趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

☆XC90を見に行った

クルマ

ディーラーから案内が来ていたので、XC90を見に行ったのですが……。(初出:2017/03/14)

 試乗車はなしで展示車のみでした。

で。
ほとんどの項目で「素晴らしい」もしくは「なるほど」と感心するしかないような装備を誇るXC90なのですが、唯一、スペックダウンした項目が……。

それはBLISのアラート方法。というかインジケータ。
要するにサイドミラーの後方死角や後方から「近づいて」くる他車の存在を知らせてくれるインジケータなのですが、XC90ではご覧の位置に。
これではメルセデスやBMWなど(LAND ROVERも)、凡百の車の同種のインジケータと同じレベルに落ちた感じ。

というのも、今までVOLVOは室内にこのインジケータがあったんです。
左右のミラーの付け根の手前あたりに、独立して。
つまりミラーに視線をやる前にインジケータが目に入る位置です。さらに何らかの外的要因で外ガワにあるミラー部分が見えない状況(表面の着雪とか泥はねとか)であっても、インジケータが確認できる方式で、他車よりも深く安全性を考えるVOLVOとしてもそれを売りにしていたのですが、他社のものと同じに後退するとは!
あとは、明るい昼間は圧倒的に室内のインジケータの方が目立って気付きやすいという利点もあります。
何となくアラート部分の面積が広めなのがせめてもの言い訳? みたいな感じではありますが……。

ここはおそらくコストダウンなのでしょう。
今までのVOLVO車のサイドミラーはAピラーの付け根だったのですが、ミラー死角を無くすためにXC90からはドアからミラーを生やす方式に改めました。
このため、インジケータを今までと同じところに取り付けるには、完全にミラー部分と独立させる行程というかパーツが必要になるわけです。今までのはある意味サイドミラーの室内側のカバーを利用していたのでちょっとした細工でOKだったのでしょう。
ミラーの死角を減らす事で「安全性」が得られる点は○ですが、もうちょっとコストをかけてインジケータを室内に設置するだけの徹底をやって欲しかったところです。
BOSCHだかの汎用の配線システムを使うとみんなこうなるのでしょうね。

たぶん、一部のオーナーからは文句が出ていると推測します。

これ以外で特筆すべき点としては、

・アクセルペダルがオルガン式になった
・ウインドウォッシャーノズルが、SLと同様のワイパーブレードのベースに設置された
・VOLVOらしくなく、ウインカーが派手で笑った(トールハンマー部分全体がウインカーになる)
・オプションのオーディオが素晴らしい。あれで45万円は絶対値としては「高っ」と思いつつも、効果を考えると「バーゲンじゃんっ」と思った。魔改造しているオーディオ・ジャンキーの車は別として、純正オーディオであそこまでの音をならす車を私はしりません。XC90買うなら絶対つけたいオプションだな、って密かに思ってしまいました。時間とカネをかけてああでもない、こうでもないとオカルトじみた事までして「ハシルリスニングルーム」とやらに魔改造するくらいなら、素直にこの純正Premiumオーディオで満足する方がいいなあ、と思いました。いや、生まれて初めて車内でフルオーケストラの管弦楽をじっくり聞きたい気分になりましたよ。チャイコの7番か、ブラームスの1番あたりをCDソースでボリュームちょっと大きくして聞いてみたいなあ。まあでも、iPodに入れた打ち込み系のアニソン聞くんだろうけど。(・∀・)