ちなみに、VIVO SMART HR Jとは、名前の通り、GARMINのスマートウォッチです
◎いわゆる乳バンドの代わりに導入
心拍データをサイクルコンピュータに送るデバイスとしては、一般的にはゴムバンドを使って胸周りに取り付けるハートレートセンサーを使います。
が。
これがライド前にいちいちいちいちいちいち……装着するのが面倒で面倒で。
よくあるのはウェアを着たあとで「しまった、ハートレートセンサー取り付けるの忘れてた」というイラっとする状況です。
そんな時に知ったのが、手首に巻くタイプのハートレートセンサーでした。
GARMINのサイクルコンピュータ、EdgeシリーズとANT+で接続できると知って、「これは面倒がなくていいや」、と思って早速購入しました。
同じGARMINからは数種類が出ていましたが、その中でこのVIVO SMART HR Jが小型軽量でかつもっとも安価だったのであまり迷うこともありませんでした。
サイクリング以外にも、スイミングやランニングなどを行う人は、GPSが搭載されていたり、画面が大きくてより視認性がいい他のいわゆるアスリート系モデルの方がいいと思いますが、私の場合ランもスイムもしませんのでシンプルなVIVO SMART HR Jがベストでございました。
まずは私が使ってみて、使えると判断したので同居人も購入。
◎活動量計として日常的に使用することに
最もシンプルとは言いつつも、ハートレートセンサー以外にも色々とセンサが入っていて、いわゆる歩数計、階段昇降計、運動強度計などの機能もあり、カロリー消費や歩いた距離、直近の天気予報なども表示されます。睡眠時にも計測してくれますので睡眠状況のチェックも可能。
あ、そういえば時計にもなります、ハイ。
更に一応スマートウォッチでもありますので、スマートフォンに着信したメール、SNSやLINEのメッセージなども表示されるので、使ってみたら楽しくて、その後二年以上、私は24時間365日、このVIVO SMART HR Jを腕に巻いて生活しています。
外すのはシャワーを浴びたり、風呂にはいる時くらいですね。
その時についでに洗って、充電しておきます。
こういう運用だとVIVO SMART HR Jはバッテリ切れになることがありません。
ちなみにこいつ、防水仕様で50m潜っても大丈夫。まあ、だから水泳なんかでも使えるわけで。
どこぞのヤワなスマートウォッチとはタフさが違うのです。
そんなわけで、なんというかもう、まさに体の一部のようなものです。
購入時のインプレなどは過去に記事にしていましたので、興味がある場合はご参照くださいませ。
◎バンドが切れた
そんなある日のこと。
朝、目が覚めていつものように「今何時だろう」と左手を上げて(手を上に上げると加速度センサによりバックライトが付き、暗闇でも見えるようになる)につけたVIVO SMART HR Jの画面を見ようとした時でした。
ポロリ。
おっぱいではありませんぞ、念のため。
そう、リストバンドが切れてしまったのでした。
VIVO SMART HR Jのリストバンドは専用品。しかもリストバンドのみの販売はなし。
要するにGARMIN ジャパンに修理してもらわねばならないのです。
私のVIVO SMART HR Jは購入して2年以上経っていますので当然保証外。
一瞬、修理とか面倒なので別の機種を買っちゃおうかという考えが頭をよぎりましたが、本体は全くなんともないのでそれはあまりにもったいない。
というわけで、バンド交換のみだし、新品買うよりは安上がりでしょう、ということで、GARMINジャパンに「バンド切れたので修理してほしいんだけどどうしたらいい?」と問い合わせました。
◎GARMIN ジャパンの神対応
ネットの問い合わせフォームでたずねたところ、翌日くらいに返答がありました。
結論から言うと、返答メールに書かれていた内容は、ちょっとびっくりするようなものでした。
「リストバンド交換のみなら保証期限切れてても無償修理してやるから、とりあえず送れ」
ただし、
「保証書(購入店の印と購入日付が入っているもの」が必要」
とのこと。
わたしは保証書は持っていましたが、白紙未記入。
ただし、日付入りの納品書は持っていましたので、それを保証書と一緒に送ることにしました。
◎返却までにかかった期間は10日程度
こちらから送付して、営業日ベースでざっと10日後くらいに返送されてきました。
返送直前に作業結果と発送予定を知らせるメールが届きました。
送られてきたVIVO SMART HR Jは、もちろん私が送付したそのもので、バンド交換だけなので設定などもそのまま。すぐに今までどおり使い始めることが出来ました。
扉の写真は戻ってきた状態のものです。
バンドが切れた状態の写真はうっかり撮り忘れておりました。
そうそう。切れていたバンドは片側だけでしたが、両方交換してくれていました。
VIVO SMART HR Jのリストバンドは表面にプロテイン塗装系の表面処理がしてあって、これは使っているうちに剥げてきます。個人的に気に入らない点ですが、要するに片側だけ新品になると見た目のバランスが悪くなるので、両方とも交換してくれて本当に感謝です。
◎実際に掛かった費用は?
というわけで、リストバンド交換に要した費用は、こちらからGARMIN ジャパンに送る際に払った宅配便代のみ、ということになります。
ネットに転がっている情報を読むとGARMIN ジャパンの評判はあまりよろしくないものでしたが、少なくとも私にとってはいわゆる「神対応」でした。
まあ、ネットなんて「いい話」はあまり情報として流通していなくて、ネガティブなものが声高に流れる風潮がありますので、あまり信用しないほうがいいでしょうね。
以上、もしVIVO SMART HR Jのバンドが切れて「まあいいか」と諦めている人がいるなら、ダメ元でぜひGARMIN ジャパンに問い合わせて見てはいかがでしょうか。
ただし、保証書がないとか、店印がないとかそういうパターンの場合にどうなるかはしりませんが……。
ちなみに、VIVO SMART HR JにはGPSが搭載された後継機 vivo smart J HR+というモデルがすでに出ています。両者の実売価格はほぼ変わらないので、vivo smart J HR+の方をおすすめしておきます。