やっはろー(*’▽’)
ゴールデンウィークですね!
もっとも毎日が日曜日の私には全くもって関係ない……というかこの期間は個人的には「外出は極力控えましょう」ウィークですけどね。どこに行っても人ばかり渋滞ばかりでロクな目に遭いませんから。
とはいえ現役の方々にとっては重要なイベントタームなのでクルマで出かける際はくれぐれも安全運転を。頭がおかしいクルマを見かけたら「関わらないでおこう」が合言葉ですよ。
◎インテリアデザイン
DELICA MINIって外観は軽自動車、そしてけっこうなSUVっぷりなんですけど、ドアを開けると「乗用車」という感じ。つまり見た目とインテリアで性格が違うタイプ。
SUV風味があまり……いやまったく?ないといった方がいいかもしれません。
外見はいわゆるギャルっぽいんだけど、性格は生真面目で勉強もしっかりやっていて学校の成績もいいタイプ。みたいな?
その多少ちぐはぐな世界観に関しては評価が分かれるところですが「じゃあSUVっぽい内装ってどういうの?」と尋ねられると「ジムニーとか、ラングラーとか?」みたいなツマラナイ回答が思い浮かぶわけです。
もっともジムニーとかラングラーとかって「SUV」じゃなくて私世代だと「クロカン」なんですよけどね。
翻って現時点で販売されているSUVって、その多くはシティ系SUVといわれる最低地上高がそこそこ(そこそこ、です)確保されているけど、実は基本的には乗用車寄りのクルマなわけです。
つまりジムニーやラングラー的な世界観のインテリアを積極的に採用しているSUVなんて実はほとんどないんじゃないかなって思うんですけど(ほとんど、です。全部とは言ってません)。
SUVの末席に連なる系の私の愛車であるところのMacan GTSのインテアリアなんて「まんまPORSCHE」でステアリングはじめほとんど911と変わりませんから座っただけだとわからないくらいでSUV風味ははっきり言ってゼロ。
という具合で登録車はそういう感じなのはわかりました。
では軽自動車に目を向けると、こちらは多少事情が違っているようで「なーんちゃって」的な世界観を良しとする風潮がまだまだ色濃く残っています。
ハスラーとかハスラーとかハスラーとか。
ハスラーは同じスズキに「ほんまもん」のKセグのクロカンが存在していますのでハスラーのあれは「アリ寄りのアリ」だと勝手に思っています。
というか私は軽自動車ってスニーカー感覚で付き合うクルマだというイメージを勝手に持っているのでハスラー的な世界観はむしろ好みなんです。
ポップなのも色変もいいんじゃないかと思います。
だがしかし、私はDELICA MINIの生真面目な雰囲気も鉱物です。なんというか「ちゃんとした」感じがいいんですよね。むしろ「都落ち感」がないDELICA MINIのあの内装は私にとってはピッタリなんじゃないかと思います。
インテリアの見た目満足度は100点60点です。
○ダッシュボード
上述の続きになりますが、全然安っぽさを感じないDELICA MINIのダッシュボード周りには脱帽しています。
ちなみに私が漠然と思い描いている「軽自動車」の値段って「軽だから50万円くらい?」みたいなイメージですからドアを開けて目に入って来たDELICA MINIのダッシュボードはいい意味で「思ってたのと違う」感を醸し出してくれていました。
昨今のハイクラスの軽自動車って装備は下手な3ナンバー登録車のベースモデルSUVなんかが裸足で逃げ出すレベルになってきてますし、いつまでも「鉄板むき出し」「プラ丸出し」なクルマなわけはないですよね。
あまり車に詳しくないというか都心のマンション暮らしが長くてあまりクルマに乗る機会がない生活をしている妹がいるんですけど、はじめてDELICA MINIに乗った彼女に「あれ?これって軽自動車じゃないよね?」と言わしめたレベルです。
あらかじめDELICA MINIを買った事は伝えてありました。クルマのことなど何も知らない彼女ですらDELICA MINIは知っていてここでも改めてDELICA MINIのTV CMのインパクトの大きさを感じ入ります。
そうそうクルマを知らないといえば私の母はその最右翼に位置しておりますが、その母にしてDELICA MINI購入後に初めて実家を訪れた際、一目見て「これってDELICA MINIやん!」と車種名を口にしました。今までの私の歴代のクルマなんてせいぜい色でしか認識できていなかった母が、です(ちなみにクルマを買い替えても色が同じだと個体変化にすら気づかないレベル)。
DELICA MINIは「母親が名前を知っているクルマ」として金字塔を打ち立てたのです。
しかも訪れるたびにフロントフェイスをを見るたびに「ええねぇ」と独特のデザインをかなり気に入ってくれている模様。なのでDELICA MINI購入プレゼントのデリ丸は箱を開封しないまま母親に里子に出しました。私は猫派ですしね。(^^;
DELICA MINIの顔が気に入ったということはデザインのパクリ元……もとい元ネタであるDEFENDERも気に入ってくれるかもしれないな、と淡い期待を抱いておりますが、よく考えると介護用にDEFENDERを出動させる事はないかもしれません。でもお迎えが来る前に一度くらいは紹介しておきたい気もしておりますが、Macan GTSとの違いはわからないでしょう。色が変わってかなり背が高くなるので「違うクルマ」という認識程度はできるかもしれませんけれど。
おっと脱線しすぎました。
何がいいたかったかというとDELICA MINIのダッシュボードまわりは「軽自動車には見えない」すなわち「けっこう立派に見える」デザインだということです。
言い換えると「普通の乗用車でもグレードの高いモデルにしかみえない」ような仕立てになっている、と。
ステアリングなんて他車の3ナンバーSUVの上位クラスと比較しても見劣りしないレベルです(もっとも革のグレードというかフェイシアは全然ちがいうと思いますけど)。
そんな感想は5か月ほどすごした今でも全く変化しておりません。
いいね、DELICA MINI。
ダッシュボードの見た目満足度は100点80点です。
○メーターパネル
これについては私の評価はかなり辛口です。
というのも現時点において私がDELICA MINIでもっとも気に入らないポイントがこれだから。
「イマドキアナログ2連メーターかよ。ケッ!」
でございます。
競合他車と比較しても最大のウィークポイントになっているんじゃないでしょうか。
百歩譲ってアナログの回転計(タコメーター)はまだいいとしましょう。でもアナログのスピードメーターなんてもはや時代遅れだと思います。
中央部分にスマートフォンサイズのデジタル表示パネルが嵌め込まれていますが、欲しい情報を見るにはいちいち切り替えないとたどり着きません。インパネ内に地図を表示するなんて夢のまた夢という感じ。
コストの問題なのでしょうけど、今年(おそらく)フルモデルチェンジするでしょうけど、その際には「今風」になっていることを希望します。まあ私のクルマがフルデジタルになるわけじゃないので関係ないからどうでもいいんですけど。
回転計と速度系のアナログメーター自体のデザインもイマイチです。特に色使い。
個人的な好みの問題といえばそれまでですけど。
なんでここをブルーで塗っているのかわかりませんし、速度計は街中走行でもっともよく使う速度域を上部に持ってくるなどする工夫もありません。そもそも何も考えていないような感じでチョイスされたフォントが気に食わない(^^;。
表示項目にも言いたいことがあります。
私的には最低限、燃費とトリップメーターは同時に表示しておきたい項目なのですが、DELICA MINIはそれができません。いちいち切り替えが必要です。当然ながらカスタマイズ性もありません。
切り替え自体はステアリングの左ウイングにある物理的な十字ボタンを押すだけなのですが、だからって許せるものではありません。
オドメーター、つまり総走行距離計は法律の関係で常時表示されてますけど、ドライバーとしてはそんな情報より重要なのはトリップメーターだろ?と思うんですけど。
で、そのトリップメーターを常時表示すると今度は切り替えないと燃費計が表示されない、ときたもんだ。
そんなわけでDELICA MINIのメーターパネルについてはネガティブな印象しかもてません。
メーターの満足度は100点満点中、20点です。
◎シート
DELICA MINIのシート調整はすべて手動です。なのでアタリマエですがメモリー機能などついてません。
もう何十年も?メモリー付き電動シートしか使ってこなかった身とすればDELICA MINIを買って一番がっかりするポイントと言っていいかもしれません。
手動調整の最大のデメリットはメモリー機能が付かないことで、常時複数ドライバーが利用するクルマではストレスの元です。
次に問題になるのが調整幅がおおざっぱすぎること。
シートの前後調整は手動なのに位置に関してはある意味デジタルで溝があるところにしか固定されないのが手動調整の痛いところ。
「あ、この中間で止めたい」と思っても噛み合う溝部分でしか固定してくれません。つまり微調整ができない。
なお微調整ができないのは背もたれの角度もそうだし、高さ調整も同様。でもこれはDELICA MINIだけじゃなくて軽自動車、いや手動調整のシートはすべて同じでしょう。
そんな中でもDELICA MINIが多少マシだと思えるのははシートリフター、つまり「高さ調整」機能がついている事。
高さ調整ができない軽自動車も多々ありますからね。
もっともこの高さ調整、調整幅はあまり大きくないようです。我が家は二人とも一番上、前方の視界確保を優先してシートは最も高い位置で使っているのですが、調整幅では少し足りないというか「もう少し上げたい」というのが本音です。
電動パワーシートがついてないという「ないものねだり」はここまでにしておきましょう。
そもそもシートに求められる最も重要な要素は「座り心地」……じゃなくて「腰が痛くならないかどうか」です。ホールド性に関しては実のところ一部の「横Gマニア」以外にはあまり関係ないと思います。
この点ではいい意味で予想を裏切られました。
素晴らしいとまでは言いませんが、DELICA MINIのシートはレベルが相当高いと思います。
その理由はシートの出来に関しては煩い方だと自他ともに認める私が2時間以上運転を続けても全く腰が痛くならないから。
下手な登録車だと30分もしないうちに腰のあたりが「ずーん」とした感じになって「もう無理」っていう感じになるんですが、そんな腰がDELICA MINIだと2時間が過ぎても何の文句もいわないですよ。
現在のところDELICA MINIに連続して座り続けたのは最長で2時間30分までなんですが、もう全然オッケーです。
高速道路を使った長距離ドライブだと長くても2時間ごとにはSAなどで小休止をとりますから、そういう意味ではDELICA MINIは長距離ドライブの相棒として問題ないシートをもっているといえるでしょう。
シートの厚みも思ったよりあります。さすがに輸入車ではアタリマエになっている「シートレールはボディ直付け」ではないにせよ、体感的な剛性は充分に許容範囲です。
ホントに軽自動車……というか日本車は私が知らないうちにかなり進化を遂げているんだな、と思いました。
現役時代はごくたまに社用車や出張先で小型車を運転することがあったのですが、本当にどれもシートは最悪でした。
社用車も仕事で借りるレンタカーも借りるのは小型車で、それもレンタカーなんてだいたいベースモデルや低グレードのモデルばかりで、乗るたびに「安いクルマは絶対買わねー」と何度も信じてもいない神に誓ったものです。
そういうわけで軽自動車を買うと決めた時、一番心配していたのがシートだったんです。
軽自動車のシートなんだから、小型車よりひどいでしょうし、あきらめて付き合うしかない、と。
ところがぎっちょん。
本当に最近の軽自動車は本当に素晴らしい進化を遂げてますよね。
介護用に購入したDELICA MINIは、自宅から同居人の実家までは1時間、私の実家までは1時間30分かかります。
高速道路を使うと渋滞がなければ45分くらいなのですが、経済的な問題でよほどのことがない限り一般路を使うようにしています。往復で3000円近くかかりますからね。あと渋滞が多く、逢うと一般道路と変わらない、下手するともっと時間がかかったりするというのも理由の一つです。
介護出動は週に3、4回ありますから、頻繁にそれなりの時間、DELICA MINIのシートに座り続けることになるのです。
私がDELICA MINIのシートに抱いていた不安がお判りいただけるのではないでしょうか?
それが何の問題もないなんて!
それだけでDELICA MINIの評価は私達の中で爆上がりです。
ちなみにサイドサポートなどは皆無ですが、体が触れる部分がモケットっぽいファブリックなのでそこそこの横Gがかかってもシートの中で滑って体がズレるような事もありません。
Macan GTSのバケットシートから乗り換えるとベンチに腰かけているような感じですが、だからといって運転自体は何の問題もありません。
そもそもDELICA MINIのシートは最初に見た時に「結構しっかりしているな」と思ったんです。一見するとたっぷりと厚みがあって「結構コストがかかっていそうなシート」だなと。ここもインパネ同様「ちゃんとした乗用車」感があって視覚的には好印象だったんです。
なので「これならひょっとしたら1時間くらいは持つんじゃないかな?」と多少は期待していたのですが、期待をはるかに超える出来映えでした。
とまあ絶賛していますが、本当にDELICA MINIのシートの出来にはびっくりです。
リアシートも結構たっぷりしたつくりでしっかり剛性も確保されている気がします(リアシートに座って移動したことはまだありません)。ただ座面が短かめなので長時間だと足が疲れてくるのは予想できます。
もっとも我が家の場合リアシートのパッセンジャーは中学1年生レベルの小柄な高齢者なので座面が長いとオットマン付きの椅子のようになってしまいますし、これはこれでいいのでしょう。
もともとこの手の軽自動車は子供がまだ小さいうちまで、もしくは子供がいなくなった人、あるいは買物とご近所徘徊用のセカンドカーとして使われることを想定しているので短い方が合目的的だといえるのかもしれません。
シートを短くすることで後席のフロア部分が広く使える事を考えるとメリットともとらえられますしね。
シートの満足度は100点満点中60点です。
◎リアシート
「めっちゃ広い」です。
今までこんなに広いリアシートのクルマにお目にかかったことがありません。
いや、マジで。
というくらいDELICA MINIのリアシートエリアは広いです。
DELICA MINIのリアシートの何が広いって、足元というか前席までの距離が長いことによって生み出される広大な空間です。
スーパーハイトワゴンですからまずは頭上空間が計り知れないほど広い。小学生サイズの母親なんて立ったまま着替えができるほどですからね(したことはありませんが)。
そして身長175㎝の私が足を組んでも何の不満もなくそのまま過ごせるほど広いです。
私の母など前方が広すぎて不安を感じるらしく「(シートを)もっと前に出してほしい」と懇願するレベル。XC40やMacanをはじめ、今までのクルマでは口にしなかった要望です。
カタログによるとシートの前後スライド長は320mmもあって、かつ一番前方にスライドさせても私がちゃんと座れるスペースが確保できるのが素晴らしい。
「スーパーハイトワゴンならみんなそんなもんでしょ?」と思ったあなたは認識不足です。どの車が劣っているとは敢えて書きませんが明らかに違いがありますので実物をチェックしてみることをお勧めします。
次にリアシートの出来栄えというか座り心地。
これも充分でしょう。
自分でリアシートに乗ることはないと思いますが、いわゆる「あんこ」もたっぷりしていますし、なにより取り付け合成が実にしっかりしていて手抜き感がありません。
座面が多少短いと言えますが、この手のクルマって長身の大人をリアシートに座らせてロングドライブをすることは想定されていないので(想定されていたら燃料タンクがあの容量であるはずがないでしょう)特に問題はないと思われます。
むしろしっかりたっぷりした座り心地の良さをほめてあげたいところです。
この点、どのモデルとは言いませんが座った瞬間に剛性不足を感じるチープなリアシートとは根本的にクオリティが違うと思いました。
とはいえ問題もあります。
この手の軽自動車の使い方を考えるとDELICA MINIはユーティリティにおいてたのモデルに劣後するのは間違いないところ。
理由はトレイとポケットが助手席の裏にしか用意されていないことです。運転席裏にあるのは荷物フックのみ。
なんでここをケチっているのか理解に苦しみます。そこまでコストがギリギリなんでしょうかね?
ここも私以外にも同じことを思う人は多そうですし、フルモデルチェンジの際には改善されていることを除います。
リアシートの満足度は100点満点中60点です。
◎ラゲッジルーム
軽自動車のラゲッジルームが狭いことは当然というか織り込み済みです。
DELICA MINIはリアシートの前後調整が簡単で、かつスライド量が大きいのでラゲッジルームの容量に関しては必要に応じて増やせますから特に問題にはならない気がします。
またリアシートは50:50で左右を個別に倒せますし、フルフラットではないものの明確な段差はありませんのユーティリティは高い方だと思います。
必要に応じてアレンジができますし中途半端なファブリックではなく防汚系、つまりプラスチック仕上げになっているのでガシガシ使える感じがいいところです。この辺りはSUV系フレーバーがいい感じで作用していると感じます。
ラゲッジルームの満足度は100点満点中30点です。
長くなりましたの今回はこの辺で。
次回は走行編です。
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