趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

☆改めて「次のクルマ」を考えてみる 序章

クルマ

やっはろー

XC40が納車されてちょうど1年経ちました

走行距離はまだ5000kmくらいです。

だからどうってことはないのですが、次期FXをあーだこーだと夢想するのは楽しくて仕方ないので、ちょっと諸々リセットした上で、拡張版として何回かに分けてお送りしたいと思います。

◎車選びの「大前提」と「前提」について

○大前提

これはアレです。
極めて個人的な、でも絶対守らなければならない「事情」を反映する部分です。

私の場合は過去のクルマ選びネタで何度か書いている通りです
具体的には我が家はマンション住まいで、そのマンションの駐車場に停められるクルマであることが憲法というか「大前提」です。
つまりトヨタのランドクルーザー300が欲しい、なんて思っても私には所有できないわけです。
利便性と経済的な問題で「外部の駐車場を使う」という裏技は認めません。
まとめると次の通り

・車両総重量が2,500kg以内であること
・車高が2100cm以下であること

○前提その1

上述の「大前提」は法律的な見地でいうと最上位種である「憲法」にあたるものです。

じゃあ「前提」って何? という話ですが、それはズバリ「予算」です。
今までは「予算を決めちゃうと面白くない」というようなことを書いていたとおもいますが、今回のシリーズでは具体的なモデルを挙げていくつもりなので、仮りですが予算上限は設定していこうと思います。
そうじゃないと「ランボルギーニ ウルス」だけじゃなくて「来年に出るであろうフェラーリのSUV」なんていうのも候補に上がっちゃいますからね。
さらに極端なことを言うと「いろいろ考えたけど、いま一番欲しい車はメルセデスAMGのW12。今競売にでてるんだよね」なんてことを言い出しかねません。
要するに不可能な話はやめておこうってことですね。
もっともW12は買っても公道を走れないわけですから買うことはないんですけどね。
そもそも「憲法である」ウチのマンションの駐車場規約にも反する気がします(たしか登録車両かつ車検があることが前提だったかと)。

とはいえ登録可能なクルマで、W12より桁が2つちっちゃくても私にはマイバッハやロールスロイスは買えません。
欲しい車は多々あれど、庶民(しかも無職^^;)のワタシ的に買えるのは生活を破綻させない範囲のもの、という至極アタリマエの話が「前提」というものなのでございます。

でもまあ、これについてはXC40のときのように「絶対ここまで」という予算=最終防衛ラインということはせず、「進撃の巨人」風に表現するなら「ウォール・マリア」的な扱いにしておこうと考えております。
「進撃の巨人」をご存じない人のために言い換えますと「予算は決めるけど、超える場合でも検討の余地は残す」ということです。
「やっぱどうしてもコレがほしい」と思った時「決めた予算から10万円オーバーしているのでダメ」なんてやりきれませんよね?
そもそもの「欲しい車に乗る」という当初の目的? からは多少なりとも外れるルールになる可能性もありますから、このあたりは柔軟性をもたせようとおもいます。
とはいえ私にも老後の生活がありますので「青天井」は用意できません。
なんにせよ予算については「いい落とし所」を用意しておく事が肝要なのです。

・予算:1000万円

○前提その2

さて「前提その1」はカネの問題でした。つまり私側の前提。
対する「前提その2」はクルマ側の問題です。
それは後述の「キーワード」を満たす以前の問題ということになります。
とはいえこちらはまあ「予算」に比べるとハードルは高くありません。
というかイージーです。

・右ハンドル
・ACC搭載
・AT(もしくはそれに準ずるもの)
・ガラスサンルーフ搭載
・360度カメラ搭載
・ロードバイク2台積載可能

◎「大前提」と「前提」に続くもの

それはもちろん?「魂の叫び」……というと大げさですが、要するに「気持ち」です。
「フェラーリに乗りたい!!!」
というのは魂の叫びといっていいでしょうが、魂の叫びとはつまり欲求、いや欲望と言い換えることもできるでしょう。
もちろん「○○が欲しい」という「指名」がある場合は「次のクルマ」を考える必要がないというか欲しい車が決まっているわけなので、そもそもこんな記事を擱筆はありません。
もちろん私にも魂的な階層での「欲しいクルマ」というのはあります。車好きならきっとみんなそうじゃないでしょうか?
魂レベルで欲しい車あっても、様々な要因によって結局それは実現できない事がおおいのです。
もちろんそれを実現してしまう人もけっこういます。でも私のような凡百……いやヘタレは実現できない、いや行動しないままお迎えがきてしまうのでしょう。

ちなみに私の魂が欲しがっているクルマは……「ランチア・ストラトス(ストレダーレ)」です。
実はこのクルマ(レプリカじゃない本物)を手に入れるチャンスがかつてありました。
でもその時の私は踏み切れませんでした。
チキンだったのです。
理性が勝った……といえば聞こえは良いですが、なんのことはない買う直前になって「買ったことにより生じる様々なリスクやデメリット」ばかりを考えるようになってしまったのです。
まあ、主にというかほぼ経済的ことばかりを考えてしまったのですね。
車両本体を無理して買ったは良いけど、その後何度も故障やトラブルが生じることは容易に想像がつきます。その都度発生するであろう多額の修理費を払っていけるのか? そもそも保管場所は? 任意保険料とかバカ高くない? つかお前(私のことね、念の為)、ストラトスで通勤するの? ドライブするの? スーパーに買物行くの? 駅に送り迎えに行くの?
現実的には2台持ち? いや、更に維持費を増やすってーの?

とまあいろんな事が頭をぐるぐると巡り、私はそんなプレッシャーに耐えられなくなって購入を断念したのでした。
なんというか、たぶんあれは私にとって状態のいいオリジナルのストラトスを手に入れる事ができる最初で最後のチャンスだったように思います。でも掌から砂がこぼれ落ちるように私のそばをすり抜けていったのです。
いや、私が勝手に背を向けただけなのですが……。

つまりのところ、私は覚悟がない人間なのですよ。
だからこそ「そのクルマを買う自分」を理詰めで正当化する必要があるのでしょう。

おっと、失礼。
ストラトス愛が高じて無駄に語ってしまいました。
今の家に引っ越す時、「もうガキじゃないんだから……」と収集していたストラトス関連品をけじめのように処分したのですが、想像以上に後ろ髪を惹かれている自分を再発見しましたよ、トホホ。

さて本題です。
クルマを買い換えよう、と思った時に無意識にやっていることを言語化しようというのが私の「車選び系記事」なのですが、その意識せずにやっていることこそが、今回のキーワードであるところの、そのものズバリの「キーワード」です。
意味不明? いえいえ簡単な話です。

○まずは「キーワード」を羅列しよう

現在の愛車、VOLVO XC40を選ぶ際(買うことを正当化するため)のキーワードの一つは「ダウンサイジング」でした。
XC60の乗り換えを考えた時に、真っ先に候補として浮かんだのはXC90。もっとも金額(要するに予算オーバー)とマンション駐車場の車重制限の問題でXC90は候補足り得なかったのですが「うーん、じゃあモデル末期だけどグランドチェロキー最終型が安く買えるかも?」なんてナチュラルに考えたりした時にハッとしたんですよね。
「あれ……なんか私が買う車ってだんだん大きくなってない?」って。
このままどんどんでっかいクルマに行っちゃうのはどうなんだろう?と。
我が家は基本的に二人。強いて言えば1ヶ月に一回くらい両親を乗せるか乗せないか、みたいな感じなのに……。

じゃあ今回もそのキーワード「ダウンサイジング」は有効化するかというと、さにあらず。
XC40に乗ってみて思ったのが「XC40くらいがミニマムかな」と。ライフスタイル的に。

私は今でこそ定年退職して「毎日が日曜日」ですがXC40を買った時はまだ現役でした。
つまり現役時代とはクルマに向き合うメンタルが変化しています。
一貫していないといえばそれまでですが「通勤に使うクルマ」と「週末と休暇に乗るクルマ」では検討する自分自身が存在する世界線が多少違うと思うのです。
「平日はみっちり会社員(しかもリモート不可の会社であった)」としての視点と「もう会社にいかなくていい」という開放感ある視点から選ぶクルマとではそれなりに変わるのは仕方のないことではないでしょうか。
というのがまあ、自分への言い訳ですかね。

そういうわけで過去のしがらみ?は捨てて、今この時点で頭に浮かぶ「(欲しいと思う)クルマに対するキーワード」を羅列してみることにしました。
現役時代的にいうとアレですよ、プロジェクトの初期段階に方向性などを模索する時によくやるアレです。付箋に思いつくキーワードを書き出して、ホワイトボードなんかに並べて比べたり場所を移動させて比較したりしながらメンバー同士でワイワイやる、あの形式です。

○今回のキーワードは?

ということで、欲しい車が何台もある私的には全部買うわけにはいきませんので、絞り込むためのフィルタを用意する為に個別の車種はいったん白紙にしてリセットし、頭の中を整理する事にしました。
そしてとりあえず思いつくままに書き出したキーワードがこれです(順不同、というか思いつくまま)。

・ICE(エンジン)搭載車
・ディーゼルエンジン
・6気筒以上
・AWD
・ラダーフレーム
・SUV
・グランドツーリング
・今まで買ったことがないメーカー(ブランド)
・「ハレ」感
・コンバーチブル
・スポーツカー

さてさて、上記キーワードをご覧になっておわかりのとおり「全てのキーワードを満たすクルマ」は存在しないでしょう。そもそも「大前提」と「前提」から外れちゃうキーワードもあるような……。
将来変形ロボ的クルマが出来たら実現するのかもしれませんが、現時点ではさすがにちょっと……。
なので、これらのキーワードをいくつ取り込めるのか(最大公約数?)、取り込んだキーワードの優先がどうなのかという感じで総合的な評価をしていく必要があります。

というわけで、次回からは「現時点で乗り換えようと思った時に候補として考えているクルマたち」をケーススタディしていこうと思います。

コメント

  1. カンパニョロ より:

    お久し振りです。
    どんな車が羅列されるのか楽しみにしています♪

    • Natsumi Amagase Natsumi Amagase より:

      師匠、ご無沙汰しております。

      残念ながら?突飛なクルマはないのでご期待に添えぬかも知れません。