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★小物導入シリーズ【PORSCHE Macan GTS】Ⅶ 発炎筒……に代わるもの

PORSCHE Macan
LED非常信号灯は少し太くてMacanのホルダーにはマッチしませんでした

ちゃろー(^^)

あえて言おう。「発煙筒ではない。発炎筒だ」と

煙を出してどうする?

まあ、煙は出るんですけど。
でも今回は煙も炎も出ない系のお話。

◎時代はLED

輸入車の多くは助手席の足元、外側(ドア側)に設置されることが多い赤い棒。
なんかうざいですよね。
Macanもここにあります。

あと、せっかくのドアポケットにウレタン詰めて、真ん中に穴を開けてそこにぶっ刺しているパターンもありますが、アレにはちょっとした殺意が芽生えませんか?
「なんで一等地をコンナモノで埋めてるんだよ、どチクショー」
的な?

そんな普段から「邪魔者」扱いされているのが発炎筒。
でも疎かにしてはいけないモノだと認識しましょう。
過去に2回ほど使ったことがある経験者の私が語るんですから間違いありません。

で。
その発炎筒ですが、実はもう、時代は発炎筒じゃないんです。
「LED非常信号灯」
もうこれのフェイズに入っているのです。

発炎筒のホルダーには種類があって、細いもの専用と、ある程度の太さまで対応するもの。
Macanの場合は細身専用だったので、外側の「太い用アダプター?」を取り外して設置しました。

LED非常信号灯は少し太くてMacanのホルダーにはマッチしませんでした

設置と言ってもただの筒なので放り込むだけですが。

過去記事にすこしだけ触れているのですが、VOLVOでは1回目の車検時に賞味(賞味じゃないけど)期限が迫ったこの「発炎筒」を「LED非常信号灯」に置き換えています(置き換えていないディーラーもあるかもしれませんが私のディーラーではそうしているようです)。
理由……というよりLED非常信号灯のメリットはこんな感じ。

1.イニシアルコストが低い
2.ランニングコストが低い
3.持続時間が圧倒的に長い
4.ハンディライト(懐中電灯)としても活用できる

○イニシャルコスト

仕入れ値はわかりませんが、Amazonなどを見る限りLED非常信号灯は1000円以下で買えますが発炎筒はその2倍位します。

○ランニングコスト

発炎筒は使い捨て、使用期限がすぎると車検が通らないのでそうなります。エコとかの価値観はどうでもいいですが、もったいないのは間違いありません。
その点LED非常信号灯には使用期限はありません。放電した電池は交換する必要がありますが、単4型が2本というタイプもあるのでランニングコストはしれてます。

ちなみにeneloop的な2次電池でも動作しました。メーカー保証外だとは思いますので使う場合は自己責任で。

○持続時間

発炎筒が機能するのはわずか数分です。
一方LED非常信号灯は分ではなく「時間」単位で持続します。もちろん電池の残量に依存しますが、圧倒的に長いのは間違いないでしょう。
JAFなどを読んでも「分」では到着しませんからね。

○懐中電灯機能

例えば夜のドライブ中などで、助手席のガールフレンドがコンタクトレンズやピアスを落っことしたりしても、ハンディライトがそこにあるので、すぐに探せます(見つかるとは行ってない)し、そもそも日中でもクルマの足元や奥の方は暗くて見えにくいものです。
それ以外にも「あそこにハンディライトがある」ということがわかっているといろいろ活用できると思います。

◎便利だが、より注意しなければならない

というわけで、色々便利なので私としてはすぐにでも交換をオススメしたいところなのですが……。

ズバリいいます。
ズボラな人はやめたほうがいいです。

ズボラを自認している人はいいんですが、自覚してない人が多いのがこの世の常。
ズボラを自覚していないズボラな人の見分け方は、

1.一度も「几帳面な人」と言われたことがない
2.自宅もしくは自室を「汚部屋」と言われたことがある
3.待ち合わせに遅刻が多い
4.「細けえことはいーんだよ」というセリフをよく使う

みたいな感じです。
一つでも当てはまる人は「発炎筒」を使いましょう。

なぜズボラな人はLEDタイプを使わないほうがいいのか?
それは電池の管理が必要だから。
発炎筒でもLEDタイプでも車検時にはディーラーのサービスがチェックしますので車検に通らないことはありえません。また発炎筒については最悪使用期限が過ぎていても使えないなんてことはまずありません。
が。
LED非常信号灯の場合、電池が切れていたら100%使えません。
予備の電池をグローブボックスなどに忍ばせておいてもいいですがズボラな人の場合、そんなことすらしないでしょう。
最悪液漏れで機能不全になるのが関の山です。

◎運用方法

難しいことではありません。
私がXC60の時にやっていたのは、「納車記念日」に電池を入れ替えることと、ラゲッジルームの簡単な工具箱に呼びの電池を入れていたことくらいです。
もちろん、納車記念日には予備の電池も交換します。

もしくは「予備」として発炎筒も持っておくのもありです。わざわざ捨てるのもなんですし、そもそも「花火」扱いなので未使用だとゴミとして出せませんからね(使ってからゴミに出すか、ディーラーに回収してもらえる)。

◎満足度

100点満点中、90点です。

欲を言えば、マグネットとCOB LED(面発光)も付いてると作業灯としても使えるので更に便利かなあ、と。
もっとも最近のクルマはパネルがアルミだったり樹脂だったりで磁石くっつかないところが多いですけど。


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