三者三様に長所があるように、当然ながら弱点もあります。(初出:2014/01/12)
問題はそれが許せる弱点なのか、どうしても許せない弱点なのか、という点でしょう。
そう言うわけで当然ながらBROMPTONにも弱点はあります。
相対的な話にはなりますが、BROMPTONの弱点は大きく分けて3つ。
1)価格
BD-1はみんな高価ですが、DAHONは入門用、すなわち廉価モデルが存在します。
私はバイクシロウトではないので、バイク本体さえ買えばそれでいっちょ上がりではないことをよく知っています。
様々なオプションやウェア類など、いわゆる周辺機器にもそれなりにコストをかけないとイケマセンから、DAHONで本体予算を浮かせて、その分を周辺機器に回すという選択肢も考えられるわけです。
2)重量
相対比較では少し重いと言っていいでしょう。
BROMPTONの場合は泥よけ標準なのでフェアな比較ではないと思いますが、重いのは事実です。
1-2kg程度の差を許容できるかどうかという話ですね。
3)拡張性
というか、要するにアフターパーツで改造しやすいかどうか、という事で見るとBROMPTONは他の二者と比べると飛び抜けて専用パーツ比率が高いということがわかりました。
いわゆる汎用品から好きなパーツをチョイスしてちょいちょいっと換装するという事がやりにくいのです。
もちろん多くの先人が様々な改造をされていますので改造ができないわけではありません。ただしやすさという事ではかなり後れを取っているのは事実だということです。
1)価格 についてはこう考えました。
「BROMPTONは他の二者に比べると長く乗れるから、イニシアル的には高いがランニング的には安くなる可能性が高い」
理由は後の問題にも絡みますが、
・基本的にBROMPTONはモデルチェンジがない(パーツ変更などがあるだけで、基本デザインは不変)。奇しくも同じイギリスの車ですが、昔のminiなどは基本同じデザインのまま、長く長く作っていました。もっともそれで会社自体はダメになったのでしょうが、少なくともユーザーは毎年出る新型をさほど気にする必要はないという事に於いてはメリットでしょう。
・BROMPTONは高価だが、なんとか予算内である。
・これも別の項目に関連するが、改造する余地が少ないので、後であまりカネをかけなくてよさそうであること。DAHONやBD-1だと下手に汎用パーツが使えるだけに、必要も無いのに高性能なパーツに換装するのは私の場合目に見えているなあ。
と言ったところ。
重量については、もちろん「1キロや2キロの差はどうだっていい」です。当然ながらバイクなんて必要な強度や耐久性が確保されていれば、軽い方がいいに決まってます。でも、そもそも私達はその程度の差が問題になるような使い方、乗り方はしないので。それを求めるようになったら、その時にはその目的に沿ったバイクを購入すればいいだけの話です。むしろそうなるほどバイク好きになれるといいのですが。
カスタマイズ性については、既に書いた通り、むしろない方が清々しくていい、と考えました。
とはいえBROMPTONならではのモディファイはそれなりに楽しそうですし、充分深そうです。そっちで遊ぶもよし、ですが、本来私は車もそうですがオリジナル重視派なので純正パーツの入手性が悪くなければ問題はないのです。
とまあ、BROMPTONのネガは私にとっては全部ネガとならず、購入するモデルはBROMPTONということに決めました。
また今回は同居人と私はお揃いのものを買おうと言うことになっていたのでもちろん同居人の意見を求めましたが、「超オッケー」ということで問題はございませんでした。