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★【Mercedes-Benz GLC Coupe 220 d 4MATIC(C254)】冬支度

GLC Coupe

ちゃろー(‘ω’)ノ

今年も残すところあと一か月となりました

皆様におかれましては……今年やり残したことはありませんか?
私はあります。
というかありました。
なので12月に入った瞬間にやり残したことを済ませてきました。
それは……ズバリクルマの「冬支度」でございます。

今回はそんなGLC Coupeに施した?冬支度について

◎冬支度1:スタッドレスタイヤ

まずは大物のスタッドレスタイヤ(&ホイール)から。

タイヤは毛ほども迷わずMICHELINを指名買い。
スタッドレスタイヤもいろいろ使ってきましたが、やはり私の運用方法ではMICHELIN一択というのが私の持論です。自分の運用方法に持論もクソもないんですけどね。

念のために私の運用方法を書いておきます。

1.ほとんど降雪しない地域でほとんどの時間を走る
2.冬季は信州にスキーをしに行く
3.自宅近くは山間に近く、降雪はなくとも路面が凍結する日がけっこうある

加えてGLC Coupeの特徴として

4.車重がある(軽く2トン越え)

要するに路面凍結の可能性がある日はクルマに乗らないようにすれば基本的にスタッドレスタイヤはいらないんだけど、履いておくことに越したことは無いという感じです。事実、近所にあるモールやスーパーの真冬の駐車場に停まっているいるクルマの8割はサマータイヤ(最近は標準でオールシーズンもあるね)です。

○スタッドレスタイヤは高速道路性能を第一に考える

1と3だけを考えるならDELICA MINI同様、値段の安さとライフの長さでDUNLOPという選択肢もありますが、2と4を考慮すると何より高速道路での安定感や剛性感の高さを最優先することが正義だと判断するわけです。
そして私がこの条件に合致していると思っているのがMICHELINやピレリそしてコンチネンタルなどのヨーロッパブランドのタイヤです。
その中でも私がMICHELINをチョイスする理由は次の2点。

1.対応速度が(国産い比べて)高い
2.開発やテストは日本で行っている

ブリジストンのブリザックをはじめ日本のスタッドレスタイヤの速度記号は「Q」です。
対してヨーロッパブランドのスタッドレスタイヤはそれよりはるかに高いんです。
例えばピレリのアイス・ゼロ・アシンメトリコは「H」です。
Qが160km/hまでなのに対しHは210km/hなのでサマータイヤと比べてもそん色がないほど基本構造がしっかりしているのです。

かつてMICHELINから評判がピカイチだったブリジストンに入れ替えた時、それまでと同じように高速道路で走っていると「なんじゃこりゃ?」と思うくらい腰砕け感が強くて怖い思いをした私は、それ以来国産の「Q」規格のスタッドレスタイヤには信頼を置けないでいるのです。
冬場の雪国に向けての高速道路ドライブが多い私は(在庫があるという基本条件を満たしていれば)ヨーロッパブランドからチョイスしています。
MICHELINの在庫がなければピレリ、次にコンチネンタルといった感じ。

なおMICHELINとコンチネンタルのスタッドレスタイヤの速度記号は「T」で190km/hまで。ピレリの「H」にはかないませんが国産勢の「Q」とは基本的な余裕が違います。
ピレリではなくMICHELINを優先するのは上記の理由の「2」があるからです。
あとはサマータイヤもいろんなタイヤを経験しましたが、MICHELINが一番いいなと思っているのでその辺のバイアスもかかっています。

でもノキアンのハッカペリッタには興味があるので一度使ってみたいですね。コンチネンタルは……サマータイヤに対して個人的にはあまりいい印象がないので指名買いはないでしょうね。
(GLC Coupeの標準装着タイヤは実はコンチネンタル……)

そういうわけで私がスタッドレスタイヤに求める性能は2トンを軽く越える重心が高いSUVの安定した高速走行を支えられるだけの剛性、安定感を備えていることなのです。

○雪道や凍結路性能に関する一考察

私のスタッドレスタイヤの運用方法に於いて最も重要なのは高速道路での安定感、言い換えると不安なく走れるだけのしっかりした土台があるタイヤであることなのですが、じゃあ雪道の走行性能は?というと……。
これははっきり言って「どうでもいい」と思っています。
だってスタッドレスタイヤとして販売しているタイヤですよ?どれを履いたって「それなり」の性能があるってことじゃないですか。
つまり「どれでも問題はない」という考え方なのです。
だって私にとって雪道走行は日常ではないからです。
私がもし北海道に在住していたら最も重要な性能は「氷上ブレーキ性能」だって答えるでしょう。

雪道走行が日常ではないからこそ、積雪路や凍結路ではきわめて慎重な走行をしています。なので積雪路や氷上制動力の絶対的性能差なんてほとんど関係ないと思っています。

○装着タイヤとホイール

というわけで私が選んだのは在庫があった第一希望のMICHELIN X-ICE SNOW SUVです。

サイズは235/60R18。
これは標準の20インチに対して2インチダウンです。
またGLC Coupeは同じ20インチでも前後で幅が違うタイヤを履いています。
これはぶっちゃけ意味のないオーバースペックです。見た目のコケ脅しの為だけの前後異形、幅広タイヤ装着です。
だって全く同じ動力性能なのに前後同じ18インチのタイヤを履いているモデルがあるんですから、性能はそれで担保されているわけです。それ以外はオーバースペック。ほとんど「見た目」でチョイスするものだということでしょう。メリットは見た目で、デメリットはタイヤローテーションができないことです。個人的にはデメリットの方が大きいと考えてます。

なのでスタッドレスタイヤは迷わず標準の前後同じサイズの18インチをチョイスしました。
ホイールは昔からメジャーな欧州車用に車種専用ホイールを用意しているイタリアのMAK社のモノを選びました。
専用ホイールのいいところはインセット値やリム幅などの対応もそうですが、ハブ系が純正と同じなので汎用ホイールと違ってハブリングなどで調整する必要がなく純正と同じ精度の高い装着が可能だから。

さすがに量販車種なのでMAKではGLC対応ホイールを種類類も用意してさいるのですが私の好みのデザインはどれも在庫がなく「だったら一番安いやつで」とショップのお兄さんに丸投げで選んでもらったのがこのMAK EVOです。

Mercedes-Benzのホイールは5本スポークを基本にしているだけあってMAKもそれに倣って5本スポークのバリエーションが多かったです。
これもそう。

悪くないというか、違和感ありませんね。悪目立ちせず溶け込んでいる感じがgoodだと思います。

安くはない買い物ですが、DEFENDERに装着する予定(想定)だったスタッドレスタイヤとホイールセットの半額程度で収まりました。

そうそう、ヨーロッパのタイヤってこういう遊び心があるのがいいですよね。

右の↑とスノーフレークマークがスタッドレスタイヤとしての限界であるプラットフォームの場所を表していて左のビバンダム君が指さしているのがタイヤとしてのウェアインジケーターがある場所

◎冬支度2:布チェーン

Macan GTS購入時から導入している布チェーン。
もっとも基本的に使うつもりはなく「チェーン規制が出た一部の区間ではスタッドレスタイヤを履いていてもチェーン装着が義務になった」からです。
一部の区間なのですが私が走行する可能性がある区間が複数ありますので用意は必要だとおもってスタッドレスタイヤを履いている期間はラゲッジに常備しておりました。

この件についてはこちらをご参照ください。
オートバックスのサイトですが、けっこうわかりやすく説明されていると思います。

一度も使わないままMacan GTSを売却した際に未使用の布チェーンも知り合いに譲りました。
DEFENDERには合わないサイズだったからです。

そしていろいろあってGLC Coupe用に新たにこれを購入しました。

だがしかし。

「なんてこった……」

新たに購入したこの布チェーン、実は手放したMacan GTS用と同じサイズだったのです……orz。

ちなみにSQ5も同じサイズでした。

数か月で三行半を突き付けられたDEFENDERからの、私にたいする軽い仕返しみたいな感じですかね。

◎冬支度3:スノーワイパー

不要かも?の件

現行の254系GLCクラスのスノーワイパーを社外品に求めて検索をしてみたのですが、コレがヒットしない。
ベロフのwebサイトでは合致する型番があるものの、実際は206系Cクラス用で現行254系GLCとはワイパーの取り付け方が全く違っておりこれはミスではないかと思われます。
詳細は不明なのでこれは私の勝手な憶測ですが、おそらく最新型の254系と少し前の254系ではワイパーブレードの取り付け方式が変わったのではないかと思われます。

具体的にはMercedes-Benzでいうところのモデル名202501と202502では装備などが結構変わっているのでこのタイミングでワイパーにも変更が加わっている???
みたいな?

という事で選択肢は純正の冬季対応(スノーブレードとは謳っていない)シリコンワイパーブレードというものを取り付けることにしました。
残念ながらこちらはスタッドレスタイヤ交換時に間に合いませんでしたが、雪国に行かないのであればそう急ぐ必要もないパーツではあります。

そして標準装備のワイパーブレードを取り外してよく見てみると、そこにはちょっとした驚きがありました。

「これ、別にスノーワイパーいらなくない?」

私が理解しているスノーワイパーと標準装備のワイパーの違いは2つです。
一つはワイパーブレードの柔らかさ。低温でも(通常ブレードと比較して相対的に)硬化しにくい素材であること。
もう一つはブレード部をガラスに密着させる為のフレーム部分が標準ワイパーは骨組みの構造がむき出しなのに、スノーワイパーはその部分がゴムなどでフルカバーされていることです。

私がGLC Coupeの標準ワイパーをチェックして驚いた理由は2番目、つまりブレードを支える骨組み部分がフルカバーされていたからです。

ブレード部分の柔らかさは当然有効ではありますが、積雪時に最も問題になるのは骨組み部分がむき出しだとそこに雪が入り凍り付いてガラス面に密着させられなくなることです。そのあたりは実際に経験した方ならご理解いただけると思います。
GLC Coupeの標準ワイパーはそこがクリアされているので、あとはブレード部分の柔軟性だけなのですが、実際問題としてこれで問題なく使えるんじゃないかと思っている次第。
つまり「GLC Coupeにスノーブレードはいらないかも」と思っていたりします。

もちろんこれは私が勝手にそう考えているだけで信じて失敗しても責任はとりません。
特に極寒の地域で生活される方は私とは全く使用環境が違うわけなのでスノーワイパーは自己責任でお願いします。

◎冬支度4:ジャンプスターター搭載

以前からスタッドレスタイヤに入れ替えるタイミングで、どのクルマにもジャンプスターターを車載しておりました。

最近はバッテリー上がりのレスキューもクルマ同士をバッテリーケーブルでつなぐ昭和なやり方ではなく、ほとんどがジャンプスターターを使う方法になっているそうです。理由はいらぬ事故を防ぐためです。あと単純にその方が手軽だから。
クルマ同士をつなぐのは最終手段だそうです。
ということでXC60の時から私もバッテリーケーブルではなくジャンプスターターに乗り換えたのでした。

基本的には使用中のものをキャリーオーバーしていたのですが、XC60の頃に初めて導入してからMacan GTSまでで2回リプレイス、つまり今所有しているのは3代目ということになります。
ということで、GLC Coupeにもそれをキャリーオーバーして冬季搭載グッズにしようとおもっていたのですが、今所有しているものは購入して3年目以上たつのでこの際リプレイスすることにしました。

実は今までのジャンプスターターってバッテリー式でして、冬季なのでまあいいかという感じで車載していたのですが、それでもリチウムイオンバッテリーを積んでおくことには一抹の不安がありました。
実はそんな不安を抱く私にぴったりのものをAmazonで見つけたんです。
そう。リチウムイオンバッテリーを使わない方式のジャンプスターター。

バッテリーじゃなくて(たぶん)キャパシタを使う方式のものなので精神衛生的によいと思いポチりました。

仕様的に4リッターディーゼルエンジンまでカバーできる(ガソリン車なら7リッターまで!)というので2リッターディーゼルのGLC Coupeなど赤子の手をひねるよりも簡単ってやつでしょう(?)。

バッテリーレスという事なので事前に充電しておく必要がない、つまりトラブルの原因とはならない(たぶん)ただの物体としてラゲッジに搭載しておけるのが一番のメリットです。
こう書くと、たぶん

「電気がないのに何でスターターを回せるの?」

と疑問に思う方がいらっしゃると思います。
記述の通りこいつはキャパシタ方式なので「(バッテリにつなぐ)直前に充電する」方式です。
こう書くと、たぶん

「バッテリーが上がってるのに何で充電するの?」

と疑問に思う方がいらっしゃると思います。
それがこのジャンプスターターの面白い?ところでして……。
ヒントは「バッテリーは上がったとしても電力が0になっているわけではない」ということ。
つまりスターターを回せるほどのパワーは無くても、残った電気をこのジャンプスターター(のキャパシタ)が吸い上げ、スターターを回せるパワーに増幅してエンジンをかけてくれるという夢のような?おたすけグッズなのです。

そういう方式なのでサッとつないでサッとエンジンをかける、という事はできません。
弱ったバッテリーから電気を吸い上げてキャパシタにため込む時間が必要になります。
バッテリーから吸い上げる方式は2つあって、バッテリーの端子につなぐ方法とアクセサリソケットから吸い出す方法です。
まだ実際に使ったことがないので伝聞ですが、アクセサリソケットを使った方が少し時間がかかるそうです。

なおモバイルバッテリーなどを持っていればそこからUSBケーブル経由で充電することも可能だそうですが、そちらは(モバイルバッテリーのしようにもよりますが)さらに時間がかかるそうです。

実際の充電やエンジンをかけるやり方は「その時に」なってから付属の説明書を見ながらやってもいいと思います。ただし事前に一度読んで理解しておくことと、実践時には慌てないことが肝要ですけれど。

親戚知人友人などからバッテリー上がりのレスキュー依頼が来た時などは自分のクルマのシガーライターに接続するなりモバイルバッテリーにつなぐなりしておけば現場に到着する頃には充電が終わっていて即作業を行えますね。

まあ私が親戚知人友人からバッテリー上がりのレスキュー連絡をもらったら、JAFの電話番号を教えて電話を切りますけどね。
当然ですが冷たいやつだと思われないように「悪い、実は今日はもう結構酒が入っているんだよ」という言い訳を添えておけば関係が崩れる心配もないでしょう。
ちなみに介護・介助が始まってからは特別な日(クルマの納車日とか、ね)を除いてほとんどアルコールは摂取しないようにしていますが、それは秘密。

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