趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★FUJIFILM X-E1

カメラ

(初出:2012/11/18)

とX-Pro1を比較してみる……わけですが、こう見るとコンパクトに見えますね。あくまでも相対的に、ですが。

X-Pro1は、「35mm F1.4とこれならPENTAXのK-5IIsとLimitedレンズの方がよくない?
とすら思える程の巨体ですが、X-E1はギリギリ「まあ、これくらいなら時々なら持ち出してみる?」程度にはなっているかもしれません。

X-E1は小型化テクノロジー? を持っていないFUJIFILMが「本気」出してX-Pro1を凝縮したモデルというよりは、あの意味不明(とまで言うとアレですが)なOVFを取っ払ったら、こんなにちっちゃく出来ちゃいました。テヘっ、というモデルなのかなと思います。
オマケに余裕ぶっこきまくりでストロボも入っちゃったもんねー、みたいな?
でも、まだまだ小型化、いや薄くできそうです。
両機のフィルム面指標を見ていただければ、可動液晶でもないのに後ろ側の方が異様に分厚いのがおわかりいただけるかと。

アクセサリシューの前にある二つの穴は動画用マイクなので、どう考えても今から買うならX-E1だと思うんですが、残念ながらX-Pro1と並べてしまうと相当にチープな仕上がりなのは否めません。
比較しないとまあ、こんなもん? という感じ……いや、ボディ単体の価格を考えるとE-M5なんぞより数倍高級感ありますから悪くない点…のだとおもいます。

X-Pro1のオーナーというかユーザーというかファンの人は、X-Pro1のクオリティのまま、サイズをシュリンクして欲しかったと感じつつ、その点はがっかりするに違いありません。

とは言え、ただののぞき穴だったX-Pro1のOVFを綺麗さっぱり捨て去った事を是とする私の様なユーザーにとって、X-E1はようやくまともな……いや言い過ぎですね。ようやくコンテンポラリなミルクスになったと思います。

視度補正機能すらもたない時点で、私はX-Pro1を防湿庫の奥底にぶち込むしか無かったわけですが、X-E1はそう言う極めてベーシックな「アタリマエ」を知っている、要するに自らの価値観を押しつけるだけの、知識はあっても教養がない蛮族X-Pro1とは違い、ちゃんと会話が出来そうな雰囲気が漂います。

こうなると基本的なポテンシャル、要するに画質の良さが生きてくる、というか楽しむ気になってきます。
X-Pro1があまりにアレなので同時に購入した35mm F1.4以外のレンズを買う気が一気に失せたんですが、この35mm、開放付近でハロっぽい事を除くとけっこう、いや相当好みの描写をしてくれるんです。
X-E1は全然小さくない標準ズーム付きを選びましたが、これはシグマ? の手振れ補正機能を搭載していて充分使えます。
とりあえずは14mmも予約しているので、システムとしてはミニマムに近いですが、維持してつきあっていこうと思っています。

あ、そうそう。
美的感覚というやつもFUJIFILMには在るのかないのかわかりません。
レンズとボディの仕上げというかマッチングというかが、もう笑っちゃうほどアレです。(・∀・)
もっとも他社はFUJIFILMより美しいのか? と言われるとアレですが、ほれ、アレです、SONYのNEXはそっち側ではやっぱり全くレベルが違うな、と思ってしまいます。好き嫌いは別にして。

そうそう。
FUJIFILMもこのXシリーズはメイドさんが日本にいる世界観なんですが、メイドさんの時給が高いのか、アイレットに三角輪を通してないんですよ。
三角輪と傷つき防止の革と、三角輪をグリグリっと広げて装着しやすくするための治具をポリ袋にセットで入れてユーザーにつけさせようというハラなんですよ。
X-Pro1のボディの箱を最初に開けた時に呆れましたが、X-E1でも同じでした。
あまりにムカっとしたのでX-Pro1は三角輪、付けてません。LEICAの X2はそもそも三角輪がありませんでしたっけ。
なので、三角輪を使わないストラップを通して使用中。

でもX-E1は出番がそこそこありそうなので付けるべきかどうかで思案中。
付けるなら保護皮方式が嫌いなのでニコンの三角輪にしようと思ったんですが、このXシリーズの金具、よく見ると穴の直径が小さすぎてニコンやオリンパスの三角輪は使えませんでした。
純正使うしかないのかよ!
どちくしょーーーーー!ヽ(*`Д´)ノ

あ、そうそう。
このSigma製? と思えるFUJIFILMの18-55の標準ズーム、全然寄れません。
同じ日に届いたNEX-6の電動ズームに持ち替えると「どこまで寄れるんじゃああ」って思わず叫ぶほど寄れてびっくりするほどコイツは寄れません。

そうそう。シグマ製云々の憶測は私の個人的な妄想なので真実でも事実でも噂でもございませぬ。
念のため。