは高さがいくつかありますが、私のミニサイズな親を想定すると低いものがベター。
 これの高さは公称22cmです。
いやあ、オプションの「リアステップイルミネーション」がいい仕事してますよネ。つけてよかったとしみじみ思います。というか、オプションとかケチらずにこういう安全装備は標準で付けておくのがメーカーとしての良心だとおもうんですけどね。
◎乗降性を多少なりとも楽にするかもしれないグッズ
長い。(^^;
入口に向かう為のハードルはステップで解決。
 次は乗り込む際に体を支える系のお助けグッズを考えることに。
DELICA MINIに変更後、後席の利用者?である母親に乗降性などについて改善余地があるかどうかをヒアリングしたところ、基本的に以前(Macan GTS)より楽であまり問題はないが、乗り込む際の「手すり」が左右両方にあると「モアベターよ」とのこと。
DELICA MINIは助手席側(つまりボディの左側)から乗り込む際、向かって左のBピラーに手すりがついています。
 これはライバル車と比べても結構な長さがあります。そもそもガキ用に設定されているようですが、おかげ様で小学生低学年サイズ?の母親でも難なく利用できていて「いい装備だな」と思っております。
 その手すりが右側にもあるとより乗り込みが楽だというのです。
 確かにその通りです。
が、うーん。
 さすがに手すりを付けるのはなあ……と思いつつ頭をひねっているとひらめきました。
 ごく軽度の鉄ちゃんである私的には「手すり」といえば脊髄反射で「つり革」という単語が出てくるわけです。
 そうです。「手すり」の増設はムリでも「つり革」ならばなんとかなるんじゃない?
というわけでチェックすると同じ悩みを持っている人が多いのか、普通にありました、クルマ用?つり革。
 後部座席用のアシストグリップ、つまり窓側頭上にあるグリップにぶら下げる形で設置するタイプです。
関東系△タイプでも関西系○タイプでもないレトロ系。緩やかなU字型で硬質エラストマーと化繊テープの組み合わせで、バックルでワンタッチ装着可能。長さ調整もできます。
 結構お安い割にはモノはしっかりしたつくりに思えます。
 私が購入したのは赤黒2個で1セットになっているもの。
アシストグリップはバネ展開して下方に下がるかたちになりますからとりあえずテープ(ベルト)は最短にして装着。
 術後のコルセットを付けてリハビリ中の母親に使い勝手をヒアリングしてみましたが「ないよりはいい」という言質をいただきましたので採用することにしました。
注意点としては付けたまま走行すると手すりがぶら下がる状態になるので走行時は揺れて顔や頭に当たる可能性があります。結構硬い物体がガツンと来ますので基本的には使用する都度、脱着するのが好ましいと思います。
 だがしかし。
 私はモノグサなので「ダメだったら外すから言ってね」と母親に了承を得た上でアシストグリップのバネを利用して挟み込むようにして収納して脱落しないかどうか様子を見ることにしました。
 ガタガタ道などをいろいろ走ってみましたが今のところしっかり引っかかってくれていて脱落するようなそぶり?はありません。
 これだと必要に応じて取り出して、その後は挟み込んで収納、という使い方ができるので便利じゃない?さすが私、と鼻の穴を膨らませながら悦に入っております。
主に使う助手席側に赤ベルトを装着しました。乗降時にわかりやすいだろうと思ったからですが、まああんまり関係ないでしょうね。
ピントが合ってませんが。(^^;
◎後席のシートベルトが遠い問題解決グッズ
長い。(^^;
ディーラーに足を運んでDELICA MINIのゲンブツ(?)をチェックした際に「後席のシートベルト、遠すぎなんじゃね?」と思っていたので対策を考えていたのですが、いいアイディアが思いつかず納車の日が近づいていたある夜のこと、
 知る人ぞ知るAliexpressでDEFENDER用のグッズをチェックしていた時です。
 偶然見つけたんですよ。
 「コレじゃね?」と思うものを。
 ダメもとでポチったものの納車日には間に合わず。
 届いたのは納車後1週間くらいしてからでした。
それまではリアシートに座らせてから我々が手を伸ばしてシートベルトを引き出して装着しておりました。
 私の母親などは腰椎やった後の療養期なので体を妙にねじったりする動きは厳禁ですしね。
注文後1週間程度で届いたので装着してみようと思ったところ……。
 穴のピッチが全然違う!orz
届いたブツを見た時に嫌な予感はしていたんですよね。
 穴が2個しか開いてなかったので。
 ヘッドレストのポール間のピッチがピッタリのシートにしか取り付けられないじゃん!
 アジャストする気全然ないじゃん!
 てか、写真見た時にわかってたことだったけど、使えるんか、これ?
で、使えませんでした。ピッチが広すぎますね。でっかいクルマ用です。
 ドリルで穴をあけて調整しようかとも考えたんですが、めんどくさい((^^;)のでプランBに移行。
 プランBとはAmazonで見つけていました。
 もともとの用途は買物袋や長傘の柄などをひっかけておくもの。
もちろんカッコはヨロシクありませんがDELICA MINIの目的はカッコじゃなくて実用性が最優先です。
試してもらったところ良さげです。
 利用者の感想を聞くと「オッケー」という回答を貰えましたのでしばらくこのまま様子を見てみようと思います。
◎シートベルトが装着しにくい問題解決グッズ
長い。(^^;
さて。
 ステップを使えばDELICA MINIへのアプローチ問題は解決。
 手すりとつり革で乗り込み問題はオッケー。
 買い物バッグ用フックでシートベルトの引き出しにもメドが付きました。
 ここまでは順調。
しかし高齢者には私のような年金受給初心者レベルのハナタレの若造には理解できないような「苦難」がさらに待ち構えていたのです。
 そう、その「最後の難関?」をクリアしないとDELICA MINIは出発できないのです。
この問題は車種にもよるのかもしれません。
 というのは欧州車と違って日本車のシートベルトのバックル部分の取り付け剛性……というのが正しいのかどうかわかりませんが……が低いんですよね。
 具体的にはバックル側ががっしりとしておらず、タング(挿す方ね)をもってバックルに嵌めようとするとバックル側がすぐに動いたり沈んだりして色々とアレな高齢者やそもそも手先が不器用な人はなかなか嵌められなかったりする傾向にあるように思います。
 実はこれは以前からうっすら感じていたことなのです。
 輸入車ばかり乗っているとあまりわからないことなのですが日本車、タクシーや会社のクルマや知り合いのクルマに乗る時に「んんん?」と引っかかりを感じておりました。
 DELICA MINIは比較的マシな部類に入っていると思うのですが、それでも日本車なので日本車の特徴を受け継いでおりまして……。
普通は目視で行えばシートベルトを嵌めるのにさほどストレスは感じないのでしょうが、できるだけ体をねじりたくない、ねじれない状況にある人にとって体をねじってバックル側を視認しつつタングをはめ込む……という行為は想像以上に困難なようなのです。
 母親などはガッチリとしたコルセットで胴体を固められているのでシートに座ってバックルを目視するという「何気ない普通の動き」が制限されるのですよ。
 「そんなの手探りしたら簡単にイケるじゃん」と思うんですが、そうでない人たちもいるということをここへきて認識いたしました。
だってMacan GTSだとこの問題は発覚してなかったんですよ。楽ではなかったでしょうけどシートベルトの装着にあまり時間はかかっていなかったんですがDELICA MINIに代えたとたんなかなかシートベルトを装着できずに悪戦苦闘しだしたのが何よりの証拠でしょう。
 結局シートベルト装着は都度介助することになったくらいです。
そこで用意したのがバックル側に嵌める延長プラグ。要するにバックルを少し上に突き出してみたわけです。
 これが大当たりで、バックル部分を右手で握れるようになりましたので、目視しなくても穴へタングを導きやすくなりました。
 そもそも自分で普通にシートベルトを装着できるようになったのが何よりの証拠と言えるでしょう。
ちなみにですが、実はこれ、私も過去に全然違う理由で使っていました。
 XC60に乗っていた時なのですが、XC60の前席シートベルトバックルって、結構フロアに近い部分にあるんですよ。
 私はどのクルマでも路面死角を最小限にしたいので物理的な手法としてシートは一番上に上げて乗るタイプなのですが、そのポジションを取るとXC60の場合、バックルが下過ぎてタングを嵌めにくくなってしまうんです。バックルを掘り起こして嵌める感じです。
 なので延長プラグを使ってストレスを軽減しておりました。
そういわけで以前使っていたバックル延長プラグをとりあえず流用してたのですが、見た目的に色気?がないので自己満系のものを導入しました。
 これです。
 まさに自己満グッズ。
 だがしかし。
 届いたジツブツを見て「あー、そういうことか」と。
 これはアレです。
 DELICA MINIの用途としては使い物になりませんね。
 タングを差し込む部分を見てください。
 そうなんですよ。ここにタングを差し込むには針の穴を通すコントロールが必要です。
 普通のバックルはタングを穴へガイドするかのように穴へ向かって周りがスロープ状になっていてアバウトなコントロールを許容してくれるわけですが、これだと……ねえ?
というわけで自己満系見栄えグッズは不要となりました。
 強いて使うとすればタング側に付けてみることもできますが、そうなると装着時にこのプラグのリリースボタンを押してしまいそうです。
 どちらにせよコイツは却下でございます。
なのでXC60で長く使っていたコイツを再投入。ボロくなってますね。
こんな感じになります。
というわけで、いくつかの「壁」を乗り越えた母親はDELICA MINIを「足」として利用することが可能になったのでした。
今回思ったのは「車いす以前」の段階としてはDELICA MINIでなんとかOKだろうけど、「車いす異動」の段階になったら素直に「介護車両」を選ぶべきだろうな、ということです。
 とはいえ、今はまだ「DELICA MINIの次のクルマ」は考えないようにします。

 












