やっはろー(^^)
まずはMacanの欠点を晒し上げようではないか!
なぜなら「下げてから上げるほうが有り難みが増す!」から?
なんでもそうですが「総括」する際、まずは「反省点」を洗い出すのが私流。
まあ、反省するだけで責任は取らないんですがね。
そんな社畜時代は私にとってはもはや過去の話……。
なのに染み付いたやり方しか出来ない悲しさよ……。
ということで、1st.インプレとしては現時点で発覚?している「ここがだめだよ MacanⅢ GTS」というお題から入ろうと思います。
これからMacanを買おうなんていう私のような酔狂な人がどれだけいるかわかりませんが、新車はともかく中古車を考えている人は結構いるんじゃないかと思います。タマも多いですしね。
そんな方にとって、私の視点が少しでも参考になればいいのですが……。
とはいえ、あくまでもMacanⅢ、それもGTS、しかも私の個体に限った話なので、その辺りは御理解の上でお読みいただければ幸いです。
◎室内に小物入れが少ない
「だってダンナ、ワインディングをかっ飛ばすんでしょ? だったらその辺にものを置いちゃ危ないでしょ? これはダンナの身の安全を考えての仕様なんスよ」
というPORSCHEのいいわけが聞こえてきそうです。
ならば言わせてもらいましょう。
「だったらドリンクホルダーとかつけんな、カスが!」
いわゆる二枚舌以外の何物でもありません。
だってドリンクホルダーをつけないとU.S.A.では型式認定がとれないんですから。
ええ、ウソですけど受け入れられないのは確かです。
最近では中国でも同様でしょう。
PORSCHEにとっては彼の国のインポーターの言うことは神の声なので、ドリンクホルダーまで排除することはムリ。
何が安全性なんだか。
SUVならSUVっぽくもう少しユーティリティを考えて欲しいと思います。
ちなみにGTS、というか「スポーツシート」を選ぶと前席のシートバッグのポケットもなくなります。
「コンフォートシート」だとギャザー付きのポケットがついてくるようなんですが、あれは欲しかったなあ……。
非常用の携帯トイレとか、予備のマスクとか、義実家のマンション敷地内のブースに駐車する時にダッシュボードの上においておくA4サイズの許可証をポウチしたシートとか、グローブボックスには入り切らないんですよね。
XC40にはあったドライバーシート下の隠し引き出しとか、ああいうの、ホントにありがたかったなあ。とXC40の良さをしみじみ感じます。
そんなわけでXC40では不要だった、複数の小物入れを導入したわけで。
◎排気音がやかましい
一番嫌なのが、エンジン始動時の下品な音です。
ある程度は覚悟してましたが、思った以上にやかましいんです。
並べて比較したわけではありませんが、試乗車のSよりGTSの方がかなりうるさいように感じますが、気のせいでしょうか。
毎回エンジンを始動した後、後ろで響く爆音にビクっとしたあと「あー、そうだった」という感じでまるで自分が下っ端ヤンキーになったような気分になって、恥ずかしさで死にたくなります。
死にませんけど。
あと、下っ端ヤンキーになったことがないので、気分についてはあくまでも想像ですけどね。普通のヤンキーじゃなくて「下っ端」なのは私なんかだとヤンキー界(界?)でも下っ端にしかなれないだろうということを理解しているからです。
小物好きは小者なのです。
「この程度の音、ハイパフォーマンスタイプのクルマなら普通だろ?」と言われるとそれまでですが、個人的に過去最高に下品な音に、正直言って参ってます。
実のところ冗談抜きですでに「次の車」を考え始めています。
今のところ、次はプラグインハイブリッド車から選ぶつもりです。始動時が静かですし、通りに出るまでEV走行出来ますからね。
救いがあるとすれば予想よりもMacanは遮音性が高いので、走り出してしまうと気にならなくなるところでしょうか。
納車時に担当営業から
「いいですか、3000kmまで、エンジンは3000rpmまでに抑えて大人しく走ってください。ぜったいですよ? そして3000km走ったら連絡ください。必ずですよ?」
と強く釘を刺されたからというわけでもありませんが、もともと
「チンタラ走ってんじゃねーよ、このタコがぁあ!」
と言われることはあっても言うことはない私ですから、通常走行でエンジン音や排気音は気になりません。
一つだけ、確実に言えることがあります。
購入前に同居人がGTSのエンジン始動時の音を聞いていたら、絶対に購入許可は降りていなかったでしょう。
というか、現時点で非常に不興を買っております。
さすがに「ダメ、ウチでは飼えません。返してきなさい」とは言われていませんが、エンジンを始動するたびに皇居人のこめかみに浮かぶんですよ、これが。
Macanの肩を持つわけではありませんが、Macanなんかよりよほどうるさいクルマはたくさんあります。
まあ、アレです。
政府はもっと頑張って、冷間時のエンジン始動時の騒音規制を強化すべし。
あと、爆音好き一家ではない普通の家庭をお持ちのお父さんは試乗に家族を連れてこないことをオススメします。最悪、開けた場所でエンジンをかけましょう。多少はごまかせるかもしれません。間違っても地下駐車場とかにいかないように。
◎ターンシグナルレバーの感触が最低最悪
いやあ、重箱の隅を突くような指摘で恐縮ですが、これを無視するわけにはいきません。
いわゆるウインカーレバーです。
試乗した時から思ってましたが、なんであんなに感触が悪いんでしょう?
私が今まで乗ってきたクルマの中では最悪です。
軽自動車の初代TODAYよりひどいです。
なんていうか「ゴギャ」というか「グォリッ」というか「ボキッ」っていう感触なんですよ。こいつ、折れるんじゃないかって思うくらい。
右左折するたびに舌打ちしてます、いやホンマ。
PORSCHEのテストドライバーって、きっと方向指示器なんて出さないんでしょうね。
あ、ターンシグナル作動中の「コチコチ」とか「カチカチ」という音についてですが、Macanのそれは「音小さめ、あとちょっとかわいい」感じです。日本の基準ギリなんじゃないでしょうかね? しらんけど。
というか、エンジン始動時の排気音が気にならない耳の遠いドライバ―だと、この作動音は聞こえないんじゃないかな。
とはいえ自己主張が少なくて個人的には好感を持てました。
でもエンジンスタートは爆音なのにこういう音がカワイイって、なんかちぐはぐな感じです。
◎ACCレバー(の存在が)がうざい
驚くべきことに?MacanにもACCがついています。
まあ、この期に及んでACCすらついてないクルマなんて買いませんけどね。
で、そこまではいいんです。
問題はACC関連の操作が独立したACCレバーに集約されていることです。
AUDI Q5がそういうロジックなので、Macanは、といおうかPORSCHEには選択肢などなかったのでしょう。
なのでこれはAUDIが悪いと言っても過言ではありません。
Q5とは操作ロジックが微妙に違うようですが、問題はそんな些細なことじゃないんです。
ターンシグナルレバーと間違えるんですヨ!
これ、ターンシグナルレバーを操作しようとして引っかかるんですYO!
速度調整をしてるつもりでパッシングし続けたりするんです余!
だってターンシグナルレバーと並行するように生えてるんですもん(厳密には平行ではない)。
まあ、最後のは同居人だけしかしてませんが。
ACCの操作ロジック自体は一度覚えたら普通に使えますがACCの操作系がステアリングスポーク内に集約されているクルマしか使ってこなかった人間からすると相当使いにくいのです。
あとこのレバー、ターンシグナルレバーより操作の感触がマシなのですよ。
なんか釈然としないものを感じます。
この手のやつは使っているうちに慣れるとは思いますが、いわゆるマン・マシン・インタフェイス的な観点からは落第レベルのロジックでしょう。
ということで、今回はこの辺にしときましょう。しかし「×」はまだまだ続くのであった。