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☆同居人が「いいな」と思ったのはN-Oneだった【セカンドカー選びの旅:その3】

クルマ

やっはろー(‘◇’)ゞ

行ってまいりました、ホンダとミツビシ

本社じゃなくてご近所のディーラーですけどね。

最終決定権を握る?同居人とともに行ってまいりました。
そして決めました。

今回はその顛末を……手短に。
手短に、ね。(^^;

◎ホンダディーラーにて

納期を聞きました。

「CUSTOMなら年内オッケーです」
「JOYは……うーん……来年の4月か5月とか?」

いや、疑問形で尋ねられても知らんがな。(^^;
「CUSTOMはないな」
そう思っていた私です。好みを把握しているので同居人も同じ美意識だと思っていたのですが、意外にCUSTOMの顔を見ても嫌悪感はなく、3者、つまりN-BOX、CUSTOM、JOYをけっこうニュートラルというか冷静に見比べているではありませんか。
で、しばらくして意外なことを口にしたのです。

「N-Oneがかっこいい」

いやいやいやいや!
N-Oneの話してないですから!
今日はN-Boxを見に来たんですから!

「いやでも、軽自動車を買うならN-Oneかなって」

実は同居人がN-Oneを憎からず思っていることは知っていました。
市街地を走っていてN-Oneを見かけると「アレならいいかも」と言っていたのを何度か耳にしていたのです。

確かに。
N-Oneでも「お役目」を果たすことは可能。
気に入っているのであれば無理やりスーパーハイトワゴンを押し付けるのではなく、同居人が「いいな」と思ったクルマにするのもありでしょう。

「まあ今回はN-Boxだけどね」

私が突っ込む前に自重する言葉を発していましたが、駐車場にあった新車整備待ちのN-Oneをじーっと見つめていたその横顔が印象的でございました。

そう「もとより今回のクルマ選びに関する必要条件はしっかり理解しているけど、結構気に入っているのよN-One」そんな感じでございました。

N-Oneって4WDがないんだよな。
そもそもそっち側のキャラじゃないんだっけ。
FFでスポーティ、というのがN-One RSだよね。
うん、嫌いじゃないよ。
でも、もはやちょっと設計が古いんだよね。

なんて考えていると「見た目の好みはN-BOXである」と同居人からのお告げがありました。

N-BOXって4WDがないんだよな。
あといろいろ足りないんだよな。

「N-BOXはターボがないし、4人乗車で坂道とかガスペダルをベタ踏みする感じじゃないかな」

私がそういうと「そっかー、顔は好みなんだけど」と言いつつJOYとCUSTOMの比較に移りました。
残念だがそれなら仕方ない、という感じ。
基本的にパワーというか高トルクなクルマが好きだしね。
そんなわけでCUSTOMとJOYの比較に移ったんですが、JOYの内装を見て「うーん」という感じに。

「JOYは全部この内装ですか?」
「そうなんです」

営業氏がJOYのチェック内装部分は撥水処理がされていて実用性が高くてとても評判がいいという話をして盛んに「すごくおしゃれでしょう?」と価値観を押し付けようとしてきますが、同居人はそんな言葉に同調するタマではありません。

「いやあ、このチェックはどうかと思いますわ~」ってな感じで全否定。

JOYの内装によほど自信を持っていて心からおしゃれだと思っているのでしょう、営業氏は「とりあえず実車で実物を見てみませんか?カタログの写真とはまたイメージが違いますから。チェックも太陽光だとイメージもちょっと違いますし手触りなんかも楽しんでいただけるかと」と引かない。
オモロイ。(^^;
太陽光下でも基本的な色とガラは変わらないし手触りなんて普通でしたけどね。

ちなみに営業氏の言葉を借りるとJOYの内装は「カジュアルだけどおしゃれ」でCUSTOMの内装は「シックでちょっとフォーマルで落ち着いた雰囲気」なんだそうです。20代と思しき営業氏の若くはじける感性がまばゆいばかりです。
同居人の枯れた感性的にはJOYの内装はバーバリーのパクリでCUSTOMの内装は黒いだけでつまらないそうです。黒いシート真ん中に黒いファブリックで一本線を入れる手法も「意味がわからない」んだとか。
いや、ほとんど同意ですけどね。

そうそう、N-BOXの左前方にある小さな不思議なミラーに同居人の興味は集中してましたっけ。
「ピタ駐ミラー」というやつです。
同居人にはこのネーミングがツボったようです。


ネーミングにはツボりましたが存在意義については「うーーーーーん」でございました。
この手の王様のアイディア的な手法を積極的に採用するのはホンダらしいんでしょうかね。

そんな感じで実車の内装を見比べたり実際に乗ってあれこれレクチャーを受けたり質問をしたりした結果、JOYターボで見積もりをしてもらうことにしました。

ちなみに……支払い方法に関しては最初に「現金で」と目に力を込めて伝えたのですが、見積書をを説明する段階で残価設定ローンの説明を始めたので食い気味に「現金以外は考えてません。時間の無駄なので説明は不要です」と遮ることに成功しました。

見積もり書の作成の為に営業氏が席を外したタイミングでカタログをじっくりチェックしていて気づきました。

「JOYってホイールが鉄じゃーん!」

そうなんです。いわゆる「鉄チン」ホイールでした。
ボルト部分にカバーしてますけど確かに鉄チンでした。
そして近づいてよく見ると鉄チンホイールにブラック塗装がされてます。歯科も結構丁寧でいい塗装です。
あー、つまりこれはアレです。
無駄にカネがかかった鉄チンホイールなんです。

ホンダのこだわりを感じるなあ……でも私には全く響かないなあ……。

◎ミツビシのディーラーにて

納期を尋ねました。

「いまだとどのモデルでも2、3か月以内という感じです」

JOYは発売直後というタイミングの悪さもあって納期が長いのでしょう。
JOY vs. DELICA miniの戦いはこの時点で決着がつきました。
……私の中では。

問題は同居人が実車のDELICA miniを拒絶しないかどうかです。
スーパーハイトワゴンの乗車感覚や室内空間の感じはN-BOX系でたっぷり味わっているので、収納や内装の違い、主にリアのシートアレンジなんかを重点的にチェック。

後はカラーバリエーション。
同居人はN-BOX JOY……というかN-BOXのカラーバリエーションに関しては「イマイチ」と、気に入ったカラーがなく「強いて選ぶなら」ということで見積もりに掲載してもらったのはフィヨルドミスト・パール&ブラックという屋根黒ツートン。

ところがDELICA miniのカラバリには好みの色が3色もあって迷うほどでございました。
JOY vs. DELICA miniの戦いはこの時点で決着がついたといっても同然でしょう。
そもそもN-BOXをチェックしていた時は同居人は営業氏に結構鋭い突っ込みを入れてましたが、DELICA miniに関しては全くなし。
「ふーん」
「なるほど」
という感じです。
N-BOXの時は
「ええ?」
「うーん、残念」
「いや、それはどうなの?」
みたいな。

気に入った3色のうち、2色はディーラーに実車がありました。


もう1色はいわゆる不人気色のようでした。
営業氏は「不人気色」とは言わず「いい色なんですけどウチの会社ではなぜか受注が少ないんです」という大人な言い回しをしていましたけど。

◎車種決定の前に確認すべき一つのこと

それは「値段」です。

いや、覚悟はしてましたけどね。
今の軽自動車、それもハイグレードになると結構な金額になるってことは。
N-BOX JOYもDELICA miniもグレードと色、そしてラインオプションととりあえずのディーラーオプションをいくつか伝えて出してもらった総支払額は……想像以上でした。
だってどっちも300万円を軽くオーバーしてるんですもん。


これって私が清水の舞台から飛び降りるような気分でGOLF 3を買った時の価格に近いじゃないかな。
私が買ったのは「どうせ買うんだから」と2リットルエンジンのGLiを選んだんですが、1.8リットルのCLiだったら総支払額はこのくらいだったんじゃないかと思います。

「マジか……」

ざっくりと「250万円くらいかな。それにしても軽ってものすごく高いよね。これって下手な小型車より高いんじゃね?」なんて思っていた時期が私にもありました。

「300万円越えっすか?」

トヨタのシエンタ Z 5人乗りと総支払額でも30万円くらいしか変わりません。
まあオプションその他細かいところが同じじゃないのであくまで手元の見積書の総額で比較した場合、ですが。

◎とはいえDELICA miniに「内定」

同居人の結論として「N-BOXには惹かれるものがなかった」という理由で消去法でDELICA miniが我が家のセカンドカーとなることが「内定」しました。

「内定」って微妙な言い回しですよね。
ええ、まだ注文していないからです。

それには当然理由があります。
その理由とは……。

次回につづく。

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