さて、右のふくらはぎに負担をかけないようにマイペースで走りーの、どんどん後続グループに抜かれー、ので、辿り着いたのが第四OS。(初出:2015/10/08)
ここは道の駅で、応援のサポーター? も多く、子供達がパパにまとわりついている図も見ました。
そんな光景を尻目にいただいたのがこれ。
神戸町からは水まんじゅう。HIRANOYAさんで夏季限定販売。
池田町からはいけだ茶っプリン。サンローヤルさんで一ヶ210円で販売されております。
味は……まあ、想像通り、というか普通でした。
それよりネーミングセンスが「ないわ~」です。この手の有名人の名前借りちゃいました、テヘっ系は私、全然駄目な性格なんです。スミマセン。
でも、普通においしくありがたくいただきました。
そしてポカリスエット。
水まんじゅうって、京都ではあまり使わない言葉ですね。京都というか関西では同じものを「葛まんじゅう」です。
なので葛まんじゅうとかかず水饅頭と書かれていると「ああ、葛粉100%じゃなくて、デンプンの混ぜ物で作っているんだな」という偏見で見てしまいます。
実際は葛100%じゃないのに葛まんじゅうとか言っているのもあるのでアレですけどね。
ちなみに水饅頭、おいしゅうございました。
このエイドではトランジスタメガホンを手にしたお姉さんがうるさいほど「梅谷峠の下り道」の危険性をアナウンスしまくっています。
よほど危険なのでしょう。
もとより怖くて下りで飛ばせない私です。何の問題も無いといっても過言ではありません。
むしろ問題なのは上りなんですけどね。
11時45分頃に第四OSを出発した私ですが、出発直後から登り坂だったので、秒殺でした。ええ、すぐに千切れてしまいました。
登り坂でなんであんな速度を出せるのかが不思議でなりません。
解剖して筋肉の具合を調べてみたいものです。
で「激坂」と効いていた梅谷峠ですが……。
大したコトありませんでした。
いや、峠まで20分かけて登った私が言う台詞じゃありませんけど、斜度も距離もしれてます。
たぶん平地が多い西美濃の人から見たら激坂なのでしょうね。
この程度の坂で激坂とか言ってたら私の住んでいる北摂の人達はハナで笑いますよ、きっと。
もちろん最大で11%とか12%というのはキツイです。でも平均にするとせいぜい6%弱。
しかも「歩くのとあんまり変わらない私の速度」で20分で登れてしまう距離です。
「ちょっときついけど、短い坂道」でしかありません。
いや、私にとってはどんな坂道でも勾配がついてたらそれで激坂なんですけど、「あれ? まだ走り出したばっかりなんですけど、もう頂上? マジ?」と思ったのは本当です。
いや、34T×32Tでテレテレ登っている私が言うのもアレなのはわかってますけど!
もう少し苦しむかな、と「押し」を覚悟していただけに頂上が見えたときは拍子抜けしてしまったのは本当です。
何度も書きますが、北摂のオバちゃんはいわゆるママちゃりであれくらいの坂上ってますからね。ええ、私はそのオバちゃんにすら普段から抜かれてるわけですが。
それより問題はその後でした。
下りはまあ、問題ありません。
脅されていたので普段以上に慎重に下りましたし、そもそもその下りも超短くて、すぐに普通の道になりましたから。
あの下りで事故する人はよほど運が悪いか、アホじゃないかと。
いや、事故った人を揶揄っているわけではありません。もらい事故って事もあるでしょうし。でも、荒れた、暗い、旧道の狭い下り道で自分を過信して事故った人には同情できませんね。
せっかくのいいイベントなので、そういう参加者自身が起こす防げるはずの事故のせいで中止とか言うハメにならない事を願っております。
あ、問題の話ですね。
それは「向かい風」です。
正直に申し上げて、梅谷峠の上りの方がナンボか楽でしたよ、私。
ものすごい向かい風で、平坦なのに7km/hも出ない状態が続くんです。
時折、突風が横から吹き付けてディープリムでもない私のAVANTを軽く1mは横にズラしてくれます。ディスクホイールだと自転車浮いて転けますね、間違いなく。
第5OSまでそんな強風でございました。
梅谷峠まで20分で辿り着いちゃったので、ペース的にはこれでもう完走は大丈夫だろうと思っていた矢先の罠だったので、本当に消耗しました。
踏み込むとこむら返りが起きそうで、平地なのにインナーローとか使っちゃってましたもん。
で、本当にヘロヘロで第5OSに辿り着いたのは、12時50分頃。
このOSで、100km走ったことになります。
「なんとか100kmはしれたんだ」と、初めての100km超のライドに対する感慨よりも、完走の目がなんとか見えてきた事の方がうれしかったです。
最後のOSでいただいたのがこれ。
垂井町からは、チーズブッセたるい。メルシイさんで137円で販売中。
垂井町からもう一つは、不帰(かえらず)茶。不帰茶生産組合さんが200g2000円で販売しているお茶です。
お茶。
お茶ねえ。
もう少し量をくれませんかね?
普通のコップに一杯くらいのみたいんですけど。
私、日本茶大好きですし。
中学時代、茶道部でしたし。
というか、お茶の本場、宇治とか朝宮の近くに住んでましたのでお茶にはうるさいというか、舌が肥えてしまっているというか。
いえ、スッキリしたお茶でしたが、グラム1000円はちょっとびっくりした、というお話でした。スミマセン。いただいておきながらエラそうに。
チーズブッセは自宅に持ち帰っていただきました。
軽くてよいお味でおいしかったです。137円はお安いと思います。ええ、マジで。
問題はこの一見太巻きに見える「合戦カフェ巻」
関ケ原町からは合戦カフェ巻。レストラン伊吹で予約販売、だそうです。
いや、小豆あんとかきな粉とか、なんか妙なものが乗っているんですよね。
これはヤバイ食べ物なんじゃないかと思って目をつぶって一気に口の中に放り込みましたが、別に不味くもなく、食べられました。
これはアレですね。下手に太巻きにみえるから太巻きを期待する味覚を裏切る、という点がマイナスポイントなのではないかと思います。
あと、普通に食べられますが、「おいしい」わけではない事も微妙だなあ、と。
というか、これをこの次見かけた時、お金を出して食べるかと言われたら……。
いや、スミマセン、モンクじゃないんです。地元の食べ物によそ者がとやかく言うのはアレだってわかってます。私の場合、性格がわるいというか、口が悪くてついついホンネをそのまま書いちゃうクセがあって……。
ホントすみません。<(_ _)>
時間に余裕があるのでここでもたっぷり休憩をとって、右のふくらはぎをさすってなだめまくります。
13時半頃に出発。最後がやく30kmと長いのですが、あと30kmだと思うと気が楽になっています。
そうそう、出発前に自分のバイクをピックアップするためにサイクルラックの所へ行くと、偶然目の前にゲストライダーの今中氏の姿が見えたので、記念にと思って写真を撮らせて下さいとお願いしました。
気さくでサービス精神に溢れている方のようで、快諾していただけだだけでなく、「私の写真だけでいいですか? 宜しかったら一緒に……」などとうれしい事を。
人見知りの私からは一緒に撮らせて下さい、なんて言えませんでしたが向こうから提案してくださるとは!(・∀・)
JSPORTSの中継にゲストに出演されている時のシャベリでは「ストイックでなんか真面目な人」というイメージでしたが、実物はフレンドリーなお兄ちゃん、という感じでけっこうギャップがありました。
こういうイベントには結構参加されているようで、ファンが多いのもうなずけます。
今中氏と2ショットの写真を撮っていただいた参加ライダーの方、ありがとうございました。
記憶力が悪いのでゼッケンすら覚えてませんが、感謝です。
さて、最後の30kmです。
プロフィールマップをチェックするとしばらく上ったら、あとは下り基調でゴール、ということで「前半頑張るぜ」「後半は三味線だぜ」、という意気込み? でスタート。
で。
この最後の区間はですね。
なんというか、第五OSまで辿り着いたメンバーへの「参加賞」? というかご褒美のような区間でした。
上りは緩やかです。
私にとってはもちろんどんな勾配でも辛いので、すぐにグループから脱落したのですが、それでも梅谷峠を登った事を考えるとただ上っているだけ、という道ですから足を着く人もいないでしょう。
そして下りになったら、これはもう「自転車って楽しいなー」と思うしかない快走モードが待っていました。
下りで、かつ追い風。
追い風ですから、勾配が無くなっても下りと変わりません。
転がり抵抗が少ないロードレーサー、700cの慣性が大きなホイール。それらが相俟って、コースティングだけでどんどん走れてしまいます。
脚が終わっている私にとってなんというパラダイスか!(・∀・)
アウタートップでケイデンス稼げば私でも楽に100km/h楽勝、な感じです。
実際にはEDGE 1000Jが50km/h台を表示していたので慌ててブレーキかけてげんそくしましたけど……。
そういうわけなので、上りでいくつかのグループに追い抜かれましたが、下りに入ってからは前を走るグループに追いつき、その後はそのグループの最後尾についたまま、まるでずっとそのグループで走っていたかのような涼しい顔をしてゴール会場へ走り込んだのでした。
ゴール時刻は14時40分。
30kmを70分程度で走りきった勘定です。
前半の上りを考えると後半の下りがどれだけハイペースだったのかがよくわかります。
ゴール会場で驚いたのは、なぜかサンバ隊が出迎えてくれていたことです。
そう言えば、OS1ではメイド姿のお姉さんがコーヒーと紅茶を注いで回っていましたし、レースクイーン的な格好をしたお姉さん二人と並んで写真をとるコーナーなんていうのもあって、このイベント、どうやら二市九町のトップのスケベジジイ達の欲望を一部具現化しているのではないかな? などと勘ぐりたくなりました。
なんというか、少し特殊なイベントのようなきがします。
あ。
もしかして開始17分で定員に達するとかいう人気振りって、こっちだったのか????
などと納得しつつ、ゴールのチェックを行い、参加賞と完走証をもらって最後の「おもてなし」でささやかな完走の宴です。
大垣市から、大垣ラムネと水まんじゅう。どちらも奥の細道むすびの地記念館で購入可能(水まんじゅうは機関限定)。
砂糖が入った飲料は普段まったくのまないのに、ポカリスエットといい、こういうライドの時はおいしく感じますね。
この大垣ラムネはニセモノのラムネ瓶(口の部分がブラの蓋。ホンモノはガラスの一体モノ)ですが、ホンモノ? と同じ形をもしているところに努力の跡が見えます。
まあ、ホンモノ? のラムネ瓶なんて作っている所はもう滅亡してしまって存在しないのでしょうけど。
ラムネはべっちゃり甘くなくて、スッキリしたいい味でした。
大垣市長がおっしゃってましたが「量が少ないのがまたいいんです」と私も思いました。
そして水まんじゅう。
たいへん失礼な事を言ってしまいますが、神戸町のお菓子やさんの水まんじゅうより数倍おいしかったです。
まあ、完走した、という満足感の中で食べたので数割増しでおいしく感じたのは間違いないところですが。
少し休んで、これから大阪まで帰ることを考えて早々に会場を後にすることにしました。
何やら抽選でバイクとか色々当たるそうで、しかも参加500人に対して100人が当選するという高確率の「あてもん」だというのですが、その手のモノにあまり縁のない私はハナから期待などしていないので、スルーしてもう一台の愛車が待つ駐車場へつづく最後の区間を走るために、また自転車の人となったのでした。
長くなりましたが、次は「ここがおかしい、ツール・ド・西美濃」のコーナー?? です。(・∀・)
最初に書きましたが、基本的にはとてもいいライドイベントでした。
できれば来年も参加したいな、と思っています。
だがしかし。
「とてもいいイベント」で、私自身「とても楽しかった」イベントでしたが、「完璧なイベント」ではありませんでした。
もちろん完璧なイベントなど存在しないと思いますが、それでも「改善して欲しい点」が目に付いたのは確かです。
一方で、ゴール地点で行われた生放送の「提灯ラジオ番組」で行われていたインタビューでは、ゲストの皆さんが台口々に「素晴らしいコース」などと台本通りに手放しでただ褒めちぎっていましたが、「おいおい、いくら何でもそれはいいすぎだろう?」と心の中でツッコミを入れていた人は多いのではないかと思います。
番組のゲストの一人だった大垣市長が「素晴らしいコース」という言葉にドヤ顔で満足そうにしていたのが印象的でしたが、「ああ、大垣市長、お前もか」と思った私でございました。
いやまあ、勝手に思い込んだだけですが。
という事で「ツール・ド・西美濃 2016が、(主に私にとって)より素晴らしくて快適なイベントになるために、駆け出しのロードレーサー乗りがいくつかここに提言を書き連ねたいと思います。
これを読んで「何を偉そうな事を」と思われるのは勝手ですが、間違った事、いや自分で間違っていると思っている事は書きません。
もっともこんなブログを関係者が見ているとは思いませんが……。
そうそう、これはツール・ド・西美濃に限った話ではなく、ライドイベント全体に言える事ではないかと思いますのでライドイベントの関係者の方々がもしこのブログを訪れたなら、一度ぜひ考えていただきたいと思います。
◆コースについて
「素晴らしいコースでした」
とゲストの人が言っていましたが、あれは「素晴らしくないコースを除くと、素晴らしいコースでした」という「超訳」です。
私も全体的にはいいコースだったと思います。
コースの至る所に昭和生まれの私が慣れ親しんだ日本の田園風景があり、川があり、フンの匂いがあり、ああ、そうだよなあ、やっぱりここは日本だなあと、ある種の安心感を伴うシチュエーション成分がおおいコースは基本的にフラットな西美濃という地形と相俟って、まさに「サイクリング」にうってつけのものだったと思います。
もっとも個人的には自分のホームタウンから数分走ったら同じような風景だらけなので目新しさなどは皆無でしたが、その分「同じような、でも別の地域」という不安のないスクリーンを見ながら走れたのがうれしかったです。
地元の人は私よりもっと「知っている風景」になるわけですが、一つのコース賭して走るとまた違う感覚になるのではないかと思います。
基本的に一般路を走行するわけですが、交通量が少ない農道や旧道を選び、安全面を考えて下さっていたと感じました。
だがしかし。
2カ所ほどどうしても改善して欲しい点があります。
一つ目は多くの人が同意見ではないかと思いますが、鉄パイプの柵を埋め込んで、まともに走らせてくれないサイクリングロードです。
何がダメって、まず路面です。
いや、路面がダメな道は他にもありました。ひび割れてガタガタでまるでパヴェのようなアスファルトですが、サイクリングロードの路面はひび割れが道を横断し、そこに草が生えていて段差になっています。
要するに全く整備されていない放置道路です。
しかも細い。
ああいう狭い自転車専用道路を設計している人って自分で自転車なんか乗らない人なんでしょうね。
自転車の幅が30cmくらいしかないとおもっているんじゃないでしょうか。
「自転車ならこれだけの幅があれば余裕ですれ違える」なんて本気で信じているのでしょう。
行政の人もしかり。
もちろん幅を広げるのにはカネがいるのはわかりますが、走りにくい道路を10kmつくるより、走りやすい道を5km作る方がいいと思うのですがね。もちろん走りやすい道を10km作るのがベストですけれど。
そして「バリカー」と呼ばれていた鉄パイプの「通せんぼ」ゲートです。
これが星の数ほどあって、私は20まで数えてやめました。
私のホーム・ロードである淀川のサイクリングロードのバリケードよりは断然通り抜け易いのですが、それでもアレはないでしょう。
まるで「自転車には走って欲しくない」と言っているような道です。
ただの散歩で使うならまだしも、こういうイベントで使われると私の様な貧脚にとっては地獄の辛さになります。
だって、ゴーストップ(厳密には一旦停止ではなく減速→加速)が数十回あるんですよ?
先導者は健脚、剛脚の人なので、私の様な貧脚参加者の事など理解出来ないんじゃないかと思いますが、健脚ライダーにとって巡航速度に戻るまでの加速は貧脚ライダーにとっては全力での加速なんです。
加速している時間はもちろん、大して長い時間ではありません。でも、それでも貧脚ライダーの足は徐々に、確実に削られていき、このセクションが終わる頃にはヘトヘトになっているんです。
サイクリングコース自体は前半にありますので、気分的にはまだまだ元気なのですが、本人の気力とは裏腹に確実に足がダメになっていってるんです。
「たら」や「れば」は無いと言うことは承知であえて書きますが、あのサイクリングロードを走らなくてすんでいたなら、私は第四OSまではグループから脱落することなく走れたと思います。
ええ、登り坂は例え元気100%の時でも全然ダメなので第四0S以降は結局ソロで走る事になっていたでしょうけど。
でも、私の「最良のシナリオ」では「第四OSまではグループについて走る」だったので。
あのコースは大会の偉いさん、具体的には市長町長に走ってもらいたいですね。
先導者はイベントと同じライダーで、イベントと同じように減速してもい健脚加速でグイグイっと巡航速度に上げてもらって。そしてそれについていくのがどういう事なのかを体験してほしいものです。
まあ、市町町長のイベント参加スタンスについては色々思うところがありますので後述するとします。
改善希望のコース2つめは、梅谷峠。
あそこは危ないのがわかっているのだから、ハナから外すべきルートでしょう。
来年は、なんとしてでも警察を説き伏せ、新道を通るルートにすべきだと思います。
個人的にはああいう荒れた上りは高校時代に主に京都や大阪北部の峠をパスハンティングしていた時の事を思い出して好きなんですが、人が多く集まるこういうイベントだとどうしてもアホがあの道を飛ばすでしょうし、事故が起きると次回はいきなり大会自体が中止、なんてことにもなりかねませんので、トンネルをイベント用に交互通行させてでも、新道を使ったルートにして欲しいと思います。
これも、行政側がどれだけ本気なのかをはかるバロメーターになるのではないかと思います。
町長が噛んでいるのに警察をねじ伏せられないとか「何やってんだ?」と。
いや、参加者ですから、参加者の立場で言いたい事は言わせていただきますよ。内情とかそういうのは我々が知った事ではないのです。行政がどう努力して実現するか、というお話でしょう。
◆タバコの問題
あのね。
これ、スポーツイベントでしょ?
なのに、OSで参加者が平気でタバコに火をつけて一服しているとか、マジで「ないわー」って思いませんか?
そんなところで煙草吸う人はもはや中毒でアタマもマヒしているのかわかりませんが、少なくとも普通の感覚を持っている人はあんなに人が多くてしかも逃げ場がないような場所でタバコをふかすなんてキチガイと呼ばれてもしかたありません。
もしくは「どこでも平気でタバコとかすえちゃうオレ、物事に動じない大物っぽくてカッコいいー」とでも思っているのでしょうか。
平気で駅のプラットホームでタバコ吸っちゃう人ですよね、こういう人。
とはいえ、吸う方にも意見はあるでしょう。
「禁煙とは聞いていない」
って。
駅のプラットホームとは違うのだよ、と。
確かにその通り。
ということで、私からの提案です。
「OS内は禁煙」
これでしょ?
道の駅とかがどうなっているのかわかりませんが、少なくともイベントで確保しているエリアは完全禁煙にするべきです。
市長や町長や偉いさんの中に愛煙家とかがいると「バカ言っちゃいかん。禁煙とか絶対やるな」なんて行ってくるのかも知れませんが、禁煙にできなければイベントやるな、と言いたいです。
実は今回一番腹が立ったのがコレです。
こっちがヘバって座り込んでいるのに、風上側に後から来たヤツ(あえてヤツ扱い)が平気で煙草に火をつけたんですよね。マジで殺意がわきおこりました。
もちろんチキンなので何も言えません。殴り殺されてもイヤですしね。
何しろ「禁煙」とか表示されていないですから人道的には真っ黒でも、法的? にはシロなのですから。
ということで、2016年にはパンフレット等でデカデカと、そしてくどいくらいに「会場内は全て禁煙です。タバコがないと手が震えるかたは参加できません」って記載してください。
◆走行中のカメラ撮影
これも気が狂っているというかなんというか。
写真撮るなら「先に言って下さい」と言って止まってから取るべきでしょう。
なのに、アタリマエのように走行中にコンパクトカメラを片手でもって取りまくっている人がいました。
「交通ルールを守って云々」
という大会の規約に反してますよね。
というか、この手の行為を「悪い」と思っていない人が多いのだから、「走行中はカメラ撮影禁止。取りたければ止まって撮れ」と明示すべきでしょう。
この辺、AACR(アルプス安曇野センチュリーライド)の大会運営を参考にしていただきたい。
もちろんキチンと固定されたカムコーダでの動画撮影などは例外的に認められていますし。
◆全く行われていない「一旦停止」
カメラ撮影と同様。
「交通ルールを守って」
という条項を先導のスタッフ自ら守っていません。
先導者が守らないので後続の参加者が守るわけがありません。
「ああ、大会はいいんだ」
なんて拡大解釈? というかいいように思い込んで違反ではない、と思い込んでみんな走っているのか、そもそも普段走っていても、ロードレーサーに乗ってていったん停止の標識に従っている人って私以外に殆ど見たことがないのでみんな無法者なのでしょうね。
この辺も徹底しなさいよ、と敢えて言っておきます。
そうなると貧脚の私の様な参加者はゴーストップでますます辛い事になるわけですが、そこはそれ、先導するスタッフライダーへの教育・研修しだいでしょう。
少なくとも私は「ああ、この辺のチームは、一旦停止は普段からしていないんだな」と思いました。
◆辛かった第五OS
いきなり細かい指摘ですが、関ヶ原市役所、でしたっけ、最後のおもてなしステーション。
あそこ、日陰が殆どなくて、本当に辛かったです。
雨だともっとつらいんじゃないでしょうか。
あと、椅子も殆どなし。
なんかこう、全然「おもてなし」心を感じなかったステーションでした。
なんといか、こう、「場所さえ貸しておけばいいんだろ」的な「偉いさんようにはテントつくっとけ」的な、おざなり感漂うOSで、今回もっともガッカリした場所でした。
サイクルスタンドを作ればOKじゃないんですよ。
参加しているのは人間。しかもアウトドアスポーツしている人間の「休憩所」という事をもっと考えて欲しいです。
テント建てられない理由があるのなら玄関ロビーを開放するとか、それくらいやってもいいんじゃないでしょうか。セキュリティ? いや、だからそこを考えなさいよ、という話ですよ。
来年は違うところをOSにして欲しいです。
◆Tシャツや完走証の入ったビニール袋
さあ、どんどんみみっちい、殆どグチに近くなってきました。
でもね、これは絶対に文句を言っておきたいポイントです。
まず、そのジツブツをご覧下さい。
これに参加証のTシャツと、完走証などが入ってました。
最低ですよね。
え?
何で怒っているのかがわからない?
わかれよ!ヽ(*`Д´)ノ
自転車のイベントですよ?
多くの人は駐車場までもう少し自転車で走るんですよ?
それ以外にも自走で来た人なんかは自転車でもっと走るんですよ?
で、そんな人達に渡すのがこのビニール袋ですか?
持ち手しかない、こんなおざなりなビニール袋ですか?
これを選んだ人も絶対スポーツバイクとかには乗らない人ですね。
全ての自転車に買い物かごがついていると思っている人のチョイスですよね。
これ、多くのライダーは手や腕に引っ掛けてハンドル握って走ってましたよ?
バックパックやヒップバッグを持っている人はなんとか丸め込んだら入れられたと思いますが、A4の完走証とか折れたり曲がったりしてガッカリですよ?
ああいうロードレーサー主体の日帰り、しかもたかだか130kmくらいのイベントで大きなリュック背負っている人いませんからね。せいぜい10リットルとか12リットルとかそのへんでしょ?
A4とかなかなかそのまま入りませんから。
こういう時は同じビニールでも、巾着のように両側から引っ張って口を閉じ、その引っ張った紐が下側の隅に括られているようなものにすべきでしょ?
要するに「背負える」形態のものにしろっ! てんですよ。
ほんの少しでも想像力があるなら、こんな袋は選ばないとおもうんですけど、担当者は何を考えているんでしょうね。いや、悪いのはそういうのをとりまとめる人に「おもてなし」心が欠けている事ではないでしょうか。
第二回でコレですから、参加者から強い要望はなかったのでしょうかね。
ゴール直後に書かされるアンケートって、意外にこういう細かい、でも重要な事は抜けちゃいますからね。かえって冷静になって思いつくこともあるので、後日でもいいのでwebなどでも要望を聞くようにしてもらえませんかね。
かく言う私も直後に書いたアンケートではサイクリングコースがひどかった、程度しか書けてませんしね。
◆行政トップのスタンス
はっきり言いましょう。
トップは全員、自らイベントに参加しろ、と。
自転車で130km程度も走れないような政治家は引退した方がいいんです。
欧米のトップはその点ちゃんとしてます。
自分の都市で開催されているフルマラソンとかには「アタリマエじゃないか。市長が参加しなくてどうするんだい?」なんてカメラにウインクして走り出して、そのまま完走しちゃいますからね。
日本でもライドイベントに自ら参加しているトップは結構います。
この「ツール・ド・西美濃」なんて、「超」楽じゃないですか。
二市九町の合同イベントだっていうんですから、全員が130km走れなくても、OS毎にバトンを渡してリレー形式で2チームやって「みんなで130kmを繋ぎました」なんてことができるじゃないですか。
沿道で応援している人も応援のしがいがあるんじゃないでしょうか。
市長や町長も椅子でふんぞり返ってるより自転車にのって汗や鼻水流している姿を住民に見せる方が絶対支持されますって。
選挙の時だけやってきてムリヤリ握手していくより、よほどシンパシーを感じてもらえるんじゃないでしょうか?
「年寄りだから」なんて理由になりません。自転車にのって走れないような体でトップになるな、と思います。トップたるもの、体力がないと続かないでしょ?
選挙戦は自分以外の人間を動かせばなんとかなる部分もあるでしょうが、自転車は自分がエンジンですからね。「マジでがんばってんな、ウチの町長」なんて思われた方が絶対いいに決まってます。
それにトップ自らが参加する事が「本気度」に直結すると思うんです。
理想は全員が130kmフルコースにチャレンジすることです。
それがダメならリレーでもいい。
「お、市長や町長も走るのか、がんばれ!」
と参加者に思われたらイベントはもうそれで成功なんじゃないかと思います。
市長が健脚であれば「オレも負けてはいられない」と思いますし、貧脚であればあったで「頑張って下さい」と温かい応援があるでしょう。
どちらにしろ失うものなどないはずです。
自腹でカネ出して、ロードレーサーとウェアなどの美品一式揃えて「ツール・ド・西美濃にむけてトレーニング中」なんて広報写真を出したりするのもいいアピールになりますぜ。
当日はお揃いのジャージを二市九町のトップが着て、開会式にでればそりゃもう、盛り上がること必至です。今回みたいに誰も大して耳を傾けてない形だけの開会式とは絶対違うモノになりますからね。
あと、そのジャージは販売すると売れますよ、きっと。
枚数は少なくていいですから是非。
なによりトップ自らが走る事によってコースの善し悪しや問題点、改善点、いいところ悪いところを肌で(オシリで?)知る事ができ、それは来年、再来年の参加者の為の大きなフィードバックになるに違いありません。
「素晴らしいコースでした」なんていう提灯コメントに「うんうん」ってうなずいて、「ウチのイベントは優秀だ。改善点などあまりない」なんて思われたらこちとら困るんですよ。
サイクリングロードの実体も実体験でイヤと言うほどわかるでしょうし、整備に予算が割かれる可能性も高まります。むしろ「ツール・ド・西美濃用に、西美濃全体に自転車道を延伸しよう」なんて話になったら占めたモノ。イベント時だけでなく、地方から「わざわざ走りに行く」場所へとステージアップする可能性だってあるんです。
そうなると「あの時食べたアレ、買っていこうか」なんて、OSで色々なものを提供して下さったお店や組合の人にも、それは還元されるに違いありません。
「ブームに載っかって、チョロっとやってみました」ではなく、「西美濃はサイクリストのふるさとです」みたいなレベルに上げて欲しいな、と。
それには自らが体験しないとダメでしょう、と。
◆グループ走行と先導者について
最後になりましたが、グループ走行が基本のツール・ド・西美濃に於けるペースメーカーたる先導者に関して思った事を。
まず、皆さんとても親切でした。素晴らしいスタッフの方々だったと思います。
私が千切れて単独走を行っている時、多くのグループに抜かれましたが、大半のスタッフの方から温かい声をかけていただきました。
「(シンプルに)大丈夫ですか?」とか
「メカトラ(メカトラブル)ですか?」とか
「良かったら(トレインに)乗りますか?」とか
「あともう少し上りですが、それが終わったらあとは下りですから、頑張って下さい」とか
「ファイトでーす。完走しましょうね」とか、色々です。
上級者の黒ナンバー付けてチンタラ走ってんじゃねえよ、なんて思っていたとしてもおくびにも出しません。(・∀・)
いや、そんな事言われたら凹みますけどね。
で、それらの声はひとつひとつ全部響きました。
二言三言会話を交わす場合もありますし、お礼だけいうとビューンと追い抜いていく人もいましたが、皆さん本当に親切で心温まる対応をして下さいました。
「ああ、来年も参加したいな」と思った一番の理由だったかもしれません。
本当にありがとうございました。
おかげさまで完走できました。
と、ここで改めて書いておきます。
だがしかし。(・∀・)
それでも敢えて要望を書いておきたい私です。
とは言えこれは直接スタッフライダーの方への提言ではなく、大会の運営に関する提案です。
(1)募集時に、予め上級・中級・初級の「ペース」を明示しておく
つまり「自己申告は下記の通り、それぞれのペースを目安に自分のクラスを自己申告して下さい」という感じです。
・上級者(30km/h前後をペースの目安とします)
・中級者(25km/h前後を〃)
・初級者(20km/h以下を〃)
既に書いた通り、今回は上級であろうと中級であろうと、私が入ったグループのペースはどうやら25km/hを基準とした同じモノだったからです。
これだと本当に中級の人達は全員上級をチョイスした方がいいと思いますし、初級なのにちょっとがんばってみようかな、と思って中級を選んだ人も上級選んで私の様に最初の方でスタートしたほうが時間に余裕が出来るってもんです。
これで私の様な虚偽の申告をする人は少なくなるでしょうし、逆に「25km/hの巡航ができるように練習しよう」とかいう参加者の目標だって出来ちゃいます。
初心者も「そうか、最低20km/hで巡航できないとダメなんだ。12km/hしかでない私はムリだな」と、ちょっとした勘違いちゃんを斬り捨てることも可能なのです。
入り口を狭めるのは反対だ、という意見もあるでしょうし、それは私もよくわかります。
でも、自分より断然速いペースに着いていくのは地獄でしょうし、かと言って自分のペースにグループ全体のペースを併せてもらうのも申し訳なくてストレスがたまって、実際問題できません。
その点、初級者グループであれば、遅い人に合わせることが基本として可能です。グループの誰もモンクいわないはずです。だって初心者グループはそういうモノだから、というコンセンサスをとっておけばいいわけなので。
その初級者コースだって、12km/hを維持するのは難しいなんていう人はさすがに辛いでしょう。
なので入り口に目安を書いておく事は重要だと思うんです。
それからスタートの順番。
上級者からスタートさせて、順番に中級、初級と贈らせていくのは、もちろん「道路上での追い越し(事故に繋がる)を避けるため」にどこででもとられている手法です。
でもこれ、やっぱりおかしいんです。初心者ほどケツが気になってストレスが溜まる、なんて普通じゃありません。というか、イジメです。
上級者が優越感に浸るイベントです、という事ならアレですけど、やっぱり理由はわかりますが、全然納得出来ません。
なので、こうしましょう。
初級者:6時スタート
中級者:8時スタート
上級者:10時スタート
ゴールのタイムリミットは全員17時。
これでいいんじゃないですか?
上級者なんですから、7時間あればゴールしろよ、と。
中級者は9時間でゴールできるでしょ? と。
初心者はがんばって11時間以内に完走を目指しましょう、と。
こっちの考え方の方が公平だと思うんです。
「タイムを競うレースではなく、ロングライドを楽しむサイクリングです」というのなら全員がそれぞれのスキルで楽しめる手法をとるべきで、スキルが高い方が楽ができるなんて、今の世の中の縮図みたいじゃないですか? こういうイベントだからこそ、そんな事を忘れて楽しみたいじゃないですか。
どうせ後半なんて千切れた人をみんなでどんどん追い抜いていきますし、もし上級者チームが中級者チームや初級者チームに追いついた時には、一旦停止場所で前に行かせるとか、方法はいくらでもありそうです。というか、そんな機会はあまりないと思います。
むしろ追い抜かない、という考え方もありかもしれません。
その辺は最後のOSあたりで調整すればいいのではないかと。
とまあ、色々と勝手な事を書きましたが、2016年のツール・ド・西美濃が無事開催され、よりよい大会になっている事を願ってやみません。
最後に、主催者やスタッフの皆さん、楽しい大会をありがとうございました。
言葉を交わした参加者の方々、おかげさまで完走できました。
運が良ければ来年、またお世話になりたいと思います。
では。(・∀・)
2015年9月20日の走行距離 136.81km
平均速度 15.38km/h
平均移動速度 19.86km/h
獲得標高 696m
平均心拍数 142bpm
最大心拍数 174bpm
消費カロリー 7,279kcal