趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★FUJIFILM X-E1

カメラ

(初出:2012/11/22)

X-E1があれば、もううすらデカイX-Pro1はお払い箱……と思っていたわけですが。
実際に撮り比べてみると、X-E1を使う気にならなくなる私。

理由は「サクサク撮れない」から。
1ショットごとに相当待たされるんです。
1ショット撮影して、次のショットに入るというシークエンスが終了しないと2ショット目に入れないのはX-Pro1も同じなのですが、このシークエンスが長い。(´д`)
X-Pro1もE-M5やNEX-7なんかで慣れていると「このデクノボーがっ!」と罵られても文句を言えない立場なのですが、X-E1を使った後でX-Pro1に持ち替えると「お前は実はデキる子だったんだな」と劣等生同士の優劣を見つけてしまうような感じで情けなくなります。

その他にも、
1) ボディ背面がプラで、なんとなくチープな感触
2) 3型を使い慣れているせいもあって、X-E1のは小さく感じてしまう。
等がX-Pro1に明らかに劣る部分。

もちろんX-E1の方がスペック的には上回る部分が多くて、
1) ストロボ内蔵
2) 小型軽量
3) EVFが高精細
4) 視度調整可能
など。
これは大きなアドバンテージで、特に内蔵ストロボはFUJIの調光性能の高さもあってケラレない距離であれば相当使えます。

速度の問題はファームウェアのアップデートでなんとか調整してもらえるとはいうものの、なんだかX-Pro1の方がいいなあ、なんて思えてしまう今日この頃です。

あ。
写りですが、X-Pro1との違いは感じません。
とてもいいと思います。
基本的に写りはいいんです、写りは。
使う気になるかならないかの話で。
私にとって使う気になるのはRX-1とかE-M5とかなんですよね。
で、X-Pro1は見ただけで持ち出す気力が萎えて、「橋はX-Pro1でいろいろ撮ってみよう!」と決めたモノの、手にしたとたん、その操作性や重さで「やっぱりやめとこ」と防湿庫の最奥に安置されるわけです。
X-E1なら持ち出す回数が増えると思っていたのですが、このレスポンスだとそもそも撮ろうという気になれないレベル。
あと、Pro1もE1もAFがダメダメなのも萎える原因。
ファームウェアのアップデートで速度自体はかなり改善されましたが、「合焦しにくい」のは相変わらず。
他のカメラがスパスパ合うシチュエーションなのに全然合ってくれないなんていうのが続くとねえ。
このカメラだけしか知らないなら我慢と工夫で乗り切れちゃうんでしょうが、私の様に常時併用ユーザーは体が上のレベルを要求しちゃうのでイライラが堪ってしまうわけで。

そうそう。
X-E1のキットレンズの18-55ズームは、これはかなりいいものですね。
手振れ補正機能と私の相性はフツーですが、あるとないとではやっぱり大違いです。