趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

☆【新居のソファ選びに悩む】第四回 運命の出会い

暮らし

大げさな。(^_^;

さて、前回までのあらすじです。
引っ越しをしたのはいいけれど、いろいろ片付けが終わっていない我が家の天井のローゼットがこういう寂しい状況だったわけですが……。

(見栄で、白熱電球じゃなくて蛍光灯ボールなどを取り付けてみました)

わかりにくい?
じゃ、ちょっとアップで。

ま、こいう感じだった、と。あとローゼットのままむき出しのとこもあった、と。
で、そろそろなにかつけようぜ、ということでIKEAに行ったついでに、そこで見つけたスポットライトを取り付けました。
こんなヤツ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

え、照明の話じゃないだろ? ですって?
そのとおり。
ソファのお話ですよね。
IKEAの照明とか関係ありませんね、ハイ。

だがしかし。
関係あるんだな、これが。
(( ・´ー・`)どや。

いえ、言い過ぎました。
関係はないかもしれません。
でも、関係ないともいい切れないのです。
なぜなら……というか、順を追って説明しましょう。

結局GE2903のリプロダクト品、ジェネリック品、コピー商品の安いやつをリアルにチェックできる店が見つけられなかった私は一旦ソファ購入を塩漬けにしました。
いや、正しくは方針転換です。
それは「GE2903にこだわるとタコツボにハマるので、一旦リセットしてリアル店舗に出向いて、気に入ったものがあったらソレを購入する」という、なんというかまっとうというか、ごくフツーのソファ選びにシフトしたのでした。
それがコピー品の安さに目がくらんだ私の哀れな末路……じゃなくて真人間になれたと言ったほうがいいでしょうか。

なのでテーマを入れ替えることにしました。
「座って選べ」
コレです。
なんてアタリマエで、そして実にわかりやすく納得できて腑に落ちる、これ以上はないと言っても過言ではないソファ選びでしょうか。

心を入れ替えた? 私はそういうわけで「そのうち時間ができたらソファ選びに家具屋巡りでもするか」的に鷹揚に構えておりました。
「まあ、年内にはなんとか」くらいに長期戦を覚悟したとも言えます。

そしてある日の事。
「いい加減照明をどうにかしょうか」という話がでてIKEAに行ったというお話になるのですが……。

え、照明の話はいい?
いやいやいやいや。
もう少し聞いてくださいよ。
そして想像力を働かせてくださいな。
IKEAですよ、IKEA。
マーマレードとジャムとジンジャー・クッキーとチョコレートだけじゃないんですよ、IKEAは!
照明も売ってるんですよ?
でもって、なんとソファも売ってるんですから!(*´ω`*)

IKEAに入って私が思ったこと。
「そうだ。ついでにソファも見よう」

こういう流れなのですよ。
なのでキーワードは照明というよりもむしろIKEA。池屋ではありませんぞ?

IKEAのソファ、見ましたよ。
IKEAの展示場? って広いですね。あと「ソファコーナー」に全部あって比較検討というスタイルというよりも色んな所にいろんなシーンでIKEAの商品を総合的に提案なんかをしている関係でソファも点在してるんですよね。
でも、一応チェックさせていただきました。
で、じっくり探した結果「コレだ!」という運命の出会いが!!

……ありませんでした。(*_*)
期待してたいんですよ、実は。
IKEAですからね。スウェーデン。北欧でしょ?
北欧と家具と言えば北欧家具。なんて素晴らしいマッチング。
もともと我が家は無理やりこじつけると北欧家具的なスタイルを好んでいる部分があります。
車もスウェーデンのメーカーだったりしますし、バイク(自転車)用のヘルメットやウェアなどもスウェーデンメーカーのものを愛用してます。
スウェーデン!
IKEA!
コレは決まり!
みたいなワクワク感があったわけですよ。
きっと私の好みにぴったりな、つまりは「まさにこれぞ北欧家具」的な素敵なソファに出会えるに違いないと……そう思っていた頃が私にもありました……みたいな結果です。

あまりIKEAというものを理解していたなかった私は、IKEAにゲタマ社的なソファなど売っていようはずもなかろう? ということを知りませんでした。
いや、展示場で展開されている各種アイテムのラインナップやデザインや色やマテリアルや値段を見ていればわかるようなものですが……。
その時の私は欲に目がくらみ? むしろIKEA的プライスでゲタマ社的な商品が売られているに違いない、なんて勘違いしていた、というわけです。

世の中って甘くない。
そんな事を知ったIKEAのソファめぐりでございました。
あ、誤解のないように申し添えておきますと、IKEAのソファが趣味やデザインやクオリティが悪くてダメって言ってるわけじゃないんです。
IKEAには私の好みにマッチするようなソファがなかったというだけです。
具体的には
1)木製フレームで
2)木製の水平なアームがあり
3)それがそこそこ広くて7インチタブレットやカップ&ソーサーが無理なく置ける面積を有する
という機能要求を満たすソファが全くありませんでした。
残念。

でも、この日IKEAに行ったのはやはりちょっとした運命だったのです。
というのも、好みのソファが全くなくて意気消沈? した私がIKEAを出て顔を上げた時、目の前にあったのが「東京インテリア」というチェーンショップの支店。
なんというか、IKEAに来たならついでに寄れや、的な立地になっているじゃありませんか。
むしろ東京インテリアに来たからついでにIKEAにも寄るか? という人も多いのかもしれません。
まあ、相乗効果と言うやつでしょうか。

「【ついでだから】見ていく?」
つまり我々もその相乗効果に乗っかることになったのです。
ただし。
私はその店に入るのにちょっとした抵抗がありました。
なぜなら……。
「なんで【東京】の【インテリア】なんだ? 私が住んでるのは大阪なんだぜ? だったら【大阪インテリア】で買うのがスジじゃないのか?」
「ゼニを落とすなら地元企業」というのが座右の銘の私ですから、地本志向が強いわけですよ。
よりによって東京かよ?
むしろ「ニッポンインテリア」くらいにしろよ?
ひょっとして大阪に喧嘩売ってる?
みたいな?
(いや、だったらそもそも千葉の企業であるIKEAってどうなんだろう? みたいなことはその時は一切考えませんでしたけどね、ハイ)

まあ私の主義主張はともかく、【ついでだから】【せっかくだから】という呪文のおかげで迷いも晴れ? 東京インテリアという、販売商品の範囲がざっくりかつ広すぎじゃね? と思える名称を持つ店のドアを開けた私達でございました。

東京インテリアに入った私は、そこで妙に気分が落ち着くのを感じました。
それはIKEAと全く店の雰囲気が違うのが原因なんですが、なんというか入ったとたんに「ああ、日本のお店だな」感に浸れたというかやっぱりなんだかんだいって大元が日本の企業は日本人の肌にあうというか、そんな感じ。
それは一言では言い表せませんが、展示方法だったり展示されている品物自体だったり、品物の色だったり、様々な理由です。
白一色と言っても過言ではないくらい(過言ですが)のIKEAのあの独特な展示場の持つシンプルがゆえのかえってこちらを威圧するかのような空気に無意識に疲れていたのでしょうね。
ええ、個人の感想です。

東京インテリアでは、極めて普通に「○○コーナー」的な展示手法をとっていましたので、ソファ売り場でコンパクトに商品の比較をすることができました。
IKEAのようなライフスタイル提案型の展示もアレはアレで漠然と「なにかいいものがないかな」的に探すときには素敵だと思いますが、「ソファを見たい」ってな感じで買うものが決まっている場合はアイテムごとに比較ができる従来型がやっぱり便利ですね。

そして私はそこで運命の出会いをしてしまうのです。
ソファコーナーでソファを順番にチェックしつつ、でも「ここでもやっぱりないかな」なんて諦めかけていた私の目に、そいつは突然飛び込んできました。
「こ、これは!」
やや小走りにそのソファのあるコーナーに急ぐ私は、既にに確信していました。
ソレが、アレだということを。

◆ソレ

Yahooショッピングサイトより拝借しました

◆ソレ

Yahooショッピングサイトより拝借しました

◆アレ

そう! まさしくこれはGE290。

ゲタマ社のサイトより拝借しました

それも私の好みのハイバックのGE290A。

ゲタマ社のサイトより拝借しました

の、リプロダクション。
であるばかりか、本家には存在しない、GE290A3とも言うべき、ハイバックの3Pソファじゃあーりませんか。

Yahooショッピングサイトより拝借しました

まさにコピーだからできる無茶。
「いいとこ取り」のリプロダクション、ここに極まれり、みたいな?

「おおおおおお!」

冗談ではなく、私は感嘆の声を出しておりました。
そして逸る気持ちを抑えつつ、実際に座ってみました。
「座ってナンボ」ですからね、同居人曰く。
座ってみました。
体勢を崩したり、軽く横になってみたりと、いろいろとそしてじっくりと試しました。

結論。
「素晴らしい!」
「もうこれしかない!」
「神は我を見放さなかった!」

そう、まさに運命の出会いは千葉でもなく、IKEAではなく、なんと「東京」という地名が入ったお店の中にあったのでした。
いや、マジで運命ってあるんだな、とつくづく思った瞬間でございました。

しかし、私はすぐに冷静になりました。
そうです。肝心なお値段は?
プライスタグを睨む私。
そこへすかさず同居人の一言。
「いいよ」
「え?」
「気に入ったんならそれにしたら?」
「まじか?」

プライスタグ的には予算オーバー。
でも、だからこそ信用できる値段とも言えます。
そしてその価格は予算の二倍まではいかない。

まさに運命の出会いってヤツですな。
わっはっは。

続く。