趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★スキー、買い替えました

その他

ちゃろー(^^)

17年ぶりですよ

◎始まりは、ブーツの終焉

2019年の12月ごろ。
「そろそろスキー道具をチェックしておこうかな」
そう思った私は、まずはブーツをチェック。

「むむ!」
ブーツバッグにしまっていた愛用のテクニカを取り出した私は、すぐに異変に気づきました。
ブーツの表面がべとついていたのです。
インナーではなく、シェルの表面が、です。
まあ、念のために触ってみると、インナーもべとついていたのですが、ね。
もちろん、ベトッとした物質が付着していたわけではありません。

加水分解による寿命ってやつですね。
同じタイミングで買った同居人のブーツを調べると、こちらはインナーにはべとつきが、シェル側は一部白っぽい粉を吹いていました。
ええ、どちらも終了です。
面白いのは2つとも同時にダメになったということでしょうか。
確か2002か2003年に購入したと思われますので、16-17年使ったことになります。
要するに「元はとった」と言えるでしょう。

その後ブーツを新調するかどうかで家族会議を開いたわけですが「最近は忙しくて年に1,2回くらいしか行かないから、もうレンタルでいいんじゃね?」という結論に至りました。

というわけで、2019年ー2020年シーズンの唯一のスキーはレンタルブーツで滑ったのでございました。
ちなみに板は持っていきました。メンテをやりながら愛用している板ですからね。なのでレンタルはブーツのみ。

◎レンタルブーツにがっかり

大昔はレンタルスキーって「安かろう悪かろう」というか、レンタル専用品でした。
いわゆるグレード的には初級レベルのものです。
その後、時はめぐりました。
「最近のレンタルスキーは良くなってるよ」なんて話を耳にするようになって久しいこともあって「もう(ブーツは)レンタルでいいんじゃない?」という考えに至ったのです。

が。
先シーズン、その「最近は良くなった」といわれるレンタルのブーツを使ってみた我々は、最初の1本で決心しました。
「来年はブーツを買おう」と。
スキーが機材スポーツであることを改めて認識した出来事でございました。

日本のすべてのレンタルスキーがどうなっているのか知る由もありませんが、私達が借りたショップのブーツは「初級者」向けしかありませんでした。
いや、初級向けが悪いと言っているのではありません。
ちゃんとした製品ならいいんですよ。
でも「コレは違う」感が漂うわけです。
言語化しにくいのですが「バックルをいくら締めても足が痛くなるだけでブーツが締まるわけではない」感というか「本当に私はスキーに対して垂直に立っているのだろうか?」感というか、荷重をかけた時に「なんかヨレっとしてない?」感というか、そういうヤツです。
「最新モデルです」というレンタルブーツですが、これだったら購入してから17年も使っている自分のブーツのほうが何倍も快適かつ「安心して滑れる」のです。

「最近のレンタルスキーは良くなっているよ」というのは「最近のレンタルスキー(の見た目は)良くなっているよ」という意味だったのだな、と理解した次第です。
もちろん、日本のすべてのレンタルスキーをチェックしたわけではありませんので、レンタルスキー全部を否定するわけではありません。
でも「当たりの店もあるよ」では困るのです。「ハズレの店はまずない」くらいでないと、もうレンタルスキーやブーツを借りようとは思いません。

これがヨーロッパのスキー場だと、昔から「俺のスキー(やブーツ)よりいいヤツばっかりじゃないか」なのですよ。
もちろん、同様にヨーロッパのすべてのスキー場を知っているわけでもなんでもないというか、私が知っているのはヨーロッパだとスイスのスキー場2箇所だけなので「何を知ったふうなことを」ってな感じですけど、少なくともその2箇所のスキー場のレンタルスキーやブーツは、最新版のイヤーモデルが揃っています。しかもレベルに合わせて種類も豊富なのです。

我が家は、海外スキーに行く際はスキー板は持っていきません。めんどくさいですから。
でもブーツだけは持っていくのです。足に合わないものしかない可能性がありますから、かさばるし重いですが毎回ブーツだけは持っていくようにしています。
で、スキー板は現地で借りるのですが、最新のスキーを試せるということでレンタルが楽しみであるのですよ。

◎板を持たずにブーツを買いに行ってしまったので、ついでに板も買ってしまった

今年のスキーシーズンは新型コロナウイルス絡みで「どうしようかね」という状況でブーツの購入は先延ばしにしていたのですが「やっぱり一度くらいは行っとかないとね」ということで「行かざるを得ない」状況に自分を追い込む?ためにブーツを買っちゃうことにしました。

スキーのチューンナップなどでお世話になっているショップが数ヶ月前からスノボ専売ショップになってしまったのはショックですが、まあ時代の流れなのでしょうね。
今回は初めて訪れる店でしたが、ベテランのお兄さんに色々と教えてもらいながら、おすすめのモデルの中でも、自分の足型にしっくり合ったものを選ぶことができました。
前回買った時はミドルクラスのブーツには最後までしっくりくるものがなかったので、仕方なく熱を入れてインナーを足型にあわせてくれる上位モデルを選ばざるを得なかったのですが、今回は足型をチェックしてから出してもらったブーツがどれも基本的に問題なく履けてびっくりです。サードパーティのソールで修正する必要もありませんでした。
しっくり来たほうを小一時間履いたまま過ごしましたが、以前のブーツよりよほどいい感じです。
ブーツが進化しているのか、私の足が汎用タイプに変化したのかわかりませんが、結果オーライです。
ちなみに私はロードバイクと同じで、スチャラカ系ですからコンフォート性を重視します。

同居人は私と違ってもう少し攻める系が好みなので、6種類くらいを何度も履き比べてじっくり吟味の後にモデルを決めましたが、結局調整系のソールありきでした。
ソールも色んな種類があって、なんというか順列組み合わせ? で比較した事もあって結構な時間がかかっていた模様です。

で。
モデルも決まっていざ会計、という段になって私は気づいてしまいました。
ブーツが替わるということは、バインディング(ビンディング)の調整が必要であることに。
要するに「あ、板持ってきてないや」ということです。

急遽、その場で臨時家族会議が開催されました。
まあ、家族会議は常に臨時なんですけどね。

で、わずか10秒ほどで「それじゃ、板も買っちゃうか」という結論に達しました。
前回、ブーツはいたと同時に揃えたものでしたからね。
お気に入りではありますが「17年も使ったから、もういいかな」と。
あと「新しいブーツは新しい板で試したい」という気持ちがあったのも否めません。

というわけで、板もおすすめのものの中から、お互いに主に色味でチョイス。
そうすると、奇しくも同じメーカー、そしてカラーリングはだいぶ違いますけど同じモデルラインの板になりました。

ちなみに、ブーツも板も、いわゆるミドルクラスってやつですね。
スタッフのお兄さんに告げた私のレベルというのは「万年中級。圧雪しか滑りません。圧雪してあれば斜面はいくら急でも全く問題なし。新雪とかコブとかは天敵です」というもの。
同居人は「それ(私)よりすこし1上のレベル」という感じです。

私のレベルが中級なのかどうなのかはわかりませんが、スタッフのお兄さんがおすすめしてくれた何種類かの板のうち、一番ハデなのをチョイスした私でした。


ロードバイク関係もそうですが、スキー系も目立つ為にハデな方がいい、というのが私の持論ですから。
同居人も同じ理由で一番明るい色をチョイスした感じです。

◎ディメンションなど

板の種類はいわゆるフリースタイル系というやつなのでしょうか?
今までの板はいわゆるカービングと呼ばれるヤツですが、ジャンル的には同じフリースタイル系なのでしょうね。
ちなみに今まで使ってきた私の板はストックリーというスイスのメーカーの板です。


日本のゲレンデで同じストックリーの板を目撃したのは一度だけでした。もちろんモデルは違うものですが。
この板はショップの定員さんのおすすめなどではなく、指名買いってやつです。
ストックリーを扱っているショップを探して、在庫を確認して買ったのです。

選んだ理由は、その年に行ったスイスのツェルマットというちいさな町にあるスキー場でレンタルした板が、それはもうびっくりするほど良くて、惚れ込んじゃったからです。
スキーを選ぶ際、レンタルショップの店員といろいろ話をして決めたのですが、こちらのレベルや好みなどを事細かく聞いたお兄ちゃん「君は絶対コレを気に入ると思うよ」と持ち出してきたのがストックリーというメーカーの板だったのです。
そしてそれは流行り始めていた「カービングスキー」でもありました。

「ストックリー? 知らないなあ」って言うと「大丈夫。性能は僕が保証するよ」と「ストックリー以外は貸してやらない」オーラをだして勧めてくるほど。
私としては、その店に入った時にめについたロシニョールとかアトミックという「アルペンの雄」的ブランドの最新作を試してみたかったのですが、
もちろん、そのお兄ちゃんは他の人にはまた別のブランドのスキーを勧めてましたのでストックリーの回し者ではないと思います。

で、その2002年ストックリーのジオメトリ(サイドカット)とラディウスです。
※Gはジオメトリで、トップの一番太い部分の幅(mm)、センター部の最も狭いところの幅、そしてテール部分の一番太い部分の幅の数値
※Rはラディウス(半径)で、単位はmです。ここの大小が板の「回転しやすさ」の目安になります。

G:106.70.96
R:22

そして新しく買った2021年エランはこんな感じ。

G:127.76.104
R:13.9

板の短さもありますけど、エランはストックリーに比べるとかなり小回りが効く感じです。

同居人のエランはジオメトリは全く同じ。長さが短いので当然ながらラディウスは小さくなってます。

G:127.76.104
R:11.5

さて、どんな感じなのか、今から楽しみです。

◎どんどん短く、軽くなるスキー

かつては2mのスキー板をアタリマエのように買っていたものですが、カービング時代に入って劇的に短くなりました。
そして今回は更に短くなって、ついに160cmっすよ。
私は身長が175cmちょっとくらいなので、身長より15cmも短くなりました。
同居人は慎重が167cmくらいで今回150cmの板ですからさらに短い。

いやでも、2m時代からずっと思ってましたが、スキー板は無理のない範囲で短いほうがいいですよ。
特に私のように「ゲレンデ遊び」の延長でスキーやっているような、いわゆる「すちゃらか」系スキーヤーは。
2mの時って色々大変だったんですよね。
まず、移動する時に気を使います。エレベーターに載せたり、部屋の中で移動する時などは特にどこかに当たらないように最新の注意が必要でしたし、そもそも重い。^^;
その頃は乗っていたクルマも小さ(短か)かったので、スキーは基本的にルーフにキャリアをつけてスキーボックスの載せ、そこに入れて運んでいましたっけ。

皮肉なものでカービングで短くなってからはクルマもちょっと大きく(長く)なって、車内に入れて運べるようになりました。
そしてついに160cm。
ますますイージーに運べますね。

興味がわいたので、重さを計ってみました。
まあ、手に持った感触で「あ、軽い」とわかっていたのですが。

私の場合は約500gの軽量化。

同居人は約400gの軽量化です。

さて道具を新調したのはいいのですが、私達はいつスキーにいけるのでしょうかね。

では。

 

って、忘れてた。私が買ったブーツはイタリアはノルディカのミドルグレード、同居人は国産のレグザムでございました。ちなみにELANはスロベニアのメーカーです(メイドインスロベニアでした)。

コメント

  1. VOLVO XC ALLIANCE Mjölnir ミョルニルのSPIN より:

    遊びに来ました。
    ストックリ懐かしい…。
    なかなか無いブランドなんですよね。
    取扱いしていたの都立大の庭野スポーツで今もやってるのかな?

    21年前迄はスキーに狂っていて、エラン、フォルクル、ケスレー、ブーツはサンマルコ、ノルディカと全部注ぎ込んでいたのが懐しいです。
    GSモデルで2m履いてたなんて今じゃ信じられない…笑