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★【GLC Coupe 220 d 4MATIC(C254)】長期レポート:第五回

GLC Coupe

やっはろー(*’▽’)

乗るたびにしみじみと思う

「GLC Coupe、すごくいいっ!!」

これはそう、はるか昔に4代目 HONDA CIVIC(EF:グランドシビック)からVW Golf 3に乗り換えた後に思い続けていたあの気持ちに通じるものがあります。

私はそれまでずっと(ホンダの)2ドア車(主にハッチバック)に乗り継いでいたこともあり、自分が乗り継いでいた当時のホンダ車のボディのつくりがかなりペラペラだったのだということを理解した瞬間でもありました。まるで折り紙細工から鉄の塊に乗り換えたような激震で、4ドア車の使い勝手の良さも相まってあの乗り換えはまさに私のクルマに対する価値観を根底から変えた「変革」でしたね。

あの頃と比較すると今ではホンダも同クラスのヨーロッパ車と比較してもそん色のないボディ剛性などを獲得しているようで、まさに隔世の感がありますが当時の日本車は本当に「格下感」がありましたっけね。

今回のGLC Coupeとの出会いはEF CIVICからGolf 3に乗り換えたあの時と同じくらい、私のクルマ……というか自分の愛車に対する価値観を揺るがしてくれています。
EF CIVIC → Golfの時はボディとしての出来というか完成度の違いそのものに驚愕したわけですが、今回はクルマの剛性感とかボディのつくりの良さとか、そいういうものではなくてそのクルマが持っている方向性と自分自身の欲している方向性がマッチした時ってこんなに心地いいのかということを初めて知った事に依る感動……みたいなものでしょうか。それを理解することができたGLC Coupeとの出会いそのものが個人的に大事件だと感じるのです。

もっともGolfの時はクルマそのものが持つハードウェアの出来栄えの違い、言い換えると誰にでもわかる客観的な差にカルチャーショックを受けたわけですが、今回は第三者ではなくきわめて個人的な激震であることが大きな違いです。私以外の人がGLC Coupeに乗り換えても同じ感動は得られないでしょう。いや、得られる人もいるかもしれませんがそうじゃない人も多くいるはず。
なぜなら「人によってそれぞれ感覚が違うから」としか言いようがありません。人生観が違う、感性が違う、ライフスタイルが違う、センサーの感度や種類が違う、そんな違いから生まれる「好み」という曖昧模糊なものさしで測るわけですからね。

すでに何回か書いているかもしれませんが「もうずっとこの車でいいんじゃないか?」という思いがすべてを表しています。
そんなわけで「今の私に完璧にマッチしているのはこの車だ」と確信できる、言い切れるくらい、ある種の感動を持って毎回ステアリングを握っております。

いやマジでもうずっとGLC Coupeでいいかも?
いいんじゃね?
いいよね?
うん、いい。

そんな感じでGLC Coupe 220 d 4MATICのトロっとした乗り心地とトルクフルなパワートレインを味わう日々でございます。

◎走る(前回の投稿からの続き)

今回は前回に引き続きGLC Coupeの「走る」に関した項目をお伝えしたいと思います。
まずは今や多くのクルマに搭載されている「ドライブモード」についてです。

○動力性能的な部分への評価

私がここ最近乗り継いできた車の中ではGLC Coupeは「遅い方」に入ります。
具体的には直近で所有した5台の0-100km/h加速データで比較してみましょう。

・7秒台
VOLVO XC60 B5
VOLVO XC40 B4 R Design

・6秒台
LAND ROVER DEFENDER 110 X D300

・4秒台
PORSCHE Macan GTS
AUDI SQ5

これらの過去の車に比べてGLC Coupe 220 dの0-100km/hデータは8秒フラットらしいですから、数値的にも最遅なのが分かります。

ちなみに0-100km/h加速データが8秒というのが、極めて個人的な「遅い車のボーダーライン」になります。
8秒以下なら「合格」で、8を超えると失格か?というとそうではなく10秒以下なら「普通」と判断しております。

実際に乗ってみての評価としてはデータ的に7秒台のVOLVOの2台よりも体感的には「速い」と感じているくらいで、つまりは「遅い」などとは全く感じておりません。
そもそも購入前に0-100km/hデータなどはチェック済みなので文句は全くありませんでしたが実際に走らせてみると低速域での力強さがゆえに市街地走行などではXC60やXC40よりワンランク以上速いと感じているくらいです。

特筆すべきは十分な低速トルクで、これは私がディーゼルターボエンジンに求めていたキャラクターそのものなので完全に満足しております。
私が0-100km/hを重視するのは高速道路の加速レーンを想定しているからですが、もちろんそのシチュエーションでも十分に速く、不満に思うことは一切ありません。

というわけで動力性能評価

○ドライブモードについて

GLC Coupe 220 d 4MATICに搭載されているドライブモードは基本的に次の3種類。

・エコ
・コンフォート
・スポーツ

これに加えて「individual=インディヴィデュアル」というプログラマブル、つまりカスタム可能なモードがあります。GLC Coupeのカスタムモードは5種類ものパラメーターを好みで組み合わせることができるんです。パラメーターが結構多いのもGLC Coupeの特徴かと。

とはいえこの手のカスタムモードって皆さんつかってますか?
最初だけ使ってみるものの、結局ノーマル(デフォルト)以外は使わなくなる人が多いのではないでしょうか?
知り合いの多くは「使っていない」と答えます。

私?
これはもうクルマによりますね。
私が使えると思ったら使うし、使えないと思ったら使いません。

経験上、電子制御ダンパーやエアサスペンション(エアバネ)を使ったクルマは使えます。
モードを変えることによる変化がちゃんと体感できる……というかわかりやすいことが多いのです。
言い換えると電子制御のダンパーやエアサスが付いていない車はエンジン系しか変化させる項目がないので「うーん、微妙……」と思う人が多いのでしょう。
特にスポーツモードとかは「これは燃費が悪そうだな」という感じになりがち(実際そうですが)なので使う意味を見出せない人が多いのでしょう。
とはいえ、これはもう「その人の好みとクルマの性格による」と思います。お好きにどうぞと言った感じ?

じゃあ私はどうなのかというと、高速道路を走る時を除くと基本的にデフォルトのモード以外を積極的に使うことはありませんでした。
【電子制御ダンパーとエアサスを搭載した車に出会う前までは】

※合流前にスポーツモードに入れ、本線に乗ったらエコモード(エコモードがある場合)で巡航するのが私の高速道路でのドライブスタイルですです

具体的にはPORSCHEのMacan GTSからモード切替を積極的に「楽しむ」ようになりました。
Macan GTSは電子制御のダンパーやエアサス、同じく電子制御のバイワイヤ方式のステアリング、もちろんバイワイヤのアクセラレーションコントロールやエンジンのマッピングなどを組み合わせてモードごとに「違う車」を「ちゃんと」演出していたからです。
単純にシフトポイントを高回転域に変化させるだけじゃないんだな、ということをしっかりと学習できたのがMacan GTSでした。

翻ってGLC Coupe 220 d 4MATICに用意されている3種類のドライモードは果たして「使い出」があるのかというと……。
結論からいいますと「大いにあり」です。
GLC Coupeもダンパー、エアサス、ステアリング、アクセラレーション、マッピングが制御されていてそれぞれの特徴を楽しめます。
加えてGLC クーペの場合は「音」の演出も加わる手厚さがあるんです。

○ノーマルモード

GLC Coupeの基本はノーマルモードです。
どのモードに入れていてもエンジンを一度切ると、ノーマルモードにリセットされる仕様です。
つまりメルセデスが考えるGLC Coupe 220 d 4MATICのいわゆる「基本のキ」がこのモードであり、文字通り基本的にすべてのシチュエーションをこのモードでカバーできるセッティングになっているということになります。

私も基本的にこのモードで何の不満もありませんし、このモードしか存在しなかったとしても不平を言わない自信?があります。
それくらい懐が広いモードということですね。
まあ、ほとんどの人がこのモードしか使わないでしょうからそりゃあ素晴らしい調律が行われているのは間違いありません。

ただしメルセデスは「それだけ」で終わりにはしていません。
「さらなる楽しみ」を用意している……というと言い過ぎかもしれませんが、他のモードにもちゃんと「個性」を持たせています。
一応、ノーマル以外のモードも結構走りこみました。同じようなペースで同じ道を走って数値の比較などもやってみました。結果として好みによって「お気に入り」として使ってみるのは大いに「アリ」だという結論に達しました。
同時に私はシチュエーションによって積極的にモードを切り替えて楽しむことにしたのです。

○エコモード

まずはこれ。
ノーマルモードとの違いはいくつかありますが、一番大きな違いはアクセルオフの状態だと積極的にエンジンを切る仕様になっていることです。

ノーマルモードの場合はブレーキをかけて止まる寸前にならないとエンジンはオフになりませんが、エコモードはアクセルオフで、かつエンジンブレーキの必要がないと(クルマが)判断したシチュエーションでは積極的にエンジンを切る仕様になっています。

同時にエコモードでよくある「ペダルの踏み方に対するスロットル開度の鈍さ」も感じられます。ただし国産車のエコモードでよくある「あからさまな鈍さ」ではありません。このあたりドライバびりてぃにこだわる欧州車らしい調整だと感じております。
言い換えると「エコモードで走っていても全然嫌じゃない」んです。
個人的には市街地をはい回るようなシチュエーションだと常時エコモードでいいのでは?と感じております。それくらいよくできたエコモードだと断言しましょう。

シフトチェンジのタイミングももちろん変わります。
やや早めにシフトアップし、スピードが落ちても高めのギアでそこそこ踏ん張り?ます。

そして実は乗り心地も少し変わります。バネレートがエコモードよりやや……ほんの少し硬くなる感じです。ダンピングはノーマルモードと同じかな、と私の生体センサーは感じております。
あと意外なことに車高が少し低くなります。バネレートの変化は車高が低くなる事に依るものじゃないかと思っておりますが、さて?

エコモードといえば気になるというか期待するのが燃費ですが、ノーマルモードとの差は……エンジンストップ時間によって大きく変わってくるので一概に言えないのですが、市街地だけを走っている時は4%くらい?山道を走ると2%も変わらないかな、というのが実走テストの結果です。ご参考まで。

○スポーツモード

色々わかりやすいのがスポーツモードですね。
ディーゼルエンジンのGLC Coupeの場合、ノーマルモードとの一番の違いを上げるとすると個人的には「音」でしょうか。
というのもスポーツモードにすると実際に音が変わるからです。排気音に低域がブースとされる感じです。GLC Coupeのディーゼルエンジンはパフォーマンス系ではないのでマフラーにフラップ機能などムダなものは存在しません。つまり音の変化の元はスピーカーから出る合成音です。
そうです。音が変わるのは車内だけ。周囲の人に影響は及ばず、ドライバーの気分だけを上げてくれる?演出なのでしょう。
個人的に車の排気音はゼロが至高(その点でEVは車のたどり着くゴールだと思っております)だと思っているのでこれはもう余計なお世話なのですが、この音はオフにすることはできません。
もっとも抜け穴はあるのですが……それは後述します。

そんなどうでもいい音のブースト機能は別にして、GLC Coupeのスポーツモードが持つ一番美点はエンジンが切れた状態、つまりアイドリングストップからの「動き出し」のスムーズさでしょう。ノーマルモードと切り替えれば誰にでも体感できるくらい変わります。
具体的にはノーマルモードで多少感じる「どっこいしょ感」が半分以下くらいに低減されるように感じます。

説明が前後しますが、GLC Coupeはスポーツモードでもアイドリングストップします。

なのでこの出足の軽さに惚れた?私は普段からスポーツモードを個人的デフォルトモードとして使おうと一度は思っていたのですが、スポーツモードにはちょっとした罠がありました。なので結局のところ普段、特に街中はやっぱりノーマルのまま走っています。
その「罠」とは、低速域、ごく低速で加減速する場合のシフトチェンジのマナーが(ノーマルモードと比べても)イマイチなんです。具体的には1速から2速にシフトアップ、あるいは2速から1速にシフトダウンする時に「ちょっとやだな」と思うくらいのショックが発生するんです。

これらのショックはシチュエーションによりますがノーマルやエコでも発生します。が、発生頻度とショックがスポーツモードだと明らかに大きいんです。
この辺りは日本の道を走りこんで作りこむ日本車ではあんまり見られないネガじゃないかと思います。

乗り心地についてはスポーツモードではバネレートとダンパーの設定も変化します。体感的には30%くらい「張った」感じになるんです。

車高も下がります。これはエコモードと同様です。

もちろんスポーツモードの基本的な特性として各ギアも引っ張り気味になるので燃費にも影響します。
でも「結構落ちるんだろうな」と思ったのですが、何回か同じコース、できるだけ同じ条件でノーマルモードとの比較したところ、意外なことにせいぜい2~3%くらいしか悪化しませんでした。
なので「普段からスポーツモードでいいんじゃね?」と思ったのですよね。
そもそも燃費がかなりいい車なので「スポーツモードによる燃費低下など気にする必要なんかないな」と思っていたので、計測データ?にはびっくりしました。

今のところ停止直前のATマナーの問題もあって普段づかいはしていませんが、勾配があるエリアなどでは積極的にチョイスしています。低めのギアを使おうとする設定なので上り坂だけでなく下り坂でもエンブレを利用した走りがしやすいので。

※軽いトラブルや半年で迎えた1年点検(ヤナセは走行距離ベースの模様)などで2度ほどシステムのアップデートを行った結果、低速時のシフトショックについては幾分改善されました。

○インディヴィジュアル

さて。
GLC Coupeにこのモードが存在していてくれてありがとう、とメルセデスに感謝を述べたいと思います。
それくら私にとって素晴らしいモードなんです。

この手の「カスタムモード」についてもスポーツモード同様、存在していても全く使っていない人が多いんじゃないでしょうか?
私に言わせれば「実にもったいない」と思いますよ?

ドライブトレインのパラメーターを好みに組み合わせることができるわけなので色んな使い方が可能です。
スポーツモードの時に少し触れましたが、「スポーツモードはいいんだけど音がうるさいのがイヤ」という人はこのモードで「音」だけをオフにすればその望みが叶います。

でも私の使い方は違います。私がここに設定しているのは「個人的高速道路巡航モード」です。

「高速道路では追い越し車線しか走らない。前を走ってるクルマは全部蹴散らすぜ」

平素からそんな走り方をしている人には全く関係ない話なので、そういう人は読み飛ばしていただくとして、individualモードを今まで無視してきたけど私の思わせぶりな文章にちょっと興味を持った方は参考にしていただけると幸いです。

私は基本的に高速道路ではインターチェンジを通過するスポーツモードに切り替えます。その状態で過疎クレーンから本選に合流。その後はすぐにindividualモードに切り替えて巡行走行します。
それが私の高速道路の走り方です。

私の「高速巡行モード」のパラメーター内容は次の通り。

・エンジンモード:エコ
・サスペンション:スポーツ
・ステアリング:スポーツ
・ESP:コンフォート
・サウンド:コンフォート

ACC走行が前提なのでエンジンマッピングなどは燃費を重視してエコモードに。
エコモードは一般道路より高速道路で効果を発揮すると思います。
同じ速度でもエコモードの方が一段上のギアに入る(ことが多い)、といえばご理解いただけるでしょう。

高速道路は速度が高いわけで、つまりはサスペンション系はダンピングを効かせる方向がベター。なのでここはスポーツモード。これにすると車高も下がるのでこちらも燃費の良さに一役買う形になります。

ステアリングも速度息に合わせた形にします。

ESPはメルセデス用語で、VWなど一般的にはESCと呼ばれるアンチロックブレーキやトラクションコントロールを統合したいわゆる「横滑り防止装置」ってやつです。
トヨタだとVSC、BMWなんかだとDSCという名称でおなじみ?です。
これについてはスポーツと迷うところですが、多分高速重視だとスポーツが正解ですかね。今のところはあまり考えずにノーマルと同じにしていますが……。

サウンドはついて上述の通り。高速巡行しているのにあえて「うるさいモード」を選ぶ意味が分かりません。

というわけで低速域のATのマナーがいまいちなので結局市街地はノーマルモードで走っております。

〇GLC CoupeのATについて

「走る」の項目の中に入ると思うので、GLC CoupeのATについて少し説明しておきましょう。

GLC Coupeは9速ATです。
ATの多段化もここまできました。最近は10速なんてのもありますね。ほぼ1速固定だった初代ホンダマチックの時代が懐かしい限りです(別途★(スター)レンジがあるので実際には2速といってもいいかも)。

で、です。
この9速ってやつに、私は今のところお目にかかっておりません。
というか法規を守っている限り、西日本ではGLC Coupeは9速には入りません。つまり100km/hだと8速までしか入らないんです。
つまり私のGLC Coupeは燃費的に「まだ本気を出していない」という事が言えるでしょう。
というか、まさにアウトバーンの国の車のギア比だという事ですね。

今月下旬に新名神の120km/hエリアを走行する予定なのでその時(渋滞していなければ)9速を体験することができる予定。楽しみです。

つづく。

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