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★長期レポート【PORSCHE Macan GTS】Ⅱ 1st.インプレッション:その2

PORSCHE Macan

にゃんぱすー(^^)

本気でディスってはいない。なぜならそこには愛があるから!

何と言っても「愛車」っていうくらいですからね。

というわけで続きを。

あ、今回はあんまりディスってません。あんまり、ね。(*^^*)

◎インテリアデザイン

こちらも最初に一言で総括しましょう。

「DS4みたいだったらよかったのに」

えーっと、しつこいっすかね?^^;
だって外も内も素敵なんだもん、DS4。
「やり過ぎ」なんて言う人もいますけど、私に言わせれば「いやいや、もっと攻めろ、もっとやれ!」って思います。
なのであれで中身がMacanだったら……って、すみません、しつこいッスよね。

○ステアリング

ステアリングのデザインについてはXC40を始めとする現在のVOLVO系のソレよりはよほどかっこいいというか、スポーティで飽きが来ない秀逸なデザインだと思います。

MacanⅢではⅡから少しデザインが変更になりました。
具体的には左右のスポーク部分にあるスイッチの処理が小変更されました。
まあ、パッと見は同じ感じです。

Macanの標準ステアリングは直径375mm。これは以前乗っていたXC60と同じくらい。
一方GTSは「GTステアリング」と呼ばれる小径ステアリングが標準で、こちらは直径が360mm。これは奇しくも今まで乗っていたXC40(R-Design)と全く同じです。なので特に小径とは感じません。アタリマエですが。
そう、XC40(のR-Design)ってステアリングが小径なんですよね。でもデザインはスポーティじゃなくて、ちょっとアレですが。
とはいえ、使い勝手は断然VOLVOです。
一方で、Macanのステアリングホイールは握りが細くて、こちらは断然Macanの方が好みです。

なお、私のGTSのステアリングはオプションです。
ご覧の通り表皮のマテリアルが標準のレザーではなくRace-Texというファブリックをチョイスしました(ステアリングヒーター内蔵で170,000円のオプションです)。
Race-Texとは、レーシングカーのステアリング表皮として義務付けられている難燃素材です。そう、F1のステアリングを見ていただければいいと思いますが、ああいうやつです。肌触りの悪いアルカンターラといったほうがわかりやすいかもしれませんが……。
なんでレザーじゃなくてわざわざ高い追加料金を払ってファブリックをチョイスしたのかというと、F1っぽいというかレーシングカーみたいでかっこいいから……ではなく……。

おっと、今回は見た目についてだけなので操作性やその他エピソードについてはまた別記事にします。
見てくれと言えばステアリングにもステッチのカラーを選べると自己満足度が上がると思うんですが、PORSCHEはその辺には興味が無いようです。

ステアリングデザインの満足度は100点満点中、80点です。

○ダッシュボード

ダッシュボードだけでなく、Macanは内装のカラーテーマを選べます。
ええ、有償オプションですが選べないのと選べるのでは全く意味が違いますからね。
で、私が選んだのは、外装色と同じテーマ。すなわちパパイヤ色のパーツを使った黒基調の革内装です。


ダッシュボードやドアトリムの一部がレザーで、パパイヤのステッチで加飾されています。
別色ステッチ、好きなんですよ。
それが外装色と同色を選べるのは気分が上がります。
運転中はボディーカラーとか見えませんが(実は見えますが)、ステッチを同色にすることで気に入った愛車の色を実感しながらニンマリできるというのは「お値段以上」の満足感だと思います。
あまつさえ!シートベルトまでパパイヤカラーを選べるんですから、気分は爆上がりといっていいでしょう。


ちなみにこれらは単体注文も出来ますが、幸いなことにブラックレザーとパパイヤの組み合わせはシートベルトの色替えも含めて割安なパッケージとして用意されていて290,000円のオプションです。ドアトリムなどのパーツの一部ではなく大部分をレザーにしたい場合(ちなみにステッチも増量します)は610,000円になりますが、私にはそこまでする意味は見いだせないので普通のパッケージで大満足でございます。

これはコンフィギュレーター画面より実車のほうが断然映えます。ひと目で見渡せる範囲が違うのでパパイヤとのコントラスト感が段違いなのです。

そうそう、私のMacanの仕様は「ひょっとしたら世界で一台の組み合わせかも」と言われております。要するにボディーカラー等々、オプション類の組み合わせ的に「極めて珍しい」ということなのですが、要するに「あんまり選ばれない」「人気がない」的なディスられ方をされているわけです。

その「ディスられポイント」の一つがダッシュボードの化粧パネル。

写真の通り、ウッドパネルをチョイスしました。営業氏には最後まで「絶対リセールに響くからやめときましょう」「変えるならカーボンパネルにしましょう」と言われたんですが、「クルマを選ぶ時にリセールの事なんてこれっぽっちも念頭に置かない派」の我が家にそれを言っても馬の耳に念仏、暖簾に腕押し、糠に首ってやつですよ。「糠に首」はちょっと気持ち悪いですが、我が辞書に「リセールのことを考える」というイディオムはないのですよ。

で、ウッドパネルは個人的にご満悦です。おっさん臭いと思う人は思えばいいのです。
写真より実物のほうがダークな色なので内装テーマに悪影響も無いと考えます。
因みに標準のパネルはブラックのブラッシュドアルミです。

そんなこんなで素材と色は大満足。
では形状はと言うと、メーターナセル部分を頂点として緩やかに左右に垂れ下がっていくごくごくありふれたもの。
SUVだから水平基調で、というようなこだわりなどなく普通の乗用車の世界観になっているのがつまらないと感じる部分でしょうか。

とはいえ清潔感があるクリーンなデザインは好みです。
XC40のダッシュボードデザインも好みだったんですが、Macanと比べるとメディアセンター部分が真ん中で幅を利かせていてビジーでうるさく感じます。
広がり感を抑えて車内をコンパクトに見せる意味ではXC40のやり方は正解だと思います。つまりMacanはこのすっと端まで伸ばしたダッシュボードデザインのお陰で実際より全席の左右感覚が広く感じます。

そうそう、ダッシュボードのど真ん中に「ででん」と鎮座ましましているアナログ時計(デジタルinだけど)。
あれは印象に残りますね。

基本的には時計時計として振る舞っているんですが……時計としては意味不明というか、「ポルシェってアホなの?」というか、試乗した時は吹き出しましたよ。
まあ、そのへんは機能評価のときにでも。

ダッシュボードデザインの満足度は100点満点中、74点です。

○メーターパネル

XC60で初めてフルデジタルメーターを体験。
「これだよ、私が欲しかったのはこういうヤツなんだよ!!」
と大興奮して「これからはフルデジタルメーターじゃないクルマは買わないぜ」宣言などした私。
XC40はXC60から1段階進歩していて、ナビ画面がメーター内に表示できるフルデジタルメーターでした。
「コレでしょコレ、フルデジタルメーターじゃないクルマはクルマに非ず」なんて豪語した私。

それがコレ(マカン)ですよ。

アナログメーター。

しかもレブカウンター(回転計)が真ん中、一番でっかい顔をしてます。
価値観の古くささがハンパないですね。

単純に「スポーツカーメーカーのPORSCHEにとってはアナログ表示のレブカウンター・オリエンテッドな配置は社是みたいなものですから」みたいな価値観は私の好みとは全く合わないと言う事ですね、ハイ。
EVになってもモーターの回転計とか真ん中に据えちゃうつもりですかね?

まあ、デザインと同じでこういうのは好みです、好み。

そんなわけで私がマカンのメーターを見てがっかりしたのは言うまでもありません。
「あー、今どきアナログかよ」と。

それでも「ギリ買ってもいい」と妥協できたのは3連メーターの右端がかろうじてデジタルディスプレイだったからです。ちっちゃいけど。
でもここにナビ画面(Map)が表示されなかったらたぶん買っていません。
運命の分かれ道がこの小さなデジタルディスプレイだった! なんていうのは私くらいでしょうかね?

「PORSCHEはそんな価値観で選ぶクルマではない」

そう言われればそうなのかもしれません。いや、きっとそうなのでしょう。でもここではっきり言っておきますが、私は「PORSCHE」が欲しかったわけではなくて気に入ったSUVがたまたまマカンだったというだけなんです。
そうPORSCHE信者じゃないんです。
仏教徒なのにクリスマスパーティとかやっちゃうアレと同じですかね?

なので経典を示され「ミサに行け」と言われても困るんですよ。
我が家的には「クリスマスはモンブランケーキを食う日」であって誰かの生誕を祝う日でもなんでもない。ミサや祈りなど断固拒否。
つまり「譲れない部分」は譲れないのです。

メーターパネルデザインの満足度は100点満点中、42点です。

◎シート

白眉はシートというよりシートベルト!
の、色!!

黒以外のシートベルトにはずっと憧れてたんですよね。なのでMacanで選べたのは本当に嬉しかったんです。
しかもよくある赤とかじゃなくて、ボディ色に合わせて選べるのがPORSCHEのすごい、というか商売上手なところだと思います(別にボディ色に合わせなくてもいいけど)。

さてシート。
デザインは……まあこんなものでしょう。
スポーティでかっこいいと思いますが、それ以上の「おおっ」とか「ほお」はありません。DS4じゃないんで(しつこい)。

GTSの標準シートはサイドがレザー、面圧がかかる部分、背中やおしりや太腿下はアルカンターラ仕上げです。

私は今回、どうしてもベンチレーションシートにしたかったので、それを選ぶとアルカンターラではなく強制的に全部がレザー仕上げになります。これは151,000円のオプションです。

ドアを開けて真っ先に視界にはいるのはシートです。ここでおっさんくさい平板で広いだけのシートが目に飛び込んできたら気分が萎えますが、その点Macanのシートはサイドサポート部分が高くタイトに見ますから十分以上にスポーツカー的な雰囲気を醸し出してくれています。

ちなみにGTSは標準がスポーツシートで、MacanやMacan Sなどはオプションで選ばない限り標準はコンフォートシートになっています(GTSもオプションであえてコンフォートシートを選ぶことは可能です。デブを自認する方は見栄をはらずにそちらを選んだ方がいいでしょう……ただしコンフォートシートもさほど広いタイプではありませんが)。
両者の違いはスポーツシートのほうが座面背面がややタイトで上体と腿のサイドサポート部分がより出っ張ってます。
PORSCHEのデザイナーはすごいな、と思うのは両者を別々に見ると違いがわからないところです。

シートデザインの満足度は100点満点中、80点です。

というところで、以上、ざっくりとして1st.インプレッションでした。

次回は「乗ってみて」体感したことや機能についての第一印象を。

コメント

  1. カンパニョロ より:

    そうなんすか〜(*´Д`*)
    実は私はデジタルメーターが嫌です〜_| ̄|○
    まぁそれもデザインで納得すれば構わないと言えば構わない程度ですけど。

    ミニのオプションのデジタルメーターはクソだな!
    誰がデザインしたんだ!◯ね!と思いました!笑

    初代EVOQUEのクリスタルの様なキラキラしたメーターが好きでした。
    マイナーしてからのデジタルメーターが嫌でしたね〜(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

    • Natsumi Amagase Natsumi Amagase より:

      初代プレリュードでデジタルメーターで「未来」のクルマを垣間見たような気になってからこっち、どんどん進化するフルデジタルメーターには心踊るばかりです。
      要するに新しもの好きなんですよね。
      特に表示をカスタマイズできるやつが好みです。
      でもこれからはHUDの出来が勝負の時代かなって思います。
      あと、イグニッションをONにすると自分の車(のイラスト)が登場するアニメーションとかエフェクトにも心がくすぐられるタイプなんです。
      Macanはどっちもダメですけどね。