さあ、盛り上がってまいりました(^_^;
「勝手に盛り上がってろ」という心の声が聞こえてきそうですが、幸いなことに私はテレパスではないので実際には聞こえません。
だから大丈夫(何が?)。
ということで、前回の続きです。
ここでお約束、前回までのあらすじです。
1)我が家の天井の電灯が引っ越し当時のままのこういう裸電球だった
2)シーリングライトをIKEAに買いに行ったら、向かいに東京インテリアがあったので覗いてみたら、理想のsofaに出会った(ただしリプロダクション)
とまあ、ざっくりとですが、ほぼこういう流れでした。
見つけたsofaがオリジナルを作っている本家のGETAMAにもない、まさに魔改造とも言える、でもそれは私がそういうのがあったらなあ、と思っていたsofaだったので、まさに運命の出会いだと思ってしまったのです。
その名も東京インテリアの「3Pソファ オークライフ3 HI」という製品です。
パチモノ……じゃなくてリプロダクションとはいえ、予算はざっと二倍。
でも金額は我が家の皇帝からOKが出た。
すなわち……。
「こ、こ、こ」
「こ?」
「これください!」
とまあ、興奮のあまりしどろもどろになりつつ早速注文!
やっほー!
とはなりませんでした、あしからず。^_^
え、そんな気はしていた?
鋭いですね。
いえ、ほとんど購入するところまで行っていたんです。
同居人も基本OKでした。
でも、少しだけ冷静になって、注文前に実際に自分たちのリビングにそのsofaを置いたらどんな感じかをシミュレーションしてみました。
すると……。
「これはちょっとムリかな」
「確かにじゃまになるね」
「残念……」
説明しよう。(^_^;
実はsofaの置き場所は決まっているんです。というか決めてあります。
配置的には、テレビとダイニングテーブルの間。
テレビとダイニングテーブルとsofaは、長辺部分で平行に並びます。
言葉にするとわかりにくいですが、現在私達は、ダイニングテーブルの長辺に並んで座って正面のテレビ画面を見ているのですが、sofaはその間、つまりテレビの正面に正対して設置する予定なんです。というかそこしか場所はありません。リビングを取り巻く四方の壁のうち、一方はテレビ台。テレビの反対側は我々の作業デスクが置かれています。もう一方はチェストやキッチンの一部、そして廊下への出入り口などがあってsofaは置けません。
最後の一方は壁のほぼ全面が床下までの窓です。
そもそもテレビの配置を決めた時点でsofaは正面に置かれることが決まっていますから、自動的に場所は確定したようなものです。
そう、つまり長いリビングにsofaを置くことで、ローパーテーションみたいな存在にもなるわけです。
で、何がダメなのかというと、3Pソファ オークライフ3 HIという製品がハイバックであるという事なんです。
ハイバックなので高さがあります。
スペック的には94cmらしいです。
これがダイニングテーブルとテレビの間に来るんですよ。
どうなるかというと、ダイニングテーブルにつくと、テレビの下部がハイバックで遮られて見えなくなるという状況が生まれるのです。
とまあ、文字だとやっぱりわかりにくいので図示しましょう。
※凡例
(1)ソファ
(2)ダイニングテーブル
(3)テレビ台
(5)テレビ
(6)デスク(私)
(7)デスク(同居人)
なお(4)がないのは日本だからアタリマエさ。
まずは平面図。
これを断面図にするとこういう感じなんですよ。
まっこと、稚拙な図で申し訳ありません。(._.)
でも言わんとする事は伝わる事を信じております。
あ、もちろん文字に書いていることをわかっていただけるように簡略化していますので、リビングはこういう形じゃないですし家具などの縮尺などは正確ではありません。念の為。
売り場で実際にハイバックのsofaをテーブルの近くに移動させてもらって、座って位置関係を実際に確認しました。
ダイニングテーブルや椅子の高さは把握しています。売り場にあったテーブルや椅子とほぼ同じ高さ。
つまり椅子に座って実際にsofaの向こう側がどういうふうに見えるかは実物でシミュレーション可能でした。
テレビ台の高さも、テレビ台からテレビ画面までの高さも引っ越しに伴っていろいろ計測していてわかっていますので見える見えないに関しては間違いありません。
一応「テレビの位置をあと30~40cm(実物合わせでテレビ画面が全部見えるくらいに)上げてみるというのはどうか?」という救済案は浮かんだのですが、ダイニングテーブルに着いて見るだけならまだしも、そもそもsofaに座ってテレビ画面を見る際に見上げて視聴する形になるわけで、それは体に良くないだろうという冷静な判断を下すことに成功しました。
あとは「何かあった時に落下するとやばい」という恐怖です。
関西淡路大震災を経験してますからね、そのあたりには敏感です。
ということで、運命の出会いだと思われた東京スタイルの3Pソファ、「オークライフ3 HI」という、ある意味で私の理想とするsofaは導入できないことが判明しました。
まさに打ち上げ花火のような儚さで、理想は潰えたのでありました。
3Pソファ オークライフ3 HIが理想のsofaといったものの、パチもん……じゃなくてリプロダクションなりの妥協もあって、実はちょっと気になる点が一つだけあったんです。
それはこちらの画像。
これはいい悪いではなくて単純な好みの問題なので、説明しないとわからないですよね。
これ、クッションをsofaのフレームにベルクロで固定するタイプなんです。
いや、いいんです。これはこれでいいんです。リプロダクションなんだし、そういうのもアリだと思います。
でも、我が家の場合、sofaは壁につけて設置するんじゃないんですよ。
既に書いたとおり、リビングの空間を視覚的に仕切るローパーテーション的なものでもあるんです。
つまり背中が丸見え。
正面デザインも大事ですが、同時にバックシャンであることも求めているのです。
というか、ダイニングテーブルに座ってたり、作業用デスクに座っていたら目に入るのはsofaの背面だけなんです。
その状況でベルクロのテープがフレームに巻き付いているのが見えるのはちょっとなあ……。とチラっと思っていたんですよ。
実際に買った場合、ベルクロ留が本当に必要なのかどうか、置くだけでいいんじゃね? ってなったら切り取ってしまおうかな、とも考えていた部分です。
つまりこの「3Pソファ オークライフ3 HI」というsofaにはそういうちょっとしたネガもあったので、ダメだということがわかるとすっぱりと気持ちを切り替えることができました。
それはもう、自分でもちょっと驚くくらいの淡白さで「まあ、縁がなかったってことだよね」と諦めがついたのです。
とうわけで「いい夢見させてもらったぜ」ということで、理想のsofaのセンは跡形もなく消えてしまいましたとさ。
そして我が家のsofa選びは振り出しに戻る。(*_*)