趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★【老後生活通信】ガジェット編 読書端末の巻【Headwolf FPad5 Pro】

家電

ちゃろー(-ω-)/

紙ですか?データですか?

我が家は今のマンションに引っ越すタイミングで蔵書は全て処分しました。
かれこれ6年半ほど前のことです。

蔵書は終活にあたりプライオリティの高い問題だとおもいます。

◎今は昔……我が家の蔵書問題

私は読んだ本は捨てる派。
同居人は読んだ本は捨てられない派。

そんな同居人の蔵書のせいで部屋の一つが図書室というかほんの部屋と化していた我が家ですが、Kindleというブレイクスルーが同居人の主張の一つである「もう一度読むかもしれない」という問題を解決しました。
あとは「本棚に並べるて悦に入る」行為をあきらめられるかどうかですが、引っ越しの荷造りをしていた時に段ボール数十箱にもなった蔵書を目の当たりにして同居人は今までためてきた本がどれだけ居住スペースを圧迫していたのかをいやというほど理解し、ゴミであることを認めた次第です。

引っ越しという一大イベントはいわゆる断捨離のいい機会で、本のついでにDVDの山も処分することに成功いたしました。

◎電子と紙を比較するなかれ

紙の書籍と電子書籍の優劣を語る人がいますが、個人的にはナンセンスだと思っています。
紙は紙、電子書籍は電子書籍なのです。
紙にこだわるという人の気持ちはよくわかります。蔡倫ラブです。
その辺はもう好みなので好きにすればいいと思います。
我が家は物理的なものを遺品にしたくないと考えて、基本的に購入するのはほとんど電子書籍です。
紙の書籍として敢えて買っているのはガイドブックとかマップ系ですね。電子書籍として使いにくいものは紙でいいと思っています。

◎変化は劇的

我が家は毎年数十万円を書籍の購入に費やしています。書籍エンゲル係数は結構高い方じゃないかと思っています。さっき家計簿をチェックしたら今年の書籍代はすでに50万円を超えていました。結構な額ですけど家族共通の趣味として書籍代はケチらないようにしています。
で、それをほとんどKindle版にしたことにより圧倒的に部屋が片付いています。
言い換えますと書籍で埋もれることがなくなりました。
劇的ですよ、これはマジで。

つまり、我が家にとってKindleリーダーはきわめて重要なインフラだといっていいでしょう。
我が家にはKindleリーダーがいくつかありますが、そのうち同居人が主にバスルームで使っていたAmazonのFire HD 8 PLUS(2022年モデル)がおかしくなってしまいました。

◎リセットしても治らない

Fire HD 8は8インチのカラー液晶タブレットです。
処理能力は値段なり、つまり大したことはないのですがKindleリーダーとしてはまあ十分かな、という感じで同居人も特に不満もなく使っておりました。

が。
ここへきてフリーズが頻発。新しい書籍のダウンロードに著しく時間がかかるなど、主に処理速度においてイライラすることが増えてきました。
ダウンロードした書籍を削除しても本体を初期化してもあまり改善せずで、これ以上手間暇をかけるのは老い先短い我々にとっては途轍もない損失だろうということでリプレイスを決めました。

私としては同居人にサクサク使ってほしかったのでFire HD 8のような価格優先モデルではなく、今度はストレスのない高い処理能力を持つ端末を使ってほしいと思いました。
最初はiPad miniを提案しましたが「そんなに高価なものは必要ない」と却下されました。

同居人の要件はいくつかあります。

・8インチクラスの小型軽量なモデル
・基本的に電子書籍端末として使わないので高価なものは避けたい
・表紙などの装丁も楽しみたいのでカラーが望ましい
・ダウンロードに時間がかからないのがいい
・端末側にたくさん保存できると嬉しい

ということでいろいろ検索したのですが、ある程度名前が通ったメーカーで条件に合致するのはiPad miniくらいしかないような……。
なので開き直って「中華製でもいいや」という感じで検索の幅を広げてAmazonで見つけたのがHeadwolf FPad5 Pro、16GB+256GBというモデル。

8インチ、ストレージが256GB以上のもので絞っていって予算内(30000万円以内。価格は日々変動している模様)で引っかかったのがこれでした。
画面の解像度はFire HD 8を大きくこえた1920×1200。メモリも16GBもありますし、バッテリの容量も(スペックを信じるなら)大きい。

GPSも内蔵しているので車載ナビとしても活躍しそう(いや、使わないけど)ですし、ストレージが256GBもあるのにSDカードスロットまである。ついでにsimスロット付きです(デュアルSIM。1つのスロットがmicro sdカードと排他)。


android OSのヴァージョンも14なので最新モデルと言っていいでしょう。
SOCはHELIO G99。kindle端末としてはおつりが来そうな気がします。

◎使ってみて

同居人の評価は「全然違う」「快適」「チョーうれしい」とべた褒めでございます。
ダウンロードに時間がかかってイライラすることもありませんし、すべての操作がサクサクで何の不満もないそうです。

個人的にはディスプレイの色温度が少し前のWindowsノートPCによく見られた感じでちょっと高目なのが気になりました。しかし写真のレタッチをするわけではなく所詮はKindle端末、最初はバックの白に色がついている感がありますが使っているとわからなくなりますからね。

ただ、一つだけFire 8 HDが優れている点があります。それはQi対応だったこと。専用の充電機能付きディスプレイ台付きを購入していたので置くだけで充電ができていたのですが、今度の端末はケーブルをぶっ挿さないといけないのがスマートじゃない感じですかね。

というわけで我が家の膨大な蔵書は電子の世界にあり、本人が死ぬと消滅するシステムになっておりますが、家の中でも旅先でも端末一つあればすべての蔵書にアクセスできるわけで、書斎をマジックボックスに格納しているようなもので、これ以上の読書環境はないんじゃないかとおもっております。
遺品整理をする人に迷惑をかけないのも素晴らしいと思います。

この中華製タブレットがどれくらいもつのかわかりませんが、次は説得してiPad miniにしたいと考えております。

※このタブレット端末を購入してすぐにAmazonから新しいFire 8 HDが発売されました。しかしメモリがほんの少しアップしただけでsocはキャリーオーバー、液晶の解像度も同じ(つまりキャリーオーバー)というほとんど代わり映えがしない端末でございました。がっかりだぜ。

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