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☆ロードバイク初心者に贈る無責任アドバイスシリーズ【ロードバイク用ビンディングペダルの選び方】

自転車

ちゃろー(^^)/

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おっと、今回ももちろん無責任な意見ですぞ?

あと、タイトルには「ビンディング」と書きましたが、本文では「バインディング」と表記させていただきます。
「ビンディング」は日本語だから、というか主に個人の主義というか私の矜持の問題で。(‘◇’)ゞ

◎フラットペダルでも問題なし

最初に結論から行きましょう。
そういうことです。

前回、前後編に分けた初心者向けのロードバイク選びに関する項目で「とりあえずは一番安いフラットペダルをつけおけ、話はそれからだ」ということを書きました。
この記事は「それから」の話なのです。

結論を出した後でこういう書き方をするのは、このままだとこの記事はそれで終わりだからです。
さすがにちょっとあれだよね、ということで、話を盛っていくことにしましょう。

とりあえず、最初に出した結論は変わりません。
フラットペダルで何の問題があるというのでしょう?
ママチャリに乗ってるおばさんおじさんクソガキジジババがバインディングペダルとシューズで乗ってますか?
バインディングシステムなんてなくてもペダル踏めますからね。

世の中のほとんどの自転車で「不要」だとされているものがロードバイクだからと言っていきなり必須アイテムになるわけがないのです。

「ロードバイクにはバインディングペダルは必須」なんて言ってる人の言葉は金輪際信じてはいけません。その人はただのデマゴーガーです。

さて、ここまで書いてあれですが、何を隠そう私はバインディングペダル派です。
その理由を書く前に、一つの事実をお伝えしておきます。それは「ツール・ド・フランスに出場していた選手にフラットペダル派は0だった」ということです。

ママチャリライダーとツールの選手の比較例から導き出される短絡的な答えは、「バインディングペダルは競技用」ということになります。
「あ、じゃあ俺は競技しないからフラットペダルでいいのか」
なんて考えたそこのあなた。あなたは概ね正しい。
だがしかし、その考えは果たして完全に正しいと言えるのでしょうか?

思い出してください。あなたが買ったバイクは何ですか?
ママチャリですか?
クロスバイクですか?
まさか私があれほど警告したにもかかわらず折り畳み自転車とか買ってませんよね?
そう、ロードバイクでしょ?
で、ロードバイクって何?
競技用の自転車じゃないですか。

何が言いたいかというと、たとえ競技はしなくても、ロードバイクでサイクリングするのなら、バインディングペダルはアリなのだということです。

◎バインディングペダルの光と闇

では、僭越ながらバインディングペダル推奨派の私から、バインディングペダルのメリットとデメリットをお伝えしたいと思います。
まずは立ちごけについて。

◎立ちごけの恐怖

世の中のロードバイク乗りには大きく分けて2つのカテゴリーに分けられます。
バインディングペダル派とフラットペダル派?
全然違います。
正解は「立ちごけを経験した人」と「これから立ちごけを経験する人」の二種類です。
バインディングペダルとか関係ありません。
フラットペダルでもこける人はこけるのです。
ただし、バインディングペダルのほうが「立ちごけする可能性が高い」というコンセンサスが出来上がっているようですね。
この辺りについては信頼に足る統計調査が行われていないので真偽のほどは不明ですが、イメージとしてはうなずけるものがあります。

とはいえ、バインディングペダルは立ちごけの危険が高いから危ないとは思っていません。
導入時にきちんと脱着の練習を行えば、フラットペダルもバインディングペダルも実のところ立ちごけ率は大して変わらないというのが根拠のない私の持論であります。
むしろバインディングペダルユーザーのほうが「立ちごけ」というものに対する意識がたかく心構えや覚悟ができている分、発生率は少ないのではないでしょうか。

というわけで「バインディングペダルは怖くないよ」というお話でございました。

ちなみに私はバインディングペダルで立ちごけしたのは1回だけです。
それも安全な?駐車場内の出来事だったので命の危険を感じることはありませんでした。
同居人はいまだにフラットペダルのままですが、立ちごけ回数は私の数倍という体たらく。つまりはそういうことではないかと。

◎バインディングペダルのデメリット

フラットペダルと比べて竿代のデメリットは、ずばり「コストがかかる」ことでしょう。
バインディングペダルは同じクオリティであれば価格は高くなります。
それ以外にもバインディングペダルにはそれようのシューズが必要になりますから、ありものの靴でオッケーなフラットペダルと違い、新たな出費が必須なのです。
それ以外にもバインディングペダルと靴を固定するための「クリート」と呼ばれる金具が必要ですが、最初の一個はペダル側におまけ?でついてきますのでしばらくは問題ありません。
ただしこのクリートは消耗品なので、ランニングコストが発生します。その点は覚悟?が必要です。

前述の「先入観からくる恐怖心」とコスト以外に大したデメリットはないと考えます。
しいて言うとバインディングシステムが乱立していて、どれを選べばいいのかわからないという微妙な問題がありますが、それについては後述します。

◎バインディングペダルのメリット

これはもう「正しいペダリングしかできなくなる」ことに尽きます。
正しいペダリングなんて書くと大げさになるかもしれませんけど、要するに「楽に自転車をこぎ続けられる補助具」と考ええるとわかりやすいと思います。

ベテランの人の中には「引き足が使えるから楽だよ」なんて言う人がいますが、信じてはいけません。
もちろんフラットペダルだと逆立ちをしても不可能なのが「引き足」で、バインディングシステムの特権であることは間違いないのですが、そもそも「引き足」などは不要です。
特に初心者は使ってはいけません(多用すると膝を痛めます)。
引き足など普通のサイクリングには不要の技術です。
ロードバイク乗りにとっての「百害あって一利なし」とは「引き足」の事だと覚えましょう。
きちんとしたペダリングができているエキスパートがリスクを知って「ここぞというとき」に使うから意味があるものであって、素人レベルが安易に使うべきものではないのです。
あ、筋トレのためにあえて使う、とかもアリかもしれませんね。でもそれも「きちんとしたペダリングができている」ことが前提でしょう。

引き足の話はさておき、ロードバイクに乗っている人の多くはバインディングペダルを使っているのですが、それでも我が同居人のようなフラットペダル派も散見されます。
そんなフラットペダル派の方の中には後ろから見ていて一目で「ああ、あの人はフラットペダルだな」とわかる人が多いです。
土踏まずでペダルを踏んでるのは間違いなくフラットペダルの人です。
なぜならサイクリングシューズを使う限り、絶対に土踏まず部分では固定できないからです。

これを読んで「土踏まずでペダリングして何が悪い?」なんて思ってる人もいるでしょう。
いえ、悪いわけじゃありません。それで今まで生きてきたわけですから、その人にとっては一番自然なフォームなのでしょう。
でもそれはタンky利、せいぜい通学程度の距離における言い分であって、ある程度の距離を走るサイクリングでは馬脚を現すことでしょう。
なぜならエネルギー伝達効率が悪いからです。
効率が悪いと無駄に体力を使うことになります。
すなわち同じ距離を走った場合、疲労度は高くなり、同じ疲労度であれば到達距離が短くなってしまうのです。

サイクリングの楽しみはいろいろあるでしょうが、一つの目標としてロングライドがあると思います。
限られた体力を効率的に誓うためには「正しいペダリング」が肝要です。そのための、つまり長距離を楽に走りきるための装置、それがバインディングペダルなのです。

他には……。

好むと好まざるとにかかわらず、ロードバイクで走るとそれなりの速度が出ます。登りは人間次第ですが、下りでは今まで経験したことのない速度に簡単に達します。50km/h、60km/hはアタリマエ。その気になれば70km/hとかも出ちゃいますね。
基本的には自制心で速度を抑えるべきですが、それでも今までより速い速度で走ってしまうのは仕方がないところでしょう。
そんな中で荒れた舗装路を通過すると、今までのママチャリでは経験したことがないような体験をします。
バイクが跳ねたり暴れたりして、ペダルから足が浮いたり、浮かないまでも離れそうになったりすることがあるのです。
速度が上がれば上がるほど、ペダルから足が離れる事により生じる危険度はアップします。
またシッティングから立ちこぎに移行してペダルを強く踏み込んだ時にも同じことが言えます。
きちんとした正しい位置でペダルを踏みこめば問題ありませんが、ちょっとずれた位置で力を入れたせいで靴がペダルから滑ってしまった利することがないとは限りません。
特に雨が降っていたり、濡れた路面や未舗装路を歩いた直後だと「あれ?」っていう間にペダルから靴が滑ってしまうことも考えられます。
それらはすべて、バインディングで靴とペダルが固定されてさえいれば発生しない「危険」なのです。

それからこれはバインディングペダルを使っている人にはわかる、地味ですがきわめて便利な「いいこと」があります。
それは、「漕ぎだしするときに足を上げるだけでペダルが上に来る」です。
何を言っているのかわかりますかね?(^-^;
だいたい、漕ぎだすときにはペダルを踏みこむのが普通ですよね?
多くは右のペダルをつま先かなんかで上に持ってきて、踏み込んで走り出すはず。
ペダルと靴がくっついていると、ただ足を上にもってくるだけでそのままペダルを踏み込めるのです。
実はこれ、バインディングペダルの最大のメリットなのかもしれませんぞ。(^^♪

◎バインディングペダルの種類

さて、協調圧力により、初心者のあなたもいよいよバインディングペダルを購入する事を決心しました。
しかし、そこに立ちはだかるのがバインディングペダルシステムの種類の多さです。
同じバインディングシステムでも、スキーとバイクの一番の違いがここです。
アルペン系のスキーであれば、ほぼ同じバインディングシステムなので、ブーツサイズがだいたい同じであれば板の交換などに問題はありません。
つまりスキーだと友人と板の交換などが簡単にできるわけですね。

だがしかし。
ロードバイクだとそうもいきません。
スキーと違って靴のサイズによる可否はないのですが、そもそも固定システムが全く違うので違うメーカー同士でほぼ互換性はありません(例外はあります)。
なので友人が新しいバイクを買ったからと言って、「ちょっと乗せて」と気楽に試乗しにくいのです。

というわけで、ここからは私個人の独断と偏見に満ちたバイヤーズガイドになります。
私自身は真剣にロードバイク初心者の皆さんにおすすめだと信じておりますが、しょせんシロウトのタワゴトなので「一つの意見」としてとらえていただけると幸いです。

〇ロード用とMTB用

バインディングシステムには、大きく分けて2種類あります。
それがロードバイク用とMTB(マウンテンバイク)用です。

これはペダルよりシューズを見ればわかりますが、こんな感じです。

・ロードバイク用:ネジ穴が3つ
・MTB用:ネジ穴が2つ

わかりやすいですね。
取り付けのネジの数から察するに、ロードバイク用はMTBよりも「位置」に厳しい感じがしますね。
そしてそれはほぼ正解です。

〇MTB用を推奨

結論から言いますと、ロードバイク初心者で、かつレース志向やストイックなアスリート志向ではない人は、MTB用のバインディングシステムをチョイスすべきだと思います。
理由はいくつかありますが、ざっくり言うと「緩いから」です。
あと「かっこ悪くないから」という多くの反論をいただきそうな理由も付け加えておきましょう。(^-^;

調整によってある程度の幅はありますが、前述のようにロードバイクのバインディングシステムはかっちり固定されるものが多いのです。
「大リーグボール養成ギブス」という有名なアーティファクトがありますが、強めのバネを使ったものロード用のバインディングシステムで、弱めのバネを使ったものがMTB用と考えるといいでしょう(いいのか?)。

3つの穴でつま先の方向を完全に固定させるのがロードバイク用。2つ穴でつま先の方向にある程度のゆとりを持たせているのがMTB用です。
また、3つ穴があるのと2つ穴では固定具(クリート)の大きさが違いますよね?
当然ながらロード用のクリートの方が大きい(巨大といっていい)のです。

MTB用とロード用でなぜこういう違いがあるのかというと……MTBとロードレースは競技内容が違うから、求められるバインディングシステム(というかシューズ?)が違うと考えれば理解できます。
具体的には「歩く(走る)」必要というかシチュエーションががあるかどうか。
MTBは泥でスタックしたりした場合、バイクを降りて歩いて脱出することもありますし、急な登り坂で転倒したばあい、そこから走り出すことは困難なので、走り出せるところまでバイクを担いで登ることもあるでしょう(あるよね?)。
対してロードレースの場合は歩くことは全く想定していません。劇坂でパンクになって再スタートする場合は誰かがお尻を押してくれます(人間カタパルト)。というか、下手に歩いて距離を稼ぐ事はペナルティになっているのではないかと思います。
ゴール直前でバイクがパンクやメカトラブルで乗れなくなったからと言って、走ってゴールしても、それは失格になるという感じ(多分)。

要するにMTB用のバインディングシステムだと普通に歩けるけど、ロード用は歩けない、ということです。
初心者で、そもそも目的が楽しいサイクリングという事を考えると実のところその「歩く」というプリミティブな機能はきわめて重要なのです。
なので初心者はまずMTB用のバインディングシステムを使うべきなのです。

ロードバイク用のクリートだと実際にどういうネガがあるのかといいますと……。
想像してください。
シューズの前半分にはクリートという固定具がついていて、それはむき出しなのです。
つまり、固定具で地面に立つことになります。
アスファルトやコンクリートを固定具で歩くとどうなるか?
すり減りますよね?
そしてその固定具は金属とは限りません。樹脂(ぷらっちっく)のものも多いのです。
めっちゃすり減りますよね?

ではどうするか?
選択肢は2つあります。

1.クリートにゴムなどのカバーをしてすり減りを防ぐ
2.かかとで歩く

初心者は「みんな1でしょ?」って思うでしょ?

正解は「みんな2」です。
なぜって、いちいちクリートにカバーとかするのがめんどくさいからです。
長時間歩く事、たとえば自転車で行けるところまで行ったものの、展望台までは徒歩でないとダメ、とか階段のみ、とかいうそんな観光地に行った時とかですね。
短時間、単距離のばあいはほぼ2の「かかとで歩く」です。
一部は「すり減り上等」のごり押し系の人もいますが、見習ってはいけません(理由は後述)。

で、そのかかとで歩く様が、マジで滑稽です。
コンビニにぞろぞろ連れだってロードバイク乗りが入っていく様は、さながらペンギンの行列です。
「ロードバイク乗りってかっこ悪い」と言われるゆえんですね。
私はペンギン歩きは死んでもいやなので、MTB用のクリートをチョイスしている次第です。

ロード用のクリートの功罪は、その攻撃性にもあります。
道路や駐車場だと問題にはならないでしょうが、店によっては床にダメージを与えます。
野球のスパイクシューズを履いたまま、フローリングの部屋に入ることを想像してもらえるとわかりやすいかと思います。
スパイク部分でコンビニの床にダメージを与えないように、ロード乗りの皆さんはペンギン歩きを続けているのです。

なので皆さん、今後ペンギン歩きをしているロードバイク乗りの人を見かけた場合、「ぷぷっ、かっこ悪っ」と笑うのは仕方ないとして、それとは別に「ペンギン歩きをしている人は、ちゃんと気を使っている人なのだ」という見方も持っていただけると幸いです。
反対に店の中でも平気でクリートをガチャガチャ言わせている人は「ああ、こいつはアレだな」と思っていただいてだいたい間違いありません。
「クリートなんて消耗品、減ったら交換すりゃいいのさ」的にカネのことでしか物事を見られないかわいそうな人です。
多くの確率で信号無視とか当たり前にするロードバイク乗りです(個人の偏見です)。

なおMTB用はソールの取り付け部分が凹んでいて、そこに収まるようにクリートが取り付けられますので、金具が地面にあたることはまずありません。

 

ソールが減ってきてクリートが当たるようになったらシューズの買い替え時期ですけど、そこまでサイクリングシューズで歩くこと自体がちょっとアレかもしれませんね。(^-^;

あ、ロードバイク用デメリットについてもう一つ書き忘れていました。
かかとを使った「ペンギン歩き」は滑りやすいところだとすっころび易いから超危ないです。
凍結路をかかとで歩くことを想像していただければ容易にその恐ろしさがお分かりいただけることでしょう。

〇膝にやさしいのもMTB用

さて、これまでは運用面でのメリット(というかデメリットが少ない)の面からMTB用をおすすめしてきましたが、実はMTB用には別のメリットもあります(見方を変えるとデメリットになるかもしれませんが、そこは今回は無視します)。

それは、少しだけ書きましたが、「がちがちに固定していない=遊びが大きい=膝への負担が相対的に低い」という事です。
完全にペダルと靴が固定されている、スキーのような状況を想像してみてください。
スキー板がバイクだとして、信号待ちなどで停止している時、あるいは停止したままちょっとバイクを移動しようとするときなど。
両足をペダルから離している時は全く問題じゃないのですが、左側通行の日本では多くの場合、左足を地面について右足はペダルに固定したまま、なんてことがよくあります。
その状態でバイクを動かすと、ペダルに固定された右足も当然動きます。
その時、遊びがあるとないとでは関節、すなわち膝にかかる入力が違ってくる事がわかりませんか?
固定力が強いと入力が弱い、つまりちょっとバイクを動かすだけでもその力は膝に伝わりますし、入力が多ければ当然大きな力が膝を襲います。

これは乱暴な説明かもしれませんが、左右に5度の遊びがあるMTB用と遊び0のロード用とを比べた場合、5度までならMTB用は膝に全く入力は伝わりませんが、ロード用は正しく5度分の力が伝わるのです。

当然ですが、この特性は停止中だけではなかく、これは走行中でも変わりません。
完全に固定されている状態はソリッドでいいのかもしれませんが、実際に走っている時のポジションって完全固定ではないのです。
わかりやすいのは普通のシッティングとダンシングの時。
上り坂だとサドルの少し手前に重心を移しますし、下り坂はお尻を引いてある程度の後輪荷重を心がけますよね?
いつも同じようにペダリングできるとは限りません。
さらに言えば荒れたガタガタした路面を通過する際など、バイクがごくごく微妙に左右方向にブレる事もあります。
もっと普通のことを言うと、最初の走り出し。具体的には右足でペダルを踏んでスタートする際など、完全に正しい方向でペダルを踏めるとは限らないのです。
これがMTB用の遊びが大きめのものだとずれは吸収されてしまうのですが、つま先方向が完全固定されていると、そのズレは膝が吸収せざるを得ないのです。

そんなわけで、これまた信頼に足る統計があるわけではないのですが、最初からロード用のバインディングシステムをチョイスした初心者の一定数は膝を痛めているのではないでしょうか。
特に我流でシートポジションやクリートのポジションを調整している人はなおさら危険度が高いと言えるでしょう。

最初に買うべきはMTB用。
これが結論です。

〇ペダルを選ぶ前にまずは気に入ったシューズを選ぼう

さて、MTB用のバインディングシステムを導入することが決まりました。
とはいえ、当然ながらMTB用のバインディングシステムにもいろいろあります。
その中からどれを選ぶかですが、ここは一つペダルより先に「気に入った(2つ穴の)シューズを選ぶ」ことをおすすめしますです。
理由は「ペダルよりシューズ」だからです。
どういうことかというと、ペダル+シューズに割ける予算の割り振りの問題です。

ペダルを先に選んじゃうと、だいたいシューズ用の予算が少なくなります。
理由は、初心者ほどペダルのデザインとか色とかで、かっこいいペダルを選んでしまいがちだからです。
で、かっこいいペダルはだいたいお高いのです。
すると、いきおいシューズの予算を削ってしまいがち。
でも、実はペダルなんてどうでもよくて、重視するべきはシューズだからです。
だってあらゆるスポーツにおいて「靴」は最も重要なギアじゃないですか。
まあ、相撲とかは別ですけど。

体に直接装着するものですし、ウェア類と違って最初のうちは複数そろえる、なんてしませんよね?
つまり長く使う、そして毎回使うことが前提です。
そしてファッション的な見地でも最も重要なパーツだったりします。

なのでまずはシューズに予算を割きましょう。

この記事って「ペダルの選び方」がそもそものテーマなのにアレなんですけど、「ペダルなんて余ったカネで買える安い奴でオッケー」なのです。

そうそう、MTB・ロード両対応という変わり種のシューズもありますけど、君子は危うきに近づいてはなりません。

◎とはいえ、おすすめのペダルはあります

MTB用のペダルにもいろんな種類(メーカー)があります。
有名どころは次の通り。

・SIMANO(ご存じ日本の大阪・堺が誇る、世界のシマノです)
・LOOK
・ミカシマ(この中ではかなりマイナーかも)
・TIME
・crankbrothers

この中で私が初心者ロードバイク乗りにおすすめするのは、crankbrothersです。
理由はスタックハイトやカント、解放値? 的な調整が可能、というか調整幅が大きいのがcrankbrothersなのです。
私はLOOKとTIMEは知らないのであれですが、シマノとミカシマとの比較では、脱着が最も簡単だったのもcrankbrothersでした。
したがってcrankbrothersしかおすすめできません。

そんなわけで、もちろん私が現在使っているのもcrankbrothersのペダルです。
crankbrothersというと「取付金具を棒につけただけ」みたいな個性的なデザインのEggbeaterが有名ですね。

でも私のはCANDYというシリーズで、ご覧のように小ぶりながらプラットホーム(枠的なやつ)がついていて、フラットペダルとしても使えなくはないものです。


いわゆる「ペロキャン」に形が似ているので「CANDY」ですね。

プラットホームのないEggbeaterはともかくCANDYは表裏の概念がありませんが、表はフラットペダル用、裏はバインディングシステム用、というものもあります。


これは別にcrankbrothersに限ったものではなく、シマノにもラインナップされています。
私が最初にロードバイクにつけたのが、そのシマノのリバーシブルモデルでしたっけ。

同居人は将来のバインディングペダルデビューに向けて、そのペダルを採用しております(写真のcrankbrothersのDOUBLESHOT 1です)。
なのでそのうちバインディングシステムは使うと決めている人は最初から、つまり納車時にそのリバーシブルモデルをつけておくのも見識といえるでしょう。少しでも無駄を省くことができますからね。

なお、私は別にcrankbrothersの回し者ではありません。
自分で使ってみて「いい」と思ったものを勧めているだけでございます。

◎フィッティングはショップに任せよう

さて、気に入ったシューズも決まり、ペダルもcrankbrothersのものを買いましたね?
では早速取り付けてみましょう。
なのですが……これはショップと相談してというか、お任せすることを強く推奨します。

これはロードバイク初心者向けの記事なので、バインディングペダルについても初心者であるという前提で書いています。
となると、要するに「素人がネットとかで情報漁ってわかったような気になってフィッティングとか、時間の無駄」です。
勘違いしないでほしいのですが、ネットの情報がいい加減だとか間違ってると言っているのではなくて、人の体はみんな違うので、ポジションについては教科書や公式的な正解なんてないってことが言いたいのです。

ぶっちゃけますと、バインディングペダルのフィッティングなんて基本的には「微調整」の範囲です。
シューズのクリート取り付け部分を見ればそれがわかります。大した調整幅などないのですよ。
クリートの調整幅よりも、いわゆるシートポジションの方が100万倍も重要です。
バインディングペダルは、そのシートポジションを台無しにしない為の器具といっていいでしょう。
せっかくシートポジションを決めてサドルなどの調整をやったのに、土踏まずでペダルを漕いでた、というのが「おいおい」な状態というやつなのです。

というわけで、シートポジションと併せてバインディングペダルのセッティングをすべし、です。
なので、こういうのは購入店に丸投げ、というといい方は悪いですが、相談しながら調整していくべきものなのです。
そもそもポジションなんて納車時に最適化されているわけがないのです。
「とりあえずこれで乗ってみてね」という「暫定ポジション」です。
ベテランでも新しいバイクを買った際にはポジション出しに時間がかかるものですから、初心者だったらそんなの当然なのです。
乗りながらショップに足しげく通って、感想をフィードバックしながら煮詰めていくものなのですよ。

なので「丸投げ」推奨です。
言い換えるとショップ選びは重要だということですね。
さらに言えば、ショップでもスタッフが複数いるでしょうし、「私の担当」みたいな頼れる人を見つけられたら、サイクリングが長続きするのはほぼ間違いないんじゃないでしょうか。

理由は「バインディングシステム」の規格が乱立しているからです。
バインディングシステムというのは、サイクリングシューズとペダルを固定する装置です。
これが各社からいろいろな種類が出ていて、互換性がほとんどありません。
なので「お前が使うシステムに対応したペダルを勝手につけろ」というお話です。