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☆DEFENDER日記:その1 そしてオーダーへ Part2【LAND ROVER DEFENDER 110】

DEFENDER 110

チーっす(‘ω’)

日本の秋!キャンプの秋!

とはいえ私はキャンプはおろか車中泊もしない系ユーザーでっす。きっとDEFENDERに乗り換えてもしないでしょう。

そういえばウワサで聞いたんですけど、FF XIVの最新パッチでFF XIのジュノがダンジョンとして登場したそうで。
滅んだんですねぇ、ジュノ。
好きだったなあ、ジュノのBGM。

ということで今回はDEFENDER日記の第一回エピソード完結編です。

◎モデル選び

知っている人は知っているけど知らない人にとってはどうでもいい事ですけど、DEFENDERには車型というかボディスタイルがあります(英語にしただけやん(^^;)。
90、110、130というのがそれ。

それぞれオリジナルDEFENDERというか先代のDEFENDERにもあったボディスタイルで、それぞれの数字はホイールベースを表しています。イギリス車なのでインチです。
だがしかし。
新型、つまり現行のDEFENDERの場合、それは単なるボディスタイル「名」であってホイールベースの長さではありません。
LAND ROVERの歴史はそのままDEFENDERの歴史といっていいわけですから、長らく続いた先代(つまりオリジナル)DEFENDERに敬意を表してその名称を使っているといった感じです。

○110しかない

で、そのボディスタイルですけど私が選ぶのは110です。
というか110しか選べません。
90は2ドアなんですね。そろそろお迎えが見えてくる年頃の親たちを乗せることが増えましたので2ドアはムリ。
130は4ドアかつ荷室も広大なんですけどボディの全長が5400mmもあって、つまりは私のマンションの駐車場規定に引っかかって買えません。あと、重さも2500kgをオーバーします。
消去法で110になります。まあ最初から買うなら110って決めてましたけど。

後ろに人を乗せる必要がなくなり、ロードバイクを降りたら90もいいな、と思ってます。「でっかいチョロQ」みたいでかわいいんですよね。

※90と110ではホイールベースの長さがかなり違いますが110と130は全く同じ。つまり130は110の荷室を伸ばしただけですね。

○ガソリンかディーゼルか

次はパワートレインの選択。

DEFENDERに搭載されているエンジンは次の3種類。

・2リットル4気筒のガソリンエンジン
・3リットル直列6気筒のディーゼルエンジン
・そして5リットルのV8ガソリンエンジン。

実は「どうせ高いお金を出して買うんだったら」という言い訳とともにV8エンジン搭載車にするつもりでした。

「一度は乗ってみたいクルマ」シリーズの最後の方にあるんですよね、V8とかV10とかV12とか。
まあV10とかV12というのは私には現実感がないと思っていて「ギリV8ならワンチャンあるかも?」くらいの気持ちではいたので「今がそのワンチャンでは?(犬ではない)」と思った次第。
もちろん値段がハネ上がりますけど「今買わないと後悔するかもよ?」的な脅しを自分にかけてマヒさせました。

だがしかし。
「【毒を食らわば皿まで】という呪文を唱えたからV8にするぞ!」
そう思ってコンフィグレーターをあれこれいじって「こんな感じかなー」なんてカスタマイズ結果を眺めていたら……。
「あー、その手があったか!」
となった次第。
いやここでいう「その手があった」というのはV8をあきらめるための手段、という意味です。つまり心の中で優位に立っていたブラックちゃんをホワイトちゃんが撃沈させたというわけですね。

ええ、重いんです、V8モデル。
2600kgを思いっきり超えてます。
管理組合の許可が出ません。
調子に乗ってすっかり忘れてました、重量制限があることを。
DEFENDERが買える!と思って大前提がすっ飛んでいたんでしょうね。

我に返った私は今度は欲望ではなく理性に掉させて改めてコンフィギュレーターに向かいました。
V8という選択肢が消えれば私が選ぶパワートレインは一つ。インライン6のディーゼルエンジンです。
ディーゼルエンジンは「一度は乗ってみたいクルマ」シリーズのかなり上位の方にありますし、ようするにやっと予定調和の輪に入ったといったところでしょうか。

DEFENDERのコンフィギュレーターは何度もいじっておりますが、結構な頻度で選べるものが代わるんですよね。
今回も「あれ?」という感じで結構かわっていました。
一番変わっていたのは経済上の問題となるアレ、そうお値段です。
ガンガン上がってますね、DEFENDER。
昨今の世界情勢の影響でなんと燃油サーチャージ的なものまで加わってますしマジでインフレを実感します。

※補足ですが、LAND ROVERのV8エンジンを積んだV8というモデルとは別に同じBMWの4.4リットルV8エンジンを搭載したOCTAというグレードがwebサイトには掲載されています。

しかしこれは台数限定で現在は受注完了モデルになってます。なんでも正式発売前に全部買い手がついていたそうです。このBMWの最新エンジンを積んだOCTAだと設計が古いLAND ROVERのV8モデルより100kg以上軽い2510kg。10kgオーバーくらいなら管理組合に泣きついたらなんとかなりそうなきがしますが……いや、もう売ってないんのでアレなんですが。でもLAND ROVERのV8はSDGs的な意味でそろそろ賞味期限でしょうからそのうちオミットされてOCTAは通常モデルになるとおもっているんですが……。ちなみにOCTA、0-100km/h加速はMacan GTSより速くて4.0秒ですって。怖っ。

 

○HSEかXか

こちらとしては値段はできるだけ抑えたい、でも欲しい装備はあきらめたくないわけです。
Macanの時もそうでしたが分子(オプション)を変に妥協するには分母(クルマ自体のお値段)が大きすぎる、つまり欲しい装備はできるだけつける方向です。
もちろん「その装備はマジでほしいの?なければ死ぬの?」みたいな葛藤と常に二人連れで決めていきます。

DEFENDERの6気筒ディーゼルモデル……D350というモデルですけど……には単純に装備の差によるグレードが4つあります。
ベーシックな方から並べます。

・S
・X-Dynamic SE
・X-Dynamic HSE
・X

XよりX-Dynamicってついているほうが名前的に上位グレードに思えますがD350ではXが最上位です。

それでですね。
グレードを選ぶとエンジンとシャーシが変わってしまうMacanと違ってDEFENDERの場合はは基本的に装備のみの差。なのでベースのSを選んで本当に欲しい装備だけをチョイスしていくのが賢者の買い物……だと思うでしょ?

私はそう思ったんですけど残念ながらそうは問屋が卸してくれない。
「これは外せないよね」と思った装備はSでは選べないんです。
SEでも選べませんでした。
あまつさえHSEですらリストに上がってくれません。
ええ、私のような人間にとってこれは「罠」です。

しばらく悩みましたけど「やはりここは譲ってはならない」という心の声に従うことに。
つまり私にはXをチョイスするしかありませんでした。

私が選んだのはイヤーモデル25.5。つい先月までモデルイヤー25だったのに。モデルイヤー25.5になって大幅に値上がりしましたが、大きな要因はMY25でオプションだったものが25.5では標準装備になっていたことのようです。
そのおかげで?チョイスしたオプションはかなり少なく……というかXだと選べるオプションがあんまりないという状態でしたけど。

※24モデルまではディーゼルエンジンはD300という名称でしたが25モデル、つまり今年の5月ごろからD350という名称に変わりました。これはエンジンに手が加えられてカタログデータがパワーアップしたからです。LAND ROVERではモデル名に続く300とか350という名称はエンジン出力値を表しています。つまり300馬力(ps)から50ps上がって350psになりました。ちなみにトルクも同じく50Nmアップして700Nmになりました。

 

○色がちょっと……ねえ?

Xを選ぶと今度は色の選択肢がガクンと減ってしまいます。
なんと白やシルバーも選択肢から外れていました。


彩色と呼べるのはゴールドベージュっぽい感じの「ゴンドワナストーン」とライトグリーンっぽい「パンゲアグリーン」の2色。あとは黒と薄い黒とガンメタです。

正直どちらも「こ、これは!」というパッションが湧かない。
なので同居人と話し合った結果「納期が早い色ならもうなんでもいい」ということになりました。投げやりな。(^^;
我が家的にあるまじき行動ですが、DEFENDER 100 X D350というグレードで選べる色はそれほど寂しいものだったのです。

商談の際にそのあたりを告げると、担当氏がディーラーが見込み発注した25.5MYのDEFENDERリストをチェック。
するとその日現在でまだ買い手がついていない個体が一つ見つかりました。
色は黒。

「黒でもいいですか?」

正直に言うと黒は一番避けたかったんですが、納期的にはその個体が最も早く納車できるのは間違いないわけですから「ええ、大丈夫です」と外国人がイエスなのかノーなのかわからないという日本語で答えた私です。

余談ですが、そのDEFENDERの予約リストを拝見してビビりました。なんというか見事なまでに黒、黒、黒でまさに「お先真っ黒」な状態です。大丈夫か、大阪?みたいな?
グレードは圧倒的にHSEで、ついでSE。Xはまばら。つまり私のような変なこだわりを持っている人はごく少数はだということです。
いやでも欲しい装備つけていったらHSEでもXでもあんまり変わらない値段になるんですけどね……。
ということは私はオプションを付けすぎってことなんでしょうねえ。うーん。

結局そのディーラー見込み発注の黒いXはほぼ「素」のXだったようで、しかもすでにメーカーオプションの変更はできない状態だったことが判明しました。
素とはいえXはHSE目線だとオプションてんこ盛りですから私としても妥協の余地はあったんですが、私が「これがないクルマはLAND ROVERじゃない」とまで言い切るオプションがついていなかったので黒い個体は見送ることにしました。

つまり色はこちらが選ばないといけないことに。
同居人との事前協議では「納期が早い色」とだけ決めていたのですが「納期はどれでも一緒」という事態は考えていませんでした。

実はディーラーには私一人で行ったんですよね。
なので子供のお使いみたいなもの。
結局「色は家に帰ってから決めて連絡します」ということになりました。
でも注文はしました。仮注文みたいな感じですね。
仮注文でも30万円払わされましたケドね。
「今持ち合わせがなくて……」と言わさないために「カードでお支払いできますよ(にっこり)」という感じで「逃がさねえぞ」感がひしひし伝わってきました。

そのディーラーの場合、実際の申込金は諸費用を含めた総額の10%だそうで、色を決定した後で30万円を引いた残りを振り込めば無事本国にオーダーするという流れだそうです。

「いや、カードももってなくて。色を決めてから改めてきますよ」と言ってもよかったんですけど買うことはもう決めているのでカードを切ることにしました。
30万円分のカードポイントもたまるしね。(^^;

※私が黒以外にこだわる理由ですが……以前は外装も内装も黒が好きだったんです。今まで3台黒いクルマを買ってます。でも黒ってめちゃくちゃ熱いんですよね、夏。「え? そんなに変わらないよ?」とおっしゃる人は本当にそう感じているのでしょうけど私と同居人はものすごく変わると感じております。これはもうセンサーの違いですからどうしようもありませんね。というわけで「もう黒はこりごりだよね」という意見で一致しているのです。じゃあ白かというと白も4台ほど乗ってますしもう飽きたというか無難すぎて面白みがないと感じだしました。「私らってかなり地味に生きているんだし、クルマくらいヴィヴィッドな色にして気分を上げたいよね」という価値観になっているからでございます。

◎家族会議、そしてオーダーへ

その日の夜。
同居人と改めて色の選定会議が執り行われました。

候補はやはり彩色枠に入っているゴンドワナストーンとパンゲアグリーンの2色。


ディーラーにはどちらも実車がなくて私からのプレゼンテーションはなく、PCの画面で一応確認して2色に絞りました。
その後はリビングの65インチディスプレイ(つまりテレビ)の前に移動してYoutubeで動画検索をして該当の2色のDEFENDERが動いている様子を何本かチェックしてイメージを膨らませました。

ゴンドワナストーンのDEFENDERは結構な露出度があるのに比べパンゲアグリーンの個体は(Youtubeでは)数が少ない。JLR JapanのDEFENDERのサイトもトップにあるのはゴンドワナストーンだったりするし。


配色が特殊なXグレードとなるとさらに少なくなります。
それでもゴンドワナストーンはけっこうあるんですが、結局パンゲアグリーンのXは一台も見つけられませんでした。

もしパンゲアグリーンを選ぶとアレですね。
Macan GTSのパパイヤメタリックと同じ轍を踏むということですね。
他のグレードはともかくXでパンゲアグリーンを選ぶ人は極少だということは数年後……今度の買い替えはいつになるかわかりませんが……「次のクルマ」を注文する際、下取り査定をしてもらうと結構安っすい金額を提示された上にこういわれるわけですね。
「色がちょっと、ねえ?」って。
だったら私はこう答えることにしましょう。
「おっけー、上等じゃねえか」

そんなわけで我々が選んだ色はパンゲアグリーン。
Xグレードはほかのグレードと違ってボンネットからグリル、フロントバンパーにかけてブラック塗装になるのでパンゲアグリーンのツートンの雰囲気はコンフィギュレーターを眺めるしかありません。まあ、真横や後方からはボンネットの色はわかりませんのでYoutubeなんかでもチェックはできましたし。

というわけでMacan GTS同様、今回も同居人と私の色の好みはピタリと一致したので気持ちよく決定することができました。
その後早速担当氏に連絡し、ついでに申込金の差額も振り込んでおきました。
後日正式な契約書がレターパックで送られてきたのでそれにサインをして送り返して注文完了です。

我が家的にはDEFENDERが英国車として4台目のクルマになります。

ただし今までの3台はすべてGBつまり英国、正式名はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国にある工場で生産されていたのでmade in 英吉利でしたがDEFENDERはスロヴァキア製となります。工場のあるニトラでは毎年ヨーロッパ最大級の「盆栽博覧会」が開催されているそうです。日本人なら(というか盆栽愛好家ならば)知っておいて損はない都市名かもしれません。

欧州の盆栽の街で作られたDEFENDER、納車が楽しみです。

今だとフルオーダーすると納期は9か月くらいらしいです。
買い手がついていないディーラーの先行予約車で好みの色やオプション装着車選べればもう少し早くなります。色は黒しかないけどね(ディーラーによる)。
Macan GTSの車検が先か、納車が先か……。
来年はギリギリまで自動車税は納付できませんな。(^^;