各社からいわゆる「AIスピーカー」が発売され、言わば今年は「AIスピーカー元年」となるわけです。
私にとって現時点ではAIスピーカーの必要性は「全くない」と胸を張って? 断言できます。
故にAIスピーカーなど買わなくていいわけですが、そこはそれ、ホラ、アレです。
「オモチャ」として楽しんで見たいな、とは思うわけです。(初出:2017/11)
さらに言い換えると「アホ」なわけですが、私の様は「アホ」はたくさん居るのではないかと思います。
そこで私「AIスピーカー選定ロジック」などを備忘録的にご紹介しておきます。
「アホ共」もとい「AIスピーカーをちょっと使ってみたいかも、と思っている人達」の参考になれば幸いです。
まあ、ならないでしょうけど。さて「AIスピーカー」ですが、「スピーカー」という単語に惑わされては本質を見失います。
平たく言えば「スピーカーの性能では選ばない」事が肝要なのです。
少なくとも私はそういう観点からAIスピーカーの選定を行いました。「スピーカーなのにスピーカー性能を問わないとはこれ如何に?」という感じですが、「AIスピーカーをスピーカー性能で選ぶと本質を見失う」と思うんですよ、私は。現時点においては、ですが。
では本質とは何か? ですが、そこはAI部分です。
AIスピーカーのスピーカー部分は、行ってみれば「AIを体験させる為の方便」的な付加機能と言っていいでしょう。
一般の人に「AIを体感してください」なんて言っても「はあ?」って感じですが「音声命令でストリーミングの音楽が聞けますヨ」なんていった方が「ほほう」という感じで興味の間口? が広げられるわけです。
その上で「こんな事もできます」というAI部分について説明すれば「聞く耳」を持ってくれるのが一般大衆なのではないかと。
しかし私の場合、そのような「一般大衆」ではないわけで。
だって私は「そんな(ショボい)スピーカーなんかで音楽は聴かないぜ」という「めんどくさ」系の部類に入る人間からです。
さらに言えば私は「ストリーミングで音楽は聴かない」んです。
私は気に入った音楽だけ、そしてそれは手元にある、つまり物理的もしくはデータ的に「すでに所有している」音楽のみを聴く人間だからです。
そして気に入った音楽は「しょうもないスピーカー」では聴きません。
たとえ「音にこだわった」系のスピーカーであろうが、現状のAIスピーカー共では私の要求水準に達しないのです。
もっと言えば「家の中で音楽を聴く時は、ちゃんとしたスピーカーで聴くから」って感じなので、AIスピーカーのスピーカー部分にムダなカネは払いたくないってことなんですね。
さらに言えば「スマートホーム機能などは必要ない」系の人間です。
だって我が家はまだ全然IoTに準拠していないんですもん。
「テレビ点けろや」
「照明あかるくせーや」
「おっと玄関の鍵、かけてたかな?」
「ルンバよ、書斎を掃除せよ」
「そろそろ出かけるから愛車を暖機しといて」
なんて項目に対応している機器はゼロ。
というか、IoT系家電はゼロ。
つまりスマートホームハブ機能とか言われても鼻で笑える状況なのです。
ますます上位機種の必要性がありませんな。
というわけで私がAIスピーカー選びで重要視する項目とは
1)どのサービスが私に今もっともフィットしているのか?
2)スピーカー以外の機能(ハードウェア、ソフトウェア)はどうなのか?
の二点です
まあ、細かい事を言えば「日本語音声認識力」や「起動ワード(「ヘイ、尻」とかいうあれ)」の違いなんかも気になったりはしますが。
で、ちょっと調べたところ、この段階で私の選択肢はほぼ2つしかないことがわかりました。
1)アマゾン echo dot 5,980円
2)グーグル google home mini 6,000円
さてどうするか? なんて思っていた所に見つけたのがギズモードジャパンの両者の比較記事です。
「私の為にこんな記事を書いてくれるなんて。ギズモード最高!」なんて思っていたのですが、テスト内容が
・照明の操作
・音楽再生
・TVの操作
だそうでガッカリ。
どれも関係ない。
もっと言うと現時点でこの3つ全てを使うなんて人はあまり居ないと思われます。
とはいえ、読み進めてみると私にとって重要な項目がちゃんと既述されていましたので結果として「ありがとう、ギズモードジャパン」という感じなのですが。
(まあ、元記事はアメリカ人によるアメリカでのテストなのでいろいろアレですが)
とはいえ私はこの記事を読んで最初に買うAIスピーカーを決めました。
選んだのは「echo dot」です。
理由は
1)プライム会員なので3,980円と最安価で買えるAIスピーカーである
2)音声出力ポートがある
3)使い勝手(「ねえ、google」なんて言えるか!ヽ(*`Д´)ノ 「アレクサ!」で起動するecho dotの圧勝でしょ?)
一番のキメ手は2)です。
スピーカーなど要らない云々と書いておいて音声出力ポートを重要視するとか「お前、何言ってんの?」的なアレですが、オモチャですからね。真剣にストリーミングで音楽聴いたり日常的に効いたりすることはないにしても、どういう感じかを「遊んで」見たいじゃないですか。
かと言って最初にちょっと遊んだらその後はもう二度と聞かないのはわかっていますから、わざわざいいスピーカーがついたデバイスにイニシアルコストを投下したくありません。
その点、外部出力機能の無いgoogle home miniと違い、echo dotなら外部スピーカーで音質を劇的に改善できます。
私の手元には有線・無線を問わず、いわゆる外部スピーカーがいくつもあるんですよ。
それもどれもこれもそこそこの値段で買ったおかげでけっこう単体でいい音が出る奴らです。
でも、全部死蔵中。
echo dotにそれらを繋げると延命というか第二の人生を歩ませてやれるかもしれないと考えたわけですね。
つまり単体でショボくても外部スピーカーに繋げれば、上位機種並の音質で音楽も楽しめるぞ、と(たぶん上位機種以上。そもそも手持ちのは全部ステレオだし)。
で、プライム会員の私はecho dotなら2000円引きで買えてしまう。
つまり「echo dotを買わない理由がみつからない」という感じでございます。
昔のiPhoneやiPod用の外部スピーカーなんかを死蔵している人は高いカネだして上位機種買うよりecho dotとの「合わせ技」で良い音を(も?)楽しんではいかがでしょうか。
もちろんアマゾンとグーグルというサービス母体? の差が問題になる人もいるでしょうけど、現時点では私はどちらのサービスもどうでもいい状況なので。