★同居人のロードレーサーが販売店に納品された話(初出:2016/06/27)
土曜日の昼下がり。
外出から帰ってお茶をしたあと、書斎(ガラクタ部屋)のMacの前に座ってメールチェックをしてみると、先週いそいそと申込金を振り込んで注文していた同居人のロードレーサーの件で、ショップの担当クンからメールが届いていました。
タイムスタンプを見ると朝早めにメールをしてくれていた模様。
※ケータイ電話に出られない事が多いので、申し訳ないけど連絡は基本的にメールにしてね、とお願いしていたのですが、このお店はキチンと約束を守ってくれています。内容は「ご注文のバイクがメーカーから入荷しました」というもの。
「おお! 二、三週間とか言っといて10日くらいで来たんじゃん。やったねー」
と喜ぶ私。
「うまくすると明日には走れる?」
なんてウキウキしながらメールを読み進めていくと……。私はMacの画面をオフにして15年来(だったかなー)愛用しているアーロンチェアを蹴って立ち上り、と別室に控えているはずの側近を呼んだ。
「大尉はいるか?」
「は。ここにおります。なんでありましょうか、中佐殿」
「出かけるぞ。用意をしろ」
「え? どこに?」
「むろん、敵陣に乗り込むに決まっている」
というわけで士官二人を構成員とする小隊二名は件のバイクショップに向かったのであります。
注文したバイクをチェックしに。
しかし、連絡もせずにいきなり行ったものだから、結局空振りに終わるわけですが……。
ええ、注文したバイクは確かにショップに納品されておりました。
ですが、我が小隊が敵の陣内に侵攻した時には既に、そのバイクは敵? の本体へと引き上げていたのです。
つまり、納品即引き上げという、チラ見せすらさせてくれないジラシ作戦を展開していたのでございます。
まあ、あれです。
「着荷した荷物をチェックしたらB品でした」
というメールだったんです。
当然ながらB品である事は出荷したメーカー側はわかっていたようで、営業氏と一緒に「最後の一台ってこれなんですけど、ちょっとアレでして」という感じで店に現れたのだそうです。
B品とわかっていても一応店舗に納品した理由ですが、次の通り。
1)世界中で最後の1台で、替えがないこと
2)ハードウェアや機能にはまったく問題がない事
B品のBたる所以……それは「塗装不良」でございました。
場所はヘッドチューブの正面。まあ自転車の顔ですかね。
画像では白く写っていて、塗装の一部が禿げているように見えます。
ショップのメールには件の不良っぷりが写った画像が2点、添付されておりました。
確かにその不良っぷりはビミョーなライン。
例えるなら茶髪にしてマスカラを入れた女子高生レベル。
タバコを吸ってるわけでも、血の繋がっていないオジサンをパパと呼んでお小遣いを貰っているわけでもございません。
ようするに「コレくらいなら使っているウチに飛び石とかですぐに禿げちゃう可能性もあるよね」で、人によっては許せる的なもの。
ショップのメールには提案として2つの選択肢が書かれておりました。
・日本で提携しているメーカー指定の塗装工場で塗り直す(プラス2,3週間かかる)
・最善のタッチアップ作業を施すのみで、そのまま引き渡す(来週末には納車可能)
同居人としては「最後の一台だったら仕方ないし、別に塗装もこれでいいかも」と言っておりましたが、どちらにしろ画像だけで判断せずに実際にこの目というかジツブツを確認してから決めようよ、ということでショップに赴いたのです。
★ショップでのやりとりの詳細
ショップに入るとめざとく我々の小隊を発見した担当クンが出迎えてくれました。
「今から行くから首を洗って待っていろ!」
などという連絡は入れていないにも関わらず、問題を抱えた客? の来店に敏感に反応してくれるのはポイントが高いと言えましょう。
もともとここは「きちんとした」知識をもったスタッフが「きちんと」対応してくれたショップなので、小隊の総意として「ここで買おう」という気になったショップ。
店が混んでいて接客に負われている場合はまったくもって仕方のないことですが、来客に「きちんと」反応するスタッフがいる店は基本的に教育が行き届いていいますし、スタッフのモチベーションも高めで、結果として評判がいい店なんだと思います。
もっとも事前に店の評判をチェックするなどというめんどくさい事はやっていませんでしたけど。他人の評価なんてまったくあてになりませんからね。
天間がおかしい人が何か気に入らないことがあって因縁付けて回っているようなのがネットの世界ですから。自分の印象が一番です。
私が思わず「てにおは」をチェックしたくなることもなく「きちんと」した文章のメールを書いてくれる点でもポイントが高いし、今回の様な訪問だと店に入る前のアウェイ感が払拭されるというモノです。
いや、普通に日本語をちゃんと書いてくれる人って本当に少なくなりましたねえ。
さて、続き。
何もいわなくてもこちらの訪問の意図はきちんと汲んでくれているようで、挨拶のあと
「せっかくお越しいただいたのですが、実は……」
と、実車が既に店舗にはない事を報告していただいた次第。
なんでもメーカー(というかインポーターかな)の営業氏が自ら運んできた「訳あり品」のそのバイクは、ショップのスタッフと営業氏の立ち会いの下で「訳あり」部分を確認し、次のような経緯でいったん支店に持ち帰ったのだとか。
・B品のBっぷりを取りあえずショップに確認してもらう
・ショップから客(私達ですな)に、事実を報告。つまりBっぷりを画像を添えて隠さず報告して判断を仰ぐ
・メーカーとしては再塗装の可否と期間などを業者とやりとりする。ついては実物を業者に見せる必要なので持ち帰る
まあ、インポーターとしては当然ながらキャンセルを視野に入れているわけで、証拠写真は撮ったし、いったん持ち帰るという判断は「それもそうだね」と思える状況ですね。
一番いいのは客に実物見せる事でしょうけど、客がいつ来るかわからないので、先に業者に見せて納期やそもそも修復塗装の可否などを確認したいというのはわかります。
取りあえず土日は業者が休みですから、週明けの月曜日以降にならないと塗装系の回答はできないわけです。
で、「さて、どうする?」という話なのですね。
件の塗装不良の不良っぷりは、メールでは詳細が記載されていなかったのですが、要するに白い部分が点点と存在ししている状況でした。
なので我々が写真をみて「剥がれ」だと判断していたのですが、実はそれは「別の塗料(白い塗料)」だという事がスタッフの説明で判明しました。
ショップのスタッフ達も一見した時は我々同様「剥がれ」だと思ったそうですが、メーカーの営業氏の説明を受け、実際につぶさに表面をチェックした結果「別の塗料が付着したまま仕上げをされたフレーム」だと断定できたそうな。
そもそも「触ると段差もなく綺麗に仕上げられている」状態だっただそうです。
笑っちゃいますね。
ここまで説明されてピンと来た方もいらっしゃるかと思いますが、我々は当初から、つまり注文した時からある程度こういう自体は予想していました。なので実は冷静に受け止めていたわけでございます。
つまり「最後の一台」というのは「メーカー側でBとしてハネていた在庫」ということです。
なおここで言う「最後の一台」という意味あいは「新車で」という前提がつきます。
梱包されている箱から出されていないもの、という意味ですね。
つまりそのモデルを全世界のショップで探せば、ひょっとしたら「店頭」に完成車として飾っているものが存在する可能性がありますが、それはカウントにはいらない、というお話です。
そういうのはいわゆる「アウトレット品」となります。
自転車の場合はいわゆる「7部組」で箱に入った状態のモノが新品としてショップに納品されます。それが「新車」です。ショップはそれを組み立て、自分の店先にディスプレイをしますが、それはショップとしての「新車」です。これも問題ありません。
自転車の場合は「展示品」と「新車」との区別は基本的にないと考えていいと思います。店舗にサイズや色違いが無い場合は倉庫在庫とか「取り寄せ」になりますが、店としてはディスプレイされている自転車に傷や不具合が無い限りは新車としてそれを売るのが普通です。
しかし、他の店にそれを運ぶとなると話は変わってきます。
短距離の移動、まあショップの支店間などでの輸送のばあいは新車扱いでしょうね。組み立てたその姿のまま移送される事も多いでしょう。ですが返品とか他店への振替とかで、特に遠方発送になると組み上げたものをいったんバラして「七部組」状態にもどすわけで、その時点でアウトレット的な意味あいになる、という感じです。
もちろん全てが全てそうではなくて再バラされたものも新品として知らずに再出荷されている場合も多いでしょう。モデル末期のバーゲン扱いされているものの中にはメーカーで引き取ってインセンティブつけて再出荷しているものもあるのは想像に難くありません。
(もちろんショップ内での滞留在庫がアウトレットになる場合もあります)
まあ、ユーザー側としてはこういう舞台裏はむしろ知らない方がいいのでしょうね。
組み立てを2回やっていようが3回やっていようが、基本新品で傷や不具合がなければ新車ですしね。
まあ、そういうわけで我が小隊内では「B品の可能性があるね」という覚悟は出来ていたのでありました。
もちろん何の問題もない新車が納車されるのが理想ですが、多少の事には驚かない心構えはあったのです。
問題はその「Bっぷり」と、Bっぷりに対するショップの誠意になってくるのかな、と。
今回のショップの誠意とは、既に書いたとおり
・可能であれば、きちんと塗装をし直して納車する
・出来るかぎりのタッチアップ(剥げてはいないので、厳密にはそうはいわないかも)をして、現物を納車。その際は金額で誠意を見せたい。アウトレット割引10%でどうか?
上の二つに加えて、選択肢としては
・キャンセル
があります。
実の所同居人はあの写真を見た時から「機械的に不具合がなければいいよ」という「仏の回答」を用意しておりました。
アウトレット扱いの値引きについても特にこちらからは何も要求するつもりはなく、当初の見積もりのままで全然オッケーだと。
でも「メーカーが元通りの塗装を責任を持って行う」というのであれば、3週間くらいは待ちますよ、という話になりました。
しかし、件のショップの担当クンはどうもそれはオススメしないような口ぶりです。
訳を聞くと、なるほど、と思えたので結局そのB品? を「キャンセル」する事になったのです。
担当クンの説明とは
「再塗装に3週間以上かかるとして、それを待てるのであれば……違う選択肢がありますが」
「違う選択肢」とは?
「諸事情で絶対とはいえませんので確約はできないのが申し訳ないのですが」と断った上で、重大な情報があるというではありませんか。
すなわちその情報とは
「6月中旬に、このバイクの2017年モデルが発表される可能性が極めて高い」
そういうことなんですよ。(・∀・)
「通常はもう数ヶ月あとなんですが、今年はちょっとイレギュラーで早めになる【かもしれない】んです」
微妙な言い回しですが、まあ事情は察しましょう。
そういう情報は店舗には当然入っているものの、何しろインポーターですから、本国の勝手な都合で直前にキャンセルになる事なんてザラにあるでしょうし、ショップとしての「約束」はできない。でも確度は高い情報だという事を理解しました。
たぶん、メーカー側に何事もなければその通りのスケジュールで発表されるのでしょうし。
もちろんその辺もB品を持参したメーカーの営業氏からの情報でしょうし、ようするにメーカー側からの提案といってもいいお話だということなのでしょう。言葉は濁していましたが、まあそういう事なのだと我々は判断しました。
もちろん予定通り(予想通り?)に2017年モデルが発表されたとしても、その時点ではスタッフ君もその内容がまったくわからないので、待った方が必ず得になるかどうはわかりません。
つまり、
・値段が上がっているかもしれないし、
・フレームのカラーリングが「どうしようもない」というか、好みに合わないものである
そんな可能性もあるわけです。
同じモデルの同グレードでも、実は価格を維持する為にコンポーネントをスペックダウンしている可能性もあります。
なので2017年モデルはまったくの未知数。
さらに最も問題なのは「発表日が発売日ではない」可能性がある事。
NikonのDLじゃありませんが、2月発表で6月発売でも遅すぎるくらいなのに、現時点ではその6月に発売することすらムリで、「発売未定」という状況をみても手に入れる前に陳腐化してしまう可能性があります。
というか、ロードレーサーの場合はカメラほど陳腐化はしませんが、今年の9月のライドイベントに愛車で走る事が目的ですから、それに間に合わないとなると問題です。
間に合うとしても、それが直前でもちょっと困ります。
クルマの場合は納車したその足で熊本へ~とか信州までドライブ~とかやらかすのには問題ありませんが、自転車ですからね。
走って体をそのバイクに慣らすことが重要です。
走り込んでポジショニングを詰めていく作業が大事です。
本番で「しんどい」状況になる要因を潰していくのに準備機関は長ければ長い方がいいわけですから。
担当クンにその事情を伝えるとニヤリというか微妙な笑いを浮かべながら「もし発表されたら、それは大丈夫です」と、ここだけ妙に自信ありげに答えるではありませんか。
「2017年モデルを待っていただけるなら、最優先納車の確約はとってますから」
ということらしいです。
「発表当日というわけにはいきませんが、さほどお待ちいただかなくてもいいように特別に納品させます」
ふむ。
あまり突っ込んで聞きませんでしたが、メーカーの営業氏との間にはいろいろな密約が交わされているようです。
話半分としても9月のライドイベントには充分な準備期間はとれそうだな、ということで我々は担当クンの提案に乗ることにいたしました。
ということで、同居人のロードレーサー選びは「買うモデルは決まっているけど、そのモデルはまだ全くの未知数」という、微妙な状況になりました。
本当に6月中に2017年モデルが発表になるのか。
担当クンは我々にガセを掴ませたのか?
続きは来週?
発表があったとしてもラインとかがガラっと変わっちゃったりすると笑っちゃいますが、まあそういうのはなさそうですし、出るとすれば無難な線で収まるものと楽観視はしております。
私などはコンポーネントや新機能の搭載の有無が気になるのですが、オーナーである同居人の一番の心配は「色」でございます。
自転車の場合、クルマと違ってモデルを選ぶと色が決まってしまうというパターンがほとんどですからね二色用意されているなんて珍しい方です。
気に入らないカラーリングでないことを祈るばかりです。
そう言う感じで話がまとまって店を跡にする際、店長始め、手が空いているスタッフ全員にお辞儀で見送られてビビりましたが、最近、自動車ディーラーでもそう言うところは少ないですからね。
悪い気はしません。
そんなこんなで急遽変更。ニューモデルの連絡を待つ、という状況になりました。
まあ梅雨入りしちゃってますので焦らずのんびりという感じでしょうか。
★6月中旬。ショップから連絡。予定通り? 2017年モデルの内容が判明
6/16。
まさに6月中旬。担当君からメール連絡があり、画像が添付されておりました。
そうです。2017年モデルの詳細が判明しました。
結果としてはフルモデルチェンジはなし。自転車でいうフルモデルチェンジとはフレームが変更になることですが、それは今回、同居人が購入を予定しているモデルではありませんでした。
変わったのは、大きなところだと
・名称(ある意味大きな変化ではありますが)
・細かいパーツ(ホイール、サドル、スプロケのギア比、それに伴ってリアディレイラー、あとフロントフォークのコラムがアルミ→カーボンに)
・カラーリング(要するにルックスの一番の要素なので、これが最も大きな変化といえるでしょう)
あたりで、値段も据え置き。
要するにほぼ同じものということが判明しました。
同居人にとって一番の問題だったそのカラーリングですが、2016年モデルとベース色は変わっていませんが、マットからグロスになり、挿し色など含めて2017年モデルの方が精悍さが増したことで、添付されていた写真を見て即決とあいなりました。
販売店向けに情報が出た段階では、パブリックなメーカー発表はまだ行われていないようですが、既に日本にそのモデルは上陸済み販売店向け出荷が秒読み段階。結局そのメーカーの2017年モデルは発表前に即販売可となったようです。
同居人用のそのモデルはインポーターに5台在庫ありということで、早ければ次の週末には乗れそう、という事になりました。(・∀・)/
★同居人のロードレーサーの納車日が決定
空けて翌週火曜日。
販売店から連絡があり、店にブツが無事着荷したとのこと。
アタリマエでしょうけど、チェックしたところ今度は塗装の不具合もないようで無事に週末納車が決まりました。
そういうわけで、同居人のバイクはTREKのSILQUE S6というモデルです。
グロス(ラメ入り)ブラックが基本。そこにパープルのロゴとパープルとホワイトで表情をつけています。
まあなんというかカラーリングは「ぱっと見は地味だけど、けっこう精悍」と言った感じ。
ちなみに2016年モデルのSILQUE SLはこういう感じ。
同居人は「ピンク」の挿し色がちょっと気に入らなかったのですが、当初は妥協した感じですね。
コンポはフルアルテグラなので、実の所私のバイクよりワンランクもツーランクも上位モデルなのが羨ましい限りでございますよ。
でも、最初からフルアルテグラ程度にしておいた方が結局経済的な気がしております。換えるとしたらホイールくらいで済みますから。
SILQUE S6の特徴としては、
これは、シートチューブがトップチューブと独立した構造になっていて、つまりシートチューブが単独でしなって動くというもの。
コレによりパヴェなどでの乗り心地やバイクの安定性が高まるということですが、TREKの変態性が具現化された機能と言っていいでしょう。
ちなみに「イソスピード」ではなく「アイソスピード」と読みます。
フェンダー、つまり純正のドロヨケが用意されていて、それを取り付ける為のダボ用のネジ穴が用意されているというもの。
ロング・ツーリング用途だと雨の中を考えてフェンダーがあると無しでは疲労がかなり変わってきますので、簡易タイプじゃない、ちゃんとしたフェンダーが付けられるのは懐が深い設計だといってもいいでしょう。
もっとも同居人にとっての必要性についてはまあ、要らんでしょう、とは思いますが、チャキチャキのレースではなく、基本的にはロングライド、コンフォートライド用のフレームですから、ブルベをやろうと思っている人にとって、こういうのは嬉しい装備ではないでしょうか。
なお、ダボ用パーツはフレームの付属品としてに付いてきました。
私からの納車プレゼントとして、GARMIN三点セット+αを用意しました。
三点セット+αとは、
・VARIA J リアビューレーダー(テールランプ機能付き)
サイコンの心拍計はいわゆる「乳バンド」というもので、文字通りバンドにセンサを取り付けて、旨に巻くというものです。
我々もずっとそれを使っていたのですが、付け忘れる事がおおいのと、付けるのがめんどくさい。あとアタリマエですが毎回きちんと選択したりとメンテが必要です。
一番のストレスは「しまった、心拍計付け忘れてた」と言う時。
せっかく着たものを脱いで、素肌に心拍計つけて、また着直す、という作業が面倒で面倒で。
というわけで、まずは私が試しに腕時計型の心拍計を導入したところ、快適すぎてもう二度と「乳バンド」には戻れないという状態になりましたので、当然ながらお揃いで用意しました。
さようなら、乳バンド。
こんにちは、手首バンド。
あ、もちろん時計にもなりますし、メール着信とかアラームとか天気予報とか万歩計とか色々な機能がついててお得です。
まあ、いわゆる「活動量計」というヤツですからね。
ちなみに正しくは「心拍計」ではなくて「脈拍計」ですな。
・ブレーキランプ
自転車には基本的に方向指示器もブレーキランプもありません。
方向指示器はまあおいおい考えるとして、まずはブレーキランプを、ということで装着しました。気休めかもしれませんが、ないよりはマシ。重量も無視していいくらいの軽良品で、仕組みもシンプルなのでチョイスしました。
構造的にワイヤーを引くとスイッチが入る機械的な仕組みなので、当然ながらリアブレーキにしか反応しませんが、同居人はもともと二輪(オートバイ)ライダーでして、ブレーキをかける際、姿勢制御とロック回避の為もあって、フロントブレーキだけのブレーキングはしません。自転車でも基本的にリアのブレーキで路面状況を探りつつ、一瞬遅れてにフロントをかけるよう訓練されてますのでこの位置でも問題はないでしょう。
実は私もこのブレーキランプ、取り付けたいのですが、私のバイクは通常のこの位置にブレーキがなく、ランプが付けられないのです。羨ましい。(´д`)
です。
TREKはフレーム(チェーンステー)に純正(というかボントレガー)のケイデンス・回転センサをすっきり内蔵できるduotrapというアクセサリがあります。
なのでGARMINのサイコンは本体のみでセンサは純正品を使用することにしました。バッテリの交換なんかがそっちの方が楽ちんなのと、ANT+とBluetooth LEの両方に対応しているセンサなので、ガーミン以外のスマートフォンや別のメーカーのサイコンなどともペアリングできて柔軟性が高いんです。羨ましい。(´д`)
ということでこれでほぼ私と同じ装備です。
サイコンはなんだかんだいってGARMINが「楽ちん」なんですよね。
リアビューレーダーは、もはや「付けないと怖くて走れない」と思える程のチキン御用達アイテムだということがわかりましたし、活動量計のVIVO Smart HR Jも私のような用途なら何ら問題無く心拍計の代わりになる楽ちんアイテムだと理解しました。
私のサイコンは同じGARMINのEDGE 1000Jですが、使えない地図などいらないので、私が今買うとしても、小型軽量の520Jを選ぶと思います。画面のサイズが小さくなりますが、経験上520Jでもなんら問題は無いと思っております。
同居人がMTBで使用していたCATEYEのサイコンは、必要最小限の機能は果たしているけど、けっこう面倒なブツでした。
理由は
・実の所「センサをスマートフォンとペアリングさせて、そのデータやGPS情報を映し出しているだけのディスプレイ」みたいなもの(モデルはパドローネ・スマート)なので、走り出す前にスマートフォンアプリを立ち上げてペアリングし、ライド開始ボタンをオンにする、などスマートフォン側で操作しないといけないので、地味に手間がかかる
・速度などはGPS情報ですし、要するにスマートフォンと常時無線通信でデータをやりとりしているわけで、つまりは「スマートフォンのバッテリが異常に消費する」という運用上の問題を抱えいる
そういう状況でしたので、今回のロードレーサー購入はいい機会と判断しまし、その辺のイライラを軽減させてあげようと考えました。
現状のバッテリの減り具合を見ていると、朝練終わったらスマートフォンのバッテリは残り1/3強の状態です。たぶん運用は4時間くらいがギリじゃないかと思われます。
少なくともホノルル・センチュリー・ライドではスマートフォンにモバイルバッテリを括りつけて走る必要があるレベルです。
GARMINだと本体の物理ボタンを押してライド開始、終わる時も当然ボタンでOK。
データはスマートフォンのアプリと連携するわけですが、そんなのいつやってもよし、です。本体にデータは記録されていますからね。なので帰宅してからGARMINのスイッチをいれればスマートフォン経由でクラウドにデータアップしますので本当に手間いらずです。
※アカウント作成等、最初のセッティングの手間はいりますが。
ということで納車は決まりました。
が、その日は降水確率90%。
梅雨まっただ中ですし、納車当日は引き取りのみで実際には乗れないというジレンマはありますが、それはまあ仕方ないですね。
さて、シェイクダウンはやっぱり「アワイチ」か? (・∀・)
なんて提案すると「無茶言うな!」と殴られそうなので言いませんけど。
★納車。そしてシェイクダウン・ライド
改めて。
同居人の新車はTREK SILQUE S6。
たぶん、日本で最初に納車されたSILQUE S6じゃないかなあ。
ちがうかなあ。
まあ、どうでもいいんですが。
※ただし一部カスタムして納車されております(ホイールセット)。
写真は車から降ろして出発準備をしている様子。
写真上を横切るのは枚方大橋でございます。
ロードレーサーはペダルが別売りです。
なのでこちらで用意したペダルはCrankBrothersのフラット&バインディングのハイブリッドタイプ。
何かあった時の為にバインディングは私の同じものにしたほうがいいですからね。
なのでCrankBrothers。
このペダル、フラットペダル部分は同じ片面フラット片面バインディングのシマノA530あたりと比べても、アタリが突出していなくて予想通り全然痛くない模様。
シェイクダイン後の同居人の第一印象は「(車重15kgもあるMTBとは)全然違う。超軽い。超進む。(ポジションが)超ラクちん」と実にわかりやすい? ものでございました。
つまり「超お気に入り」という状況です。
販売店で念入りにポジション出しをしてもらってますし、もともと試乗して「不思議なほどしっくりくる」と評価してのモデル決定だったこともあり、75kmを走った後でも、フィッティングに違和感がないのはアタリマエかもしれません。
ちなみに重さはペダル込みで8kgくらい。それまで乗っていたMTBのほぼ半分の重さです。
シェイクダウン初日は淀川CR~桂川CRを走り、終点の泉大橋までの往復75km。
というわけでは、あとは走って走って走って、慣れる事でしょうね。