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★いろいろヤバい!【Amazon Fire HD 10 タブレット (Newモデル) 32GBレビュー】

PC IT系

というわけで使いはじめたFire HD 10タブレットですが、数日後には手持ちの10インチタブレットのうち、AppleのiPad mini(第4世代)を手放す事を決めました(そして手放しました)

それまで手元になった10インチタブレットは2つで、iPadともう一つは、ASUSのASUS ZenPad 3S 10 LTE Z500KL-BK32S4。
この二台はアスペクト比は同じ。iPadと同じく薄型なので、ざっくり言うと違いはOSくらいです。
ざっくり言うと、ですが。
簡単なスペックを数値的に並べるとこんな感じ。

◆iPad(現行):2048×1536 240×169.5×7.5mm 9.7インチ 478g 32GB/WiFi
◆ZenPad 3S 10:2048×1536 242×164.2×6.75mm 9.7インチ 490g 32GB/WiFi & LTE

まあ、ざっくりと言わなくてもほぼ一緒ですね。
で、なぜZenPadでなくてiPadの方を手放したのかというと、
1)iPadはWiFiのみである
2)iPadのストレージは32GBのみである
3)Appleが嫌い

3はともかく、要するに普段使いはストレージが大きい(microSDを内蔵ストレージ化しているので大容量)方がいいし、外でネットに繋がる(LTE対応)方がいい、というわけです。


もともとiPadは「リビングのweb閲覧用&読書用タブレット」的な位置づけで持ち出し用ではなかったのです。
そこへもってきて、まさに「リビングのweb閲覧用&読書用タブレット」として「丸かぶり」のFire HDタブレットがやってきたので(iPodが)押し出された格好です。

いや、はっきり言ってほとんど全ての項目でiPadの方がFire HDタブレットより「上」ですよ?
問題はFire HDのそのカジュアルな値段。
iPadを売って、そのお金でFire HDを買って、気を遣わずにガシガシ使おう。あと残りのお金で何か買って楽しもう。
という目論見でございます。

なのでiPadをお持ちの方はご安心を。
Fire HD 10の方が優れているなんて事は一切ありません。
優れているのは値段だけです。

10インチタブレットが1台だけでいいという人で、既にiPadを持っている方はFire HD 10と「買い替え」ると、絶対に幸せになれませんのでお気をつけを。
念の為にスペックを書いておきましょう。iPadと比較して。

◆iPad(現行):2048×1536 240×169.5×7.5mm 9.7インチ 478g 32GB/WiFi
◆Fire HD 10タブレット(New):1920×1200 262×159×9.8mm 10.1インチ 500g 32GB/WiFi

念の為に記載しておきますが、やや細長くて分厚くて重く、iPadのような高級感とは無縁のプラスチッキーなタブレットです。
ただし、
「もう一台10インチクラスのタブレットが欲しい」とか「2台あるけど、ちょっとシュリンクしたい」なんて思っている方は是非検討すべきモデルかと。

まあ、そんなわけでFire HD 10タブレット、あまり期待せずに使ってみると、これがかなりヤバい事に気付きます。

◆Fire HD 10タブレット(Newモデル)はいったい何がヤバいのか?

その1:液晶表示がヤバい
10.1インチ、1920×1200のこのディスプレイ、かなり鮮やかです。あざとくあざやか、というべきでしょうか。「アザアザ」です。
視野角も広いしクッキリしていて、ぱっと見て「液晶、綺麗だな」と思う人が大半ではないでしょうか。
なんというか、カラーである事の楽しみを再認識させられる感じです。目に優しいとかナチュラルな色あいとかそういう評価軸ではなく「鮮やかできれい」というわかりやすいものです。
かと言ってどぎつくて長時間見られないなんてこともなくて、個人的にこの色は嫌いではありません。
解像度は数値的にiPadには及びませんがフルハイビジョンよりやや高精細ですし、実際に使ってみるとiPadの解像度と比べても遜色はないと思いました。要するに10インチクラスでコレくらいの解像度があれば実用的にはもう充分なのでしょう。
実は私、旧型のFire HD 10を買って使ったことがあります。ディスプレイの鮮やかさはたぶん似たようなものかもしれませんが、解像度が違うのでまったく印象が違う感じです。明らかに1クラス以上上のモデルを見ている気がします。
※旧型は1280×800で、読書用端末としては解像度がさすがに物足りませんでした。

その2:バッテリの保ちがヤバい
用途はリビングに放り出しておけるガシガシ使えるカジュアルタブレットという、まあ今回導入した理由と全く同じですが、実はこのバッテリの保ちがよくありませんでした。
実は私、Fire タブレットは10インチ以外にも過去に2回、合計3台を(凝りもせずに)購入し、どれもあっと言う間に手放しているという前科があります。
一番の理由は「バッテリの保ちが全然駄目だった」からです。
個体差もあるのかもしれませんが、操舵とすると私は3回もハズレに当たったことになり、相当運が悪い人って事になりますね。
もちろんカタログデータの通り保つなんて思っていません。
どちらかというと使用時のバッテリ消費よりスリープ時のバッテリ消費の多さに辟易したのです。
数日放置しているとバッテリ切れという感じに陥るのですね。
iPadなどではあり得ません。ZenPadでも同様です。
ハードウェアというよりはバッテリのマネジメントに問題があったのだと思っています。

そういう前科があるので新型になったこのHD 10タブレットにも一抹の不安がありました。
でもそこは「ダメダったらさっさと売り飛ばす」と決めてましたので、決意のある購入だったのでございます。
しかし、私の期待? に反して、新型は充分なバッテリ駆動時間を身につけておりました。というか、スリープ時にムダにバッテリ消費をしなくなっていました。
スリープ時のバッテリリークがなければもともとそこそこの稼働時間を誇っています。また旧型の8時間に対し、新型は10時間とバッテリ容量が増えているのもプラス要因と言えるでしょう。たぶん感覚的には旧型に比べて3倍ほどの「日数」、充電しなくて使える感じです。

とまあ、バッテリへの不安がなくなっていることで、Fire HD 10(New)が私の中で株価急上昇。ここでFire HD 10を残し、iPadの売却を決めたのでした。
iPadは「いいもの」すぎて取り扱いに気を遣うんですよね。
その点、「ぷらっちっく」丸出しのFire HD 10だとザクザク使える感じ。
いいものの方がいいんですが、なんというかいいものじゃなくていい事の方がいいと申しますか。
言葉にしにくいんですが、iPadより疲れずに使えるという感じです。
あ。
「万が一壊しても心の傷が浅い」という言い方もできるかもしれません。
iPadと比べてハードウェア的に感じる一番の違いは「分厚い」ということでしょう。
数値的にほんの数ミリですが、旧型Fire HD 10よりも分厚くなってます。
分厚いのですが、そもそもiPadでも500g弱の重さはありますから体感的な重さ自体はあまり変わりません。むしろプラスチック筐体で冬場など手が冷たくならずにがっしり持てることもあってちょっと軽いと感じる部分もあります。

◆なにしろ値段がヤバい

そんなFire HD 10タブレット(New)ですが、既に書いた通りで超安価。
私はセールで買ったので11,780円という申し訳ない値段で買っちゃいましたが、さっき調べてみると定価でも18,980円。定価で既にヤバいお値段です。
定価ベースで旧型より1万円くらい値段が下がってますからね、新型。
定価なのにバーゲンセールというか、これはもう戦略的価格です。
「もってけドロボー」価格です。
Premium会員ならここからさらに4000円引きになります。

いや、このレベルのタブレットがこの値段で手に入るなんてエンドユーザーにとってはまさに夢のよう状況ではないでしょうか。「いい時代になったなー」と思う反面、他のメーカーどうすんだ? というような要らぬ心配をしてしまうほどです。
それなりのものにはそれ相応の対価を払うべきだというのが私の考え方なのですが、安いとやっぱり嬉しいわけです。

なのでもう一度書きますが、10インチタブレットを「買おうかな」と思っている人は「是非検討すべき」だと言っておきます。
バッテリの保ちが良くなった時点で個人的に「強く推奨」する端末になりました。

「ふーん、良さそうじゃん。でもそんなにいい事ばっかりなの?」

そんな疑いを持った方は賢明な人です。
もちろん光あるところに必ず影がある様に、ネガティブな要素もいくつかあります。

まずは「広告」の存在。
これはKindle系端末も同じですが、購入時に選べます。
要するにカネを払って広告を排除するか、広告くらい気にしないから少しでも安く購入したいかです。
私は広告有り、つまり安い方を採りました。
(この記述は別途購入したKindle Oasisと混同していました。Fire HD 10にはキャンペーンアリナシの区別はありません)

Kindle系端末の広告って、要するにスリープ復帰時の画面(いわゆるロック画面?)に広告が一度出るだけです。
そのままスワイプすればオッケー。

こういうロック画面がランダムに表示されます。「今すぐチェック」ボタンがなんともつい触ってしまいそうな場所に配置されているのがミソ

無料ゲームのように読書中に画面に広告が出てきてうるさい、なんてことは一切ありません。
※更新
「ロック画面の広告は設定で消せるのでは?」というコメントをいただきました。

「設定」
 ↓
「アプリとゲーム」
 ↓
「キャンペーン情報」
 ↓
「ロック画面のキャンペーン情報」をオフに
 ↓
メッセージが表示されるが、あくまでも「オフ」を選択

で広告を消せるようです。
知りませんでした。
Kindleと違ってFireは消せるということで。

次に「望んでもLTEモデルは設定がない」ということ。
iPadやら他の端末だとWiFiモデルとLTEモデルが選べるものがありますが、Fire HD 10はWiFiモデルのみ。
なのでWiFiのみで運用する事が前提です。頻繁に外に持ち出してネットに繋げるなんていう人はスマートフォンをルーターにして運用するのもいいでしょうけど、個人的には素直にLTEモデルを買った方が幸せになれると思います。

そして気になる「アスペクト比」
Fire HDは16:10です。
これはiPadの4:3と比べると細長い画面になります。
電子書籍を利用している人は既に体感されていると思いますが、読書端末としては細長いものより4:3のスクウェアに近い方が画面が有効に使えるもの(書籍)が多いのです。
細長い系、つまりiPodではなくAndoroidタブレット系は余白(ムダ)が多く、せっかくのタブレットの画面サイズがスポイルされている形です。


もっとも10インチクラスだと多少余白ができようが、読書するのに困ることは無いと思います。
ええ、確かに1ページ表示であれば。
問題は「見開き」です。
10インチクラスだと、コミックスを見開きで読みたくなるものです。
見開きを使ったキメの大ゴマとか、やっぱりちゃんと見開きで見たいじゃないですか。
この見開き状態でけっこう差が出てきます。
見開きだと1ページ毎の表示が小さくなりますから、余白=見やすさに直結します。

画面の明るさが揃っていないのはご勘弁を。因みにどちらも明るさはオート

ただし、Fire HD 10は多くのandroidタブレットよりは多少マシです。
というのも、多くのAndroid端末の比率はフルハイビジョンの16:9。iPad系の4:3には及びませんが、多少マシという事が言えます。
この「多少」が重要じゃないかと。

ここが許せるかどうかは人に依るところですね。
私は長らく許せませんでしたが、Fire HD 10(New)を使って「ま、いっか。これもあり」と改心? いたしました。
4:3の方が快適なのは間違いないですが、Fire HD 10は16:10なんだから「しかたない」じゃないか。
そう考えると幸せになれると思われます。

それから既に書いてますけど筐体が安っぽい
スペックはいいんですが、スペックに見合うだけの衣装が与えられていないという感じ。
でも個人的にはそこがガシガシ使える感じでむしろ好ましいと思っていますが、問題は立て付けの悪さ。
これも個体差があると思いますが、私の個体だとベゼルの一部を押すとペコっという感じの音がなります。
まあ、別に敢えて押す事もないのですが、タブレットを保つときにそこに指があったりするとちょっと力が加わった際にペコ感が出て「安っぽ」と思っちゃいます。
まあ、実際に安いので文句はないんですが、安っぽくないに越したことはありませんからね。

あとは……。
いや、これはネガじゃなくてむしろポジティブ要素です。
それはちょっとした「将来性」があるということ。
とはいえ私はまったく保証しませんけどね。

で、それですが、Fire HD 10だと、Amazon Echoを買わなくても、Alexa端末になるんじゃないでしょうかね、そのうち。可能性高いと思いますよ。
Fire HD 10タブレットをスタンドなんかに立てかけておいて「アレクサ、何か音楽かけてくれない?」なんてお願いしたりしてAIスピーカーで遊べるようになる……と思うとさらにお得感が出てきますね。