しばらく考えてひねり出した答え。そして多分最終形態
なぜなら、これ以上ベルの取り付け方法の策定で脳を無駄遣いしたくないから。^^;
◎ブザー型ベル、出る!
以前の記事で「いっそ電気式(ブザー)にしたらええんちゃう?」という提案をしたわけですが、調べてみるとありました!
その名も「GENTZ(ジェンツ)」
バーエンドに装着する方式なので、ステルス性はほぼ完璧。
エアロロードなどオーナーをして「余計なものは何もつけたくない」症候群に陥れる罪なイケメンバイクにはまさにピッタリの製品ではないかと思います。
欠点は……バッテリーが切れたら鳴らないことでしょうか。
クルマやオートバイだとバッテリーが上がっているとそもそも始動しませんから電気式ブザーで問題ありませんが、人力車の一種である自転車の場合は「ついうっかり」というミスが発生しますからね。
とはいえ、自転車も電気式の装備は当たり前になっていますから、何もジェンツだけの欠点というわけではありません。なのでそのあたりは運用ルーチンなどで回避するといいでしょうね。
「月末はジェンツを満充電にする日」とか。
で、このジェンツですが、クラウドファンディングで出資を募る系のプロダクトです。
この記事を掲載している時点では残念ながらすでに募集は終了しています。
でも、出資者への出荷が終わったあと、具体的には2019年9月に一般販売を行うとのことなので、興味がある人は待ってみてはどうでしょうか?
個人的には1個5000円近くするベルはないわーと思いますが、そうは言いつつ私に取り付ける場所が空いていたらホイホイと出資していたに違いありません。
(発見していたときは3500円枠があった)
つまりデザインにもう一捻りほしいなと思いつつも「これ、いいな」と思ったのであります。
しかし私のMADONE SLRの場合、2つあるバーエンドのうち、右側はバックミラー、左側はシマノのDi2のジャンクションAが塞いでますのでジェンツが入る余地がないのです。
というわけで、募集中に発見していたものの「個人的には不用品」だったので紹介が遅れてしまいました。
でも興味のある人は一般発売に関して問い合わせなどしてはいかがでしょうか?
◎私が考える「さいきょうのバイク用警報機」
ジェンツはバーエンド型。
これはこれでいいと思います。
が。
私が夢想する理想のブザーはもっとスマートなのです。
それは……。
Di2とGARMIN Edgeシリーズの組み合わせが前提ながら、今すぐにでも、具体的にはプログラムを書くだけで完全ステルスブザーが実現できるのです。
○ひつようなもの
・シマノの電動デュラ・エース、もしくはアルテグラ(Di2)
・Di2オプションの「スプリンター・スイッチ」
・GARMIN Edgeシリーズのサイクルコンピュータ
これだけ。
○かんがえかた
必要なものを見て「ああ、なるほど」と思った人はたくさんいると思いますが、その予想は合ってます。
1.スプリンタースイッチを適当なところに設置
2.Di2をGARMIN Edgeとペアリング
3.スプリンタースイッチの設定を「ブザー」にする(今はまだそんな項目はない)
これで任意の場所に取り付けたスプリンタースイッチを押すと、Edge本体に内蔵されているスピーカーから大きなブザー音が鳴る、というもの。
「そんなプログラムがない」という根本的な問題以外にある懸念材料は、現在のEdge本体の最大音量が、果たして自転車の警報機の要件を満たすかどうか……。
私にはわかりません。^^;
Di2/Edgeユーザー限定とはいえ、もしこれが実現したら喜ぶ人はけっこう多いと思うんですが……。
ちなみにスプリンタースイッチは1万円以上します。
高っ!^^;
なので庶民派はオプションなしの方法をチョイスしましょう。
○左レバーのスイッチを使う
どうしても左レバーにあるスイッチでフロントディレイラーを操作したい、という人は素直にスプリンタースイッチを買いましょう。
しかし、私のような「もはや左レバーのスイッチなど不要」と豪語する「お気楽Di2ユーザー」にとって左レバーにあるスイッチは無用の長物(言い切ったぞ、こいつ。^^;)。
だったら活用しましょう、という話に過ぎません。
ええ、設定でブザーを選ぶって感じですね。
実現しないかなー。
◎微妙な製品を発見
さて、妄想はこれくらいにして本題に入りましょう。
暫定で取り付けたベル……。
その場所が、日を追うごとに気に入らなくなってきた私は、「MADONE SLRに付くかっこいいベル」を求めてネットの海を航海しておりました。
暫定ベルについてちょっとだけ紹介した記事はこちら。
そんなある日、「ほほう」と目が止まったのが、このベル。
その名も「Hide my bell」
要するに、ガーミンマウント(ガーミン以外もいろいろある)の裏側にベルが付いているサードパーティ製の取り付けアームです。
「よく考えたな~」というのが正直な感想です。
◎しかし、アイディアはとてもいい
とはいえ、このマウントはあくまでもステム取付部が丸い、汎用ハンドルバー用。
私のMADONE SLRの専用特殊ハンドルバーには取り付きません。
しかし、このアイディアはいただけるのではないか?
そう考えた私は愛車のGARMIN Edgeを取り付けている部分をじっくりと眺めまくりました。
そして閃いたのです。\(^o^)/
○取り付けスペースがある!
狙いはGARMIN Edge 1030と、その下に取り付けたフロントライト、BONTRAGER ION 800RTの間の隙間。
ここに取り付けられないだろうか?
そう思って見ると空間的には有望です。
問題は取り付け方法です。
ちょっとだけ面倒な工作をして、GARMINのマウントに下側からベルを取り付けられるネジ穴を取り付ければ行けそうな気がします。
問題はその「ちょっとだけ面倒な工作」です。
面倒事が嫌いな私は、もう少し楽な方法はないかと更に目を皿のようにしてBONTRAGERのGARMIN Edge用のマウントを眺めました。
そう、閃いたのはここです。
「スペースがある!」
何のスペースかと言うと、Edgeを取り付けた時の、Edge本体とマウントのバーとの間のクリアランス。
「これだけあればタイラップなら使える」
○蘇るCATEYE OH-2400
私はガラクタ箱をひっくり返すと、小さなベルを探し出しました。
「あった」
知る人ぞ知るベストセラー。
その名もCATEYE OH-2400。
巻き付け型の小型真鍮製ベルです。
これ、なぜかいくつも持っているんですよね。
BROMPTONを買った時に買ったり、ORBEA買った時に買ったりしてましたからね。
KNOGのoiにするまではこれを使っていたのです。
このベルはバンドで固定させる方式です。
もちろん標準のバンドを使うのが王道ですが、要するに穴を通りさえすれば、なんでもいいんです。
タイラップでも。(^^)
○けっこうバッチリ
早速取り付けてみました。
場所はGARMIN Edgeの裏側。
考え方としてはHide my bellのパクりです。
ただし、向こうはEdgeのマウント部分の直下ですが、私の場合はアーム部分の下。
Hide my bellよりハンドルバーに近いのです。
つまり私のほうが実用的。
どういうことかと言うと私の位置だと、一応ハンドルバーの上側を掴んだ状態で鳴らせますが、Hide my bellは指が短い人にはちょっとむずかしい気がします。
もちろんちゃんと鳴ります。
固定もしっかりしていますし、GARMINの脱着にも影響は全くありません。
前から見ても特に「醜い」とは感じません。
「うん、これはいいかも」
というわけで、ここに落ち着きそうです。
MADONE SLRに限らず、BONTRAGERのブレンダーシステムを使っている人はOKじゃないでしょうか。
純正を含めたそれ以外のGARMINマウントの人は実物をチェックしてみてください。
なお、わざわざMADONE SLR用に用意したギザプロダクツの小型ベルですが、ベル自体は小型なのですが、上下に長く、スペース的にムリでした。
重量差がどれくらいあるのかをチェックすると……。
なんと、2.1gも軽量化ができましたよ!\(^o^)/
重いMADONEには朗報!
ちなみに音はギザプロダクツの方が澄んだよい音がします。
CATEYEはやや濁った音になりますね(複数試しましたが同じ音なので個体差ではなさそう)。
以上、小さな小さな、でも大きな満足が得られたカスタマイズのお話でした。