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★「SOUND BAR」、悩んで選んだ【SONY HT-X8500】はどうだったか

家電

えろえろえっさいむ~(^o^)

今こそSONYのサウンドバー、HT-X8500の使用感を正直に語ろう

まあ、単なる感想文なんですけどね。
HT-X8500に至ったサウンドバー選びの記事はこちらです。

★テレビ内蔵スピーカーの向こう側~サウンドバーの導入を考える
やっはろー(^^) 「そのうちサウンドバーなんか買っちゃったりして(笑)」なんてジョークを言っていた舌の根も乾かぬうちに…… (笑)……。 そんなことを言っていた記事はこれ。 ◎サウンドバーとは? 「mono-lude...

◎総論

「最初からクライマックスだぜ」みたいなノリで、はじめに結論を書いておきましょう。

もはやSONY BRAVIA KJ-65X9500Hの内蔵スピーカーに用はない!
デス。
少なくとも我が家の環境と私と同居人の耳的にはそういう結論が出ております。
汎用的な結論ではないかもしれません。しかしサウンドバーと呼ばれるジャンルのスピーカーが隆盛を極めている(極めているのか?)状況こそが答ではないかと考えますがいかがでしょうか。

では、以下各論など。

○音質

これも結論が出ております。
「過度な期待はしないでください」
です。
とはいえ結論で述べたように「BRAVIA KJ-65X9500Hの内蔵スピーカーよりは断然いい」というのも確かです。
TV自体が薄型になり、ベゼル(額縁部分)の面積がどんどん少なくなっていったことで、TVの内蔵スピーカーに(広義での)音質を求めるのはだんだん難しくなっていきました。
だってスピーカーが前を向いていないのですから。
最近の高級モデルには目にはみえないkど、前面、すなわちディスプレイ(の向こう側)から音が出るタイプが出ていますので、将来的にはサウンドバーという「必要悪」も消え去る運命になるのかもしれませんが、少なくともしばらくの間は積極的にお世話になってもいいのではないかと思います。

さてその音質ですが、TV内蔵スピーカーのどこが不満なのかといいますと、それは大きく分けて3つあります。
「クリアネス」
「定位」
「立体感」
自分で書いていてナンですが、実にあやふやというか観念的ですね。特に3番めの「立体感」とか「何いってんの?」みたいに思われる方も多いでしょう。
だがしかし、このまま進めます。^^;

BRAVIA KJ-65X9500Hのスピーカーはいわゆる2ウェイです。
よくわからない人はウェイ系が二人いると考えてください。
嘘です。
この場合は「ウェイ」とはあらっぽく言うとスピーカーの数です。
ただし全体の総数ではなく、片側それぞれ、という意味です。
多くのTVはステレオ方式をとっています。右側のスピーカーと左側のスピーカーは独立した音を出すので、2チャンネル方式とも呼びます。2ch.とか記載される場合もありますが、まあ最初に書いたとおりステレオってことです。
「2チャンネル」方式における「2ウェイ」は、すなわち右側にも左側にもスピーカーが2つずつついているということです。
まったく同じスピーカーが2つの場合は2ウェイとは呼ばず2スピーカーと言います。まあ、そういうのはほとんどありません。音質的な意味がほとんどないからです。
2ウェイというのは2つのスピーカーが担当する音域が違うという意味です。
BRAVIA KJ-65X9500Hを例にとると、側面上部、左右とも外向きにに中高音を担当するスピーカーが埋め込まれており、低音を担当するスピーカーが下部に、下向きに設置されています。
普及タイプのテレビでは左右とも一つのスピーカーで高音中音低音すべてを賄っています(フルレンジスピーカーという)。主にコストの問題ですね。
でもある程度のクラスになるとコストをかけてでも担当する音域を分け、よりよい音を出そうとしているわけなのです。
誤解のないように付け加えておきますと、「必ずしもフルレンジスピーカーより2ウェイや3ウェイの方が音がいい」というわけではないのです。
例えば、我が家のオーディオ用のスピーカーはフルレンジ一発の構成ですが、そんじょそこらの3ウェイスピーカーには負けません。

話が逸れましたが、狭額縁テレビなどの場合である程度音質に拘るとなるとフルレンジを採用しにくい事情があります。
先にも記述しましたが、狭額縁やデザインにこだわるモデルの場合、前向きのスピーカーが作れません。
普及タイプの場合は左右と上の縁は狭くしつつ、下部は縁を広く取り、そこに前面をむいた細めのスピーカーを内蔵するなどしてフルレンジでもある程度の音質を確保できたりしているのです。

翻って下向きスピーカーがなぜ音質の確保に向かないかという話をしましょう。
実は下向きであっても問題ない場合もあります。低音であれば音域にもよりますがさほどもんだいはありません。
でも、中高域はそうもいきません。なぜならそれらの高は直進性が高いからです。つまり下向きに音を出すと視聴している人の耳にきれいに届かないのです。
そこでBRAVIA KJ-65X9500Hの場合は2ウェイにして、中高音担当のスピーカーを横向きに設置しました。本当は前向きに設置しないところですが、狭額縁ですからね。苦肉の策です。
「後ろ向きや上向きよりはマシ」という考え方ですね。
横向きの場合は後ろ向きや上向きよりも家の壁や家具などに反射して視聴している人の耳に届きやすいから、という理由もあるでしょう。

あとは……味付けです。
横向きであっても、前から聞いていて違和感がないような音作りなどが考えられていると思われます。特にSONYは音響メーカーでもありますから、そのあたりは工夫されていると思います。
工夫しているからこそ、カタログなどには「音がいい」的な宣伝文句が踊っているのでしょう。
「○○モード」みたいにいろんな味付けを用意していることからも力を入れているというポーズが伺えます。

ただし。
これは私見ですが、○○モードなどのいろんな味付けが用意されているのは「これでオッケー」という決め手に欠けているという裏返しだと思います。
とはいえ、どのメーカーもそういうモードを用意しているので、用意していないと低スペックだと思われるから、という大人の事情もあると思います。
何が言いたいのかといいますと、テレビの音声モードは基本的に「スタンダード」が一番いいということです。少なくともメーカーがそのテレビ用に用意したベストであることは間違いないと思います。
私がサウンドの監修者だとすると、スタンダード以外の、例えば「ダイナミック」とか「ゲームモード」とかのモードは本当は設定したくないと思います。
それでも人により好みはあるでしょうから、用意するならイコライザーだって主張するでしょう。
でも、マーケティング担当からはそんなのはマニアックだといって却下されるのです。
「普通の人は『ダイナミック』とか『ゲーム』とかいうセットものじゃないとわからないのだよ」みたいな感じ?
あ、ちなみにBRAVIAのX9500Hシリーズには簡単なイコライザーモードはマニアなエンジニアさんがちゃんと用意してくれています。興味がある人はそっちをいじってみてください。

色々と書いてきましたが、ここで初心?にもどりましょう。

「クリアネス」
「定位」
「立体感」

でしたね。
SONYはスピーカーを2ウェイにして頑張ってくれました。
でも、上の3つについて私にはとてもではありませんが納得いくものではありませんでした。
クリアネスですが、なんというか「そもそも澄んだ音がしない」のです。雑音が入っているかそういうのではなく、基本的に音にヴェールが何重にもかかっているような感じです。

定位についても「ステレオなんだな」ということはわかりますが、まあソレだけです。全体に左右の広がりが狭く、広いホールの映像なのに四畳半の部屋にいるような気がします。そして全体に真ん中付近に寄っているような感じです。
これは目を閉じて集中するとより鮮明に(いや、あやふやに、か^^;)なります。
テレビは目で見て耳で聞くので、脳内補完によってあまり違和感がなくなりますが、それを言うとモノラルでもあまり違和感がないので。

さて、実は私がもっとも耐えられなかったのが「立体感」の欠如です。
それぞれの音がきちんと独立して聞こえないのです。ベチャッと平面的に混ざり合ってしまい、「一つの音」に融合しているような感じです。
具体的に言うと、アニメなどでBGMとエフェクト音とセリフが重なっている場合、セリフがエフェクトに埋もれてしまい、何を言っているのかわからなくなる、という感じです。
この場合、ボリュームを上げても人の声がきこえやすくなるわけではなく、ごちゃっとした音がうるさくなるだけなのです。

ちなみにプリセットされている音声モードはすべて試しました。
単純に声を聞きやすくするなら「ボイス」モードにすればいいのですが、これを選ぶと高音と低音がバッサリとカットされて実に音域の狭い、つまらない音になってしまいます。左右の音の広がりもスポイルされます。
バラエティとかニュース番組を見るくらいならいいかもしれませんが、つまりはその程度のモードです。

私はこの煮すぎた寄せ鍋のような音に耐えらなかったので期待していた内蔵スピーカーには早々に見切りをつけました。
もともとテレビのスピーカーの音には絶望していましたので、HDMIから音声信号を取り出してAVアンプ側で音をブーストして、オーディオ用のパッシブスピーカーで鳴らしていましたので、それはもう、なんというか比べるほうが間違っているというか……。
でも以前のような音の為だけに消費電力がハンパじゃないAVアンプを使いたくないというのが正直な気持ちです。
あと、ボリューム操作の為に別リモコンとか「かんべん島倉千代子」ですね。
そこでサウンドバー、ということになりました。

さて。
ようやくSONYのHT-X8500の音の話にたどり着きました。^^;

まずは「クリアネス」「定位」「立体感」について。

当たり前かもしれませんが、どれも改善されます。
とくに一番のキモだった「立体感」は我慢できるレベルになりました。
そう、「うわ、なにこれ、めっちゃ音いいやん!」という程ではないのです。
もちろんTV内蔵スピーカーに比べると月とスッポンですが「いい音だな」と思えるほどではないということです。
まあ、その辺は比較対象がそれまでの音、つまりオーディオレベルだった以前の方が特殊だということなのです。
端的に言うと「テレビの音としては十分妥協できるレベル」という表現になります。
別な言い方をするなら「過度な期待はしないでください」ですね。

敢えて項目的な不満点を指摘するならば「クリアネス」項目に不満があります。なんというか、「音の粒立ち」が鈍いのです。オーディオレベルには程遠いレベルです。
この辺はそもそも3万円程度のスピーカーにどこまで求めるのか、という話になってしまうので、要求水準は人それぞれということで一つ。

現時点ではっきり言えるのは私自身はSONY HT-X8500を気に入っている、ということです。
重要なのは比較対象はオーディオレベルのスピーカーから出る音ではなく、テレビ内蔵スピーカーの音ということを忘れてはならないのです(私がな!)。

○Bluetooth接続

もともとサウンドバーで音楽を聞こうとは思っていませんでしたがAAC対応ということでしたので、興味本位で試してみました。
結論から言いますと……「人による」でしょうかね、やっぱり。
私的には二度と試すことはないと思います。
ミュージックモードとか色々試しましたけど、所詮は姑息なモードです。もともとがダメ(言っちゃったよ^^;)なんですから味付けをいじっても大して変わるものではないということです。

ただしオーディオレベルのサウンドシステムを別途持っていない人で、音楽も普段はスマートフォン(とイヤホン)でしか聞いていない人にとっては十分に存在意義のあるものだと思います。

○操作性

HT-X8500本体の設定は付属の専用リモコンで行います。
残念ながら設定画面がTVにオーバーレイされるなんてこともなく、パイロットランプで判断するしかありません。
操作性という点では褒められたものではありませんが、ほとんどのサウンドバーは「そういうもの」なので、HT-X8500の弱点とはならないでしょう。
そういうものなんです。^^;

いったんセッティングが決まれば、HT-X8500側を頻繁に変更する必要はありません。
つまり初期設定がややめんどくさいだけで、運用上困ることはまずないでしょう。
HT-X8500本体の電源はテレビの電源と連動しますし、ボリュームもテレビ側でコントロールできます。
設定したモードなどはHT-X8500の中央上部に6つほどあるLEDランプの点灯状態で確認できます。そのLEDランプはリモコンでオン・オフの切り替えが可能です。視界に常時はいるものなので鬱陶しいですし、普段はオフにしておいて動作確認をしたい時だけ、リモコンを使ってオンにすればいいかと思われます。
万が一オフに出来ない仕様だったら、私は黒いテープでマスクしていたとおもいます。

○現在運用中のモードについて

参考になるかどうかはわかりませんが、例として我が家のセッティングをご紹介します。

まず、TV側の音声モードは全ソースとも「ドルビーオーディオ」で固定しました(KJ-65X9500Hはソース事にモードが保存できる)。
「サウンドはスタンダードを推奨していたんじゃないの?」とごもっともな突っ込みをされる方もいらっしゃるかもしれませんが、色々試した結果ドルビーオーディオが相対的にもっともリッチに聞こえると判断しました。立体感がやや上がりますし上下左右の音場の広がりがかなり変わります(個人の感想です)。
「スタンダード」も内蔵スピーカー用の一種の味付けです。
内蔵スピーカーを使わないのですから、味付け系モードではなくニュートラルなものに越したことはありません。BRAVIA KJ-65X9500Hの場合はドルビーオーディオがその「ニュートラル」なサウンドソースとしてもっとも良質だったということだと思います。

さて、ソースはニュートラルで決定。
この先はHT-X8500の音になります。
で、そっちは基本的に「ミュージック」で固定。ソースによっては「オートサラウンド」にしています。
当初は「オートサラウンド」をデフォルトにしていたのですが、ソースによってサラウンド機能が働きすぎる(聞いていて不自然な音場になり、音の分離がスポイルされる)事が度々あって、「ミュージック」にデフォルトを変更したような経緯があります。
ソースがDolby系の場合は「オートサラウンド」を使ってみることもありますが、どうやら私は「サラウンド」は合わないようです。^^;

あとは低音処理です。
HT-X8500の低音ブーストは「0」が標準で、「+1」と「ー1」があります。
設置環境や設置方法にも依るのでしょうが、我が家の環境ではHT-X8500のデフォルト(つまり「0」)でもブーミーな感じで、+1はありえない感じ。
結局「-1」で落ち着いています。
もう少し引き締まった低音が出ればな、と思うのでインシュレーターなどを変えたりして試してみる予定です。あとはエージングに依る変化にも多少なりとも期待する、というかんじでしょうか。


別途サブウーファーを導入するという手もありますが、それはなんというか「負けた」きがしないでもありません。^^;
まあ、テレビの音声にオーディオレベルを求めるのであれば、素直に以前のシステムを使えばいいだけです。でも今回のTV買換コンセプトは「シンプル」「イージー」「省電力」なので、もうそういうのはいいかな、と思っておりますが……。

◎HT-X8500の感想まとめ

・テレビの内蔵スピーカーとは次元が違う。間違いなく音質は改善される
・基本的に常に視界に入るものなので存在を主張しないシンプルなデザインが◎ ランプをオフにできるのも○
・モード確認はランプだけなので、マニュアル必須。頻繁にモード変更をするような使い方をするとストレスでハゲる可能性あり
・ATOMOS含めサラウンド感はビミョウ。むしろ聞きづらくなる
・赤外線信号パススルーやBluetooth接続など、地味だが助かる機能含め多機能といえる
・設定が落ち着いたらその後はTVのリモコンだけで電源もボリュームも操作できるので運用は楽

箇条書きにするとこんな感じ。
満足度という切り口で語ると、音質向上(聞きやすくなる)という目的に関しては一定の満足感はあるものの、単純に4万円クラスのスピーカーだと思うと100点はあげられないかな、という感じ。60点かな。

○これからサウンドバーを導入しようと考えている人にHT-X8500はオススメか?

「サウンドバーは別にATOMOS対応でなくてもいい」というのが私の現時点での結論なので、そうなるとHT-X8500はちょっとお値段的におすすめしにくいかな、というのが結論です。

ATOMOS対応だー、みたいなスケベ心は出さずに、普通の外部スピーカーとして音質のいい(満足できる、と言い換えてもいいでしょう)サウンドバー選びをしたほうがいいと思います。
私は視聴など一切せずに購入したので比較できませんでしたが、可能であれば聴き比べた上で、予算と音質のバランスに満足できるモデルを選ぶことをおすすめします。

視聴できる環境がない人で、一回買ったらこの先5年以上は使うという人で、予算が許すというのであればHT-X8500はおすすめできると思います。

★補足
肝心?のDolby ATOMOSについては単独記事として後日掲載させていただきまする。


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