「自動車保険の更新案内が届いた」
「どれどれ……ええええ? 来年の方が保険料高いじゃん。どういうこと?」
「今まで何も考えずにずっと同じ損保会社で契約してきたけど、他社だと保険料はいくらくらいなんだろうか? 実はこの保険会社、異様に保険料が高いんじゃね?」
「よし、いい機会だから他社で保険料を見積もりして比較してみよう」
てるるるるる~(呼び出し音)
「もしもし、自動車保険のチューリッヒでございます」
「事故も起こしてないのに保険料があまり変わらなくて……通販型もいいかなって」
「お客様の場合ですと、○○円です」
「そんなに?」←(今ここ)
というわけで、5社で見積もりをとりました。
といっても、実際に電話をしたわけではなくて、最近はInternetという便利なモノがあるので「複数会社の一括見積もりサイト」の一つから見積もり依頼をしたわけです。
一般的な項目を入力して登録すると、早いところでは一分以内に、遅いところでもその日中にメールが届きます。
その時に「入力内容だと○○円」という金額もメールに書かれていますので、目安になります。
「え? 目安なの?」
と思われるかもしれませんが、最初の入力時では「基本項目」のチョイスしかしていないのでいわゆる「特約」部分が割愛されているわけです。
なので案内に沿って各社のwebサイトに用意された私用の見積もりプランページでカスタマイズして「実際の保険料」を計算するわけです。
そこで「なるほど」と思ったのが、会社によってサービスがいろいろ違う、という言ってみればアタリマエの事でした。
「事故時の対応がいい事」なんていうのはまあ当たり前なので、そう言うベーシックな部分を覗いて、私が特に重視したポイントは次の通りです。
1)車両保険の補償額が高い事
全損の場合に新車に乗り換えるわけですから、出来るだけ高い方がいいわけです。
ですが、新車時はいいとして、この補償額は評価額と言って年々下がってきます。つまり購入後3年後に全損して新車を購入しようと思っても、補償額ではとうてい新車は買えなくなっています。なので、差額を出来るだけ少なくするには評価額設定が高い保険会社を選ばないといけません。
今回、上限の差は400万~530万と130万も差がありました。
あ、もちろん補償額を挙げると保険料は高くなります。
2)全損時諸費用保証特約があること
車両保険では諸費用は支払われませんが、これは登録時の諸費用も保証してくれる特約です
3)弁護士・示談特約
面倒な折衝などは基本的に弁護士に頼めば楽かな、と思いますので是非欲しい特約です。
もらい事故なんかに遭っちゃうと、これがあるとナイトではストレスが全然違うと思われます。
4)身の回り品の保証特約
車上荒らしでカメラを盗まれた場合に保証されると安心です。また出先でカメラを壊した時などでもこれがあると安心。もちろんカメラだけじゃないですよ。私はやりませんが高価なゴルフクラブを折っちゃった、とかも保証対象。
5)自転車保険
ファミリーバイク特約ではありません。
自転車に乗っていて事故を起こした場合に相手方に対する保証が付帯出来るかどうかは自転車乗りにとっては非常に重要な項目で、実はプライオリティ的に個人的には一番にしてもいいくらい。ちなみに私は単独の自転車保険に別途加入していますが、そっちがムダに保険料が高い事に気付いたので特約でカバーしてもらう方にシフトしようと考えております。
6)傷害保険
スキー場でスノーボーダーがぶつかってきて怪我、とか「あるある」ですよね~。そんな時、こちらが被害者でも加害者でも保証され、入院しちゃったりすると日数に応じて保険金が下りるとか、そういう保険。まあ、生命保険とか共済とかと多重加入になる人も多いと思うけど、その分たくさんもらえるということなので、安ければ入っておく方が吉。
以上です。
必要の無いモノとしては、ロードサービス。
JAFに入ってますしね。
JAFも一部当てはまりますが、保険会社の場合「提携会社」がこのサービスを請け負うわけで、口の利き方もわからないようなヤンキー兄ちゃんが現れたりしてもストレスが溜まるだけですから、JAF入っているなら要らぬものだと思います。
もっとも、このロードサービスは任意で選ぶというよりハナから標準で付いているところが多いですが。
そんなこんなでいくつかに絞り込んだんですが、驚くべき事にその差は最大5万円にもなりました。
あんまり安いと今度は「保証はホンマに大丈夫なんかいな」ってなってしまいますよね。
でも、保険料に違いがあり、今の会社は最も高額な部類である、ということがわかったのは本当に大きな収穫でございました。
皆さんの中に私のように盲目的に続けている方がいらっしゃったら、更新案内が来たタイミングで一度いろいろと検討されてみてはいかがでしょうか。
ということで、乗り換えする事に決定しました。