にゃんぱす~(^^)/
既に一月も下旬に入っている今日この頃ですが、とりあえず……
あけおめ!
新年といえば、去年(2022年)は年明け早々にPORSCHE Macan3 GTSの購入(契約)をやっちゃったわけですが、あれから1年でございます。。
そしてMacan3 GTS納車からはや7か月。
無職効果と申しますか、我が家的には近年まれにみるハイペースで走行距離が10,000kmになろうとしているわけでございます。
どれくらいハイペースかというと、前車のVOLVO XC40なんて1年6か月で6000kmくらいですからね。4倍以上のペースで走っております。
そんなわけでMacan3 GTSについてそれなりに理解も深まったことだしぃ、評価軸も太くなってるしぃ、いろいろと思うところもあるしぃ、10000km達成記念?ってなノリでここいらでそのあたりをまとめてみようと思います。
今回はその第一回目。
新年だし一回目なので軽ーいジャブみたいな感じで行きましょう。
◎データから見るPORSCHE Macan3 GTS
まずは10000㎞までのあゆみというか、感応評価ではなく数値という血が通わないというか冷徹な評価軸から見たMacan3 GTSの姿ってやつをお伝えしておきましょう。
〇トータル燃費
まずは気になる?トータル燃費から。
9.69km/L
この数字、どう思いますか?
特記するまでもないと思いますが、算出方法は「直近の満タン給油時の総走行距離-納車時の総走行距離」を元に「総給油量-初回満タン給油量」で除したデータです。
もっとも私のMacanの場合はいわゆる「満タン納車」だったので「初回満タン給油」は0ということになります。そのあたりはケースバイケースですね。
で、それにより導き出されたデータが9.69km/hということにあいなりました。
9.69km/Lというデータが「いい」か「悪い」かは完全に、それはもう100%「個人の感想です」ってヤツになるわけですが、皆さん的にはどう思いますか?
私個人としては「これってかなりいいんじゃね?」と思っています。
現時点では、ですが。
ちなみに前車のVOLVO XC40 B4 AWD R-Designのトータル燃費は13.07km/Lで、私が所有したクルマの中ではおそらく1位です(古い車は記録が現存しておらず、その部分は記憶に頼っているため)。
直近に購入した4台はすべてSUVなのですが、その中でもXC40の燃費が飛びぬけてます。
例えばXC40の前に乗っていたXC60は「10km/Lを少し超えたなか?」くらい。その前のLAND ROVER RANGE ROVER EVOQUE Coupe Dynamic(長い……)に至っては「8km/Lにとどかなかった」くらいでした。
つまりMacan3 GTSは「EVOQUEよりは遥かによく」
「XC60まであと一息」という立ち位置になっているわけです。
もちろん「燃費って、20km/Lが最低ラインでしょ?」みたいなデータをたたき出すトヨタのCセグメント以下のハイブリッド車群から比べたら10km/Lを切っている車など「ゴミクズ同然」に見えることでしょう。
Macan3 GTSが20km/L以上の燃費をたたき出してくれたらどんなにうれしいことか……。
だがしかし。
クルマの価値は燃費データだけで測れるものではないことは皆さんもおわかりの事ではないでしょうか。
特に私のような都会のベッドタウン的地域に生息する庶民は「我が家のクルマ」ってのは1台きりです。その1台きりのクルマを選ぶのに多くの「妥協」を強いられるわけです。
何が言いたいかというと、何を重視してその車を選んだのか? です。
私は果たしてMacan3 GTSを燃費重視で選んだのでしょうか?
否。
めっちゃ「否」です。
私は「ドライビングプレジャー」を主としたいくつかの価値観的要素でMacanをチョイスしたわけです。
燃費については20km/L以上出ればそりゃ嬉しいですけど、大幅に妥協できる要素でした。
もっとも妥協できるとは言っても「5km/Lいけば上々かな」と言われたら大いに悩んだ(「諦めた」ではないところに注意(^-^;)でしょう。
つまり燃費の良さと動力性能やらドライビングプレジャーやらとはトレードオフの関係にあるという、わかりきっているお話でございまいた。
そこにデザインやら積載性やら車両重量(駐車場の制限の問題。もちろんこれは人による)やらが絡んでくるので、クルマ選びはなかなか大変で、それが楽しいのでございますよね。
そういえば新型プリウス、燃費がすごいのに0-100km/h加速が7秒台前半だそうですね。
今までは10秒フラット程度、要するに「凡百な速さ(遅さ)」だったのに新型は同社のスポーツカー、86(旧型)と同等の速さだそうで、これはもう「プリウスだからしかたがないよね」という「諦め」要素、それも大きなヤツが消しこまれたわけで、すんごい話だと思います。
「十分速い」と感じていたXC40のB4は8秒強ですからね。それより1秒も速いクルマになっちゃったプリウス……いろいろアレなご老人達御用達というか大人気のプリウスがそんなバカっ速いクルマになったということは……いろんな意味で「ヤバい」時代に突入しそうですね。
ちなみにMacan3 GTSは4.3秒なのでXC40より4秒近く早いです。
おっと、長くなりそうなのでここらでまとめます。
「高速道路で10km/L出たら御の字」
「市街地で6km/L超えてたら文句はない」
私はこういう覚悟でMacanを購入しました。
その結果が総合燃費9.69km/Lです。
つまり予想以上の好燃費だったと判断するのに何の疑問もないということです。
マイルドハイブリッドのXC40は論外ですが、Macanよりちょっぴり燃費がよかったXC60やMacanより20%近く燃費がわるいEVOQUEは4気筒2000㏄ターボ。
Macanは電気モーターのアシストなしの6気筒3000cc(正確には2900cc)ターボ。しかもパフォーマンスに極振りしたハイチューン版。トランスミッションは加速重視のセッティング。あまつさえボディは2トン越え。これで10km/Lに迫ろうというのですから、プリウス換算だと50km/Lくらいの値ではないでしょうか(どんな換算?)。
過去に所有した同じV6エンジン(3200cc)を積んだVW EOSは市街地燃費が5km/L台でしたから、Macanを買った時も「性能を考えるとEOSとトントンなら御の字だよ」なんて思ってました(強がりですが)ので、本音を言っちゃうと「Macan3 GTS、マジで燃費ええわぁ~」なのであります。
まあ、アレです。
Macanの場合は高速道路比率が高いからこそ出たトータル数値ではあるのでしょけれど、そもそもMacanは「そういう使われ方」をするクルマなので今後も9km/Lは切らないのではないかと思います。
〇1kmあたりコスト
さて、今度の数値はズバリ「カネ」。
まあ、燃費もつまるところ「カネ」なんですが、今回は「まんま」カネ換算でございますゆえ、よりわかりやすい経済指標を表すデータとなっております。
1701.63円/km
アタリマエですが、このデータはクルマの価格が高いほど悪くなります。
でも、走れば走るほど改善されます。
言い換えると「ほとんど走らない安車」より「めっちゃ走りまくった超高額車」のほうが数値が良くなる可能性があるということです。
安価なクルマでたくさん走ると無敵ってことですね。
こういう計算に何の意味があるのかと疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
でも私的には意味があると考えております。
これは「戒め」です。
「おい、クルマで1km走るのにこれだけカネがかかっているんだぞ、わかってんのか?」と、自分にゲンジツを叩きつけて置くことで、ともすれば麻痺してしまいがちな私のような「アタマおかしいんじゃないの?」と後ろ指を指されて生きているクルマ大好き人間のクルマに対する経済観念部分をリセットするのに有効なのではないかと愚考するわけです。
えーっと……。
言い方を変えましょう。
この数値は「目安」というか「比較対象」というか「目標」として悪くない値だと思っているんですよ。
目下の目標は「XC40の数値」です。
こちらは「1kmあたり335円」でした。
この数値を意識することでコスト高なMacanの免罪符にしたいと考えているのです。
50000kmも走れば逆転するんじゃないかと思っていますが、さて。
なお、分母となるコストにはクルマに関するものすべてを計算にいれます。
・車両代
・各種税金
・各種保険代
・燃料代
・高速道路料金
・駐車料金
・駐車場代
・アクセサリー、用品等
・消耗品等(ウォッシャー液など)
・整備点検費用
・コーティングや洗車代
要するにクルマに関わる「カネ」は全部入れます。「クルマを所有していなければ発生しないコスト」とご理解いただけるとわかりやすいかもしれませんね。
車両価格についてはクルマを売却した際に差引を行います。
たとえば550万円のXC40が400万円で売れた場合は車両代金は150万円として計算されます。
つまり最終的な数値はクルマを売却した後に出てくるというわけですね。
最終目標は「2桁円」、つまり「100円を切る」ことですが、さて一体どうなることでしょう。
まあ、買値より高く売れない限り難しそうです。
というわけで、今回はここまで。