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Nikon COOLPIX P510 金環日食的レビュー

カメラ

(初出:2012/05/13)

ご存じの方はご存じの通り、ご存じない方は驚いていただきたいのですが、P510にはフィルタ枠が切ってありません。
一見、ねじ山のようなものがあるのですが、これはいわゆるフィルタ用にタップが立っているのではなくてただの筋です。
おそらくレンズキャップを止める為のキャップの爪を「ひっかける」為の溝だと思われます。

私はP510のその構造は理解して購入したのですが、とは言いつつも当然ながらNDフィルタをかまさないと太陽撮影はアレです。(アレって?)

ですが、52mmのフィルタの外径がP510のレンズ先端とほぼ同じ事がわかると、フィルタに関しては問題がないと判断しました。
P510のレンズ収納は完全収納ですが、当然ながら外筒?とレンズの外枠との間にはそれなりのクリアランスはあります。

つまり私の思惑は「テープで貼ればいいじゃん」です。
さっそく試してみました。
写真はレンズを収納したところと、スイッチを入れてレンズが外筒から出た状態です。

フィルタは念のため?に撮像素子とは完全な平行にはせず、ほんの少しずらしました。まあ、反射云々についての抵抗? ですが意味はないでしょう。(。・ω・。)
テープは貼りやすくて剥がしやすいメンディングテープ。
一周するとズレるので上下の二カ所で止めましたが、強度に不足は全くありません。下手なフードを付けるよりしっかり装着できました。
もちろんレンズと外筒との間にメンディングテープが入り込む程度のクリアランスは余裕でありますから、スイッチをオフにしても抵抗なし。フィルタ部分のみが飛び出すカッコウです。これで52mmΦのレンズキャップもできます。

これでNDフィルタの装着は完成。

次にセッティングですが、幸いな事にP510にはマニュアルモードがあります。
シャッター速度とアイリスを独立していじれるので、これも一応問題はなし。
一番問題だと思っていたフォーカスですが、もちろんMFが使えます。
しかしここで仕様上の問題が。
スーパームーンを撮った時にわかったのですが、P510はMFにするとデジタルズームが使えないようなのですよ。
1000mm相当でMFを使うか、2000mmでAFを使うか、ですが、AFが充分使える事が判明したので、2000mmデジタルズーム&AFモードで。

ああ、WBは太陽光(当たり前?)、ISOは最低感度で。

という感じで準備は整いました。
当日はもちろん手持ちではなくて三脚に据えて撮影する予定です。よって手振れ補正はoffですね。