趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

☆「スポーツカーに乗ろうと思う。」【PORSCHE Macanへの道】その2

PORSCHE Macan

やっはろー

やばい、コンフィグレーターって何時間でも遊べるよね!

4年後の乗り換え時を想定し、120%妄想で始めた今回の「車選び遊び」。
なのですが……「遊び」のつもりがなぜか「本気」になってしまった今日このごろですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
私?
私は今、葛藤のサナカです。

◎なぜ今、PORSCHE Macanなのか?

そもそも今回の原因というか犯人は私じゃありません。
私を惑わしたのはMacan。
つまり悪いのはマカンですからね。

よし、犯人探し終了。責任転嫁完了。

私は悪くない、私は悪くない、私は悪くない……。
おお、なんとなく気持ちが落ち着いてきました。

多少なりとも平常心が取り戻せましたので、まずはなぜ「こんなこと」になったのかを理性的に分析し、自分の行動を理解しておくべきでしょう。

○これはもうスポーツカーじゃん

そこでサブタイトルの「なぜ今、PORSCHE Macanなのか?」です。
それは犯人がMacanだから……と堂々巡りにはいりそうですが、つまりはヤツ(Macanね)が起爆装置の一つを起動させてしまったことに起因します。私の心の中にしまってある、いくつか存在する起爆装置の一つです。

なんて書いてますが、実はそれは「キーワード」として「妄想車選びシリーズ」にすでに書き出してしまっていました。妄想なんだから欲望をむき出してもいいだろう、と思ったからです。そのキーワードとはズバリ、「スポーツカー」です。

記事を読んだ方はご存知だと思いますが、この「スポーツカー」というキーワードはこれまで候補に上げてきたすべてのクルマが合致していたものです。
しかしそれらは単純に0-100km/hのスコアを見て「OK、スポーツカーということにしよう」っていう感じでした。
でもMacanは数字だけじゃなく、実車を走らせた結果として「スポーツカー」だと認定したのです。数字ではなく体がそうジャッジしたわけです。
「ああ、これはXC40とは全然違うクルマだな」と。

全然違うって、じゃあどう違うのかと考えた時に頭に浮かんだ単語が「スポーツカー」です。

○スポーツカーってカタチじゃないよね

Macanがスポーツカーだというと意義を唱える人もいることでしょう。「MacanはSUVじゃん」と。

そうですね、でもちょっと待ってください。その否定の仕方は正しくないと思います。
だいたいSUVってカタチの種類ですよね。
例えばPORSCHEで言えば911。その法則で911を表すなら「911はクーペじゃん」ですよね?
718スパイダーなら「718スパイダーはコンバーチブルじゃん」
ね?
BMWだとどうでしょう?
M3はどうです?
「M3はセダンじゃん」って言い方になりますよね。
AUDIは? RS4 Avantは?
「RS4はワゴンじゃん」
私はそれら全部が等しくスポーツカーだと思いますが、いかがでしょう?
全てのクーペがスポーツカーではないでしょう?
全てのコンバーチブルがスポーツカーではないでしょう?
セダンは全部スポーツカーですか? ワゴンは?

GOLFのGTIだってスポーツカーじゃないですか。
「GOLFなんだから、GTIであろうがRだろうが所詮はファミリーハッチ」って言うと異論続出じゃないですか?
そういう事なんですよ。SUVにスポーツカーがあって何がおかしいのでしょう?
GOLFのGTIとMacanが違うのはGTIやRは特別で、通常モデルのGOLFの主戦場はファミリーハッチだけど、Macanはベースモデルを含めてラインナップすべてがGTIに該当するということでしょうか。
GOLF的に表現するなら、GTI、GTI-S、GTI-RS、みたいな感じでしょう。Macanは全車AWDだから、GTIよりむしろRと言ったほうがいいのかもしれませんが。

マカンのメーターではありません。念の為。

そう、つまり「スポーツカーってカタチじゃないよね?」です。
カタチだって言う人もいるかもしれないけど、頭固いですよ。それはあまりに近視眼的なものの捉え方だと私は思います。
「911はスポーツカーだけど、MacanはSUV、以上」って決めつけるのはおかしいのですよ。

クーペやコンバーチブル、セダンという車型の呼称は馬車の時代からある伝統的なものですが、SUVという呼称の歴史はまだまだ浅いので、SUVという車型とスポーツカーというジャンルが頭の中でうまくハマらない人が多いだけの話で、実はSUVにもすでにスポーツカーは存在しているのです。

こう書くと「背が高い車は物理の法則的にスポーツカーではない」なんて言い出す人がいるかもしれませんが、そんな人にはこう訪ねましょう。「じゃあ全高何cm以下がスポーツカーなんですか?」と。そして「そのボーダーの根拠はなんですか?」と。
合理的な回答を提示できるとは到底思えません。そもそも車高だけ取り出して話をしようとしている時点で物理の法則なんてわかってないことがバレています。全高に伴うホイールベースとトレッド比との関係は?ロールセンターは?車重は?車軸荷重の前後比は?駆動方式は?CD値は?Aの値は?ステアリングレシオは?トランスミッションの方式は?段数は?ギア比は?ファイナルは?etc.etc…

MacanはSUVの車型をしたスポーツカーの一台であることは間違いないと私は思います。個人的には反論を認めません。^^;

○ずっと曲がっていたい

このまま書いていくとスポーツカーの定義に関する各論で記事が埋まりそうなので割愛しますが、一つだけ。

私が持っているスポーツカーの定義の一つは「このままずっと曲がっていたい」と思うクルマです。「曲がる」はステアリングを操作することです。
ワインディングロードを走るのはもちろん、交差点を曲がる、車線変更をする、アプローチから道路へ出る、それら全てが「曲がる」ということ、そしてその時に車から感じるフィードバック全般、ヨーやイナーシャのGや速度、こちらの入力に対する反応の速さやリニアさ、それらがおのおの快感を伴って楽しくワクワクして心地よくて「このフィーリングをずっと味わっていたい」と思える車、それがスポーツカーの定義の一つだと思いますのですよ。

もちろん0-100km/hなどの動力性能は大事な要素ですが、それより大事なの上述したフィーリングの方だと断言できます。
だからこそ直線では輸入車のパフォーマンスセダンに簡単においていかれるようなマツダロードスターが、平気でスポーツカーと名乗れる、そしてドライバーがアタリマエのこととして受け入れている所以ではないでしょうか。
基本的にいわゆるパワーウェイトレシオさえ稼げば直線なら速くなりますが「曲がる」ステージでドライバーが喜びを感じるにはクルマがもつ「運動神経」が重要になります。パワーだけでは解決出来ない問題なのです。
そういう意味においてMacanの運動神経は特筆モノといえるでしょう。陳腐な言葉ではありますが「羊の皮を被った狼」ならぬ「SUVの皮を被ったスポーツカー」、それがMacanの正体なのです。

そして私はそんなMacanで曲がり続けたいと思ったのです。

○スポーツカーをもう一度

話を戻しましょう。
私はずっと「いつか、もう一度スポーツカーに乗ってみたい」と漠然と考えておりました。
でも我が家は1台主義……というより私のマインドが複数台所有に向いていないんですよね。過去に2台所有の期間がけっこうありましたが、結局私は二人の人を同時に愛せない性格だということを思い知ったのですよ。愛情のキャパシティが少なめなのかもしれませんね。ですから「ロードバイク積んで本州縦断するぜ」なんていうこれからのリタイヤ後人生を妄想していると、いわゆる「走りのパラメーターにスキルポイントを全振りしたストイック系のクルマ」は選べません。つまり911や718ケイマン(スパイダーも)はムリ、ということです。
こう書くと、

「何いってんの、911なら二人乗っても後席にたっぷり荷物も詰めるしむしろリタイヤ後の夫婦がグランドツーリングに連れ出すにはぴったりだぜ」

などという意見が聞こえてきそうですが、よく読んでください。911の後席にロードバイク2台、積めますか?

あと、もしロードバイクを積まなくてよかったとしても私は911や718、あるいはロードスターやBRZは選びません。
誤解のないように書いておきますが、私はそれらストイック系のスポーツカーも大好物です。でも「つまみ食い」で運転するならいいですが、自分で所有することを考えると候補にはあがらないのです。というのも私はロードクリアランスが大きくて視点が高いクルマの方が好きなんです。RANGE ROVER EVOQUE Coupeを買って初めてSUVに乗った時から、視点が高いって、なんて運転しやすくて楽なんだろう、って思ったのですよ。好みの問題ですが、EVOQUEのステアリングを握った時から地を這うような低いクルマはもう買わないだろうなと思いました。そもそも見通しが良いほうが安全でもありますからね。
あ、911のバリエーションでパリダカ風のクリアランスが大きいモデルが出るんでしたっけね。911を買うとしたらそれしかないかな(911なんて買えませんけどね)。

なのでいわゆるピュア系スポーツカー自体がウインドウに入らなくなった私は、動力性能の高さでスポーツカーの快楽の一面を享受しようと考えておりました。その目安が0-100km/h加速のデータだった、ということです。

でもMacanなら視点は高くロードクリアランスも充分。室内にロードバイク2台を縦積みできるし動力性能は言わずもがな、諦めていたピュア系スポーツカーとして恥ずかしくない運動神経も持っています。少なくとも私はそう認定しました。
するとMacanを買うということは私にとってはもう一度「スポーツカーに乗る」という夢を実現することにほかならない、と思ったのですよ。

○限定品に弱い

Macanは限定品というわけではありません。「お一人様限定、本日に限り1パック98円」の卵と違って一人で何台でも買えます(何台も買えねーよ^^;)。
つまり比喩表現ですね。

Macanでいうところの「限定」というのは「これが最後の内燃機関搭載マカンです」というPORSCHEの公式報道があったからです。「これ」というのはもちろん2021年7月に発表された、つまり現行のMacan 3のことです。もっというと私が買おうとしているMacanの事です。

実は相当にぼんやりとですが「今のはデザインがアレでパスだけどフルモデルチェンジした新型が好みのデザインだったらマカンも候補に入るかなあ」などと考えておりました。
いってみれば「マツダが6気筒エンジンのSUVを出すらしいけど、もし出たら候補にはいるかなあ」という感じのうっすら気味ではありますが。

私が想定している「次の買い替え時」というのはXC40購入の5年後、2回めの車検の前くらい。具体的に西暦2025年で、「その時は新型マカンには試乗してみよう」みたいな感じです。
なので現行マカンにはほんとうにたいした興味はなかったのです。

しかし「新型マカンは電動車専用モデルになります。内燃機関搭載マカンは今のモデルで終了。そしてフェイスリフトはコレが最後」という情報を見たとたん、「だったらマカンには今乗っておかないとアカンな。マカンだけに」と思ったのです。

で、妄想シリーズを書いていてMacanの事を思い出したので「いい機会だし」みたいなノリで試乗したという運びです。

そして試乗したら……記述のとおりベタ惚れしちゃったんですよね。
ああ、私はずっとこういうクルマを探していたんだ
みたいな感じです。

試乗した時の感想ですが、陳腐な言い方をすると「心が無の状態」というのがいいのかどうか……。

「乗り心地がいい」とか「下りのタイトなコーナーで踏み込んでも、思ったとおりのラインをトレースできる」とか「シートバックに背中が押し付けられるう~」とか「くー~、5000rpmあたりのエンジンサウンド、最高だぜ」とか、そんな各論じゃないのです。
ゼロ発進や町中での軽い加速などは嘘偽りなくXC40の方が優秀です。それもかなり。
なのでそういうシチュエーションを切り出しての評価ではないのです(これについては後ほどもう少し説明します)。

だいたい感動して惚れ込んだのは「ウヒョー、最高!」とか「こりゃものすごい!」とか「ビンビンくるぜ!」という刺激方向じゃなくて、なんというかこう「ジグソーパズルのラストピース」がピッタリハマった時に覚える達成感と同時に芽生えるある種の喪失感のような、あるいはぬるま湯にどっぷりと浸かって足を伸ばして目を閉じた時に感じる、自分とお湯との境界線が曖昧になるような……心地よい拡散感と相反する一体感の調和……といえばわかっていただけるでしょうか? ムリ? ムリですよねえ。
すみません、私の拙い日本語力では言語化は困難のようです。
なので一言
「好きです!結婚してください!!」
二言か。^^;
とまあ、そう思ったんです。

うーん。
別の表現をしましょう。
私とマカンは特別に相性が良かったのです。
「初めて出会った昔からの親友」とでも言えばいいのでしょうか。
ああ、ここでもあの歌の歌詞が頭の中でリフレインします。

俺とお前は まるで懐かしい友達さ
初めてであった筈なのに 筈なのに♪

数合わせに懇願されて、いやいや参加した合コンで、妙に趣味や話があう女の子に出会ってしまい、気がつけばあれよあれよというまに告白兼プロポーズした、みたいな感じだといえばご理解いただけるかと。
いえ、私は合コンなどに参加したことはないのでそんなシチュエーションが実際にあるのかどうかは知りませんけど。

「恋は盲目」とはよく言ったもので「設計が古い」とか「モデル末期」とか「デザインがイマイチ好みじゃない」とか、そんなのはもう些末な事に思えてきて「私はもうこのクルマじゃないとダメだ」と思っちゃったんです。
もちろん人によって性格や感性が違うのですから感じるものも全然違います。ある人にとってはそれがBMW、それも別にX4 M40iじゃなくて2シリーズなのかもしれません。
Mercedesでも43クーペじゃなくてCLAかもしれません。
あるいはトヨタ プリウス(グレードは知りませんので割愛)だっていう人が居てもおかしくありません。人それぞれなのですから。
私はたまたま「それ」が今回はMacanだったというだけの話です。

でもね、これってものすごく貴重な経験だと思うのです。
少なくとも私は試乗したとたん、後先考えずに「コレは買うしか!」と思ったことはありません。WEBサイトで初めてみて「カッコイイ、欲しい」と思って買っちゃったクルマはあります(初代EVOQUE Coupe)が試乗はしていませんしね。
「なんてカッコいいんだ」
「乗り心地最高」
「加速すげー」
みたいな感じ方をするクルマは多々あるでしょう。私もそうでしたしこれからもきっとそうでしょう。でもMacanに乗って感じた例の感覚(上述のやつね)は初体験でした。
ひょっとしたら私が異常なのであって、普通の人はたぶんそんなクルマには一生出会わないのかもしれませんね。そう考えると私はなんてラッキーなんでしょうか。しかも超ラッキーです。
いやあ、幸せ者と呼んでください。

○試乗時に決まっていた

そういうわけで、多分私は試乗してすぐに心に決めました。
「マカン、買うぜ」と。
じゃあ買うのは4年後?
「いや違う、今だろ」って。
この湧き出るパトスを4年間も押さえきれるほどの理性を持ち合わせていません。つか、欲しいと思った瞬間に、もう溢れ出ちゃっているということでしょう。

なんてイイ感じの事を書きましたが、試乗の後半はぶっちゃけると「同居人にどう切り出そう」と、それで頭がいっぱいでした、ハイ。^^;

というわけで「なぜ今、PORSCHE Macanなのか?」ですけど、答えは簡単で、「出会ってしまったから」としか言いようがないのです。

◎しかし所詮はお花畑

Macanに試乗、秒殺で惚れ込んでしまった私は、XC40で家に帰る道すがら、それでも考え続けていました。

「さすがに基本設計が古すぎる」
「発売して8年目、つまりモデル末期なんだぜ?」
「だいたい装備が色々足りない」
「そもそもデザインは好みじゃないんだよな」
「考えてもみろよ、駐車場にネコヒゲ付きのカエル顔がとまってたらどうよ?」
「しかもフェイスリフトで改悪されて【タラコ唇】になってるじゃん」
「いや、今はそんなことよりカネだよ、カネ。予算オーバーじゃん。つかMacan、値段が高すぎだろ」
「ねえどうすんの? 支払い、どうすんの?」

うーむ……。

確かにMacanにはダメなところがあります。
むしろいっぱいあります。
もっと言えばけっこうダメダメです。
あいつは体育会系で基本的に脳筋ですからね。
そもそも基本的な設計が平成ですからしかたありません。
ドイツの時間軸に元号を突きつけてどうすんだって話ですが、でもそういうことです。

設計年度の古さがモロにあおりを食らうのは運動神経のほうじゃなくて日進月歩のADAS系です。一方で時間軸が直接関係しない快適装備(乗り心地という意味ではなく気が効いた、あるいはおもてなし精神的な意味)に関してもポルシェは大した知見を持っていません。それらについては今乗っているXC40の足元にも及ばないのです。というかそれらの領域でXC40に戦いを挑もうなんて、10年早いです。PORSCHEのデザイナー連中は日本の軽自動車を通勤に使うべきだと真剣に思います。

じゃあその代わりに走りの領域なら全てにおいてXC40を凌駕しているかというと、実はそうでもありません。
今みたいな……「今」っていうのはディーラーから家に帰っているシチュエーションなんですけど……つまり市街地を普通に走るシチュエーションならXC40の方がむしろパワフルでスムーズです。有り体に言えば圧倒的に車体が軽く感じます。
特に出だしから流れに乗るまで、あるいは流れにのって走りながらのハーフアクセルに対する「ツキ」などでは明らかにXC40の方がパワフルです。
こんなことを書くとポルシェ教の狂信者が「ウソつけ」って食って掛かるかもしれませんが、事実です。少なくとも試乗したMacan SよりはXC40の方がラクラクと走ります。町中でXC40についていこうとするとガスペダルを深めに踏み込む必要があるのです。
Macan Sの試乗後、XC40に乗り換えてすぐにそう思うんですから間違いありません。

その主な理由は200kgもある物理的な重量差と、マイルドハイブリッドシステムの有無でしょう。ATとDCTの違いもあります。
ツインターボだろうがハイチューン仕様だろうが、たった900cc程度の排気量差で「そこをステージとする連中」にMacan Sが叶うはずはないのです。
「そこをステージとする連中」に属するXC40のエンジンは、出だしのモーターサポートを軸とした低中速を重視して調教されているわけです。プリミティブなこのマイルドハイブリッドシステムすら搭載していないMacanが、たとえツインターボでごまかしていようがカバーしきれる領域ではないのです。本領が高回転指向のV6エンジンと、構造的に一瞬であれ半クラッチが避けられないDCTトランスミッションとのコンビネーションが「低速上等チューン」+「トルクコンバーターの増幅効果」+「タイムラグ0のモータートルク」に刃向かえると思うなよ、です。

しかし……。
惚れちゃったものはしょうがない……んですよねえ。
そもそもそっちがわの優劣の話じゃありませんから。Macanの本質は「そこをステージとする連中」との比較で評価すべきものではないのです。
もう少し極端な言い方が許されるなら「燃費でアクアと勝負になるかよ!」というお話です。誰も燃費で勝てるなんて思ってませんよ。

街乗りがXC40より楽ちんになるわけではない。
かと言って燃費が稼げるクルマじゃない。
縦横ともでっかくなるので取り回しは当然悪い。
要するに普段使いは改悪されるわけです。

でも圧倒的に楽しい!
なにしろめちゃくちゃ気持ちいい!
クルマで1分もかからないスーパーに行くだけでもアクティビティ!
Macanの価値はプライスレス!(いや、めっちゃ高いんですけど)

どうやら私はアレなのでしょう。
毎日が日曜日過ぎて、頭の中がお花畑になってしまっているのでしょう。
……。
いや、皆まで言われずともわかっています。
認めましょう。
生まれてからこの方、私の頭の中は基本的にずっとお花畑であった、と。
そう考えるとなんか吹っ切れてきました。

「そうか。だったら仕方ないよね

そう自分の本質を理解した時、頭の中を流れるロディがありました。

Pick Up Your Head
Throw Away Your Blue’s♪

そうです。「欲しいけど……どうしよう」なんてうなだれている場合ではないのです。
私は歌に促されて頭を上げました。
文字通り顔を上げて憂鬱な気分を投げ捨てて前向きになろうと決めたのでした。そう、こんな私はたぶんオプティミスト。

【惚れてしまったものはしょうがない。だってこの恋は本物だから(キモっ^^;)】

続く