趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★ThinkTankPhoto Retrospective 5

カメラ

レトロスペクティブ5というか、ThinkTankPhotoのバッグ全般に言えるのは丁寧な細部の作り込み。
たとえば、ジッパーのスライダー。
ここはプラにしておけばいいんだけど、耐久性や開閉のフィーリングなど、やはり金属製にはかなわない。
TTPはクオリティや耐久性を重んじてるので金属製のスライダーは必須。
でも内部に金属パーツがあると、カメラの出し入れや収納時にも打突や擦過などによってカメラボディやレンズに傷がついちゃったりするわけで。

そこでご覧のようにエンド部分にスライダーを包む袋状のスライダーカバーを付けてある。
ちなみにカバーはゴムバンドっぽいヤツ。

左に見えるペラっとしたのは左右にあるフラップ。それぞれ2枚の半月型?のガワと同じ素材を縫い付けてある。
たぶん目的はこの部分から不用意に内部のものが飛び出さないようにするための引っかかりだと思いますが、たたみ込んでもおけるし、こういう具合にしておけば、サイドのポケットに何かを突っ込んでいてもちょっとだけ安心かな、という感じ。

ジッパーのスライダーの部分に付いている引き手にも神経が行き届いているのがわかる。これ、ただの布ではなく、中に(たぶん)ウレタンの棒が入っていて立体になっている。指でつまんだ時にしっかりもてるし、指当たりはウレタンなので柔らかい。
人によってはどうでもいいところなのかも知れないけれど、私はこういう気遣いが出来る製品にはsympathyを感じます。
F-10というか、ドンケには感じない部分で、こういうところを見ると
「ああ、この人達はロープロでこういう製品を作りたくても(主にコストの問題でお許しが出ず)出来なかったから、独立して自分達が本当に欲しい、使いたいモノを作ろうと思ったんだな」って妄想出来ちゃう。

ThinkTankPhoto のバッグは、とにかくポケットが多い事が特徴ですが、このRetrospective 5もご多分に漏れず。

コレはサイド部分のポケット。
マチはあまりなくて、大きめのスマートフォンならOKというところ。
ペットボトルなどはちょっとむり。
ポケットの上のベルトにぶら下げるようなポケットなどで対処は可能になっています。

リアのポケット。
ファスナー付きです。
外装は至ってシンプルなRetrospective5ですが、こちら側に控えめなTTPのワッペンとモデル名が刺繍されたタグが。

こちらには小銭入れとかパスケースなどを入れておく感じでしょうか。

内部のポケット事情。
手前から・前面ポケット
・前面側タブ?付き隠しポケット
・メインコンパートメント
・背面側ファスナー付き隠しポケットとまあ、こんな感じ。厚みをとらない細かい物、例えば予備バッテリとか予備メディアとか、クロスとかボールペン(別に万年筆でもいいけど)とか、健康保険証とか年金手帳とか、パスポートとか、彼女/彼氏の写真とか、カラーチャートとか、単体露出計とか、メモ帳とかの収納場所は腐るほどあります。

 
前面側タブ?付き隠しポケット には、細かい仕切りが一杯。
TTPラベルのあるフラップをメインコンパートメントにベルクロ留めすればポケットの中味がこぼれにくいという仕掛けあり。