趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★こんにちは、マキたん【マキタ 充電式クリーナー CL182FDRFW】その1

家電

結局マキタ コードレス掃除機 CL182FDRFWを買ってしまった……

スティック型クリーナー(掃除機)選びはかくのごとき結果に。
タイトルは「なんでこうなった?」か。

Dyson V8 Fluffy SV10FF2は?
Panasonic iT MC-SBU510Jは?
SHARP RACTIVE Air EC-A1RXは?
Electrolux ergorapido Lithium ZB3325Bは?
MITSUBISHI iNSTICK HC-VXG30Pは?

これら選りすぐり? の五台を差し置いて、全くのノーマーク、チェックすらしていなかったmakitaさんがなぜ?

では、それを説明する長い長い物語を始めようではありませんか。

先日、「スティック型コードレス掃除機選定委員会」が開催されました。
ちなみに家族会議とメンバーは同じです。すなわち委員会の決定は家族会議の決定と同義。機種はそこで決定される事になります。

私:「以上の理由で我が陣営に招くべき戦力として、この5台をスイセンするものであります」
同居人(以下、神):「ふーん。ま、一応参考までに聞くけど、ナンボなん?」
私:「かくかくしかじかで、家電量販店の想定小売り価格はこのような感じではないかと」
神:「……予想はしていたが、話にならんな」
私:「恐れながらどの機種も各メーカーのフラグシップクラスですから、このくらいの値段になるかと」
神:「お前の肩の上に乗ってるものは飾りか?」
私:「は?」
神:「お前はバカか、と聞いておるのだ。念の為に言っておくがお前がバカかどうかについてお前の意見を聞いているわけではない。お前はバカだと言っているのだ。わかるか、バカ?」
私:「いや……いえ、私がバカなのは重々承知しておりますが」
神:「余が言いたいのはバカだバカだとは思っていたが、ここまでバカだとは思わなかった、という事だ」
私:「はあ」
神:「バカだけに、余が何を言いたいのかまったくわかっておらんようだな」
私:「恥ずかしながら」
神:「ならばバカに問おう。ワゴンセール1980円で買った掃除機の代わりが、なぜ5万円も6万円もするモデルになっているのだ?」
私:「ああ、そこはほら、どの機種も各メーカーのフラグシップクラスですから」
神:「本当に話にならんな」

そんなわけで委員会はわずか5分ほどで解散となりました。
そう、私は機種選びに没頭するあまり、機能性や性能、あまつさえデザイン性まで追い求めて行き、結局(いつものクセで)フラグシップモデルに辿り着いてしまっていたのです。
要するにアレです。
「予算があったのか」
あるわ!(・∀・)

神様……もとい同居人が指摘するとおり、賢い消費者とは対極に存在しているような私ですが、再度機種選定に入る事になりました。
今度は私が暴走しないように神、いや同居人から条件が追加提示されました。
それは次のようなもの。
・安価であること
・シンプルであること
・小型軽量である事
・堅牢である事
・具体的には「Roombaの掃除が出来て、ちょっと汚した時にさっと使えればそれでいい。あと空気清浄機とか加湿器とかの機能はまったく必要ないから」というもの。
要するにどうせ買うんだから、さすがに今まで使っていた1980円のハンディタイプのモノよりは多少性能が良くて、形もハンディオンリーではなく、立ったままフロアの掃除も出来るタイプにして、あとは修理窓口がちゃんとあるなど信頼が於けるメーカー製、かつできるだけ安いヤツ……。

ううむ。
目的がはっきりしているにもかかわらず、物色していると実は意外に機種選定が難しい事を知りました。(´д`)
特に予算。
「安価である」というきわめてざっくりした要求で、実の所具体的な予算上限は提示されませんでした。
つまり「1980円とは言わないが、5万円はない」という感じ。
ざっくりいうと2000円から4万9800円までか?
いやいやいやいや。

改めて掃除機選びを行いましたが、いやあびっくりしますね、数が多くて。
掃除機選びに比べたらデジカメ選びなんか超簡単だということを思い知りました。

で、結局私達がどうしたかというと……。
「量販店に出向いて店員の意見を聞いてみた」
これです。

インターネットは本当に便利です。
いろんなメーカーのほぼ全ての機種の存在を知る事ができるんですからね。
昔だとそれこそ複数の量販店や小売店に出向いて各メーカーのカタログをもらい受け、説明を聞き、疑問店があれば質問して機種選びをしていたものです。
いや、もっと言うと「いつもの電気屋さん」に予算や目的を言っておすすめの中から選んでいたってな感じですね。
メーカーの選択肢も国産有名メーカーだけでしたし「何ソレ、どこの国のメーカー?」なんて思うような(個人的に)聞いた事のないメーカーの製品がここまで溢れているなんて事はありませんでしたしね。

そんなわけで行ってきましたヨドバシ梅田店。
掃除機選びもそうですが、同じ時期に実は転居準備でエアコン選びも我が家の重要課題になっていたのですが、エアコンについては熟考の末、メーカーを2つほどに絞っておりました。そのうち大阪にショウルームがある一社に間取り図を持っていってレクチャーを受けることにしたのです。どうせ梅田(関西圏の事を知らない方に説明しますと、大阪の人が「梅田」というと大阪駅近辺の事を指します。「キタ」という事もありますが、キタは梅田より広い範囲を指します。ちなみに梅田というのは「埋め田」が変化したもので、要するに昔はその辺が海で、埋め立てて田んぼを作ったあたりであるという事がわかります)まで出るんだから、そのついで家電量販店に行って今回の懸案であるスティック型充電式クリーナーと、もう一つの課題である「オーブントースター」も実物をチェックしてこよう、という事になったのです。
エアコンとオーブントースターについてもこの日最終的に機種選定が行われましたが、その話はまた今度。

掃除機売り場にやってきた我々はちょうど手が空いていた店員さんに声をかけました。
神様……じゃなくて同居人が機種選びに悩んでいることを告げ、目的を列挙した上でアドバイスを求めました。
たぶん、その店員さんは「当たり」の人だったんだと思います。
我々が提示した目的をざっくり「シンプル」「簡単」「手間いらず」「信頼性」という言葉に因数分解した上で、売り場にあるモデルの中から合致するものを候補として挙げた上で、さらに少し悩んでこう言ったのです。
「お客様のご要望だとマキタのモデルの中から選ぶのがいいと思うのですが、あいにくとマキタは実店舗では取り扱っておらず、ヨドバシドットコムでご注文いただく事になってしまいます」
「マキタ!?」
私達は思わず顔を見合わせました。

マキタと言えば我が家にとってはアレです、アレ。
Roombaを購入するときにいろいろ調べた際にチェックしたあの驚きのマキタのロボプロことロボットクリーナーRC200DZ。


あのお笑い……じゃなくて「これを家庭用に買ってどうすんだ?」的なノリの姿形の偉大さはいまだに記憶に残っています。
「これは欲しい。でも無意味だし」という冷静さで購入には至りませんでしたが、ずっとあこがれているマキタロボプロ。
その憧れの? マキタの名前がスティック型充電式クリーナー選びで出てくるとは。
しかもどうやらその店員さん、実はイチオシのスティック掃除機はエレクトロラックスのモデルのようなのですが、ソレにもかかわらず口に出したマキタという単語。
私は思いました。
「この人(店員さんの事ね、念の為)、出来る」
なんとなくニオイがするんですよ、仕事とは別に、家電とかデジタルガジェット系とかが好きなんだな、という感じが。同族というかご同慶、みたいな?

店員さんは続けます。
「マキタ(のスティック型充電式クリーナー)は本当に掃除機としてはシンプルで、例えばここ(と言ってエレクトロラックスを持ち上げて吸込み口を見せる)、ほとんどの掃除機はそれぞれ機能は違いますがご覧のようにローラーがあって、そこも売り物にしているんですが、マキタはなにもなくて穴が空いているだけです」


「ふむ。あまり効率がよくない?」
「そうとも言えますし、逆だとも言えます。吸込み口にムダなものがないので大きめのものも吸いこみます。ローラーがあるタイプはちょっとしたものでも引っかかって吸わないことがあるんです」
「ほほう」
「メリットもデメリットもありますが、少なくともシンプルなのは確かですし、ローラーに髪の毛とかが絡みつく事もありません」
「なるほど、確かに」
「それからマキタだと紙パック式も選べます」
「ほほう」
実はサイクロン式ばかり使っているうちに「紙パック式」のメリットを再認識していた我々でした。具体的には「掃除機を掃除するのがめんどくさい」「せっかく掃除しても埃がたつと本末転倒なので、(掃除機のダストを)捨てるときにいちいちベランダに出ないといけない」という点でけっこうストレスを感じていたのです。

その時でした。
私はある事に気付きました。
フト目に入ったのは店員さんの手首。
そこにあったものを見て、心に決めました。
「マキタにしよっか」

店員さんの手首にあったもの、それはApple Watch。(・∀・)
それをみて「こいつはきっとモノ・ルーデンス的な同志」と勝手に決めつけた次第。
そもそも同志のアドバイスは、どれも納得ができるものでした。
「そんな事が決め手になるとか、頭おかしいんじゃない?」
などと思われるかも知れません。でも理屈じゃないんです。感じるんです。(・∀・)

シンプル、楽ちん、そして紙パック。
そもそも掃除機を掃除するのがお仕事の掃除機のローラーに髪の毛が絡まって、その掃除機の掃除がめんどくさいとか考えるだけでハゲそうです。

マキタにすると言った私に、店員さん、いやさ同志が追加情報をくれました。
「カタログがないのでアレですけど、マキタは種類が多いので迷うとおもいますけど、おすすめは一番能力が高いヤツです。少し高いですが18Vのモデルを選べば間違いないと思いますよ」

そしてやってきたのがマキタくん、その名も「充電式クリーナー CL182FDRFW」でございました。


さすがに1980円とまではいきませんでしたが、アホが提案した各社フラグシップの半額近い値段で収まりました。

以上、購入レポートでした。
あいにくとまだ開梱して動作確認をしただけの状態です。
「マキたん」と命名だけはしましたが、Roombaくんとのコラボレーション……じゃなくて使い勝手などのレポートについては又後日に改めて。