やっはろー(*´ω`)
みなさん、今年の夏は無事に乗り切れましたか?
私はフツーに乗り切れました。
だって無職だから暑いさなかに外に出なければいいわけで。
だがしかし。
暑さに参ったのかどうなのかわかりませんが、壊れまくる我が家の家電。
そのシリーズ第二弾はプリアンプ。
◎ありがとうTEACのプリアンプ NT-503
気に入ってたんですケドねえ、TEAC NT-503。
導入時の記事はこちら。
コイツはある日突然LANポートがお亡くなりになりました。
言い換えるとLANポート以外は大丈夫なんです。
なんですけど、そもそもネットワークオーディオサーバー(アイ・オー・データ Soundgenic)の音楽ファイルを鳴らす役割を担っているわけですからLANポートが死ぬということはお役目を果たせないということです。
3日ほど悩んだ結果、リプレイスを決断しました。
◎まず予算ありき
後継機として、まずはNT-503の上位モデルを検討しました。
TEACのNT-505-Xというモデルです。
音質は上がるんでしょうけどなんというかこう、目新しさがないなあと……。特に見た目。液晶とかショボいままだし(音質を考えると最小であるにこしたことはないんですよ。つまりTEACは真面目に音作りしているなあということは理解しております。念のため)。
音質にストイックで真摯なモデルには尊敬の念を禁じ得ないなとは考えつつ、時事的ワードじゃないですけど「刷新感」が欲しかったので、TEACにとらわれずに今現在の私が「これは!」と思えるものを物色することにしました。
もちろんなんでもいいわけではなくて最低限の条件はあります。
ネット経由でのメディアプレイヤーであることは当然としてバランス出力を持っていること。
最低限といいつつバランス出力を要件に入れると選択肢はかなり狭まります。
私の場合は加えて予算に上限があります。何しろ無職の年金生活者ですからね。
世知辛い世の中ですよね。
予算青天井でオーディオを組んでみたいものです……。
もともとNT-503の後継機にしようと思っていたのでNT-505-Xと同等、つまりアラウンド15万円という一線を引きました。もちろん安いのはいくらでも安くて可です。
というか、今年はPCも組んだしルンバはイカれるしSmart Watchも買い替えてるしそれなりに鳴るオーディオはわが人生に必須といいつつもオーディオ沼に足を踏み入れかねない「プリアンプに20万円以上出す」という行為はさすがに避けたいというのがホンネです。
◎EVERSOLO DMP-A6
例によってAmazonで検索をかけながら物色したところ、しばらくして面白そうな製品を見つけました。
オーディオ製品っていわゆる「見ずテン」つまり「一か八か」で買うしかないところが多々あるガジェットなのですよね。
メーカーやショップによっては視聴会とかあって聞き比べなんかできる場合もありますが、自分の部屋で自分のその他の構成につないでみないとそもそも本来の音なんてわかりません。
なので「えいや」で腹を決めるしかないわけです。
今回見つけたのは中華系のプリアンプ機能付きのメディアプレイヤー。
その名もEVERSOLO DMP-A6。
バランス出力、つまりXLR端子対応なのはもちろんですが、
私の目を引いたのはインタフェイス。
単なるプリアンプじゃなくてandroid OSを搭載したもうなんだかよくわからないデジタルな音楽系のナニカだったんです。
androidならそりゃネットとの親和性は高いわな、と。あと外付けのCDプレイヤーから音楽CDを直接リッピングすることもできます。
OSがandroidってことは当然ながらカスタマイズ性は高かろうと予想はできますし、そもそもストリーミング用途では最強の部類ではなかろうかと思いました。あとサイズ。NT-503とほぼ同じフットプリント(A4サイズ)
まあ、私はストリーミングで音楽を聞かないので意味はないんですけどね。
とはいえ将来的に突然「そうだ、ストリーミングサービスを使おう」なんてことになった時に新たに機器を購入するのは年金生活者にはキツかろうな、などと使うかどうかもわからない機能に夢を見るわけです。
我ながら実に愚かな……。
あとはそう。「androidとか載ってるとノイズ的なものに対する対策が気になるなあ」なんて要らぬ心配が頭をよぎりました。でもこの値段でデュアルクロックとか搭載してノイズ対策はしてある……らしい。
あと気になるのは「そもそも中華製」。
EVERSOLOとか、浅学な私としては全くもって未知なメーカーです。
これはもうまさに「賭け」みたいなもんじゃないスかね。
うーん。
しかし……。
しばらく悩んでいた私のハートをつかんだのはDMP-A6の持つ機能の一つでした。
それは内部にストレージを搭載できること。
そうなんです。
M.2 SSDのスロットがあるんですよ。
しかも(当然ながら?)本体側にメディアサーバ機能があるのでPCからネット経由で音楽ファイルのやり取りが可能。
これはもしや!?
そそそ。
内部ストレージからの音がよかったら面倒なアイ・オー・データのネットワークオーディオサーバー、Soudgenicとか不要になるんじゃね?
ならば試す価値あり!
ええ、ポチりました。
人生、何歳になっても冒険心が必要なんです(たぶん)。
◎半年ほど使ってみて
3月頃に購入してバーンインというかなじみは十分だと思われるのでファーストインプレッションじゃなくて最終的な評価をしておきます。
結論としては及第点というところ。
結果論として音に関してはNT-503の方が良かった……というか私はNT-503の音の方が好みでしたが、DMP-A6に不満があるわけではありません。むしろこれはこれで十分ないい音だなと思います。
簡単にカスタマイズや設定ができる大きなカラーのタッチパネル液晶やスマートフォンアプリの使い勝手の良さを考えると総合的にはNT-503を大きく上回る気がします。
何と言っても内部ストレージの存在は予想以上に大きく、我が家のメインオーディオ周りをシンプルにしてくれました。
Soundgenicは出番がないと判断し、電源を切りネットワークから排除しました。
音についてもう少し説明しておくと、NT-503に比べるとやや線が細くなった感じがあります。
繊細になったというと聞こえがいいですが、個人的にはやはりやややせた音になったという方が正しい気がしております。
が。
やはりこの手の官能評価商品は好みの問題ですからね。
内部にM.2 SSDスロットにはとりあえず4TBのSSDを挿しました。これで本体に手持ちの楽曲を全て搭載できます。
水準以上の音質でこの利便性は「アリ」だと思います。イヤまじで。
あとはアレクサに対応してくれたら文句はないかな。
おすすめか? と問われたら「予算15万円以内でバランス出力がある高スペックかつ目新しい製品」としてなら推せます。
ということで。
※最近DMP-A6を魔改造した「DMP-A6マスターエディション」なるものが発売されました。
「EPIX Proに次いで買ったら即モデルチェンジかよ!やられた!」と思ったのですが、派生モデルのようでした。そもそも10万円も高い。(^^;) 私の場合マスターエディションの価格帯である25万から30万までの予算クラスだと別の選択肢から選びそうです。