もしくは「画像処理エンジンのヒエラルキーの存在に於ける越えられない壁」(初出:2013/02/02)
XZ-2は大きさを我慢すれば今までで最もお気に入りのコンパクトカメラなんですが、個人的に「欠点」だと思う点が三つだけあります。
1 望遠型の暗所AFの情けなさ
2 アンプログラマブルな録画(赤ポチ)ボタン
3 人工灯下のAWBのイケてなさ
1については実のところそう言うシチュエーションがないことと、急いてなければ右の薬指で前面レバーをポンと弾けばMFモードになるのでリングを回してフォーカスを合わせられるので「慣れ」と「諦め」と「愛情」でカバーできます。
2 についてはファームウェアアップデートで実現できる事なので是非やっていただきたいと思います。アンケートにも書きましたけど、どうなんでしょうかね。
で、問題は3です。
もちろんプリセットWBを使って回避できるのですが、実のところめんどくさい。AFを諦めてMFにするのとはちょっと違う煩わしさがあるわけです。
個人的にはオリンパスのミルクス=MILCS(Mirrorless Interchangeable Lens Camera System) 系のそれは相当に優秀だと思っています。少なくとも私の好みにはだいたい合ってます。
特に人工灯下でさほど破綻を来さないのは素晴らしいと思っていますし、もう特殊な撮影以外はiFinish+AWB固定で使っています。RAW同時なので保険もかけているのでAWBの方がむしろカメラの個性を味わえるとすら思っていますので。
しかし、Eライン(ミルクス)ではないコンパクト系は「残念」というか「惜しい」というか、今ひとつのデキです。
同じエンジン名なのに結果が全然違います。
それとも画像処理エンジンとAWBは別のプロセスなのでしょうかね。
写真は同じ時に2台で撮り比べたもの。
E-PL5(iFinish+AWB)は安定したバランスですが、
XZ-2(スタンダード+AWB)はもう別の食べ物に見えますね。
XZ系にもiFinishを入れるとずいぶん違うのかもしれませんが……。