CYCLE ROGAINING with BROMPTON とは?(初出:2015/10/08)
ロゲイニングとは?
というか、面倒なのでここ見てチョ。
要するに、無数のポイントが印刷された国土地理院発行25,000分の1の地図を見て、そのポイントを制限時間内にできるだけたくさん回って点数が多い人が優勝、という勝ち負けのある競技です。
まあ、オリエンテーリングの亜種だと思えばオッケーかと。
で、このオーストラリアで生まれた競技はもともとrun & walk、つまり自分の足で稼ぐ競技なのですが、それを自転車でやっちゃいましょう、と。
BROMPTONの日本の代理店である水谷自転車さんのキモ入りで実現した結構アブないこの競技、
第一回は9月に東京で行われ、今回第二回を大阪で開催、ということに。
(実は東京の前にテストとしてのプレ大会が横浜で行われているが、テストなので回数には含まれない)
私は優勝狙ってましたよ。
何と言ってもオリエンテーリングの指導員ですからね。ちゃんと資格を持っているホンモノです。
まあ、もうとっくに期限が切れてますから「元」ですけど。
で、集計の時、o(^-^)oワクワクしながら待ってましたよ、名前を呼ばれるのを。
しかし。
私の得点の二倍以上の方が優勝!
なんですと!?
二倍!(゜Д゜)
「認めたくない」
しかし、認めざるを得まい。
なお、10位の方の得点が発表されていましたが、その方にも全然届いておりませんでした。
どちくしょー!ヽ(*`Д´)ノ
いやあ、ナメてました。
皆さん、本気でした。マジでした。
私なんて「テレテレ~」と歩行者に毛が生えた程度の速度で「地図読みなら誰にも負けないぜ」なんてムフフ笑いをしながら作戦を淡々とこなしていたのですが……。
皆さん、マジでございましたよ。
で、たぶん私以外の全員、ルール違反で失格のハズです。
だってルールにはこうあります。
★交通ルールを守って下さい
皆さん信号無視はするわ、一旦停止では誰も止まらないわです。
私は全部ちゃんと従いました。
大阪の市街地、むしろ御堂筋を中心としたロケーションですから、信号は無数。一旦停止も1ブロック毎、みたいな感じです。
信号待ちだけでたぶん30分や40分はロスしています。
ここでも「正直者がバカを見る」もしくは「正直者はバカみたい」の公式が当てはまるようです。
さらに問題なのは運営です。
チェックポイントに存在する「何か」をBROMPTONと一緒に撮影して、それがチェックポイントに行ったという証明になるんです。で、その「何か」がなんなのかが、地図の裏面に写真入りで解説されているわけなんです。
「川端康成の生誕地」の碑、とかです。
いや、川端康成の碑はちゃんとしたところにありましたが。
そのブツが地図で示された場所とは全然違うところにあったらどうなると思います?
たどり着けるわけねー!ヽ(*`Д´)ノ
それも一カ所や二カ所じゃありませんでした。
帰ってそれを告げると「すみませーん。初めての事なので温かい目で許して下さーい」だそうで。
私は許しませんけどね。
全然公平じゃないですから。
で、ちょっと調べて見たのですが、どうやらプレ大会でも東京大会でも同じようにブツと地図が乖離していた事が結構あったようです。
「はじめてですから」は嘘っぱち。
全然改善されていませんでした。
この地図、ちゃんと踏査して作ってないと思われます。
ガイドブックとかを見ながら適当に○をしたのではないでしょうか。
もしくは地図をちゃんとポジショニングできない人間が作成したか、です。
それでも川の向こう側とこっち側とか、どうやったら間違うのか理解できませんが、方向音痴にこんなの作らせたらダメです。
こっちは地図が正確だと思って競技をしているわけですから。
これはその、川向こうを延々探した挙げ句、聞き込み捜査でようやく橋向こうで見つけたポイント。
オリエンテーリングの公式大会とかでこんな不祥事があったら、MAP作ったヤツは切腹ものですよ?
少なくとも愛想笑いを浮かべながら「温かい目で~」で許されることじゃないと思います。
高い参加料払っているんだし、もっと真面目にやって欲しいと思いました。
あと、本当に残念なのは、チェックポイントあたりでであった人に「こんにちは~」って声をかけても目を逸らして知らんぷりするとか、どうなんでしょう?
もちろんだいたいの人はスマイルで「がんばりましょう」系ですけど、ソロの人ってコミュ障が多いのかなあ。
コミュ障の人は「私はコミュ障です。声をかけないで下さい」ステッカーとか貼っておけばいいのに。
いや、私は心が狭いので挨拶して無視されるとイラっとするんです。
小物ですみません。<(_ _)>
という事で、参加者のマナーは×。
運営がそもそも×。
なので、最低のイベントでした。
金返せ!ヽ(*`Д´)ノ
とまあ、一応吠えて起きますが、イベントのコンセプト自体はいいと思います。
ロードレーサーなんかのマジ入っているバイクでこれをやると事故起きそうですしね。
ただ、今回は事故はなかったと思うのですが、大阪市の市街地でやる競技としてはいずれ破綻しそうです。
私の様なルールを守った参加スタイルの人が殆どいない現状だといずれ歩行者と接触したり、クルマとやり合ったり、「ミニサイクルの人が大挙して信号無視してイラっとする」と通報されたりしてダメになりそうな気がします。
そういうわけで、例えマッピングが完璧でも、私のペースでは有償は不可能であった事は間違いありません。
なので次回は(どうせ有償狙うヤツらは交通ルール無視のイケイケ系でしょうから、私はそいつ等に呪いをかけるだけで追随はしませんので)最初から「楽しみ」の為に参加したいと思います。
そうそう。
個人的には色々なBROMPTONを見られて楽しかったです。
70台くらい集まったそうですが、私と同じ色は意外に少なくて私を含めてもたぶん2台。カミさんは今回スケジュールの都合が合わずに不参加でしたが、カミさんと同じ色の人は1台だけでした。
ロウカラーというのが一番多かったかな。
オーダーで前三角と後三角がツートーンになっているのも結構あって、みんな重い重いに楽しんでいるんだなあ、という感じがつたわってきました。
まあ、私の魂は真っ黒なので、そういうのを見ててもカネ持ちの道楽臭がプンプンするんですが。(・∀・)
オリジナルの自分の足で稼ぐロゲイニングとか御免被りますし、ロードレーサーでもちょっとヤバそうなのでイヤですが、BROMPTON限定とか、そういうのだったらまた参加してみたいな、と。
次回は出発前に「地図と実際のポイントが違ったらどうするのか? という「救済措置」の言質をとってからスタートしたいと思います。
今にして思えばポイント違いの場所を見つけた時に即電話したら良かったなと思います。
「どうしてくれるんだ! 失った時間をポイントで返せ」くらい言えたかもしれません。
いや、小心者なので言えなかったでしょうけどね。
というか、次回は私にマッピングさせろ! 完璧なオリエンテーションのマップとはこうやって作るんだぜ、とお手本を見せてやるぜ!(・∀・)
なので。(^_^)/