ぶんだばー\(^o^)/
購入前にあれこれと考えていたセンサー類の取り付けの件
◎TREKにはDuotrapがある
同居人のTREKにはいろいろと羨ましいポイントがあったのですが、Duotrapもその一つ。
Duotrapがあるから、「次は絶対TREKのバイクを買おう」と思った……と言っても過言ではなかったり。
Duotrapとは何か?
お答えしましょう。
それはスピードセンサーとケイデンスセンサーが一体型となったTREK純正(BONTRAGERブランドですが)のインテグレーテッドなセンサーの事です。
詳細は後述。
◎凡百のセンサーとは?
多くの場合、スピードセンサーとケイデンスセンサーは独立しています。
また、多くの場合、それらはシリコンバンドやタイラップでフレームにくくりつけて固定されています。
せっかくそのデザインに惚れて買ったバイクの美しいフレームに、空気を読む気がまったくない醜い(あえて言おう、「醜い」と)異物を、あろうことかバンドで縛り付けて固定するという狼藉が行われてしまうのです。
独立している場合、ケイデンスセンサーはチェーンステーに取り付けれられます。
こんな感じで。
スピードセンサーが取り付けられるのはフロントフォークが多いです。
どうです?
ずいぶんかっこ悪いことになっちゃっていると思いませんか?
いえ、もちろん気にならない人はそのままのあなたでいてください。
大丈夫です。全く気にする必要はありません。
こういうのは極めて個人的な美意識の相違に依るものですからね。
「そんな事を気にするとか、ちょっと病気じゃないの?」ってな感じで哀れんでいただけると幸いです。
そう、つまりこれは病気の人が書く記事なのです。
ということで、病気の人に向けた話を続けましょう。
「気になってしまう人」も諸派に分かれています。
最大派閥は「気になりつつも諦めている」派なのではないかと思います。
少数派閥としては「見てみないふりをしている」派がありますが、彼らの中でも精神力が高い一部の選ばれし戦士からなるのが「既にそんなもの(センサ)は見えなくなっている」派です。
残念ながら私のようなメンタルも弱くて病気の人はどうしても視界に入ってしまいます。
むしろバイクを眺めるたびにセンサーばかりに目が行くようになり、ノイローゼに陥ってしまう可能性があって危険です。
なので対処しなければならなりません。
大丈夫です。選択肢は複数ありますから。
◎対処法その1:センサー類は取り付けない
最もシンプルかつ美しく、クールでクレバーなチョイスがこれです。
競技志向の人がこれを選択肢に入れるわけにはいきませんが、私のようなスチャラカ系のロードバイク乗りの場合、これは割り切りによって可能となります。
あ、失礼。
いちおう規定しておきましょう。
「私のようなスチャラカ系ロードバイク乗り」とは?
・トレーニングとしてのサイクリングはやらない
・フィットネスというよりアクティビティ的な付き合い方である
・STRAVAのセグメントなどの区間タイムや一定のコースのタイムを全く気にしていない(というか見てない)
・ライドイベントの目的は常に「制限時間内の完走」である
ね?
こういう人の場合、スピードはともかくケイデンスとか、別にどうでも良くない? という考え方です。
私なども別にケイデンスを見ながら「一定のケイデンスで走る練習」とかしているわけではありません。
ただ「今のケイデンスは57rmpか。なるほど」と現時点のケイデンスを視認しているだけなのですから。
GPS搭載のサイクルコンピュータやスマートフォンのアプリを使えばスピードは表示されます。
GPSデータなので多少の遅延はありますが、スチャラカ系の人にとっては何の問題にもならないでしょう。
センサなんか取っ払って、必要なスピードだけGPSで得るようにすれば、自慢のフレームに異物を取り付ける必要などないのです。
是非選択肢としてご検討ください。
◎対処方法その2:GARMINの新しい方のセンサー類を取り付ける
私が今まで、つまりORBEAで採用していたのがこれです。
GARMINの新型ケイデンスセンサ、スピードセンサーはフレームには一切取り付けません。
また、センサーに信号を送るマグネットが不要なので、ある意味ではDuotrapよりスッキリとします。
どういうものなのかと言うと……。
ケイデンスセンサーはクランクアームに取り付けます(バンドで、ですが)。
そしてスピードセンサーはハブに巻きつけるのです。
クランクアームはチェーンリングがない方に取り付けますし、スピードセンサーはフロントではなくリアのハブに取り付けますので、横から見た場合はほとんど存在がわかりません。ステルス性高し、です。
スピードセンサーをフロントではなくリアに取り付ける理由は、フロントだと目立つという意味もありますが、リムブレーキ車の場合、スポーク組がラジアル組なので極めて取り付けしにくいからなのです。
なので、困難なミッションが好きなら別にフロントに巻きつけてもいいんじゃないかと思いますけどね。
このGARMINの新型センサーは、客観的に見ると現時点では最良の妥協案だと思います。
問題は、リアハブを見るたびに巻き付いているセンサーが目につくことですが、リアハブはそんなにいつも見ないと思います。
あと、リアハブの色がセンサーと同色の黒だとモアベターです。
私の場合、ORBEAで使っていたホイールがMAVIC。
どういうことかといいますと、MAVICのスタンダードカラーは黄色なんですよ。
私はそのスタンダードな色を選んだ為にハブが真っ黄色だったのです。
巻き付けたセンサーが目立つこと目立つこと。
ええ、カッコよくありませんね。
せっかくの黄色いMAVICのハブの見てくれが台無しですからね。
でも、チェーンステーに妙なものをバンドでくくりつけるよりは100万倍マシ、と考えて自分を納得させていたのです。
◎対処方法その3:TREKのバイクに乗り換える
私のチョイスはこれです。
同居人のTREKを見るたびに嫉妬していました。
センサー類の、そのステルス性の高さに!
インテグレーテッドという方式の素晴らしさに!
そうそう、スピードセンサーとケイデンスセンサーの両方が合体、つまり一体型になったセンサーもあります。
こういうやつです。
取り付け場所はチェーンステーで、こんな感じ。
一体型なので取り付けるのは一つで済みますので、フロントフォークへの異物装着が避けられるという点で、これはある意味でおすすめかもしれませんね。
醜いものが2つから1つに減るわけですから。
で、話を戻してTREKのDuotrap。
それは、この一体型センサーをチェーンステーに取り付けるのではなくチェーンステーに「埋め込む」方式の事なのです。
こんなことをやっているのはTREKだけでしょう。
何しろセンサーの為にチェーンステーに穴をあけてるんですからね。
さすが「ぶっ飛んでるTREK」です。
「チェーンステーに穴をあけるなんて」なんて揶揄する向きに何も言わせないように、
Duotrapの穴を開けることを前提としたフレーム設計をとっています。なので、「チェーンステーに穴をあけるとはけしからん」なんて意見は滑稽にしか思えません。だってそのフレーム、プロレーサーがレースにつかってゴリゴリのスプリントやってるわけですからね。
ということで、今回私が選んだ「対処法その3」、すなわちORBEAからMADONE SLRに乗り換えることで、憧れのDuotrapが使えるようになりました。
ケイデンスセンサー用のマグネットは、純正品はクランクにゴムで取り付ける方式です。
が、要するに磁石がついていればいいんでしょ?
ということで、磁石単体をクランクの左アームに貼り付ける人が多いと思われます。
同居人の場合、そのマグネットもペダル軸に直接磁力で貼り付ける事でセンサーに反応させることができていましたので、更にスッキリです。
私も同じようにやろうと思ったのですが……。
クランクアームの長さとセンサーの位置関係、加えて磁石の磁力の強さの問題で、ペダル軸に取り付けるとスピードセンサーまで反応して誤作動を起こすことが判明。
グッと遠ざけて結局ここに両面テープで貼り付けています。
(磁石自体が黒いモノに取り替える予定。より目立たなくなるはず)
アーム取り付けになることは想定していたのですが、問題はチェーンステーとの間のクリアランスが用意していた磁石で足りるのかどうか。干渉するようだったらより薄い磁石を用意する必要があったのですが、実際はご覧の通り相当大きく、干渉の恐れは全くありませんでした。
◎課題はスポークに取り付ける磁石
新型GARMINセンサーや「何も付けない」方式に比べてDuotrap方式が明らかに劣っている点が、スポークに磁石が必要な事です。
現時点ではTREK(BONTRAGER)純正の扁平スポーク用磁石を取り付けていますが、「シマノ マグネットセンサー Y4BN98090」に変更予定です。
入手したらまたレポートしたいと思います。
今回の親バカ:「Duotrap S」はイイ!\(^o^)/