今回も小物です
が、ただの小物と侮るなかれ。
今回はバイクそのものではなく、人間用の小物。しかも疲労軽減に大いに関係してくるアイテムですから、必見(必読?)ではないかと思ったり思わなかったり……。
◎HCRの必携品、それは日焼け止めクリーム
まあ、リキッドもあるのでクリーム前提ではないのですが。
春から秋へかけてのサイクリングの必需品、それが日焼け止めクリーム。
「俺は日焼けしたいからパス」なんて言ってるあなた、あなたは知らず知らずのうちに死んでいる……じゃなくて疲労しております。
もっとも私が土日に「朝練」なんて言って走っている1,2に時間程度のサイクリングだと蓄積疲労についてはあまり考える必要はなさそうなので、焼けたければそのままでいいと思いますが、一つ。
「サイクリング焼けはやけにムラができる」
と、先生はおっしゃっている。
ムラというよりは表裏の表側ばかり主に焼けまっせ、ということですね。
あと、指切りグラブとかしていると指先だけ、しかも甲皮だけ重点的に焼けますからそりゃ、みっともない状態になるんじゃないかと。
そういうわけですから、焼きたい人も焼きたくない人も基本的には日焼け止めクリームは塗っておいたほうがいい、と私は思います。
ましてやホノルル・センチュリー・ライドのように日の出前から夕方まで走り続ける(渡しの場合。早い人は昼過ぎにはもうゴールにいる)場合は日焼けは疲労に直結しますのでツブしておくべき項目になります。
◎普通の日焼け止めは役に立たないしめんどくさい
言い切るのはちょっと乱暴かもしれませんが、それでもあえていいましょう。
ダメだと。
なぜって普通の日焼け止めクリームって、汗で流れてしまうからです。
「汗で流れにくい」なんて書かれてあっても、通常品だと大した違いはありません。
サイクリングは汗をひたすら書き続けるスポーツです。
ンなの、すぐに流れちゃいます。
「おれ、汗かかないから」
なんて言う人は真夏にサイクリングなんかしてないで、すぐに病院に行ってくださいな。
死にますよ、マジで。^_^
私もかつては「強力」と言われてはいましたが、一般的な日焼け止めクリームを塗っていました。もちろん汗ですぐに流れることはわかっていましたので、休憩のたびに上塗りをしておりました。
上塗り、めんどくさいんですよね。
いちいちヘルメットとったりメガネ外したり。
あと、顔を洗わないでそのまま上塗りするのって排気ガスや砂埃を顔に塗りたくっているような感じで超気持ち悪い。
しかし背に腹は変えられません。
顔や膝は特に本当にすぐに流れちゃいますので、めんどくさがらずにこまめに上塗りをしましょう。
◎上塗りに疲れる
そういうわけで、面倒ですが上塗りをしていたわけですが、それでも結構焼けました。
「こまめに」の「こまめさ」が足りなかったのです。
これはたぶんですが、30分に一度くらい上塗りしても焼けちゃうんじゃないでしょうかね。それくらい流れちゃう。
少なくとも1時間に一回くらいだと結構焼けてました。
でも、流石に30分に一回とかちょっとムリ。
◎汗が目に染みまくる
めんどくさいだけでなく、日焼け止めクリーム成分が汗と一緒に目に入ったときの不快さというか、痛さはハンパじゃありません。
なにしろ目を開けてられませんから、バイクを止めてハンカチで汗をきちんと拭ってさらなる流入を防がないといけません。
でもって、流れてますから上塗り、と。
で、また流れる……。
やってられねー!
◎サイクリスト用(というかアスリート用)アグレッシブデザイン・ファイターとの出会い
そんな折り、サイクリスト向けのニュースサイトで流れず超長時間効果がキープされるという、夢のような? 日焼け止めクリームの存在を知ったのです。
で、試してみたら、コレがもう「こ、これは使える!」レベルのスグレモノ。
そういうわけで、去年のHCRはアグレッシブデザインのファイターというちょっと高いけど効果は抜群の日焼け止めクリームを使って、快適なライドでございました。
何しろ朝、出発前に念入りに塗っておけば基本的に一日もつんですから。
もちろん、最善を尽くすのであれば、折り返し地点で大休止などしたときに上塗りすることをおすすめしますが、日焼けの度合いは、1時間毎に普通の日焼け止めクリーム(ただし、市場では強力と言われているタイプ)を塗ったときとは比べ物にならないほど軽微な日焼けですみましたので。
というわけで、この日焼け止めクリームは経験上、マジでおすすめできるレベルのものでした。
効果の詳細などは去年の今頃に記事にしていましたので、そちらも合わせてお読みくださいませ。
◎ネガもある
日焼け止めクリームは、大別すると次の二種類に分かれます。
・石鹸で流せるけど、汗でも流れるタイプ
・汗で流れないけど、リムーバーがないと剥がせないタイプ
両者の日焼け止め効果は同じと考えられますが、問題は流れないか流れるか。
流れるのは家に帰った後の手入れが楽ちん。
流れないのはリムーバー大量に塗りたくってどうにかとれる、というシロモノ。
なので1−2時間のライドや普段遣いは普通のもの(石鹸で流れる)を。
半日以上のロングライドの場合は、迷わずリムーバー必須のアグレッシブデザインのものを
という感じでいかがでしょうか。